東京都文京区の白山に校舎を構える東洋大京北中学校は、1989年に創立された歴史ある中高一貫の共学校です。東洋大学の附属校として推薦入学枠が設けられているなど、大学進学について万全のサポート体制が組まれています。
今回は、東洋大京北中学校の進学実績のほか、大学受験に向けての取り組みや学校の特徴などについて詳しくご紹介します。
東洋大京北中学高等学校の進学実績データ
ここからは、東洋大京北の進学実績をご紹介します。
国公立大学・省庁大学校
群馬大学 | 1 | 茨城大学 | 1 | 埼玉大学 | 1 |
千葉大学 | 1 | 東京外国語大学 | 1 | 東京農工大学 | 1 |
東京学芸大学 | 2 | 横浜国立大学 | 2 | 東京都立大学 | 3 |
私立大学
早稲田大学 | 4 | 慶應義塾大学 | 2 | 上智大学 | 17 |
東京理科大学 | 18 | 立教大学 | 25 | 明治大学 | 19 |
青山学院大学 | 13 | 法政大学 | 42 | 学習院大学 | 14 |
東洋大京北の進学に関する取り組み
ここでは東洋大京北の進路指導の考え方やサポート体制など、大学進学に向けて行われている取り組みについてご紹介します。
「できた!」という喜びを自信に変える進路指導
「やりたいことをみつけて」「できることを見定め」「なすべきことを実行する」という3つを柱に、一人ひとりにとって最良の進路を実現できるよう努めてくれます。生徒たちは自分の興味・適性を見定めると同時に、大きく変動する社会にも目を向け、将来の自分の姿を思い描きながら日々の取り組むべき課題を一つ一つ乗り越えていきます。その中で味わう「できた!」という喜びが自信となり、目標の実現に一歩一歩近づいていくことを目指しています。丁寧な相談、丁寧な授業、わかるまで終わらない補習・講習、英検®︎講座など、あらゆる場面を通じてより良く生きるための進路指導が行われます。
中学1年~3年生での進路指導
オリエンテーション/学力推移調査(ベネッセ)/保護者会/進路面談/Freshman English Camp・Boost up English Camp/学びみらいパス/大学訪問/職業講演会/職業体験/進学指導検討会など
高校1年~3年生での進路指導
オリエンテーション/実力テスト/学習オリエンテーション合宿/進路面談/キャリア講演会/出指導検討会/オープンキャンパスレポート/ケンブリッジ英検/選抜型勉強合宿/進路講演会など
東洋大京北の東洋大学との連携
東洋大京北は「都内唯一の東洋大学附属校」として、中高大連携による新しい教育を創出する体制を整えて、未来に羽ばたく生徒たちをサポートしています。ここでは東洋大学とどのような連携が行われているのかについて、具体的にご紹介します。
東洋大学附属校ならではの推薦枠を用意
東洋大学京北中学高等学校の生徒には附属校推薦入学枠が用意されており、学年の生徒数250名に対して160名ほどの枠が設けられています。東洋大学の「附属高等学校推薦入学試験要項」に基づいて、3年間の学業成績/河合塾模試/実用英語技能検定/出席状況/人物評価などをもとに、総合的に判断して選考が行われます。
東洋大学への留学生を招いた英語プログラムの実施
東洋大学で学ぶ留学生を招いて、英会話や簡単なゲームで交流するイベントを定期的に開催します。東洋大学は国際交流に力を入れており、留学生の出身国はさまざまなため、多くの異文化を知ると同時に日本について考えるきっかけになります。また、日本語厳禁の部屋である「English Conversation Room」にはネイティブの外国人教師が常駐しているので、English Onlyの環境に浸ることも可能です。
未来の科学者育成プロジェクト
学習指導要領で重視される「思考力・判断力・表現力」の育成に主眼を置き、科学的に探究する学習活動を通して、「主体的・対話的で深い学び」の実現を目指します。東洋大学の生命科学部や食環境科学部を中心に、教員・大学院生・大学生が東洋大京北の中学3年生および高校1年生に対して放課後に連携講座を開講するもので、身近な疑問を研究テーマとして設定し、少人数のチームで課題の発見、検証、発表に至るまで、継続的な活動を行っています。
