2025/07/28

日東駒専を徹底比較!偏差値・キャンパス・就職から見る4大学の魅力と特徴​

​​関東の大学への進学を目指す受験生に人気の大学グループ「日東駒専」。日本大学、東洋大学、駒澤大学、専修大学の4校は、早慶上智やGMARCHに次ぐ位置づけながらも、近年は難易度が上昇し、人気学部ではGMARCHレベルに迫る偏差値を誇ります。それぞれの大学で学部構成や立地条件、就職実績など多くの独自の特色があるのも特徴です。この記事では、日東駒専の各大学を偏差値、キャンパス環境、就職状況の観点から徹底比較します。
​​

目次

日東駒専とは?有名私立大学グループの特徴

日東駒専の呼び名の由来と歴史

「日東駒専」(にっとうこません)という名称は、「日本大学」「東洋大学」「駒澤大学」「専修大学」の頭文字を取って作られた略称です。この呼び名が広く認知されるようになったのは1980年代後半から1990年代​​にかけてで、受験雑誌や予備校などで大学のグループ分けが行われるようになったことがきっかけです。

これらの大学は偏差値が近い、学部構成が似ている、知名度や就職実績が似たレベルであるなどの共通点があり、受験生にとっての選択肢として同じカテゴリーに分類されるようになりました。現在では、進学指導の現場や受験生の間で広く使われる用語となっています。

日東駒専を構成する4つの大学とその特色

日東駒専を構成する4大学は、それぞれに長い歴史と独自の特色を持っています。

日本大学​​:1889年創立​​の日本最大規模の私立大学です。16学部87学科​​を擁し、全国に複数のキャンパスを展開しています。文系・理系の幅広い学問分野をカバーし、特に法学部、芸術学部​​、文理学部、商学部、理工学部が人気です。世間一般では「日大」の愛称で親しまれ、卒業生同士のネットワークの広さも特徴です。

東洋大学:1887年に哲学者・井上円了によって創立​​された大学です。文学部や経済学部など14学部49学科​​を有し、近年は国際化に力を入れています。志望する学部が白山キャンパス(東京都文京区)を中心に、赤羽台キャンパス、川越キャンパス、朝霞キャンパス​​のどのキャンパスかは事前に確認が必要です。哲学教育の伝統を持ち、社会科学系や国際系の学部が充実しています。夜間学部(第2部)の充実にも力を入れており、社会人学生や働きながら学びたい学生に対応した教育環境を提供しています。

駒澤大学:1592年創設の曹洞宗の教育機関を源流とする仏教系大学​​です。​​7学部17学科を設置し、駒澤キャンパス(東京都世田谷区)を中心に教育を展開しています​​。禅の精神に基づいた教育が特徴で、文学部や経済学部、法学部、グローバル・メディア・スタディーズ学部などが人気です。また、他大学には珍しい仏教学部があります。特に仏教学科は曹洞宗派では日本で唯一の学科となっています。

​​専修大学:1880年創立の日本で最も古い経済・法律系の私立大学​​の一つです。経済学部や法学部など8学部20学科を有し、神田キャンパス(東京都千代田区)と生田キャンパス(神奈川県川崎市)​​を中心に展開しています。実学教育を重視した教育が行われており、特に社会学系学部が人気です。

日東駒専が受験生に人気の理由

安定した就職実績

​​日東駒専の4大学は、いずれも長い歴史を持ち、卒業生の社会的評価が確立されています。大手企業への就職実績も安定しており、特に日本大学は、卒業生が企業の役員として在籍している人数が多く​​、就職活動において卒業生ネットワークの存在が大きな強みの一つです。東洋大学、駒澤大学、専修大学も、それぞれ特定の業界や分野で高い評価を受けています。公務員試験の合格者も多く、将来のキャリアに対する安心感も人気の理由です。

キャンパスから都心へのアクセス

駒澤大学の駒澤キャンパスや専修大学の神田キャンパス、東洋大学の白山キャンパスなど、都心や都心近郊に立地するキャンパスが多いのも魅力です。通学の利便性が高く、学生生活も充実させやすい環境にあります。
ただし、日本大学は学部によって、首都圏だけでなく全国各地にキャンパスが分散しており、例えば国際関係学部は静岡県三島市、工学部は福島県郡山市など、キャンパスの立地には大きな差があることに注意が必要です。志望学部のキャンパス所在地は事前に確認しておきましょう。

豊富な学部・学科構成で多様な学びを提供

4大学ともに総合大学として多様な学部・学科を擁しており、様々な学問分野から自分の興味や適性に合った選択ができます。特に日本大学は16学部と国内最大級の学部数を誇り、医・歯・薬・法・経済・芸術など、ほぼすべての学問領域をカバーしています。

入試難易度のバランスが良い

日東駒専は、GMARCHと呼ばれる大学群(学習院・明治・青山学院・立教・中央・法政)に次ぐ、いわゆる中堅大学に位置しています。押さえ校として、あるいはチャレンジ校として多くの受験生を集めています。

​​偏差値から見る日東駒専と主要大学群の難易度比較

日東駒専の偏差値帯と大学群内での位置づけ

日東駒専4大学の偏差値は、概ね42〜59の範囲に分布しています。学部ごとに日東駒専内での位置づけが異なるケースもあり、志望学部・学科ごとに比較することが重要です。

各大学の一般的な偏差値帯は以下の通りです。

​​※偏差値参照:河合塾 Kei-Net 大学検索システム

日本大学

  • 一般選抜での偏差値は35.0~65.0​
  • ​​医学部は65.0と突出して高い
  • ​​生物資源科学部獣医学科も62.5を超える
  • 法学部、文理学部、商学部、理工学部などの主要学部は40.0~55.0程度​

東洋大学​

  • 一般選抜での偏差値は42.5~57.5​​
  • ​​​​近年、一般選抜での倍率が高く難易度も上がっている
  • ​​経済学部、経営学部、社会学部、国際学部などは47.5〜55.0程度
  • ​​文系学部と理系学部がある​​

駒澤大学

  • 一般選抜での偏差値は40.0~57.5​
  • ​​文学部、経済学部、法学部、グローバル・メディア・スタディーズ学部は45.0〜57.5程度
  • 仏教学部は40.0~42.5程度と、他学部と比べて難易度が低い
  • ​​医療系学部の医療健康科学部診療放射線技術科学科がある​

