2025/11/19

四工大とは?偏差値・就職実績・各大学の特徴を徹底比較

首都圏の理工系進学を目指す受験生に人気の大学グループ「四工大」。芝浦工業大学・東京都市大学・工学院大学・東京電機大学の4校は、実験・研究・産学連携に強みを持つ実学志向の私立理工系として知られています。

本記事では、四工大を偏差値・キャンパス・就職状況の3つの軸で徹底比較し、GMARCHや日東駒専との立ち位置もわかりやすく解説します。
自分に合う四工大を見極めるための具体的な選び方と受験戦略を提示していますので、ぜひ参考にしてください。

四工大とは?理工系志望者が知るべき基礎知識

四工大は、首都圏にキャンパスを構える伝統的な4つの私立理工系大学を指す呼称です。この名称は1980年代後半から1990年代にかけて、大学受験の多様化に伴い予備校などで使われ始めたのをきっかけに、受験生の間で広く定着しました。

一般的に早慶上理、​​GMARCHに次ぎ、日東駒専の理系学部より上位のポジションと見なされています。

四工大の最大の特徴は、工学部を中心とした理工系教育に特化している点です。多くの学部が実験・研究を重視したカリキュラムを組んでおり、卒業後のキャリアや資格取得に直結する実践的な学びを提供しています。

歴史的背景を見ると、四工大はいずれも太平洋戦争以前に創立されており、日本の近代化を支える技術者養成という出自を持っています。四工大が持つ圧倒的に長い歴史と伝統は、その教育の質と産業界からの信頼の礎となっています。

四工大を構成する4つの大学概要と立ち位置

四工大を構成する4大学は、それぞれに個性豊かな教育を展開しています。各大学のより詳細な情報と特徴を以下にまとめました。

芝浦工業大学

創立・大学設立年 1927年(設立1949年)
学部(所在地) 豊洲キャンパス:東京都江東区
・工学部(3・4年次)
・デザイン工学部(3・4年次)
・建築学部
大宮キャンパス:埼玉県さいたま市
・工学部(1・2年次)
・システム理工学部
・デザイン工学部(1・2年次)
​​学生数 約8,000名(2025年5月時点)
​​学費 150万5,020円~179万5,020円/年
​​就職支援 ・キャリアサポート課による個別相談、セミナー、ガイダンスの実施。
・卒業生によるキャリアアドバイザー制度。
・産業界との太いパイプを活かした豊富な学校推薦求人。
​​男女比 男性:76.3%、女性:23.7%

東京都市大学

創立・大学設立年
旧武蔵工業大学(2009年に現在の大学名に改称)
1929年(設立:1949年)
学部(所在地) 世田谷キャンパス:東京都世田谷区
・理工学部
・建築都市デザイン学部
・情報工学部
・人間科学部
・都市生活学部
横浜キャンパス:神奈川県横浜市
・環境学部
・メディア情報学部
・デザイン・データ科学部
学生数 約7,500名(2024年5月時点)
​​学費 128万4,000円~186万2,000円/年
​​就職支援 ・1年次からのキャリア形成支援プログラム。
・東急グループをはじめとする企業との連携を活かしたインターンシップ。
・独自の就職支援システム「TCU UNICAREER」による情報提供。
​​男女比 男性:70.8%、女性:29.2%
※ただし学部によっては異なる。
(人間科学部では女性が85.5%、理系系統の学部では男性が高く80%以上を占めるなど)

工学院大学

創立・大学設立年 1887年(設立:1949年)
学部(所在地) 新宿キャンパス:東京都新宿区
・先進工学部(3年次)
・工学部(3年次)
・建築学部(3年次)
・情報学部(3年次)
八王子キャンパス:東京都八王子市
先進工学部(1・2年次)
工学部(1・2年次)
建築学部(1・2年次)
情報学部(1・2年次)
※4年次は学科や所属する研究室によってキャンパスが異なる。
学生数 約6,200名(2025年5月時点)
​​学費 149万500円~175万1,160円/年
​​就職支援 ・学生一人ひとりに合わせた個別キャリアカウンセリング。
・年間200回以上の就職支援プログラム、業界研究セミナーの開催。
・卒業生ネットワークを活用したキャリアサポート。
​​男女比 男性:78.2%、女性:21.8%

東京電機大学

創立・大学設立年 1907年(設立:1949年)
学部(所在地) 東京千住キャンパス:東京都足立区
・システムデザイン工学部
・未来科学部
・工学部
・工学部第二部(夜間部)
埼玉鳩山キャンパス:埼玉県比企郡鳩山町
・理工学部
学生数 約9,300名(2024年5月時点)
​​学費 142万1,500円~173万4,160円/年
※夜間部:31万1,000円~44万4,860円 +(@13,400×履修単位数)円/年
​​就職支援 ・キャリアセンターによるマンツーマンのサポート体制。
・学内での合同企業説明会やOB・OG訪問会の積極的な開催。
・低学年次からのキャリアデザイン教育。
​​男女比 男性:84.0%、女性:16.0%

四工大の歴史と理工系教育への取り組み

四工大の発展は、日本の産業発展の歴史と密接に関わっています。戦後の高度経済成長期には、質の高い技術者への社会的需要が急増し、四工大はその中核的な供給源として重要な役割を果たしました。

この歴史から、四工大は創立以来、産業界との強い連携を重視してきました。

  • 企業との共同研究
  • 現役技術者を講師として招聘
  • 単位認定される長期インターンシップ

上記のような取り組みを積極的に進め、常に社会が求める最先端の知識と技術を教育に取り入れています。実学主義の精神が、卒業生の高い専門性と即戦力として活躍できる能力を育み、産業界からの揺るぎない評価につながっています。

四工大の学部構成・偏差値を徹底分析

四工大の難易度は、芝浦工業大学がGMARCHの理工系学部に匹敵し、理工系学部比較に限定すると東京都市大学が日東駒専の上位、工学院大学と東京電機大学が中堅理工系大学のポジションに位置します。しかし、理工系大学の入試では、偏差値だけでは測れない側面もあります。

偏差値が比較的低めの学部でも、大学独自の発展的な問題が出題されるため、問題自体の難易度は高い場合があります。合格最低点が低めに設定されていても、難解な問題に対応し、効率的に部分点を積み重ねる思考力が求められる点には注意しましょう。

大学別|四工大の学部構成と偏差値一覧

四工大の各大学における学部構成と、偏差値を一覧表にまとめました。自分の興味のある分野と照らし合わせて、志望校選びの参考にしてください。なお、偏差値は河合塾が公表しているものです。

※偏差値・大学共通テスト得点率参照:河合塾 Kei-Net 大学検索システム

芝浦工業大学

学部 ​​偏差値 ​​共通テスト得点率
工学部 52.5~57.5 68~79%
​​システム理工学部 52.5~57.5 69~79%
​​デザイン工学部 52.5~55.0 69~77%
​​建築学部 55.0~60.0 73~80%

東京都市大学

学部 ​​偏差値 ​​共通テスト得点率
理工学部 50.0~55.0 69~77%
建築都市デザイン学部 52.5~55.0 69~78%
​​情報工学部 52.5~55.0 73~81%
​​環境学部 45.0~47.5 69~74%
​​人間科学部 45.0 69~71%
​​​​メディア情報学部 ​​47.5~52.5 69~78%
​​​​デザイン・データ科学部 ​​47.5 69~71%
​​​​都市生活学部 ​​50.0 70~75%

工学院大学

学部 ​​偏差値 ​​共通テスト得点率
先進工学部 50.0~55.0 62~71%
​​工学部 52.5~55.0 60~64%
​​建築学部 55.0~57.5 70~72%
​​情報学部 52.5~55.0 63~71%

