2025/08/18

国士舘大学の総合型選抜(旧AO入試)の小論文対策ガイド!出題傾向と書き方のコツまとめ

近年、学力試験だけでは測れない多様なスキルを評価する総合型選抜(旧AO入試)が、多くの大学で導入され、注目を集めています。中でも小論文は、思考力や表現力、自分らしい視点を評価する重要な試験として、多くの受験生にとって大きな壁となっています。

国士舘大学でも、全学部で「[総合型選抜]AO選抜」という名称で実施されており、小論文は全受験生に課される中心的な評価項目のひとつです。しかし、出題傾向や表各順など、事前に知っておくべき情報が多く、準備に不安を感じる方も少なくありません。

そこで本記事では、国士舘大学の総合型選抜における小論文に焦点を当てて、過去の出題テーマ、具体的な対策方法までを徹底解説します。国士舘大学の総合型選抜で出願を検討している方はもちろん、小論文対策に悩む中高校生や保護者様にも役立つ内容となっていますので、ぜひ参考にしてください。

国士舘大学とは?

国士舘大学は、1917年に柴田德次郎らが創設した私塾「國士館」を前身とし、1958年に大学として設置された、100年以上の歴史を持つ私立大学です。本部は東京都世田谷区にあり、町田や多摩などにもキャンパスを展開しています。

現在、7つの学部・14の学科に約1万2,000人の学生が在籍しており、医療・教育・法学など、幅広い分野で専門性の高い学びを提供しています。

建学の精神である「誠意・勤労・見識・気魄」を受け継ぎ、「人間力の育成」を重視した教育が行われています。学問だけでなく、心や身体を鍛える教育、社会に貢献する姿勢を大切にしている点が大きな特徴です。国士舘大学の教育は、知識の習得だけでなく、心と体の両面をバランスよく鍛える「文武両道」の精神を大切にしているのです。

国士舘大学の偏差値・入試難易度

国士舘大学の偏差値は、学部や学科によって幅がありますが、全体的には35.0〜50.0が目安となります。学力的には中堅私立大学に位置しており、特に文系学部を中心に幅広いレベルの受験生がチャレンジできる環境です。

学部ごとの主な偏差値の目安は、以下の通りです。

  • 政経学部:45.0〜50.0
  • 体育学部:35.0〜45.0
  • 理工学部:40.0〜42.5
  • 法学部 :45.0
  • 文学部 :37.5〜50.0
  • 21世紀アジア学部:37.5
  • 経営学部:45.0〜47.5

また、共通テスト利用入試では、ボーダーラインとなる得点率が52%〜74%とされています。学部によって求められる得点率に差があるため、事前に確認しておくことが大切です。

学部ごとの目安となる得点率は、以下の通りです。

  • 政経学部:約53%
  • 体育学部:53%〜70%
  • 理工学部:56%
  • 法学部 :約65%
  • 文学部 :63%〜72%
  • 21世紀アジア学部:62%
  • 経営学部:69%〜74%

国士舘大学の総合型選抜「小論文」のテーマ

国士舘大学の総合型選抜では、毎年さまざまなテーマの小論文が出題されています。

出題されるテーマは毎年異なりますが、共通しているのは「社会の課題に向き合う力」や「自分の経験をもとに考える力」が問われるという点です。課題文を読み取り、600字程度で自分の考えを論理的にまとめる力が求められます。

ここでは、以下の実際に出題されたテーマをもとに、どのような小論文が出されているのかをご紹介します。

  • 他者との関わりや思いやりをテーマにした出題
  • 社会のルールや制度について考える出題
  • スポーツの経験を社会につなげる出題
  • 他者との関わりや思いやりをテーマにした出題

国士舘大学の小論文では、「対話」「思いやり」「他者とのつながり」といったテーマがたびたび出題されます。たとえば、2024年度AOⅠ期では、新聞の社説を題材に「対話の大切さ」を考察して、自分の体験を交えて論じる課題が出題されました。

このタイプの問題では、以下の流れで書くと説得力が高まります。

  • 日常の出来事や部活動などの具体的なエピソードを示す
  • そこから得た気づきや価値観をわかりやすく言語化する
  • その学びを大学生活や社会でどう活かしたいかまで言及する