専修大学

  • ​​一般選抜での偏差値は45.0~55.0​
  • 経済学部、法学部、経営学部、文学部、人間科学部などは45.0〜55.0程度
  • ​​ネットワーク情報学部は理系の側面もあるが、主に文系学部で構成される​

日東駒専とGMARCH・成成明学獨國武・大東亜帝国の比較

日東駒専は、MARCHや成成明学獨國武に次ぐグループとして位置づけられています。日本大学の医学部や生物資源科学部獣医学科は他の学部と比べて突出して高いため、大学群で比較する場合には除外するのが一般的です。日東駒専の中では、近年は東洋大学が社会的ニーズに合った教育を展開していることなどから人気を集めています。

首都圏私立大学の主要グループと偏差値帯を比較すると、おおよそ以下のような序列になります。

早慶上理    (早稲田、慶應義塾、上智、東京理科)     :65.0〜75.0​

​​GMARCH    (学習院、明治、青山学院、立教、中央、法政) :55.0〜65.0​

​​成成明学獨國武 (成蹊、成城、明治学院、獨協、國學院、武蔵) :50.0〜60.0​

​​日東駒専    (日本、東洋、駒澤、専修)          :42.0〜59.0​

​​大東亜帝国​​   (大東文化、東海、亜細亜、帝京、国士館)   :35.0〜50.0

※偏差値参照:河合塾 Kei-Net 大学検索システム​

日東駒専の各大学紹介

大学別|基本情報の紹介

​​日本大学

学部構成 16学部87学科
学生数 約66,000人
学部(所在地) ・三崎町(水道橋)キャンパス
 法学部
​​ 経済学部​​
・桜上水キャンパス
 文理学部
・砧キャンパス​
 商学部
・三軒茶屋キャンパス
​​ 危機管理学部
 スポーツ科学部
・駿河台キャンパス
​​ 理工学部​
 歯学部​
・江古田キャンパス
​​ 芸術学部​
・三島キャンパス
 国際関係学部​
 短期大学部
・船橋キャンパス
 理工学部
​​ 薬学部
​​ 短期大学部(一部)
​​・津田沼キャンパス
​​ 生産工学部​
・郡山キャンパス
​ 工学部
​​・板橋キャンパス
​​ 医学部​
・松戸キャンパス
​​ 松戸歯学部​
​​・藤沢キャンパス
 ​​生物資源科学部
​​・実籾キャンパス
​​ 生産工学部​
​​偏差値 35.0~65.0(学部間の差が大きい)​
​​特徴 日本最大の総合大学で、ほぼすべての学問分野をカバーしています。日本一の卒業生ネットワークを有しており、各業界に人脈があるのも利点です。一方、2024年度における志願者数が前年度から2万人減少したことも報じられています​​。ただし、2025年度は9万人台まで回復しました​​。キャンパスは東京都区外にも広く展開しており、福島県郡山市の工学部や神奈川県藤沢市の生物資源科学部など、学部によって所在地が異なります。

​​東洋大学

学部構成 ​​14学部49学科
学生数 ​​約28,000人
学部(所在地) ・白山キャンパス
​​ 文学部
 経済学部​
​​ 経営学部
 法学部
 社会学部​
​​ 国際学部
 ​​国際観光学部
・赤羽台キャンパス
​​ 情報連携学部​
 福祉社会デザイン学部​
 健康スポーツ科学部
​​・川越キャンパス
​​ 理工学部
 総合情報学部​
・朝霞キャンパス
​​ 生命科学部
 食環境科学部
​​偏差値 42.5~57.5​​
​​特徴 伝統ある哲学教育に加え、近年では国際化や情報技術教育に力を入れています。時代のニーズに合った学部編成が、多くの志願者を集める受験生に人気です。都心に位置している白山キャンパスに加え、川越キャンパスや朝霞キャンパスなどは都心から離れた落ち着いた環境で学習できるキャンパスです。

​​​​駒澤大学

学部構成 7学部17学科
学生数 約14,000人​
学部(所在地) ​​・​​駒沢キャンパス(全学部)
​​ 仏教学部
 文学部
​​ 経済学部​​
​​ 法学部​
​​ 経営学部​
​​ 医療健康科学部
 グローバル・メディア・スタディーズ学部
​​偏差値 ​​40.0~57.5​
​​特徴 禅の精神に基づいた教育を行う仏教系大学です。世田谷区に位置する単一キャンパスで学べます。文学部国文学科、心理学科や、2006年(平成18年)に開設されたグローバル・メディア・スタディーズ学部が人気です。医療健康科学部診療放射線技術科学科を卒業すると、診療放射線技師の国家試験の受験資格が得られます。駒澤大学の診療放射線技師の新卒合格率は2025年度で96.1%と、全国平均(92.2%)を上回っています​​。

​​専修大学

学部構成 8学部20学科
学生数 約17,000人​
学部(所在地) ​​
・​​神田キャンパス​
 法学部
 商学部​
 国際コミュニケーション学部
​​・生田キャンパス
 経済学部​
​​ 経営学部
 文学部​
​​ ネットワーク情報学部
 人間科学部​​
​​偏差値 ​​45.0~55.0​​
​​特徴 実学教育を重視し、経済学部、法学部、経営学部、人間科学部が人気です。都心に位置する神田キャンパスに加え、生田キャンパスでは都心から離れた落ち着いた環境で学習できます。公務員試験の合格実績が高く、2021年から3年間で国家公務員総合職に46名、国家公務員一般職に205名の合格者を輩出しています。

各大学の学びの特徴

日本大学:「自主創造」で自らの未来を切り拓く

「自主創造」を教育理念とする日本大学では、「自ら学び、考え、道をひらく」能力を育成します。16学部87学科という国内有数の規模を誇る総合大学として、広範な学問領域から自分の興味・関心に合わせた学びを選択できます。

全学共通教育

  • 自主創造の基礎:教育理念「自主創造」を体現するための基礎を学ぶ全学共通科目
  • 日本を考える:他学部の学生との議論を通じて日本の歴史・文化・社会を多角的に考察する科目

学生参加型の教育改革

  • 学生FD CHAmmiT:学生・教員・職員が一堂に会して教育について意見交換し、学生からの提案を「学部への提案書」としてまとめ、教育改革に直接反映させる取り組み
  • ​​自主創造プロジェクト:学生が発案した正課外の活動を支援するプログラム。他学部の学生との交流を持ちながら、文化の進展を図るプロジェクトや持続可能な開発目標(SDGs)に取り組むプロジェクトなどを実施