東京電機大学

学部 ​​偏差値 ​​共通テスト得点率
システムデザイン工学部 52.5~55.0 71~75%
​​未来科学部 47.5~55.0 67~75%
​​工学部 47.5~52.5 62~76%
​​工(第二部)学部 37.5~40.0 52~58%
理工学部 45.0~52.5 57~64%

四工大と他大学群との偏差値比較|GMARCH・日東駒専

首都圏の主要な私立大学群と四工大の偏差値を比較すると、その立ち位置がより明確になります。

  • 早慶上理    (早稲田、慶應義塾、上智、東京理科※二部は除く) :57.5〜70.0
  • ​GMARCH    (学習院、明治、青山学院、立教、中央、法政)  :52.5〜67.5
  • 成成明学獨國武 (成蹊、成城、明治学院、獨協、國學院、武蔵)  :47.5〜62.5
  • 四工大     (芝浦工業、東京都市、工学院、東京電機)    :45.0〜62.5
  • 日東駒専    (日本、東洋、駒澤、専修)           :42.5〜60.0

これらの通り、四工大は大学群としてGMARCHに次ぐポジションにあります。日東駒専の理工系学部と比較すると、平均的には四工大がやや優位ですが、学部によっては日東駒専の方が難易度の高いところもあります。

大学群という大枠で判断するのではなく、必ず志望する学部・学科単位で比較検討しましょう。また、理工系単科大学では、偏差値がやや低めに出ていても実際の入試問題の難易度は高い傾向があります。特に数学や物理では思考力を問う問題が多く、満点を狙うよりも部分点を積み上げる戦略が合格の鍵になります。

偏差値だけにとらわれず、出題傾向や問題の質も含めて総合的に難易度を見極めることが重要です。

四工大の入試情報と効率的な受験戦略

四工大は、一般選抜や共通テスト利用入試だけでなく、学校推薦型選抜や総合型選抜など、多様な入試方式を設けています。そのため学力試験だけでなく、高校時代の活動や特定の能力をアピールして合格を目指すことも可能です。

併願を取り入れた戦略としては、芝浦工業大学を本命としつつGMARCHの理工系学部を併願するパターンや、東京都市大学や工学院大学を本命に据え、チャレンジ校として芝浦工業大学、滑り止めとして東京電機大学を受験するパターンなどが考えられます。

大学別|四工大の主な入試方式と倍率

各大学の一般選抜は、3教科型が基本ですが、2教科型や得意科目の配点を重視する方式など、大学・学部によって様々な選択肢があります。

ここからは、大学ごとに主な入試方式の概要と、昨年度の入試結果を表形式で詳しく解説します。ご自身の得意科目に合う方式や、倍率の傾向を把握し、受験戦略を立てる際の参考にしてください。

芝浦工業大学

一般選抜:前期・全学統一・後期の3つの日程で、多様な方式が設定されています。最大の特徴は英語の独自試験を廃止している点です。代わりに英検®などの英語資格・検定試験のスコアか、大学入学共通テストの英語の成績のいずれかを利用するため、受験生は数学と理科の対策に集中できます。3教科型のA方式の他、数学の配点が2倍になる2教科型のB方式(英語資格・検定試験が基準以上)があり、数学が得意な受験生は実力を発揮しやすいです。

大学入学共通テスト利用方式:大学独自の試験はなく、共通テストの成績のみで合否を判定します。前期(Ⅰ期)・後期(Ⅱ期)ともに実施されており、私立大学志望者に一般的な3教科4科目型に加え、国公立大学との併願を想定した6教科8科目型を新設しています。なお、6教科型の国語は「近代以降の文章(現代文)」のみを対象としており、古文・漢文は含まれません。幅広い受験生が挑戦しやすくなっています。

学校推薦型選抜:大学が指定する高等学校の生徒を対象とした指定校推薦が実施されています。選考は書類審査、面接、および口頭試問(面接と口頭試問はいずれもオンライン)により総合的に評価されます。

総合型選抜:書類審査や面接だけでなく、自己推薦動画や小論文、学部によってはスケッチやデザイン課題などの実技試験が課されるなど、評価方法が学部・学科ごとに大きく異なるのが特徴です。多くの方式で専願であることと、英検®などの英語資格・検定試験のスコアが出願要件となっています。特定の分野に強い意欲を持つ受験生を対象とした建築プロジェクト入学者選抜や、女子生徒を対象とした理工系女子特別入学者選抜などの選抜方式も用意されています。