社会のルールや制度について考える出題

国士舘大学の総合型選抜では、社会制度や価値観に関するテーマも頻出です。

たとえば、2023年度Ⅲ期では「成人年齢引き下げ」に関する新聞記事を読み、賛成か反対かを自分の立場で論じる課題が出題されました。

2024年度Ⅲ期では、同調圧力をテーマにした課題文をもとに「自分らしさとは何か」を考える小論文が出題されています。

このタイプの問題では、社会の仕組みについて自分の考えを持ち、その理由や根拠を論理的に説明する力が重視されます。また、日頃からニュースや社会問題に関心を持ち、自分の意見を明確に伝える練習をしておくことも重要です。

スポーツの経験を社会につなげる出題

特に「スポーツ・武道選抜」では、スポーツを通じて得た学びを社会とのつながりの中でどう活かすかが問われる傾向にあります。

たとえば過去には、以下のようなテーマが出題されました。

  • 「スポーツ基本計画」   (2023年)
  • 「運動部の在り方」    (2023年)
  • 「子どもの権利とスポーツ」(2024年)

こうした問題では、ただ競技成績や努力を述べるのではなく、「スポーツを通してどのような価値を学んだか」や「その価値を社会でどう活かしたいと考えているか」を自分の言葉で深く掘り下げて伝えるスキルが求められます。

国士舘大学「小論文」対策法

国士舘大学の総合型選抜では、小論文が合否を左右する重要な評価項目の一つです。出題テーマには、社会問題や身近な気づきが取り上げられることが多く、自分の意見を論理的に伝えるスキルが求められます。

小論文が苦手な人でも、ポイントを押さえてしっかりと準備をすれば十分に対応することができます。

ここでは、以下の3つの観点から対策法をご紹介します。

  • 小論文の型を身につけて、論理的にまとめる練習をする
  • 時事やニュースを日常的にインプットする
  • 制限時間内で書き上げる練習をする

小論文の型を身につけて、論理的にまとめる練習をする

小論文を書くうえで大切なのは、「型(構成)」をしっかり身につけることです。

「起承転結」は多くの人が知っている構成ですが、物語向きの構成なので小論文には不向きです。そこでおすすめなのが、「序論→本論→結論」の3つのステップで文章を構成する方法です。

  • 序論:テーマを提示し、自分の立場や意見を示す
  • 本論:意見の理由や、それを裏付ける体験・データなどを説明する
  • 結論:主張をまとめ、最初の主張と矛盾しないように締めくくる

この型をしっかり身につけて練習すれば、読みやすく説得力のある小論文を書く力が自然と養われていきます。

また、小論文の記述力を高める上で、他者による添削は必須です。自分ひとりで書いているだけでは、構成のズレや説得力の弱さ、表現の甘さに気づけないことが多いため、必ず第三者にチェックしてもらうことが必要です。

学校や塾の先生など、小論文の指導経験がある人に定期的に添削してもらい、改善点をフィードバックしてもらうことが、合格に直結する力をつける近道です。

時事やニュースを日常的にインプットする

国士舘大学における総合型選抜の小論文では、社会で起きている問題や身の回りの出来事について、自分の意見をわかりやすく伝える力が求められます。

そのため、日頃からニュースや新聞の社説に目を通し、自分の考えを持つ習慣をつけておくことが大切です。

制限時間内で書き上げる練習をする

実際の試験では時間制限があります。本番で慌てないためにも、普段から時間を意識した練習が大切です。

以下の3つのステップを意識して、取り組みましょう。

1. 構成メモを作る:書き始める前に、テーマに対する自分の意見・理由・具体例などを箇条書きでまとめておきます。最初に全体の流れを考えておくと、スムーズに書き進められます。

2. 本文を書く:実際に時間を計りながら、原稿用紙や所定の字数で書く練習をしてみましょう。考えながら書くと意外と時間が掛かるため、自分のペースを知っておくことが大切です。