社会連携と実践的学び

  • 産官学連携知財センター(NUBIC):企業や行政機関と連携し、地域社会のニーズに応えて研究成果を社会に還元する取り組み
  • ​​理工学部「未来博士工房」:学生の主体性を引き出し、活発な研究活動を促進する施設
  • 理事長・学長セレクト講座:社会の第一線で活躍する著名人による講演を通じて視野を広げる機会

学生支援体制

  • 障がい学生支援:「障がい学生支援ガイドライン」に基づく合理的配慮の提供
  • ​​キャリア支援:各学部の特色を踏まえたキャリア教育とインターンシップの実施
  • 奨学金制度:独自の奨学金や授業料減免制度の充実

東洋大学:哲学を基礎に、独立自活の精神を育む

東洋大学は、創立者・井上円了の理念に基づき「諸学の基礎は哲学にあり」「独立自活」「知徳兼全」を建学の精神としています。この精神から発展した「自分の哲学を持つ」「本質に迫って深く考える」「主体的に社会の課題に取り組む」という教育理念のもと、深い思考力と社会に貢献する主体性を育成しています。

教育体制

  • 14学部49学科を5つのキャンパス(白山、赤羽台、川越、朝霞、大手町サテライト)で展開​
  • 「TOYO GRAND DESIGN 2025-2029」に基づき、SDGs達成への貢献に注力​

​​社会人学生への対応

  • 多くの学部で第2部(夜間部)またはイブニングコースを提供
  • 「独立自活」支援推薦入試の実施
  • 学生寮の整備や低額な学費設定など、多様な学生へのきめ細かな支援

特色ある教育プログラム

  • 情報連携学部:分野横断的なイノベーション創出のためのカリキュラム
  • ​​IoT化された「スマートキャンパス」で実践的な学びを提供
  • 学生の「連携力」養成に注力​

学習支援体制

  • 各キャンパスにラーニングサポートセンターを設置​
  • 「ロジカルライティング講座」「英語ベーシックチャレンジ」など多様な講座を提供​
  • 大学院生による学習支援アドバイザー制度
  • ​​オンラインによる学習相談にも対応​

​​社会貢献活動

  • 小・中・高等学校向けプログラムの実施
  • 全国講師派遣事業による生涯教育の推進
  • ​​地域活性化活動支援事業の展開

グローバル教育

  • 海外インターンシッププログラムなどの実践的教育​
  • 語学能力向上のための全学的な科目提供
  • 「塩川正十郎奨学金」「東洋トップグローバル奨学金」などの国際化推進奨学金制度
  • 英語トラックコースの開設

駒澤大学:禅の精神を基礎とした人格形成と社会への貢献

駒澤大学は「仏教」の教えと「禅」の精神を建学の理念とし、「広く知識を授けるとともに、深く専門の学芸を教授研究し、仏教による人間教育を基礎として人格を陶冶すること」を目的としています。長期ビジョン『駒澤2030』では、「繋がりを大切にし、ともに社会変化を乗り越えるために、自己研鑽し続ける人材」の育成を「自他協創」という理念で表現しています。

特色ある教育プログラム

  • 駒澤人育成基礎プログラム:初年次教育、実用英語教育、キャリア教育、ICT教育、日本語リテラシー教育の5分野で構成された全学共通科目を提供
  • 「新入生セミナー」:すべての学部の1年次前期に開講され、大学での学びの基礎を身につけるための初年次教育科目
  • ​​学生FDスタッフ:学生の意見を積極的に採り入れ、「学生が選ぶベスト・ティーチング賞」や学長との意見交換会などの活動を実施​

学習支援体制

  • ライブラリー・アドバイザー制度:博士後期課程の大学院生、名誉教授及び退職した専任教職員が図書館学習支援員として学生のレポート作成や論文作成の相談に対応
  • アクティブ・ラーニングの推進:教務部前ロビーや図書館のグループ学修室などにアクティブ・ラーニングスペースを確保し、学生の主体的な学習を促進

​​地域社会との連携

  • こども大学: 地域の小学生の夏休み自由研究を文科系サークルが支援する取り組み
  • スポーツフェスティバル:体育会所属の学生アスリートが地域の子どもたちにスポーツの実演・指導を行うプログラム​
  • 世田谷プラットフォーム:世田谷区内の産業、自治体及び6つの大学が参画する地域連携の取り組みに参加し、公開講座や地域振興イベントを実施​

国際交流と言語教育

  • 外国語教育の充実:英語を中心とした語学教育の推進と、留学生との交流プログラム
  • ​​国際化プロジェクト:学生・留学生と協働して地域の魅力を英語で発信する取り組み

キャリア支援と進路指導​

  • キャリア教育の充実:「キャリアデザイン」などの科目を通じた体系的なキャリア教育
  • ​​就職支援プログラム:インターンシップ、就職ガイダンス、業界研究講座など多彩な就職支援活動​

専修大学:「社会知性の開発」で社会に貢献する人材を育成

「社会に対する報恩奉仕」を建学の精神・理念とし、「社会知性(Socio-Intelligence)の開発」を21世紀ビジョンに掲げています。社会現象に対する自由な研究を基礎とし、批判的精神と人間の価値を尊重する良心を備えた人材の育成に取り組んでいます。

​​教育課程の特徴

  • 3層構造の学習成果体系:21世紀ビジョン「社会知性の開発」を頂点(第1階層)に、「知識・理解」「関心・意欲・態度」「技能・表現」「思考・判断」の4領域と、それに基づく具体的能力を設定
  • 初年次教育・高大接続:「転換・導入科目」を設け、「専修大学入門ゼミナール」では全学部共通テキスト『新・知のツールボックス』を活用
  • アクティブラーニングの推進:「どこでもアクティブラーニング」をテーマとした教育環境の整備

​​特色ある研究・教育活動

  • 社会知性開発研究センター:専門的・学際的な研究プロジェクトを通して大学の理念に即した知の発信を行い、社会の発展に寄与​
  • ​​キャリア教育:「キャリア形成支援」「就職支援」「資格・採用試験支援」の3つからなる「トリプル・サポートシステム」を整備
  • 社会連携活動:学外組織との連携を積極的に推進(例:神奈川県川崎市との「KSパートナーシップ・プログラム」)