その他:一般選抜では、成績優秀な女子入学者や関東1都6県以外の地方出身者に対し、入学金や授業料相当額を給付する独自の奨学金制度も充実しています。

主な学部・学科の昨年度入試の結果を下記の表にまとめました。

選抜方式 主要学部 学科/コース名 合格者数/受験者数 合格最低点/総点 学部全体での合格人数
大学入学共通テスト利用方式
前期
工学部 機械工学課程
基幹機械コース
334 / 846 460 / 600 2,579名
機械工学課程
先進機械コース
333 / 1,041 465 / 600
物質化学課程
環境・物質工学コース
319 / 617 432 / 600
物質化学課程
化学・生命工学コース
360 / 838 447 / 600
電気電子工学課程
電気・ロボット工学コース
263 / 578 441 / 600
電気電子工学課程
先端電子工学コース
244 / 567 442 / 600
情報・通信工学課程
情報通信コース
243 / 791 468 / 600
情報・通信工学課程
情報工学コース
259 / 969 488 / 600
土木工学課程
都市・環境コース
224 / 578 445 / 600
システム理工学部 電子情報システム学科 205 / 719 474 / 600 1,065名
機械制御システム学科 168 / 431 448 / 600
環境システム学科 169 / 429 448 / 600
生命科学科
生命科学コース
134 / 434 460 / 600
生命科学科
生命医工学コース
139 / 404 460 / 600
数理科学科 250 / 574 445 / 600
デザイン工学部 デザイン工学科 社会情報システムコース 121 / 356 447 / 600 364名
デザイン工学科
UXコース
126 / 427 452 / 600
デザイン工学科
プロダクトコース
117 / 528 473 / 600
建築学部 建築学科
APコース(先進的プロジェクトデザインコース)
54 / 323 482 / 600 396名
建築学科
SAコース(空間・建築デザインコース)
177 / 823 489 / 600
建築学科
UAコース(都市・建築デザインコース)
165 / 666 484 / 600
前期日程
A方式
工学部 機械工学課程
基幹機械コース
525 / 1,249 158.1 / 300 2,728名
機械工学課程
先進機械コース
326 / 793 157.6 / 300
物質化学課程
環境・物質工学コース
227 / 511 154.2 / 300
物質化学課程
化学・生命工学コース
351 / 858 159.7 / 300
電気電子工学課程
電気・ロボット工学コース
350 / 773 152.3 / 300
電気電子工学課程
先端電子工学コース
191 / 498 157.3 / 300
情報・通信工学課程
情報通信コース
250 / 718 157.3 / 300
情報・通信工学課程
情報工学コース
330 / 1,360 170.3 / 300
土木工学課程
都市・環境コース
178 / 517 158.4 / 300
システム理工学部 電子情報システム学科 226 / 825 163.2 / 300 1,028名
機械制御システム学科 165 / 442 152.2 / 300
環境システム学科 129 / 365 159.6 / 300
生命科学科
生命科学コース
163 / 475 161.3 / 300
生命科学科
生命医工学コース
90 / 372 165.4 / 300
数理科学科 255 / 574 210.0 / 400
デザイン工学部 デザイン工学科
社会情報システムコース
65 / 272 159.5 / 300 273名
デザイン工学科
UXコース
94 / 360 160.1 / 300
デザイン工学科
プロダクトコース
114 / 480 164.5 / 300
建築学部 建築学科
APコース(先進的プロジェクトデザインコース)
34 / 241 174.3 / 300 394名
建築学科
SAコース(空間・建築デザインコース)
166 / 1,195 178.0 / 300
建築学科
UAコース(都市・建築デザインコース)
194 / 1,131 173.2 / 300
前期日程
B方式
工学部 機械工学課程
基幹機械コース
57 / 260 175.6 / 300 454名
機械工学課程
先進機械コース
56 / 194 166.9 / 300
物質化学課程
環境・物質工学コース
47 / 105 158.7 / 300
物質化学課程
化学・生命工学コース
54 / 154 164.9 / 300
電気電子工学課程
電気・ロボット工学コース
63 / 171 161.3 / 300
電気電子工学課程
先端電子工学コース
35 / 102 160.0 / 300
情報・通信工学課程
情報通信コース
44 / 170 168.2 / 300
情報・通信工学課程
情報工学コース
57 / 288 177.1 / 300
土木工学課程
都市・環境コース
41 / 118 159.5 / 300
システム理工学部 電子情報システム学科 32 / 198 177.3 / 300 151名
機械制御システム学科 28 / 90 162.5 / 300
環境システム学科 17 / 80 167.3 / 300
生命科学科
生命科学コース
23 / 98 167.9 / 300
生命科学科
生命医工学コース
15 / 82 169.8 / 300
数理科学科 36 / 131 173.2 / 300
デザイン工学部 デザイン工学科
社会情報システムコース
13 / 64 162.5 / 300 49名
デザイン工学科
UXコース
16 / 102 167.6 / 300
デザイン工学科
プロダクトコース
20 / 127 172.7 / 300
建築学部 建築学科
APコース(先進的プロジェクトデザインコース)
12 / 69 177.6 / 300 74名
建築学科
SAコース(空間・建築デザインコース)
29 / 295 184.8 / 300
建築学科
UAコース(都市・建築デザインコース)
33 / 279 179.5 / 300
全学統一日程
A方式
工学部 機械工学課程
基幹機械コース
36 / 221 170.1 / 300 328名
機械工学課程
先進機械コース
55 / 225 164.4 / 300
物質化学課程
環境・物質工学コース
37 / 107 155.8 / 300
物質化学課程
化学・生命工学コース
35 / 114 162.8 / 300
電気電子工学課程
電気・ロボット工学コース
39 / 147 165.7 / 300
電気電子工学課程
先端電子工学コース
40 / 145 163.8 / 300
情報・通信工学課程
情報通信コース
32 / 137 170.5 / 300
情報・通信工学課程
情報工学コース
26 / 252 182.5 / 300
土木工学課程
都市・環境コース
28 / 143 162.1 / 300
システム理工学部 電子情報システム学科 32 / 225 176.8 / 300 133名
機械制御システム学科 29 / 126 161.2 / 300
環境システム学科 18 / 79 166.8 / 300
生命科学科
生命科学コース
21 / 86 164.0 / 300
生命科学科
生命医工学コース
8 / 69 173.1 / 300
数理科学科 25 / 113 226.5 / 400
デザイン工学部 デザイン工学科
社会情報システムコース
11 / 85 170.6 / 300 39名
デザイン工学科
UXコース
11 / 131 177.2 / 300
デザイン工学科
プロダクトコース
17 / 143 175.3 / 300
建築学部 建築学科
SAコース(空間・建築デザインコース)
20 / 268 186.0 / 300 37名
建築学科
UAコース(都市・建築デザインコース)
17 / 246 181.5 / 300
全学統一日程
B方式
工学部 機械工学課程
基幹機械コース
6 / 62 180.9 / 300 83名
機械工学課程
先進機械コース
8 / 66 174.7 / 300
物質化学課程
環境・物質工学コース
8 / 25 168.6 / 300
物質化学課程
化学・生命工学コース
8 / 41 172.5 / 300
電気電子工学課程
電気・ロボット工学コース
11 / 43 174.1 / 300
電気電子工学課程
先端電子工学コース
10 / 38 171.9 / 300
情報・通信工学課程
情報通信コース
11 / 37 173.3 / 300
情報・通信工学課程
情報工学コース
9 / 73 189.2 / 300
土木工学課程
都市・環境コース
12 / 43 168.3 / 300
システム理工学部 電子情報システム学科 6 / 45 186.0 / 300 33名
機械制御システム学科 7 / 30 164.5 / 300
環境システム学科 5 / 30 176.2 / 300
生命科学科
生命科学コース
3 / 16 165.8 / 300
生命科学科
生命医工学コース
4 / 22 165.8 / 300
数理科学科 8 / 28 171.5 / 300
デザイン工学部 デザイン工学科
社会情報システムコース
4 / 26 174.9 / 300 13名
デザイン工学科
UXコース
4 / 50 185.3 / 300
デザイン工学科
プロダクトコース
5 / 49 182.3 / 300
建築学部 建築学科
SAコース(空間・建築デザインコース)
12 / 110 192.3 / 300 22名
建築学科
UAコース(都市・建築デザインコース)
10 / 104 185.0 / 300
後期日程 工学部 機械工学課程
基幹機械コース
9 / 156 175.2 / 300 118名
機械工学課程
先進機械コース
18 / 214 170.9 / 300
物質化学課程
環境・物質工学コース
17 / 116 163.3 / 300
物質化学課程
化学・生命工学コース
9 / 89 165.2 / 300
電気電子工学課程
電気・ロボット工学コース
16 / 128 168.1 / 300
電気電子工学課程
先端電子工学コース
12 / 149 173.6 / 300
情報・通信工学課程
情報通信コース
15 / 132 175.6 / 300
情報・通信工学課程
情報工学コース
12 / 143 183.6 / 300
土木工学課程
都市・環境コース
10 / 115 171.6 / 300
システム理工学部 電子情報システム学科 9 / 159 186.4 / 300 53名
機械制御システム学科 13 / 120 166.9 / 300
環境システム学科 8 / 78 172.6 / 300
生命科学科
生命科学コース
6 / 81 175.1 / 300
生命科学科
生命医工学コース
6 / 74 170.2 / 300
数理科学科 11 / 93 229.8 / 400
デザイン工学部 デザイン工学科
社会情報システムコース
4 / 94 179.9 / 300 11名
デザイン工学科
UXコース
3 / 91 177.0 / 300
デザイン工学科
プロダクトコース
4 / 72 176.3 / 300
建築学部 建築学科
APコース(先進的プロジェクトデザインコース)
6 / 81 181.5 / 300 25名
建築学科
SAコース(空間・建築デザインコース)
9 / 186 189.9 / 300
建築学科
UAコース(都市・建築デザインコース)
10 / 206 186.6 / 300
大学入学共通テスト利用方式
後期
工学部 機械工学課程
基幹機械コース
7 / 35 480 / 600 77名
機械工学課程
先進機械コース
9 / 39 466 / 600
物質化学課程
環境・物質工学コース
11 / 40 464 / 600
物質化学課程
化学・生命工学コース
9 / 36 459 / 600
電気電子工学課程
電気・ロボット工学コース
11 / 33 461 / 600
電気電子工学課程
先端電子工学コース
11 / 30 459 / 600
情報・通信工学課程
情報通信コース
5 / 43 487 / 600
情報・通信工学課程
情報工学コース
9 / 48 496 / 600
土木工学課程
都市・環境コース
5 / 28 459 / 600
システム理工学部 電子情報システム学科 10 / 35 480 / 600 54名
機械制御システム学科 10 / 31 461 / 600
環境システム学科 9 / 24 461 / 600
生命科学科
生命科学コース
7 / 27 462 / 600
生命科学科
生命医工学コース
8 / 20 458 / 600
数理科学科 10 / 24 460 / 600
デザイン工学部 デザイン工学科
社会情報システムコース
9 / 27 458 / 600 25名
デザイン工学科
UXコース
9 / 32 470 / 600
デザイン工学科
プロダクトコース
7 / 29 473 / 600
建築学部 建築学科
APコース(先進的プロジェクトデザインコース)
4 / 29 486 / 600 13名
建築学科
SAコース(空間・建築デザインコース)
5 / 40 501 / 600
建築学科
UAコース(都市・建築デザインコース)
4 / 33 486 / 600
総合型選抜 工学部 機械工学課程
基幹機械コース
2 / 4 公表なし 12名
機械工学課程
先進機械コース
0 / 2
物質化学課程
環境・物質工学コース
2 / 2
物質化学課程
化学・生命工学コース
1 / 1
電気電子工学課程
電気・ロボット工学コース
0 / 0
電気電子工学課程
先端電子工学コース
1 / 1
情報・通信工学課程
情報通信コース
1 / 4
情報・通信工学課程
情報工学コース
3 / 6
土木工学課程
都市・環境コース
2 / 2
システム理工学部 電子情報システム学科 3 / 9 公表なし 10名
機械制御システム学科 1 / 1
環境システム学科 2 / 8
生命科学科
生命科学コース
2 / 5
生命科学科
生命医工学コース
2 / 4
数理科学科 0 / 0
デザイン工学部 デザイン工学科
社会情報システムコース
1 / 1 公表なし 2名
デザイン工学科
UXコース
0 / 1
デザイン工学科
プロダクトコース
1 / 4
建築学部 建築学部
(建築プロジェクト入学者選抜)
17 / 69 非公開(総合評価方式)