3. 見直す時間を取る:書き終わったら、誤字脱字や文の流れ、表現におかしなところがないかをチェックしましょう。

この3ステップを何度も練習することで、本番でも時間内に落ち着いて書ける力がついていきます。

国士舘大学の総合型選抜の募集概要

国士舘大学の総合型選抜(旧AO入試)は、学力試験の点数だけでなく、「志望理由」「将来の目標」「課外活動の実績」などを総合的に評価して合否を判断する入試制度です。学力だけでなく、受験生の人柄や意欲といった“人間力”を重視しているのが大きな特徴です。

ここからは、国士舘大学の総合型選抜について、以下の5つのポイントを詳しく解説していきます。

  • 実施学部・募集人数
  • 入試倍率と合格難易度
  • 出願資格
  • 選抜方法
  • 選考スケジュール

実施学部・募集人数

国士舘大学の総合型選抜は、以下の全学部で実施されています。募集枠も比較的多く、自分に合った学部を選びやすいのが特徴です。

  • 政経学部
  • 体育学部
  • 理工学部
  • 法学部
  • 文学部
  • 21世紀アジア学部
  • 経営学部

以下は、2025年度入試における一部の学部・学科の募集人数の例です。

学部・学科 募集人数
政経学部 経済学科 50名
体育学部 体育学科 50名
理工学部 理工学科 25名
文学部 文学科 20名
21世紀アジア学部 21世紀アジア学科 90名
経営学部 経営学科 73名

なお、募集人数は年度ごとに変更される可能性があるため、必ず最新の「入学者選抜要項」で確認しておきましょう。

入試倍率と合格難易度

国士舘大学の総合型選抜は、倍率はおおむね1.0〜2.0倍程度で、比較的チャレンジしやすい入試となっています。ただし、学科によっては3倍を超えることもあるため、事前に確認しておくことが大切です。

以下は、2025年度AO選抜Ⅰ期の一部の学部・学科の倍率の例です。(※「倍率=受験者数÷合格者数」で算出)

  • 政経学部 経済学科:1.1倍
  • 体育学部 体育学科:3.2倍
  • 理工学部 理工学科:1.6倍
  • 文学部 文学科  :1.1倍
  • 21世紀アジア学部 21世紀アジア学科:1.0倍
  • 経営学部 経営学科:2.8倍

志望する学部・学科の倍率を事前にチェックした上で、出願することが大切です。

選抜方法

国士舘大学の総合型選抜では、高校在学中に、各種資格や検定を取得していたり、生徒会、文化活動、ボランティア、スポーツなどで実績があったりする受験生を対象にして、以下の3つの要素を中心に合否が決まります。

  • 書類審査
  • 小論文
  • 面接(または口頭試問)

小論文は600字・60分で実施され、時事問題や社会課題に対して、自分の考えを論理的に表現する力が問われます。また、経済学部と理工学部では専門的な内容を問われる「口頭試問」が行われるため、あらかじめ準備しておきましょう。

選考スケジュール

国士舘大学の総合型選抜は、Ⅰ期・Ⅱ期・Ⅲ期・IV期の4回に分けて実施されます。

以下は、選考スケジュールです。

選考区分 出願締切 試験日 合格発表
I期 10月上旬 10月下旬 11月上旬
II期 12月上旬 12月中旬 12月中旬
III期 1月中旬 1月下旬 2月上旬
IV期 2月下旬 3月上旬 3月上旬

なお、日程は年度によって異なる場合があります。必ず最新の「入学者選抜要項」で詳細を確認してください。
※参照:国士舘大学令和7年度入試選抜要項

国士舘大学の総合型選抜に向いている人

国士舘大学の総合型選抜は、テストの点数だけでは見えない「人柄」や「これまでの努力」「将来への意欲」などを重視する入試方式です。

そのため、学力だけで評価される一般選抜とは異なり、自分の経験や熱意をきちんと伝えられれば、大きなチャンスをつかむことができます。

ここでは、特に総合型選抜に向いている受験生のタイプを3つご紹介します。

  • スポーツや武道に興味・実績がある人
  • 将来の目標が明確で、主体的に学びたい人
  • 課外活動などで実績を残してきた人

スポーツや武道に興味がある人

国士舘大学は「文武両道」を教育の柱に掲げ、体育学科や武道学科に限らず 全学部で武道科目を履修できる仕組みを整えています。剣道・柔道などを通じて礼儀や心構えを学びつつ、学問も深められるため、スポーツや武道に関心がある受験生には大きな魅力となります。