学生支援体制

  • 修学支援:クラス担任制やオフィスアワーの設置、成績不振者への個別対応
  • 経済的支援:独自の奨学金制度や学内ワークスタディ制度の実施
  • 生活支援:学生相談室によるカウンセリングや「ラーニング・カフェ」の開催
  • ​​障がい学生支援:「障がい学生支援室」を設置し、組織的な支援体制を整備​

国際社会への貢献

  • ​​グローバル教育:「国際交流センター」による留学生支援や国際交流の促進
  • 海外プロジェクト:「日本・ラオスプロジェクト事業」における「複式簿記普及事業推進研究拠点」の設置など、国際社会と連携した社会貢献活動​

学習環境

  • 神田・生田の2キャンパス:都市型と郊外型の特性を活かした教育環境
  • 情報科学センター:ICT環境の整備やオンライン教育支援​
  • 図書館:十分な学術情報資料と座席を備え、司書資格を有する職員を配置​

日東駒専の入試情報

大学別|入試方式の紹介

日本大学

一般選抜:​​各学部共通問題を使用し、学部横断的に受験可能なN方式が一般選抜のメイン方式となっており、学部ごとに作題された試験により選抜が行われるA方式、共通テスト利用型選抜のC方式があります。また、A方式において、英語の外部検定資格を利用できる学部もあります。方式ごとに募集学部がないものもあり、2025年度入試において募集学部がないのは、A方式では芸術学部と医学部、C方式では芸術学部と危機管理学部、スポーツ科学部、医学部、生物資源科学部となっています。

​​学校推薦型選抜:​​指定された高校からの推薦を受け入れる指定校制と、所定の要件を満たした高校の推薦を受けた生徒が受験できる公募制とがあります。学部によって指定校制と公募制のどちらか、あるいは両方で募集があるかが異なります。指定校制の競争率は1.0倍程度ですが、公募制で最も競争率が高いのは医学部の地域枠選抜で7.0倍、また芸術学部放送学科の公募制推薦も7.0倍になっています。

​​総合型選抜:​​これまでの活動実績などが重視される選抜です。英語の外部検定資格を利用できる学部もあります。2024年度入試において、芸術学部では251名、スポーツ科学部では68名と多くの募集人数が設定されています。

その他の選抜方式:​​付属推薦制度は、日本大学附属校に在籍する受験生が利用できる選抜制度です。3つの制度に分かれており、高校1、2、3年次に実施される日本大学基礎学力到達度テストの成績による基礎学力選抜、高校3年間の成績と面接と実技による付属特別選抜、基礎学力選抜と同様の選抜方式ですが、国公立大学のみ併願できる国公立併願方式があります。

​​主な学部・学科の2024年度入試の結果​​を下記の表にまとめました。

選抜方式 ​​主要学部 合格者数/受験者数​ 合格最低点/総点 ​​学部全体での合格人数
一般選抜

A方式

第1期

法学部 法律学科:440 / 990 法律学科:158.0 / 300点 ​​922名
文理学部 国文学科:160 / 315
心理学科:202 / 619
国文学科:170.4 / 300点
心理学科:187.1 / 300点
​​2,591名
​​商学部 商学科:506 / 991​
​​経営学科:249 / 650
​​商学科:222.27 / 350点​
経営学科:230.06 / 350点​
865名
理工学部 建築学科:164 / 935
海洋建築工学科:28 / 113
​​まちづくり工学科:31 / 144​
建築学科:211.0 / 300点
​​海洋建築工学科:174.3 / 300点
まちづくり工学科:173.0 / 300点
​​1,469名
​​一般選抜

​​N方式

​​第1期

​​法学部​ 法律学科:395 / 951 法律学科:162.0 / 300点 1,083名
文理学部 国文学科:83 / 216
​​心理学科:69 / 334
国文学科:158.1 / 300点
心理学科:170.1 / 300点
​​1,036名
商学部 商学科:318 / 739
経営学科:281 / 664​
商学科:155.09 / 300点​
経営学科:155.09 / 300点
​​731名
理工学部 建築学科:86 / 483
​​海洋建築工学科:23 / 132
まちづくり工学科:59 / 192​
建築学科:167.3 / 300点
海洋建築工学科:158.3 / 300点
まちづくり工学科:155.6 / 300点​​
​​1,516名
一般選抜

C方式

第1期

3教科型
​​法学部​
法律学科:410 / 674 公表なし​ ​​711名​
文理学部 ​​国文学科:140 / 235​
心理学科:102 / 365​
(社会学科は4科目)
1,438名
商学部​ 商学科:159 / 361
​​経営学科:258 / 637
516名
理工学部 建築学科:226 / 639
海洋建築工学科:32 / 70​​
まちづくり工学科:55 / 152​
​​2,263名
総合型選抜 法学部 法律学科:12 / 56 公表なし​ ​​34名​
文理学部 国文学科:12 / 33
心理学科:2024年度は募集なし
​​104名
​​商学部 商学科:33 / 83
経営学科:18 / 58
​​58名
理工学部 建築学科:8 / 12
海洋建築工学科:29 / 33​
まちづくり工学科:7 / 8​
192名

東洋大学

​​一般選抜:​​ 大学独自の学力試験を課す選抜方式です。3教科均等配点型、最高得点重視型、英語重視型など複数のパターンがあります。前期日程におけるすべての学部で英語の外部検定資格を利用できます。試験実施時期は、前期が2月上旬~中旬、後期が3月上旬頃です。

大学入学共通テスト利用入試:​​ 大学独自の試験を課さず、共通テストの結果のみで合否を判定する方式です。5科目均等配点型、4科目均等配点型、3科目均等配点型、3科目最高得点重視型など豊富なパターンがあります。前期日程におけるすべての学部で英語の外部検定資格を利用できます。出願時期は、前期が1月下旬、後期が2月中旬頃です。複数学部を併願しやすいのが特徴です。

総合型選抜・学校推薦型選抜(公募制):​​ 高校の推薦と書類審査・面接・小論文・実技等によって判断する選抜方式です。各学部によって選考方法が異なります。

その他の選抜方式:​​指定校推薦入試において、指定校推薦入試、附属高等学校入試、協定校推薦入試、運動部優秀選手推薦入試、外国人留学生日本語学校指定校推薦入試などが実施されています。