東京都市大学

一般選抜:前期・中期・後期の3日程で実施されます。3教科型が基本ですが、特定の科目の配点が高くなる2教科型も選択可能です。また大学入学共通テストと、探究総合問題や小論文などを組み合わせる併用型の方式もあり、多角的な評価方法を取り入れているのが特徴です。前期選抜(2教科型と3教科型のみが対象)の成績優秀者には、最大4年間の授業料が全額免除される特待生制度も用意されています。

大学入学共通テスト利用入試:共通テストの成績のみで合否を判定する方式で、前期・後期の日程があります。3教科型に加え、5教科または6教科の合計点が大学の定める基準点を超えれば合格となる基準点型を導入しており、国公立大学志望者が併願しやすい仕組みです。2026年度入試からは新たに後期(6教科型のみ)も新設される予定で、受験できる機会が広がっています。

学校推薦型選抜:公募制推薦では、専願の一般推薦型・レラティブ型(卒業生の子女・兄弟姉妹など)と、他大学との併願が可能なグローバル志向型の3つのエントリー方法があります。評定平均や英語資格などの条件を満たし、学校長の推薦があれば出願できます。

総合型選抜:書類審査と二次選考を行う2段階選抜制と、1回の選考で完結する1段階選抜制があります。後者には学際探究入試や、情報工学部の創作ソフトウェア入試など、特定の分野での実績や能力をアピールできる入試が用意されています。