付属高校3校による合同プログラム
東洋大学の附属高校である、東洋大学附属姫路高等学校、東洋大学附属牛久高等学校、東洋大学京北高等学校の生徒が合同で参加して大学の各種講座を受講する「Summer Academia」では、東洋大学での学びを体験することができます。大学教授の講義を受講し、附属3校の生徒同士で協同してグループワークや実習、実験などに取り組み、最後に成果発表を行います。
東洋大京北中学校の教育の三本柱
ここでは東洋大京北が掲げる教育の三本柱をはじめ、どのような教育活動が行われているかをご紹介します。
教育の三本柱①「哲学教育」
建学の精神である「諸学の基礎は哲学にあり」に基づき、「より良く生きる」ことを求めて哲学的に生きる力を養います。中学では週に1時間の「哲学」の授業が設定されており、生徒一人ひとりが自ら考えて論じ合うことにより、自問自答する力である「哲学的に考える力」を養います。
代表的な取り組みとして、毎年1本の哲学エッセー執筆や、現地での討論を通じて課題を探究する「哲学ゼミ」が用意されており、思考力や表現力を深めながら将来につながる学びを実践しています。
教育の三本柱②「国際教育」
将来、国際社会で活躍できる人材の育成を目指し、特に英語力の教育に力を入れています。また単なる受験のための英語ではなく、実践的な英語力の習得はもちろん、異文化を理解して尊重する姿勢を育むことにも重点が置かれています。校内外で実施される多彩な国際交流プログラムを通じて、真の国際人として活躍できる力を養います。具体的には、以下の取り組みが行われています
・English Camp:中学1年生を対象とした英語集中プログラムで、英語への興味・関心を高める。
・カナダ修学旅行:中学3年で実施される英語学習の集大成。現地で英語を「使う言語」として体験できる。
・Let’s Chat in English!(希望制):東洋大学の留学生と行うディスカッション型交流プログラム。異文化理解や発信力を養う。
・英検®︎への取り組み:中学3年で準2級合格者が約6割に達するなど、生徒同士で切磋琢磨しながら学習を進める。
・英語スピーチコンテスト:自分の考えや想いを英語で発表することで表現力を伸ばす「英語スピーチコンテスト」を、毎年1月下旬に開催。
教育の三本柱③「キャリア教育」
勉強はただ訓練する・覚えるという繰り返しではなく、「自分の将来像に近づくための手段として必要なこと」だと考え方を改め、モチベーションを高めていくための取り組みが行われています。自分自身について見つめ直し、自分の適性や傾向をつかむ一方で、社会に出ることを意識しながら学んだことがどのように結びついているのかということにも目を向けながら、人生のグランドデザインを描いていきます。具体的には次のようなことが挙げられます。
・生徒手帳「今⇔未来手帳」:日々の学習計画や振り返りを習慣化。担任が点検し、進路面談でも活用
・学びみらいパスJr(中学2年生):ジェネリックスキルや学問適性を測定し、自身の特性や将来像を意識する。高校入学後も同様のテストで変化を比較。
・進路面談:定期的に担任と個別面談を行い、学習状況や進路の希望を共有。課題整理や方向性確認をサポート。
まとめ
東洋大京北では、東洋大学との連携をはじめ、お子さまたちの進学の幅を最大限に広げられるような取り組みが数多く行われています。中高の6年間を通して自分自身を見つめ直し、将来どのような人間になりたいかをじっくりと考えることができるでしょう。これからの時代に欠かせない国際教育にも力を入れているので、保護者様も安心して通わせられるのではないでしょうか。
東洋大京北への進学を検討しているなかで、お子さまが受験勉強に悩んでつまずいている場合は、個別指導がおすすめです。どのように勉強すればいいのか、ひとりで勉強に集中できないなどお困りの方に向けて、トライではマンツーマンで対応していきます。お子さま一人ひとりに寄り添った教育プランをご提案しますので、詳細をご希望の方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。