主な学部・学科の2025年度入試の結果​​を下記の表にまとめました。​

選抜方式 ​​主要学部 合格者数/志願者数
(受験者数は非公表)
合格最低点
​​(得点率は%で表示)
​​学部全体での合格人数
一般選抜 経済学部 経済学科:45 / 572
総合政策学科:25 / 362​​
経済学科:178.4点
国際経済学科:176.0点​
2,323名
経営学部​ 経営学科:165 / 1287
マーケティング学科:57 / 585​​
​​経営学科:174.6点​
​​マーケティング学科:177.2点
1,542名
社会学部 社会学科:83 / 704​ ​​国際社会学科:177.2点 ​​1,964名
国際学部 グローバル・イノベーション学科:31 / 203​ ​​グローバル・イノベーション学科:173.4点​ 577名​
大学入学共通テスト利用入試 経済学部 ​​経済学科:289 / 1102​
​​国際経済学科:169 / 609
経済学科:80.0%
国際経済学科:79.2%​
485名
経営学部 経営学科:282 / 1272
マーケティング学科:131 / 597​​
経営学科:80.3%
​​マーケティング学科:80.3%​
​​1,100名​
​​社会学部 社会学科:350 / 1033 社会学科:80.0%​ ​​1,022名
​​国際学部 グローバル・イノベーション学科:58 / 273 グローバル・イノベーション学科:82.8% ​​339名
学校推薦型選抜

基礎学力テスト型​

経済学部 経済学科:116 / 296
国際経済学科:84 / 281​
​​経済学科:111.7点
国際経済学科:108.3点​
​​​513名
経営学部 経営学科:151 / 1233
マーケティング学科:83 / 726
​​経営学科:117.8点
マーケティング学科:118.1点​
​​478名
社会学部 社会学科:163 / 955 ​​社会学科:116.1点 ​​557名
国際学部 グローバル・イノベーション学科:15 / 199​ グローバル・イノベーション学科:122.1点 ​​115名
総合型選抜

AO型推薦​

​​経済学部 総合政策学科:12 / 38
(2025年度は総合政策学科のみ募集)
​​公表なし 12名​
経営学部​ 2025年度は募集なし​
​​社会学部 2025年度は募集なし
​​国際学部 グローバル・イノベーション学科(1回目):14 / 23
グローバル・イノベーション学科(2回目):5 / 12​​
66名
​​総合型選抜​

自己推薦

​​経済学部 ​​経済学科:6 / 11 ​​公表なし ​​6名​
経営学部​ 2025年度は募集なし​
​​社会学部 社会学科:7 / 69​ ​​7名
​​国際学部 ​​2025年度は募集なし
​​学校推薦型選抜

総合評価型​

​​経済学部 ​​国際経済学科:16 / 19​
(2025年度は経済学科の募集なし)
​​公表なし ​​21名​
経営学部​ 経営学科:8 / 8​ 33名
​​社会学部 国際社会学科:10 / 14
(2025年度は社会学科の募集なし)
10名
​​国際学部 ​​2025年度は募集なし​​ ​​7名

駒澤大学

一般選抜:一般選抜には、全学部統一日程選抜、T方式(同一配点型)、S方式(特定科目重視型)の3つのタイプがあります。全学部統一日程選抜は2月上旬に実施され、最大3学科まで併願可能です。T方式は3科目各100点の300点満点で実施され、学部により試験日や科目が異なります。S方式は3科目のうち1科目を200点とする400点満点の試験で、得意科目を活かせる選抜方式です。全学部統一日程における医療健康科学部を除くすべての学部とS方式(特定科目重視型)におけるグローバル・メディア・スタディーズ学部のみで英語の外部検定資格を利用できます。

大学入学共通テスト利用選抜:前期日程、中期日程、後期日程の3つの日程があり、学科併願の制限がなく、複数出願しやすい選抜方式です。選択科目は得点の最も高い科目が使用され、外国語「英語」はリスニングが含まれます。

自己推薦選抜:総合評価型と特性評価型の2種類があり、総合評価型は高校時代の活動や意欲を総合的に評価し、小論文と面接・口頭試問で選考されます。特性評価型は、取得資格や高校での活動実績などを評価する方式で、書類審査と面接で選考されます。

その他の選抜方式:​​指定校推薦選抜、附属高校等推薦選抜、スポーツ推薦選抜などが実施されています。

主な学部・学科の2024年度入試の結果​​を下記の表にまとめました。

選抜方式 ​​主要学部 合格者数/受験者数​ 合格最低点
(得点率は%で表示)
​​学​​部全体での合格人数
​​一般選抜

全学部統一​

​​仏教学部 142 / 219 ​​181点 ​​142名​
文学部 国文学科:78 / 265
心理学科:48 / 334​
国文学科:234点
心理学科:243点
812名
​​経済学部 ​​経済学科:192 / 917
商学科:163 / 520​
経済学科:169.8点(偏差値)
商学科:163.2点(偏差値)
443名
法学部 ​​法学科フレックスA:187 / 653​ 法学科フレックスA:164.6点(偏差値) 337名
​​グローバル・メディア・スタディーズ学部​ ​​グローバル・メディア学科:110 / 278​​ グローバル・メディア学科:218点 110名
​​一般選抜

T方式

​​2月実施

仏教学部 117 / 202 169点 ​​117名
文学部 国文学科:188 / 406
心理学科:186 / 577
​​国文学科:185点
心理学科:229点
​​1,137名
経済学部 経済学科:445 / 1,317
商学科:500 / 1,162​​
経済学科:166.7点(偏差値)
商学科:163.0点(偏差値)
1,098名
法学部 法学科フレックスA:492 / 1029 ​​法学科フレックスA:153.6点(偏差値) 818名
グローバル・メディア・スタディーズ学部 ​​グローバル・メディア学科:155 / 343​ ​​グローバル・メディア学科:167点​ ​​155名
一般選抜​

​​S方式

​​​仏教学部 29 / 66 232点​ ​​29名
文学部 国文学科:74 / 196
心理学科:2024年度は募集なし​
​​国文学科:273点​ 170名
​​経済学部​ ​​2024年度は募集なし
法学部 ​​2024年度は募集なし
グローバル・メディア・スタディーズ学部 グローバル・メディア学科:101 / 197​ グローバル・メディア学科:261点 ​​101名​
大学入学共通テスト利用選抜