その他の選抜:上記の他、国際バカロレア特別入試や帰国生徒、社会人を対象とした選抜も実施しています。

主な学部・学科の昨年度入試の結果を下記の表にまとめました。

選抜方式 主要学部 学科/コース名 合格者数 / 受験者数 合格最低点 / 総点 学部全体での合格人数
一般選抜
前期
理工学部 機械工学科 236 / 945 184.7 / 300 901名
機械システム工学科 185 / 835 186.9 / 300
電気電子通信工学科 179 / 669 181.8 / 300
医用工学科 83 / 325 185.3 / 300
応用化学科 74 / 666 203.5 / 300
原子力安全工学科 46 / 199 185.3 / 300
自然科学科 98 / 486 191.1 / 300
建築都市デザイン学部 建築学科 145 / 1,114 203.8 / 300 275名
都市工学科 130 / 611 186.8 / 300
情報工学部 情報科学科 116 / 1,042 206.3 / 300 209名
知能情報工学科 93 / 640 202.0 / 300
環境学部 環境創生学科 125 / 404 174.7 / 300 234名
環境経営システム学科 109 / 329 169.7 / 300
メディア情報学部 社会メディア学科 89 / 301 172.7 / 300 183名
情報システム学科 94 / 539 129.4 / 200
デザイン・データ科学部 デザイン・データ科学科 84 / 241 170.3 / 300 84名
都市生活学部 都市生活学科 131 / 538 183.0 / 300 131名
人間科学部 人間科学科 85 / 187 109.0 / 200 85名
一般選抜
中期
理工学部 機械工学科 32 / 269 219.0 / 300 151名
機械システム工学科 24 / 241 222.0 / 300
電気電子通信工学科 39 / 207 213.0 / 300
医用工学科 13 / 108 223.0 / 300
応用化学科 17 / 153 234.0 / 300
原子力安全工学科 14 / 77 213.0 / 300
自然科学科 12 / 125 232.0 / 300
建築都市デザイン学部 建築学科 60 / 302 224.0 / 300 114名
都市工学科 54 / 204 210.0 / 300
情報工学部 情報科学科 27 / 220 226.0 / 300 55名
知能情報工学科 28 / 198 226.0 / 300
環境学部 環境創生学科 53 / 170 126.0 / 200 93名
環境経営システム学科 40 / 158 129.0 / 200
メディア情報学部 社会メディア学科 44 / 150 132.0 / 200 74名
情報システム学科 30 / 150 129.0 / 200
デザイン・データ科学部 デザイン・データ科学科 47 / 106 116.0 / 200 47名
都市生活学部 都市生活学科 27 / 247 145.0 / 200 27名
人間科学部 人間科学科 26 / 61 118.0 / 200 26名
一般選抜
後期
理工学部 機械工学科 11 / 169 170.0 / 200 83名
機械システム工学科 10 / 115 165.0 / 200
電気電子通信工学科 32 / 108 140.0 / 200
医用工学科 6 / 39 160.0 / 200
応用化学科 7 / 79 175.0 / 200
原子力安全工学科 9 / 41 147.0 / 200
自然科学科 8 / 58 159.0 / 200
建築都市デザイン学部 建築学科 22 / 111 152.0 / 200 36名
都市工学科 14 / 86 148.0 / 200
情報工学部 情報科学科 8 / 109 174.0 / 200 22名
知能情報工学科 14 / 90 168.0 / 200
環境学部 環境創生学科 7 / 61 149.0 / 200 18名
環境経営システム学科 11 / 52 141.0 / 200
メディア情報学部 社会メディア学科 8 / 52 149.0 / 200 23名
情報システム学科 15 / 73 126.0 / 200
デザイン・データ科学部 デザイン・データ科学科 7 / 64 154.0 / 200 7名
都市生活学部 都市生活学科 8 / 98 156.0 / 200 8名
人間科学部 人間科学科 4 / 40 144.0 / 200 4名
一般選抜
後期
小論文・共通テスト併用
理工学部 機械工学科 0 / 4 公表なし 4名
機械システム工学科 0 / 5
電気電子通信工学科 1 / 4
医用工学科 1 / 4
応用化学科 1 / 2
原子力安全工学科 1 / 1
自然科学科 0 / 4
建築都市デザイン学部 建築学科 0 / 2 公表なし 1名
都市工学科 1 / 2
情報工学部 情報科学科 2 / 8 公表なし 7名
知能情報工学科 5 / 7
環境学部 環境創生学科 1 / 3 公表なし 3名
環境経営システム学科 2 / 8
メディア情報学部 社会メディア学科 0 / 7 公表なし 3名
情報システム学科 3 / 7
デザイン・データ科学部 デザイン・データ科学科 2 / 7 公表なし 2名
都市生活学部 都市生活学科 4 / 9 公表なし 4名
人間科学部 人間科学科 1 / 4 公表なし 1名
共通テスト利用入試
前期
3教科型
理工学部 機械工学科 119 / 470 74.3% / 600点 595名
機械システム工学科 109 / 443 75.0% / 600点
電気電子通信工学科 140 / 420 73.3% / 600点
医用工学科 74 / 220 72.3% / 600点
応用化学科 46 / 317 80.0% / 600点
原子力安全工学科 51 / 153 71.6% / 600点
自然科学科 56 / 281 76.4% / 600点
建築都市デザイン学部 建築学科 49 / 441 79.7% / 600点 124名
都市工学科 75 / 330 76.0% / 600点
情報工学部 情報科学科 57 / 540 85.2% / 600点 128名
知能情報工学科 71 / 383 81.5% / 600点
環境学部 環境創生学科 90 / 274 73.3% / 600点 180名
環境経営システム学科 90 / 217 71.4% / 600点
メディア情報学部 社会メディア学科 57 / 195 76.0% / 600点 117名
情報システム学科 60 / 307 78.3% / 600点
デザイン・データ科学部 デザイン・データ科学科 85 / 212 71.8% / 600点 85名
都市生活学部 都市生活学科 93 / 312 75.1% / 600点 93名
人間科学部 人間科学科 54 / 110 70.0% / 600点 54名
共通テスト利用入試
前期
5教科基準点型
理工学部 機械工学科 84 / 193 公表なし 437名
機械システム工学科 73 / 186
電気電子通信工学科 58 / 149
医用工学科 50 / 124
応用化学科 85 / 188
原子力安全工学科 22 / 67
自然科学科 65 / 145
建築都市デザイン学部 建築学科 74 / 220 公表なし 149名
都市工学科 75 / 185
情報工学部 情報科学科 65 / 214 公表なし 111名
知能情報工学科 46 / 144
環境学部 環境創生学科 33 / 104 公表なし 54名
環境経営システム学科 21 / 63
メディア情報学部 社会メディア学科 20 / 56 公表なし 39名
情報システム学科 19 / 97
デザイン・データ科学部 デザイン・データ科学科 28 / 74 公表なし 28名
都市生活学部 都市生活学科 29 / 88 公表なし 29名
人間科学部 人間科学科 15 / 43 公表なし 15名
共通テスト利用入試
前期
6教科基準点型
理工学部 機械工学科 124 / 231 公表なし 566名
機械システム工学科 105 / 222
電気電子通信工学科 74 / 175
医用工学科 60 / 133
応用化学科 105 / 230
原子力安全工学科 27 / 75
自然科学科 71 / 151
建築都市デザイン学部 建築学科 94 / 254 公表なし 213名
都市工学科 119 / 213
情報工学部 情報科学科 125 / 298 公表なし 196名
知能情報工学科 71 / 186
環境学部 環境創生学科 45 / 125 公表なし 72名
環境経営システム学科 27 / 64
メディア情報学部 社会メディア学科 26 / 63 公表なし 62名
情報システム学科 36 / 133
デザインデータ科学部 デザイン・データ科学科 34 / 86 公表なし 34名
都市生活学部 都市生活学科 33 / 91 公表なし 33名
人間科学部 人間科学科 17 / 41 公表なし 17名
学校推薦型選抜
公募推薦
理工学部 機械工学科 3 / 6 公表なし 14名
機械システム工学科 1 / 4
電気電子通信工学科 2 / 3
医用工学科 3 / 6
応用化学科 1 / 4
原子力安全工学科 1 / 1
自然科学科 3 / 6
建築都市デザイン学部 建築学科 6 / 16 公表なし 7名
都市工学科 1 / 2
情報工学部 情報科学科 4 / 5 公表なし 9名
知能情報工学科 5 / 9
環境学部 環境創生学科 1 / 1 公表なし 7名
環境経営システム学科 6 / 6
メディア情報学部 社会メディア学科 7 / 10 公表なし 9名
情報システム学科 2 / 8
デザイン・データ科学部 デザイン・データ科学科 5 / 5 公表なし 5名
都市生活学部 都市生活学科 21 / 34 公表なし 21名
人間科学部 人間科学科 7 / 7 公表なし 7名
総合型選抜
※2段階選抜型のみ公表
理工学部 機械工学科 14 / 19 公表なし 62名
機械システム工学科 5 / 7
電気電子通信工学科 18 / 19
医用工学科 6 / 10
応用化学科 9 / 14
原子力安全工学科 3 / 5
自然科学科 7 / 11
建築都市デザイン学部 建築学科 12 / 30 公表なし 23名
都市工学科 11 / 15
情報工学部 情報科学科 5 / 10 公表なし 13名
知能情報工学科 8 / 11
環境学部 環境創生学科 13 / 13 公表なし 24名
環境経営システム学科 11 / 14
メディア情報学部 社会メディア学科 6 / 8 公表なし 10名
情報システム学科 4 / 7
デザイン・データ科学部 デザイン・データ科学科 5 / 11 公表なし 5名
都市生活学部 都市生活学科 9 / 20 公表なし 9名
人間科学部 人間科学科 4 / 4 公表なし 4名

工学院大学

一般選抜:主な入試として、1月下旬に実施される全学統一のS日程と、2月上旬に4日間にわたって実施される募集人員が最も多いA日程があります。S日程は1回の受験で4学科まで併願でき、成績上位者は1年次の授業料相当額が給付される奨学金制度の対象となります。A日程も成績優秀者は最大4年間の授業料減免(年間授業料の50%が減免)を受けられる奨学金制度があり、実力を試したい受験生にとっておすすめの方式です。

この他、中期(B日程)は2月中旬に実施され、A日程より出願期間が長めに設定されています。後期(M日程)は3月上旬実施で、共通テスト利用入試と併願しやすいのが特徴です。

大学入学共通テスト利用入試:共通テストの成績のみで合否を判定する方式で、前期・後期の日程が設けられています。出願は前期が1月上旬〜下旬、後期が2月中旬〜3月上旬にかけて行われます。

特に前期日程では、3教科型と4教科型の両方に出願が可能で、同じ学科に2つの方式で挑戦することで合格の可能性を高められます。なお、奨学金の対象となるのは前期日程のみで、一般選抜A日程の成績優秀者と同等の授業料減免(最大4年間)を受けられます。

学校推薦型選抜・総合型選抜:工学院大学では、高校時代の活動や探究の成果をアピールできる選抜方式が用意されています。自己推薦型選抜は、大学が定める評定平均の基準を満たせば出願でき、他大学との併願も可能です。