特に 「スポーツ・武道選抜」型の総合型選抜 では、都道府県大会以上への出場経験など競技実績が必要です。単にスポーツに興味があるだけでなく、これまでに大会で結果を残してきた人にとっては、実績を評価してもらいやすい入試方式でしょう。

将来の目標が明確で主体的に学びたい人

国士舘大学は、「誠意・勤労・見識・気魄」を教育理念に掲げ、社会に貢献できる人材の育成を重視しています。

そのため、「将来このような仕事に就きたい」「特定の分野で社会に貢献したい」といった明確な目標があり、自分から積極的に学ぼうとする人は、高く評価されやすい傾向にあります。

課外活動に実績がある人

国士舘大学の総合型選抜では、学修計画書や面接などを通じて、これまでに取り組んできた課外活動やその姿勢が評価されます。

たとえば、生徒会での活動や地域ボランティアへの参加、コンテストでの受賞歴などは、具体的なアピール材料になります。また、そうした経験が大学での学びとどう関係するかをしっかり伝えることで、志望理由に説得力が生まれ、合格の可能性も高まります。

国士舘大学の総合型選抜に関するよくある質問

国士舘大学の総合型選抜を考えている受験生からは、さまざまな疑問が寄せられます。

ここでは、その中でも特に多い以下の3つの質問について、わかりやすく解説していきます。

  • 受かりやすい学部は?
  • 浪人生でも受験できる?
  • 過去問は、どこで見られる?

受かりやすい学部は?

文学部や政経学部の一部学科では、総合型選抜の倍率が1.1~1.5程度と比較的低い傾向が見られることがあります。一方で、経営学部や21世紀アジア学部などでは2倍以上になる場合もあります。

そのため、志望する学部・学科や選抜期ごとの最新の倍率データを事前に確認し、しっかりと対策を立てることが大切です。

浪人生でも受験できる?

国士舘大学の総合型選抜は、現役生だけでなく、浪人生(既卒生)や高卒認定合格者も出願可能です。年齢や卒業年度に関わらず、出願条件を満たしていれば受験することができます。

ただし、選抜では高校時代の課外活動や資格取得の実績などが評価されることが多いため、浪人生の場合は、自分のアピールポイントをしっかり整理し直すことが大切です。

過去問はどこで見られる?

国士舘大学では、総合型選抜の小論文や面接に関する過去問を公式サイトで公開しています。過去問題集ページから申し込みをすると、IDとパスワードが発行され、PDF形式で閲覧することができます。

国士舘大学の受験を検討している方は、早めにダウンロードして傾向をつかんでおくと安心です。

まとめ

本記事では、国士舘大学の総合型選抜(旧AO入試)における小論文対策を中心に、選抜方式のポイントを詳しく解説しました。

小論文では、社会課題や身近なテーマに対して、自分の意見を論理的に伝える力が求められます。国士舘大学の選抜では、「他者との関わり」や「制度に対する考察」、「スポーツを通じた学び」など、深い思考力と表現力が問われる課題が出題されています。

効果的な小論文対策のためには、以下のポイントが特に重要です。

  • 「序論→本論→結論」の構成に慣れ、論理的に文章を組み立てる練習を重ねる
  • 日頃からニュースや社説に触れ、社会への関心と自分の意見を持つ習慣をつける
  • 第三者(先生や指導者)による添削を必ず受けて、改善点を客観的に把握すること

小論文は一朝一夕には伸びませんが、早めに準備を始め、正しい方法で練習を積めば、誰でも大きく力を伸ばすことができます。

不安がある方は、早めに小論文対策を始めることをおすすめします。トライでは、総合型選抜に特化したコースを通じて、お子さま一人ひとりの志望校・適性に合わせた丁寧な受験指導を行っています。国士舘大学の総合型選抜をご検討中の方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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