前期

仏教学部 160 / 304 50.9% 160名
文学部 ​​国文学科:172 / 447
​​心理学科:80 / 480​​
国文学科:70.8%​
心理学科:75.8%​
​​945名​
経済学部 ​​経済学科:301 / 1,166
​​商学科:185 / 512
経済学科:70.9%​
商学科:68.5%​
566名
法学部 法学科フレックスA:513 / 1,291​ ​​法学科フレックスA:68.7​ 929名
​​グローバル・メディア・スタディーズ学部​ グローバル・メディア学科:380 / 602 グローバル・メディア学科:62.4%​ 380名​
自己推薦選抜​

​​総合評価型

​​仏教学部 13 / 16 ​​公表なし​ ​​13名
文学部 ​​国文学科:7 / 13​
​​心理学科:6 / 29​
73名
経済学部 経済学科:13 / 32​
​​商学科:4 / 7​
​​19名​
​​法学部 法学科フレックスA:31 / 52 ​​60名
​​グローバル・メディア・スタディーズ学部 グローバル・メディア学科:21 / 27​ ​​21名​
​​自己推薦選抜

特性評価型

仏教学部 38 / 43 公表なし ​​38名
文学部 国文学科:2024年度は募集なし
心理学科:2024年度は募集なし
​​2名
​​経済学部 ​​経済学科:7 / 12
​​商学科:12 / 25​
​​19名​
法学部 法学科フレックスA:2024年度は募集なし
​​グローバル・メディア・​​スタディーズ学部​ グローバル・メディア学科:30 / 35 30名

専修大学

一般選抜:​​大学独自の学力試験で合否を判定する選抜方式です。3つの方式があり、スカラシップ入学試験/全国入学試験(2月上旬)、前期入学試験(2月上旬~中旬)、後期入学試験(3月上旬)が実施されます。

スカラシップ入学試験/全国入学試験は、前期入学試験よりも多くの全国の会場で受験できるのが特徴です。

​​前期入学試験は、「全学部入学試験」「学部個別入学試験」「スカラシップ入学試験/全学部入学試験」などの複数の方式があります。「学部個別入学試験」には、3教科同一配点(A方式)、大学入学共通テスト併用(AS方式)、選択科目重視(B方式)、英語重視(C方式)、国語重視(D方式)、英語単独(E方式)、2教科数学重視(F方式)があります。学部で方式が異なるため募集要項を確認しましょう。

スカラシップ入学試験では成績優秀者に4年間の授業料免除の特典があります。また、前期入学試験の一部の試験では、英語外部試験を利用して英語受験を免除される制度もあります。

​​大学入学共通テスト利用入学試験:大学入学共通テストの成績のみを合否判定に利用する選抜方式です。前期は全学部全学科で3科目型を実施するほか、一部の学科では4科目型も実施させます。後期は一部の学科で実施し、学科により3科目型、4科目型があります。出願時期は前期が1月下旬頃、後期が3月上旬頃までです。

公募制推薦入学試験:(2025年度経営学部と商学部でのみ実施) 高校の推薦を受けた生徒が対象で、学力試験では測れない意欲や関心、高校時代の活動を面接や小論文によって合否を判定する選抜方式です。

総合型選抜:(2025年度経済学部・国際経済学科、国際コミュニケーション学部・異文化コミュニケーション学科、ネットワーク情報学部・ネットワーク情報学科でのみ実施)

経済学部では、「英語資格型」「発想力型」「探索力型」の3方式から選択可能です。

国際コミュニケーション学部では、第1次選考の書類審査、第2次選考の面接・小論文により選抜されます。

​​ネットワーク情報学部では、第1次選考の書類審査、第2次選考の面接・記述式問題により選抜されます。

出願時期は9月~10月、試験は10月~11月です。

その他の選抜方式:​​指定校制推薦入学試験、付属高等学校推薦入学試験、スポーツ推薦入学試験などが実施されています。

主な学部・学科の2024年度入試の結果​​を下記の表にまとめました。

選抜方式 ​​主要学部 合格者数/受験者数​ ​​合格最低得点率 ​​学部全体での合格人数​
一般選抜

​​前期

学部個別入試A方式

経済学部 ​​現代経済学科:300 / 743
国際経済学科:249 / 462
現代経済学科:62.3%​
​​国際経済学科:58.7%
871名
法学部 法律学科:404 / 1,067​ 法律学科:65.3%​ 564名
経営学部 ビジネスデザイン学科:173 / 432 ビジネスデザイン学科:63.0%​ 475名
文学部 日本文学文化学科:106 / 307 日本文学文化学科:65.3%​ ​​779名
人間科学部​ 心理学科:76 / 334​ ​​心理学科:69.7% 321名​
​​一般選抜

​​全学部入学試験

経済学部 ​​現代経済学科:132 / 326​
国際経済学科:92/177
現代経済学科:54.3%​
​​国際経済学科:51.0%
​​362名
法学部​ 法律学科:92 / 177​ 法律学科:60.0%​ ​​215名
経営学部 ビジネスデザイン学科:127 / 379 ビジネスデザイン学科:54.3%​ ​​178名
​​文学部 日本文学文化学科:54 / 154 ​​日本文学文化学科:59.0%​ ​​321名​
人間科学部 心理学科:31 / 122 心理学科:62.3%​ ​​117名
大学入学共通テスト利用選抜​

前期​

経済学部 現代経済学科:400 / 1,257​
国際経済学科:270 / 582​
公表なし​ ​​823名
法学部 法律学科:365 / 1,065​ ​​569名​
経営学部 ビジネスデザイン学科:223 / 1,090 ​​523名
文学部 日本文学文化学科:174 / 564 893名
人間科学部 心理学科:67 / 362​ 267名
公募制推薦入学試験 ​​経営学部 経営学科:16 / 24
​​ビジネスデザイン学科:10 / 17​
公表なし​ 26名
商学部 マーケティング学科:35 / 69​
​​会計学科:25 / 47​
​​60名
​​総合型選抜 ​​​​経済学部 国際経済学科:18 / 71​ 公表なし​ ​​18名
​​ネットワーク情報学部​ ネットワーク情報学科:9 / 38​ ​​9名
​​国際コミュニケーション学部​ ​​異文化コミュニケーション学科:12 / 73 ​​12名​

​​

入試方式の選び方 ポイントを解説

併願パターンと受験日程の組み方

入試方式を選ぶ際は、自分の学力や得意科目、受験スケジュールに合わせて最適な方法を選ぶことが重要です。日東駒専を大東亜帝国併願のチャレンジ校、GMARCH・成成明学獨國武併願の押さえ校とした、それぞれの併願パターンを解説します。