また、SSH(スーパーサイエンスハイスクール)での研究発表などの経験を活かせる探究成果活用型選抜もあり、こちらも併願可能です。

その他の選抜:上記の他、一般選抜の英語外部試験利用方式や、特定の専門分野に特化した選抜、国際バカロレア特別選抜なども実施しています。

主な学部・学科の昨年度入試の結果を下記の表にまとめました。
※合格最低点 / 総点はすべての選抜方式で公表なし

選抜方式 主要学部 学科/コース名 合格者数 / 受験者数 学部全体での合格人数
一般選抜
S日程
全学統一
先進工学部 生命化学科 20 / 109 98名
応用化学科 29 / 171
環境応用化学科 12 / 58
応用物理学科 21 / 116
機械理工学科
機械理工学専攻
15 / 99
機械理工学科
機械理工学専攻
0 / 3
先進工学部大学院接続型コース 1 / 16
工学部 機械工学科 33 / 223 74名
機械システム工学科 18 / 125
電気電子工学科 23 / 158
建築学部 まちづくり学科 12 / 127 96名
建築学科 43 / 328
建築デザイン学科 32 / 246
建築学部総合 9 / 143
情報学部 情報通信工学科 25 / 165 132名
コンピュータ科学科 37 / 199
情報デザイン学科 30 / 202
情報科学科 30 / 169
情報学部総合 10 / 74
一般選抜
A日程
前期
先進工学部 生命化学科 23 / 179 130名
応用化学科 45 / 322
環境応用化学科 17 / 126
応用物理学科 19 / 185
機械理工学科
機械理工学専攻
26 / 183
機械理工学科
機械理工学専攻
0 / 18
先進工学部
大学院接続型コース
0 / 16
工学部 機械工学科 55 / 558 114名
機械システム工学科 28 / 296
電気電子工学科 31 / 277
建築学部 まちづくり学科 16 / 296 157名
建築学科 66 / 673
建築デザイン学科 58 / 597
建築学部総合 17 / 293
情報学部 情報通信工学科 56 / 426 198名
コンピュータ科学科 54 / 460
情報デザイン学科 36 / 345
情報科学科 39 / 335
情報学部総合 13 / 108
一般選抜
B日程
中期
先進工学部 生命化学科 12 / 38 66名
応用化学科 21 / 51
環境応用化学科 13 / 34
応用物理学科 5 / 28
機械理工学科
機械理工学専攻
13 / 24
機械理工学科
機械理工学専攻
2 / 3
工学部 機械工学科 24 / 71 46名
機械システム工学科 10 / 31
電気電子工学科 12 / 43
建築学部 25 / 232 25名
情報学部 情報通信工学科 15 / 51 56名
コンピュータ科学科 15 / 48
情報デザイン学科 15 / 43
情報科学科 8 / 37
情報学部総合 3 / 6
一般選抜
M日程
後期
先進工学部 24 / 131 24名
工学部 24 / 84 24名
建築学部 6 / 103 6名
情報学部 34 / 168 34名
大学入学
共通テスト利用
前期
先進工学部 生命化学科 202 / 468 969名
応用化学科 243 / 661
環境応用化学科 133 / 290
応用物理学科 137 / 389
機械理工学科
機械理工学専攻
227 / 399
機械理工学科
機械理工学専攻
5 / 33
先進工学部大学院接続型コース 22 / 117
工学部 機械工学科 473 / 1,087 1,039名
機械システム工学科 264 / 617
電気電子工学科 302 / 676
建築学部 まちづくり学科 147 / 442 843名
建築学科 299 / 872
建築デザイン学科 267 / 758
建築学部総合 130 / 493
情報学部 情報通信工学科 212 / 572 949名
コンピュータ科学科 287 / 702
情報デザイン学科 161 / 535
情報科学科 209 / 518
情報学部総合 80 / 290
大学入学
共通テスト利用
後期
先進工学部 24 / 72 24名
工学部 23 / 75 23名
建築学部 17 / 68 17名
情報学部 33 / 106 33名
探求成果活用型 先進工学部 生命化学科 0 / 4 3名
応用化学科 2 / 2
環境応用化学科 0 / 0
応用物理学科 1 / 1
機械理工学科
機械理工学専攻
0 / 0
工学部 1 / 6 1名
建築学部 6 / 12 6名
情報学部 情報通信工学科 0 / 0 3名
コンピュータ科学科 0 / 5
情報デザイン学科 2 / 4
情報科学科 1 / 3
自己推薦型 先進工学部 生命化学科 17 / 29 62名
応用化学科 21 / 34
環境応用化学科 8 / 13
応用物理学科 8 / 13
機械理工学科
機械理工学専攻
6 / 9
機械理工学科
航空理工学専攻
2 / 3
工学部 機械工学科 20 / 41 49名
機械システム工学科 15 / 29
電気電子工学科 14 / 32
建築学部 49 / 163 49名
情報学部 情報通信工学科 19 / 28 60名
コンピュータ科学科 21 / 36
情報デザイン学科 15 / 51
情報科学科 5 / 17

東京電機大学

一般選抜:前期・後期の日程で、前期は2月上旬、後期は2月下旬に行われます。1日につき最大4学科・学系まで併願が可能で、後期は併願数に制限がありません。

工学部第二部は出願期間・試験日・受験科目数などが他学部と異なるため、受験時には要確認です。

2科目または3科目での受験が可能で、英語外部試験利用方式および情報系外部試験利用方式では、資格・検定試験で一定のスコアや合格実績を有している場合に限り、2科目での受験が可能です。前期は最長4年間で計140万円が支給される「奨学生選抜」を兼ねています。

最大の特徴は数学満点方式で、全方式で数学の満点取得者を合格とみなす制度が設けられています。ただし、数学の問題は記述式中心で難易度が高く、途中過程の記述を含めて減点要素がない答案を作成する必要があるため、満点を取ることは容易ではありません。他の科目の受験も必須であり、万一欠席した場合は失格となります。なお、大学入学共通テスト利用選抜でも工学部第二部は日程・科目が異なります。

大学入学共通テスト利用選抜:前期・後期の日程で、共通テストの成績のみで合否を判定します。出願期間は前期が1月上旬〜下旬、後期が2月中旬〜3月上旬頃に設定されています。

希望する学科・学系をいくつでも併願可能で、3教科型と4教科型の2つの方式から選択できます。

4教科型といっても、国公立大学のような5教科構成ではなく、英語・数学・理科の3教科に加えて、国語(現代文の範囲のみ)または情報Ⅰが加わる構成です。そのため、私立大学志望者にとっても受験しやすい内容となっています。

学校推薦型選抜・総合型選抜:学校推薦型選抜には、指定校推薦・公募制推薦があります。

公募制推薦では、出願条件を満たせばどの高校からでも出願でき、書類審査と面接による総合評価で選抜が行われます。

総合型選抜は学部によって方式が分かれており、工学部では「とんがりAO」、その他3学部(未来科学部・工学システム学部・情報環境学部)では「AO入試」という総合型選抜が実施されています。「とんがりAO」は、特定分野に強い探究心や情熱を持つ受験生を対象としており、これまでの学習・活動実績やプレゼンテーション能力をアピールできる方式です。

その他の選抜:工学部第二部(夜間部)では、はたらく学生選抜や社会人選抜など、多様な背景を持つ学生を受け入れるための選抜を実施しています。「はたらく学生選抜」では、昼間は東京千住キャンパスで学生職員として勤務し、夜間は工学部第二部で学ぶことができる仕組みとなっています。

学費の一部が給与として補われるなど、働きながら学びたい社会人・学生にとって学修と実務を両立できる貴重な制度です。

主な学部・学科の昨年度入試の結果を下記の表にまとめました。

選抜方式 主要学部 学科/コース名 合格者数 / 受験者数 合格最低点 / 総点 学部全体での合格人数
一般選抜
前期日程
工学部 電気電子工学科 309 / 1,066 170 / 300 1,313名
電子システム工学科 161 / 634 167 / 300
応用化学科 197 / 699 182 / 300
機械工学科 322 / 1,492 176 / 300
先端機械工学科 199 / 685 167 / 300
情報通信工学科 125 / 1,221 195 / 300
未来科学部 建築学科 134 / 937 193 / 300 368名
情報メディア学科 108 / 1,425 204 / 300
ロボット・メカトロニクス学科 126 / 671 180 / 300
システムデザイン工学部 デザイン工学科 131 / 810 189 / 300 327名
情報システム工学科 196 / 1,683 195 / 300
理工学部 理学系 169 / 339 154 / 300 715名
生命科学系 89 / 229 152 / 300
建築・都市環境学系 82 / 369 165 / 300
情報システムデザイン学系 170 / 789 170 / 300
機械工学系 143 / 461 150 / 300
電子情報・生体医工学系※ 62 / 138 148 / 300
一般選抜
後期日程
工学部 電気電子工学科 7 / 141 119 / 200 44名
電子システム工学科 10 / 136 113 / 200
応用化学科 3 / 136 128 / 200
機械工学科 8 / 214 125 / 200
先端機械工学科 8 / 209 117 / 200
情報通信工学科 8 / 152 143 / 200
未来科学部 建築学科 7 / 174 133 / 200 22名
情報メディア学科 8 / 214 145 / 200
ロボット・メカトロニクス学科 7 / 158 127 / 200
システムデザイン工学部 情報システム工学科 11 / 255 134 / 200 24名
デザイン工学科 13 / 170 126 / 200
理工学部 理学系 15 / 72 103 / 200 91名
生命科学系 10 / 53 103 / 200
情報システムデザイン学系 20 / 167 113 / 200
機械工学系 12 / 148 100 / 200
電子情報・生体医工学系※ 26 / 55 98 / 200
建築・都市環境学系 8 / 105 111 / 200
大学入学
共通テスト利用選抜
前期
工学部 電気電子工学科 202 / 698 396 / 600 842名
電子システム工学科 150 / 483 384 / 600
応用化学科 114 / 514 419 / 600
機械工学科 214 / 986 419 / 600
先端機械工学科 109 / 425 399 / 600
情報通信工学科 53 / 807 479 / 600
未来科学部 建築学科 95 / 621 433 / 600 282名
情報メディア学科 107 / 923 448 / 600
ロボット・メカトロニクス学科 80 / 414 418 / 600
システムデザイン工学部 情報システム工学科 165 / 1,051 440 / 600 275名
デザイン工学科 110 / 522 425 / 600
理工学部 理学系 134 / 300 364 / 600 659名
生命科学系 99 / 247 360 / 600
情報システムデザイン学系 153 / 604 389 / 600
機械工学系 88 / 329 361 / 600
電子情報・生体医工学系※ 84 / 215 351 / 600
建築・都市環境学系 101 / 350 370 / 600
大学入学
共通テスト利用選抜
後期
工学部 電気電子工学科 1 / 30 公表なし 14名
電子システム工学科 1 / 23
応用化学科 1 / 13
機械工学科 1 / 26
先端機械工学科 9 / 23
情報通信工学科 1 / 51
未来科学部 建築学科 1 / 20 公表なし 5名
情報メディア学科 2 / 42
ロボット・メカトロニクス学科 2 / 18
システムデザイン工学部 情報システム工学科 12 / 50 公表なし 20名
デザイン工学科 8 / 23
理工学部 理学系 1 / 17 公表なし 19名
生命科学系 1 / 13
情報システムデザイン学系 6 / 42
機械工学系 1 / 20
電子情報・生体医工学系※ 9 / 20
建築・都市環境学系 1 / 22
学校推薦型選抜 工学部 電気電子工学科 7 / 15 公表なし 37名
電子システム工学科 5 / 12
応用化学科 3 / 18
機械工学科 11 / 20
先端機械工学科 9 / 15
情報通信工学科 2 / 30
未来科学部 建築学科 28 / 98 公表なし 49名
情報メディア学科 11 / 97
ロボット・メカトロニクス学科 10 / 44
システムデザイン工学部 情報システム工学科 10 / 56 公表なし 21名
デザイン工学科 11 / 46
理工学部 理学系 14 / 17 公表なし 61名
生命科学系 9 / 18
情報システムデザイン学系 20 / 36
機械工学系 8 / 9
電子情報・生体医工学系※ 5 / 5
建築・都市環境学系 5 / 17
総合型選抜 工学部 電気電子工学科 2 / 8 公表なし 9名
電子システム工学科 1 / 3
応用化学科 0 / 0
機械工学科 0 / 2
先端機械工学科 2 / 3
情報通信工学科 4 / 5
未来科学部 建築学科 5 / 11 公表なし 7名
情報メディア学科 1 / 13
ロボット・メカトロニクス学科 1 / 2
システムデザイン工学部 情報システム工学科 3 / 13 公表なし 5名
デザイン工学科 2 / 7
理工学部 理学系 2 / 3 公表なし 9名
生命科学系 1 / 2
情報システムデザイン学系 3 / 10
機械工学系 1 / 4
電子情報・生体医工学系※ 1 / 1
建築・都市環境学系 1 / 1

※2026年4月より電子情報工学系に再編

四工大を軸にした併願パターン

四工大を中心に考える併願戦略では、単に偏差値の上下で選ぶのではなく、学びたい分野や将来像、入試傾向の相性から組み合わせを考えることが重要です。

各大学の特色を理解し、自分の目指す学び方に合ったプランを立てましょう。

パターン1:情報・AI・データ分野を軸にした併願プラン

  • 芝浦工業大学 (システム理工学部)
  • 工学院大学  (情報学部)
  • 東京電機大学 (未来科学部)
  • 明治大学   (総合数理学部)

情報系やAI・データサイエンス分野を志望する受験生には、四工大が得意とする情報工学や応用理工の分野がマッチします。

数学・物理・化学といった主要科目が共通しており、効率的な併願が可能です。応用力を問う問題の対策と、基礎の徹底が合格の鍵となります。

パターン2:建築・デザイン分野を目指す併願プラン

  • 東京理科大学 (工学部建築学科)
  • 芝浦工業大学 (建築学部)
  • 工学院大学  (建築学部)
  • 東京都市大学 (建築都市デザイン学部)
  • 日本大学   (藝術学部)

建築や都市デザイン系を志望する場合、四工大の建築学部群は非常に人気が高く、就職実績や設計教育の評価も高いです。

デッサンや空間把握など独自の実技試験を課す大学もあるため、志望校の入試要項を早めに確認しましょう。

パターン3:四工大を本命として安定した合格を目指すプラン

  • 芝浦工業大学 (システム理工学部)
  • 東京都市大学 (理工学部・建築都市デザイン学部)
  • 東京電機大学 (工学部・情報環境学部)
  • 工学院大学  (先進工学部・情報学部)
  • 日本大学   (生産工学部)
  • 東洋大学   (理工学部)

四工大を中心に、バランス良く実力を発揮できるプランです。各大学で共通する科目構成を活かし、過去問研究を通じて得点力を高めましょう。

特に東京電機大学や工学院大学は実践型カリキュラムが充実しており、就職を意識した学びを早期から始めたい人におすすめです。

四工大の就職情報

大学別|就職先の特徴

芝浦工業大学

就職内定率:99.6%(2025年度実績)
主な就職先(2025年度実績)

・製造業:
 三菱電機、本田技研工業、日産自動車、富士通、トヨタ自動車、日立製作所、東京エレクトロン

・建設・不動産:
 大和ハウス工業、清水建設、大成建設、竹中工務店、積水ハウス、大林組、鹿島建設

・情報通信:
 日本電気(NEC)、NTTデータグループ、NECソリューションイノベータ、SCSK、NTTドコモ

・官公庁・公共:
 東京都庁、東京都特別区、さいたま市、農林水産省、横浜市役所

・運輸・旅行:
 東海旅客鉄道(JR東海)、東日本旅客鉄道(JR東日本)、全日本空輸(ANA)、東武鉄道

・コンサルティング・人材:
 日本総合研究所、アビームコンサルティング、デロイトトーマツコンサルティング、PwCコンサルティング

・金融・保険:
 三菱UFJ銀行、大同生命保険、SMBC日興証券

東京都市大学

就職率:98.5%(2024年度実績)
主な就職先(2022〜2024年度実績)