日東駒専をチャレンジ校とした併願戦略

大東亜帝国(大東文化・東海・亜細亜・帝京・国士舘)を中心に考える受験生にとって、日東駒専はチャレンジ校として位置づけられます。この場合の併願パターンを紹介します。

パターン1:大東亜帝国中心+日東駒専チャレンジ

 第一志望  :大東文化大学(国際関係学部)

​​ 併願校   :亜細亜大学(国際関係学部)、帝京大学(外国語学部)

 チャレンジ校:東洋大学(国際学部)、駒澤大学(グローバル・メディア・スタディーズ学部)

国際系の学部で統一し、同じ科目で受験できるようにします。外国語の配点が高い入試を選ぶと合格率アップにつながります。大東亜帝国では学校推薦型選抜も積極的に活用し、早期合格を狙いましょう。

パターン2:経済・経営系の併願プラン

 第一志望  :東海大学(経営学部)

 併願校   :大東文化大学(経済学部)、帝京大学(経済学部)

 チャレンジ校:専修大学(経営学部)、日本大学(商学部)

​​経済・経営系なら数Bや数Cが数学の範囲に含まれ、数学の配点が高いケースもあり、数学が得意な受験生に有利です。共通テスト利用型選抜も積極的に活用し、チャンスを広げましょう。

パターン3:文学・人文系学部志望者向け

 第一志望  :国士舘大学(文学部)

 併願校   :大東文化大学(文学部)、東海大学(文学部)

 チャレンジ校:駒澤大学(文学部)、東洋大学(文学部)

​​文学・人文系は国語の配点が高いケースもあり、国語が得意な受験生は日東駒専にチャレンジする価値が十分あります。特に駒澤大学は文学部の学科が充実しており、様々な分野から選べるのも魅力です。

日東駒専を押さえ校とした併願戦略

GMARCH(学習院・明治・青山学院・立教・中央・法政)や成成明学獨國武(成蹊・成城・明治学院・獨協・國學院・武蔵)を目指す受験生にとって、日東駒専は「最低ここは確保したい」という押さえ校になります。

パターン1:法学部志望者の併願プラン

 第一志望  :明治大学(法学部)

 チャレンジ校:法政大学(法学部)、青山学院大学(法学部)

 押さえ校  :日本大学(法学部)、専修大学(法学部)

法学部志望者は公務員試験対策の充実度も考慮すると良いでしょう。日本大学法学部は公務員試験の合格実績が高く、専修大学も実学教育に定評があります。法学部は一般入試での競争率が高い傾向もあるため、共通テスト利用型選抜などの複数の入試方式も検討しましょう。

​​パターン2:経済学部志望者の併願プラン

 第一志望  :青山学院大学(経済学部)

 チャレンジ校:立教大学(経済学部)

 押さえ校  :東洋大学(経済学部)、駒澤大学(経済学部)

経済学部なら東洋大学と駒澤大学はしっかりとした教育内容を提供しており、大手企業への就職実績も良好です。ただし、東洋大学と駒澤大学の経済学部は近年偏差値が上昇傾向にあり、日東駒専内でも難易度が高まっています。複数の入試方式も検討しましょう。

​​パターン3:情報系学部志望者の併願プラン

 第一志望・チャレンジ校:法政大学(情報科学部)、成蹊大学(理工学部情報科学科)

 押さえ校       :東洋大学(情報連携学部)、日本大学(理工学部応用情報工学科)

​​近年需要が高まるIT・情報系なら、東洋大学の情報連携学部は先進的なカリキュラムを提供しており、日本大学理工学部も実践的な教育に定評があります。偏差値は他学部より低めの傾向もありますが、就職市場では高い評価を得られる可能性があります。

日東駒専の就職情報

大学別|就職先の特徴

日本大学

​​就職率:87.9%​​(2020年度実績)

主な就職先​​(2023年度実績)

・製造業:
 トヨタ自動車、本田技研工業、パナソニックエナジー、三菱電機、日立製作所

・情報通信業:
 日本アイ・ビー・エム、NTTデータ、ソフトバンク、KDDI、サイバーエージェント

・建設・不動産業:
 鹿島建設、大成建設、三菱地所、住友不動産、大和ハウス工業

・食品・飲料:
 サントリーホールディングス、キリンビバレッジ、日清食品ホールディングス、サッポロビール、カルビー

・金融・保険:
 みずほフィナンシャルグループ、三井住友銀行、野村證券、みずほ証券、東京海上日動火災保険

・小売・サービス:
 セブン-イレブン・ジャパン、ファーストリテイリング、イオンリテール、ニトリ、オリエンタルランド

・メディア・エンターテイメント:
 NHK(日本放送協会)、フジテレビジョン、日本テレビ放送網、Netflix合同会社、電通

・運輸・旅行:
 東日本旅客鉄道、日本航空、全日本空輸、東海旅客鉄道、東京地下鉄

・官公庁・公共:
 東京都庁、法務省、警視庁、東京都教育委員会、厚生労働省

​​2024年度国家公務員採用総合職試験に28名が合格

東洋大学​

就職率:98.0%(2023年度実績)

主な就職先(2023年度実績)

・官公庁・公共:
 特別区(区役所)、東京都庁、警視庁、東京国税局、埼玉県教育委員会

・情報通信:
 チームラボ、NTTドコモ、日本アイ・ビー・エム、ソフトバンク、ヤフー

・製造業:
 日立製作所、パナソニック ホールディングス、三菱自動車工業、シャープ、スズキ

・運輸・旅行:
 東日本旅客鉄道(JR東日本)、日本航空、JTB、ANAエアポートサービス、JALスカイ

・小売・サービス:
 セブン-イレブン・ジャパン、アマゾンジャパン、イオンリテール、ニトリホールディングス、ファミリーマート

・金融・保険:
 みずほフィナンシャルグループ、東京海上日動火災保険、みずほ証券、楽天グループ、千葉銀行

・食品・飲料:
 サントリー、カルビー、キユーピー、マルハニチロ、ヤクルト本社

・建設・不動産:
 大和ハウス工業、清水建設、東急建設​

・コンサルティング・人材:
 アクセンチュア、野村総合研究所、マイナビ

・メディア・エンターテイメント:
 バンダイナムコオンライン、電通、日本経済新聞社、集英社、ソニー・ミュージックエンタテインメント

​​2024年度国家公務員採用総合職試験に16名が合格

駒澤大学

就職率:96.8%​​(2022年度実績)