・製造業:
 三菱電機、本田技研工業(Honda)、いすゞ自動車、SUBARU、スズキ、富士電機、日本電気(NEC)、富士通、キヤノン、日立製作所

・建設・不動産:
 大成建設、清水建設、東急建設、鹿島建設、長谷工コーポレーション、世紀東急工業、五洋建設、前田建設工業

・情報通信:
 富士ソフト、アルファシステムズ、NTTデータグループ、NECソリューションイノベータ、Sky、日立社会情報サービス、パナソニックITS

・官公庁・公共:
 横浜市役所、東京都庁、神奈川県庁、世田谷区役所、品川区役所、日本原子力研究開発機構

・運輸・旅行:
 東日本旅客鉄道(JR東日本)、東海旅客鉄道(JR東海)、全日本空輸(ANA)、東急電鉄

・サービス業:
 TOPPANホールディングス、大塚商会、東急コミュニティー

・電気・ガス・熱供給・水道業:
 東京電力ホールディングス、東京ガスネットワーク、関西電力

工学院大学

就職率:97.8%(2024年度実績)
主な就職先(2023年度実績)

・製造業:
 スズキ、SUBARU、トヨタ自動車、日産自動車、本田技研工業、三菱電機、日立製作所、キヤノン、ニコン、ダイキン工業、TDK

・建設・不動産:
 大林組、鹿島建設、清水建設、大成建設、竹中工務店、積水ハウス、大和ハウス工業、日建設計

・情報通信:
 伊藤忠テクノソリューションズ、大塚商会、KDDI、ソフトバンク、東芝デジタルソリューションズ、NTT東日本、富士ソフト、LINEヤフー

・運輸・旅行:
 全日本空輸(ANA)、東海旅客鉄道(JR東海)、東日本旅客鉄道(JR東日本)、東京地下鉄(東京メトロ)

・官公庁・公共:
 東京都庁、横浜市役所、国土交通省、東京税関、都市再生機構

・電気・ガス・熱供給・水道業:
 東京電力ホールディングス、JERA

東京電機大学

就職内定率:99.2%(2025年度実績)
主な就職先(2025年度実績)

・製造業:
 三菱電機、SUBARU、TOPPAN、東芝、本田技研工業、スズキ、富士通、富士電機、アズビル、大日本印刷、日立製作所、三菱自動車工業、LIXIL、SMC、セイコーエプソン、日産自動車、コクヨ、テルモ、トヨタ自動車

・情報通信:
 沖電気工業、日本電気(NEC)、NTTドコモ

・建設・不動産:
 大成建設、大林組、大和ハウス工業

・運輸・旅行:
 東日本旅客鉄道(JR東日本)

・官公庁・公共:
 東京電力

・メディア・エンターテイメント:
 コーエーテクモホールディングス

四工大 vs 日東駒専|就職力の徹底比較

就職力で比較した場合、特に技術系の専門職においては、四工大が日東駒専に対して優位です。四工大は理工系教育に特化しており、産業界との結びつきが強く、質の高い技術職の求人が豊富に集まるからです。

以下の表は、両者の就職における特徴を比較したものです。

​​​​比較項目 ​​四工大 ​​​​日東駒専(理工系)
主な職種 研究・開発、設計などの技術専門職の比率が高い 技術職に加え、営業職や総合職の割合も高い
求人の質 大手メーカーやゼネコンからの専門職求人が豊富 幅広い業界から求人があるが、専門職求人の数は少ない傾向
学校推薦の充実度 推薦枠が多く、それを利用して大手企業へ就職する学生が多い 推薦枠もあるが、四工大と比較すると限定的

このように、卒業後に専門性を活かしたキャリアを歩みたいと考えるなら、四工大がより有利な選択肢となります。学校推薦制度が充実している点は、就職活動を効率的に進める上でメリットであると言えます。

また、四工大の就職力はGMARCHの理工系学部と比較しても遜色ありません。大学のブランドイメージとしてはGMARCHが広く知られていますが、技術職やエンジニア職など専門領域における採用実績では、長い歴史と実績を持つ四工大が同等かそれ以上の評価を受ける場面もあるでしょう。

特筆すべきは、銀行やコンサルティング業界においても、理工系出身者が多いことです。理工系の学習で培われる論理的思考力や数的処理能力は、業界を問わず高く評価される傾向にあります。

そのため、入学時の偏差値が同等かやや上の経済学部生よりも、金融機関への就職で有利になるケースも見られます。

目的別・四工大の選び方と各大学の特徴

芝浦工業大学|四工大トップの実力と英語教育の充実

芝浦工業大学は、四工大のトップランナーとして、研究力とグローバル教育の両面で高い評価を得ています。

スーパーグローバル大学創成支援事業にも採択され、世界で活躍できる技術者の育成に注力しています。

英語で行う専門科目の授業や、単位互換が可能な海外派遣プログラムが充実しており、多くのプログラムで1年程度の長期留学をしても4年間での卒業が可能です。研究志向の学生が多く、大学院進学率が高いのも特徴です。

東京都市大学|産学連携と実践的教育の強み

東京都市大学は、旧・武蔵工業大学からの伝統を受け継ぐ実践的な教育と、東急グループとの連携を活かした豊富な産学連携プログラムが最大の強みです。

特に鉄道技術やまちづくり、エネルギー分野での共同研究やインターンシップが活発で、企業が抱えるリアルな課題にチームで取り組むPBL(Project Based Learning)型授業を数多く導入しています。これにより、学生は在学中から社会で通用する問題解決能力を養うことができます。

また、国内の大学でも限られる原子力・放射線工学分野の教育・研究を継続的に実施しており、安全工学やエネルギー技術の専門人材育成にも力を入れています。

留学制度も整備されており、学部や単位認定状況によりますが、留学をしても4年間で卒業できるカリキュラムが組まれています。

工学院大学|ハイブリッド留学®とアクティブラーニング

工学院大学は、新宿と八王子にキャンパスを構え、伝統と革新を両立させた学びの環境が特徴です。2つのキャンパスは専用のバスで結ばれていて行き来もしやすくなっています。

特に注目すべきは、オンラインと渡航を組み合わせた独自の「ハイブリッド留学®」制度です。これにより、費用や時間を抑えながら多くの学生が海外経験を積む機会を得ています。

低学年次は広大な八王子キャンパスで基礎と実験に集中し、高学年次からは都心の新宿キャンパスで専門研究や社会連携を深めるという、特色ある教育環境も魅力です。

学生が主体的に学ぶアクティブラーニングも積極的に推進しており、活気のある学習環境があります。留学期間や取得単位に応じて、4年間での卒業も可能です。

東京電機大学|電気・情報分野の伝統と革新

東京電機大学は、100年以上にわたり日本の電気・情報分野をリードしてきた伝統校です。

その実績は産業界から絶大な信頼を得ており、卒業生は社会のインフラを支える多様な分野で活躍しています。

理工学部を除いた学部生がメインで学ぶ東京千住キャンパスは、学部・学科の垣根を超えた交流が盛んであり、共同プロジェクトやサークル活動に取り組みやすい環境です。

留学制度については、大学間の協定に基づき単位互換が認められれば、4年間での卒業が可能となっています。

まとめ

四工大は、首都圏の理工系大学群として、MARCHに次ぐ難易度と日東駒専を上回る専門性を持ち、安定した就職実績を誇る確かな選択肢です。

偏差値だけでなく、各大学が持つ研究テーマ、就職先の業界、そして教育スタイルを深く理解し、自分の将来像に合った大学を選ぶことが何よりも重要です。

  • 研究と国際性を追求するなら芝浦工業大学
  • 実社会と連携した学びを求めるなら東京都市大学
  • 主体的な学びと海外経験を望むなら工学院大学
  • 電気・情報のスペシャリストを目指すなら東京電機大学

この記事で紹介した情報を参考に、オープンキャンパスや大学のウェブサイトでさらに詳しい情報を集め、ベストの一校を見つけてください。

四工大は大学ごとに偏差値や入試傾向が異なり、合格を掴むためには、志望校に特化した戦略的な対策が必要です。トライでは、四工大をはじめとする理工系大学の入試を熟知した教師が、マンツーマンで指導にあたります。

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