主な就職先​​(2023年度実績)

・官公庁・公共:
 東京都庁、警視庁、東京都教育委員会、千葉県庁、神奈川県庁

・情報通信:
 日本アイ・ビー・エム、NTTドコモ、KDDI、富士通、サイバーエージェント

・製造業:
 日立製作所、キヤノンITソリューションズ、TOPPANホールディングス、キーエンス、YKK AP

・運輸・旅行:
 東日本旅客鉄道、日本航空、全日本空輸、JTB、東京地下鉄

・小売・サービス:
 ニトリ、良品計画、セブン-イレブン・ジャパン、そごう・西武、ヤクルト本社

・金融・保険:
 みずほフィナンシャルグループ、三菱UFJ信託銀行、三井住友海上火災保険、日本生命保険相互会社、東京海上日動火災保険

・食品・飲料:
 サッポロビール、山崎製パン、味の素、キリン、マルコメ

・建設・不動産:
 大和ハウス工業、清水建設、積水ハウス、三井ホーム、明和地所

・コンサルティング・人材:
 リクルート、マイナビ、アクセンチュア、パーソルプロセス&テクノロジー、船井総合研究所

・メディア・エンターテイメント:
 日本放送協会(NHK)、帝国ホテル、TYO、スターダストプロモーション、電通

専修大学

就職率:98.2%(2023年度実績)

主な就職先(2023年度実績)

・官公庁・公共:
 東京都庁、神奈川県庁、東京都特別区、東京都教育委員会、国税専門官

・情報通信:
 日本アイ・ビー・エム、NTTデータ先端技術、富士通、ソフトバンク、KDDI

・製造業:
 日立製作所、三菱電機、カシオ計算機、本田技研工業、キーエンス

・運輸・旅行:
 全日本空輸、日本航空、東海旅客鉄道、西日本旅客鉄道、JTB​

・小売・サービス:
 ファーストリテイリング、良品計画、セブン&アイ・ホールディングス、ニトリ、星野リゾート

・金融・保険:
 三井住友銀行、みずほフィナンシャルグループ、三井住友海上火災保険、第一生命保険、大和証券

・食品・飲料:
 日本ハム、サントリーホールディングス、ヤクルト本社、伊藤園、マルハニチロ

・建設・不動産:
 鹿島建設、大和ハウス工業、積水ハウス、五洋建設、長谷工コーポレーション

・コンサルティング・人材:
 アビームコンサルティング、リクルート、マイナビ、船井総合研究所、パーソルキャリア

・メディア・エンターテイメント:
 日本経済新聞社、博報堂アイ・スタジオ、カプコン、ディー・エヌ・エー、チームラボ

2024年度国家公務員採用総合職試験に18名が合格

タイプ別・あなたに合う日東駒専​の選び方

幅広い選択肢を持つ総合大学なら「日本大学」

  • ​​16学部87学科という圧倒的な規模
  • 医・歯・薬から文系・理系、芸術・スポーツまで網羅
  • 医学部や生物資源科学部獣医学科など高偏差値学部・学科あり
  • 日本一の卒業生ネットワーク
  • 全国各地に学部が点在(学部ごとに所在地が異なる)
  • 一般選抜における多彩な入試方式

​​勢いと国際性を求めるなら「東洋大学」

  • 国際化・情報化に積極的な改革を推進
  • 情報連携学部、国際学部、国際観光学部など、社会ニーズにマッチした学部構成
  • ​​白山・赤羽台など複数キャンパスで施設も充実
  • 哲学教育の伝統と時代のニーズへの対応を両立​
  • 夜間部も設置、社会人学生も学びやすい環境

都心の好立地で禅の精神に基づく教育なら「駒澤大学」

  • 世田谷区の単一キャンパス
  • 京王線駅から徒歩圏内、渋谷・新宿にも近い
  • 禅の精神に基づいた教育、全学部同一キャンパスでの交流
  • グローバル・メディア・スタディーズ学部、経営学部などが人気
  • 学業と課外活動を両立しやすいバランスの良さ

資格取得・公務員就職を求めるなら「専修大学」

  • ​​創立以来の実学教育の伝統
  • ​​経済・法律・会計分野での実践的教育
  • 公認会計士・税理士などの難関資格試験合格者、公務員就職に強い
  • 神田と生田の2キャンパス体制

まとめ

​​日東駒専(日本大学・東洋大学・駒澤大学・専修大学)は首都圏の中堅私立大学グループとして、偏差値42〜59程度に位置し、多くの受験生から注目されています。これらの大学はいずれも長い歴史を持ち、安定した就職実績を誇り、特に大手企業への就職率が高いことも特徴です。

日本大学は16学部87学科という国内最大規模の総合大学として、医学部や生物資源科学部獣医学科といった高偏差値学部・学科を含む多様な学びの場を提供しています。特に法学部や芸術学部、理工学部などで高い評価を受けており、広く「日大」の愛称で親しまれ、卒業生ネットワークの広さも特徴です。

東洋大学は哲学教育の伝統に加え、近年は国際化や情報技術教育に力を入れています。特に社会科学系の学部が充実しており、白山キャンパスを中心とした都心の好立地も魅力です。情報連携学部やグローバル関連の学部など、現代社会のニーズに合わせた学部構成が特色となっています。

駒澤大学は禅の精神を基礎とした仏教系大学で、世田谷区に位置する単一キャンパスでの学びが特徴です。経済学部や法学部、グローバル・メディア・スタディーズ学部などが人気を集めており、医療健康科学部診療放射線技術科学科は高い国家試験合格率を誇っています。
​​専修大学は会計学や法学分野で高い評価を得ており、実学教育を重視した伝統があります。神田と生田の2キャンパス体制で、公務員試験の合格実績が高く、経済学部、法学部、経営学部、人間科学部が人気を集めています。

大学選びでは偏差値だけでなく、学部の特色やキャンパスの立地条件、就職実績などを総合的に検討することが重要です。また、入試方式も一般選抜、共通テスト利用型、学校推薦型選抜など多彩な選択肢があり、自分の得意科目や学習スタイルに合わせた受験戦略を立てることが成功への鍵となります。

日東駒専へ挑戦するなら、専門的なサポートを受けることをおすすめします。トライでは、一人ひとりの志望校合格に向けて、個別指導による効率的な学習計画の策定から入試対策まで、きめ細かくサポートします。まずはお気軽にご相談ください。

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