2025/12/01

TOCKY(トッキー)とは?注目の難関国立大学5校の特徴・偏差値・就職力を徹底比較

近年、大学受験界で注目を集める「TOCKY(トッキー)」をご存知でしょうか。筑波大学、お茶の水女子大学、千葉大学、神戸大学、横浜国立大学の頭文字を取ったこの5大学群は、旧帝大に次ぐ難関国立大学として高い評価を得ています。高い学力水準を誇りながら、それぞれが独自の強みを持ち、多様な入試制度を展開しているのが特徴です。

筑波大学の最先端研究環境、お茶の水女子大学の女性リーダー育成、千葉大学のグローバル教育、神戸大学の医学研究分野での躍進、横浜国立大学の教員養成実績など、各大学が際立った個性を発揮しています。また、官公庁や大手企業への就職実績も豊富で、キャリア形成の面でも優れた選択肢となります。

本記事では、TOCKYの各大学の特徴、偏差値、就職力を徹底比較します。志望校選びの参考にぜひ最後までお読みください。

目次

TOCKYとは?2020年頃から注目される新しい国立大学群

TOCKY(トッキー)は、近年受験雑誌や予備校で広く使用されている大学群の名称です。TOCKYの各大学は、国立大学の学費の安さと高い教育水準を求める受験生にとって、魅力的な選択肢として近年注目を集めています。

TOCKYを構成する5つの大学|呼び名の由来と歴史

TOCKYは、以下の5つの国公立大学から構成されています。

  • T:筑波大学(University of Tsukuba)
  • O:お茶の水女子大学(Ochanomizu University)
  • C:千葉大学(Chiba University)
  • K:神戸大学(Kobe University)
  • Y:横浜国立大学(Yokohama National University)

TOCKYという呼び名は、各大学の頭文字表記からつくられています。2020年頃から受験業界で使用が開始され、旧帝大に次ぐ難関国立大学群として受験生の間で認知されるようになりました。TOCKYが1つの大学群として扱われるようになった背景には、以下の共通点があります。

  • 55~70程度の高い偏差値レベルを有する
  • 共通テスト得点率75%前後の入試難易度
  • 旧帝大に次ぐ、国立大学としての高い教育水準を有する

難関国立大学群の新しい呼び方として、受験指導の現場で浸透してきています。

TOCKYが受験生に人気の理由

TOCKYが多くの受験生に支持される理由は、主に以下の点にあります。

旧帝大に次ぐ高い学術レベルを持ちながら、国公立大学の学費の安さ(年間約54万円)が最大のメリットです。私立大学の年間100万円を超える学費と比較すると、経済的負担の軽減は家庭にとって大きな魅力となります。

一方で、受験生と保護者が認識しておくべき課題もあります。TOCKYの各大学は都心から距離があり、立地面が各大学共通の課題となっています。就職活動や通学の利便性において都心の私立大学に比べて不利な面があるのも現実です。GMARCHなどの都心の私立大学への進学を考える場合に、専攻分野との関連性を踏まえた都心立地の必要性を十分に検討することが重要です。

例えば、将来的にマスコミ業界や金融業界を目指す場合、都心へのアクセスの良さは就職活動において大きなアドバンテージとなるため、都心の私立大学への進学の方が学費の安さを上回るメリットを得られる場合もあります。このような理由から、受験生と保護者間での十分な検討と相談が必要と言えるでしょう。

TOCKYの偏差値と他大学群との比較

大学別|TOCKY各大学の学部構成・偏差値一覧

各大学の代表的な学部と、おおよその偏差値をまとめました。学部ごとの偏差値を知りたい方は参考にしてみてください。なお、偏差値は河合塾が公表しているものです。
※偏差値・大学入学共通テスト得点率参照:河合塾 Kei-Net 大学検索システム

筑波大学

学群 ​​偏差値 大学入学共通テスト得点率
総合選抜 57.5~60.0 77%~78%
人文・文化学群 62.5 79%~85%
社会・国際学群 62.5~65.0 82%~83%
理工学群 57.5 79%~88%
生命環境学群 55.0~57.5 78%~88%
医学群 55.0~67.5 71%~87%
芸術専門学群 80%~85%
体育専門学群 78%
人間学群 60.0~62.5 80%~85%
情報学群 57.5~60.0 82%~83%

お茶の水女子大学

学部 ​​偏差値 大学入学共通テスト得点率
文教育学部 55.0~62.5 68%~90%
理学部 55.0~57.5 74%~84%
生活科学部 60.0~65.0 76%~80%
共創工学部 57.5~62.5 79%~83%

千葉大学

学部 偏差値 大学入学共通テスト得点率
文学部 57.5~60.0 73%~80%
国際教養学部 57.5 73%
法政経学部 60.0 74%~81%
教育学部 45.0~57.5 58%~73%
理学部 57.5~62.5 72%~82%
工学部 55.0~65.0 72%~81%
情報・データサイエンス学部 57.5 77%
園芸学部 50.0~60.0 68%~78%
医学部 67.5~72.5 89%~92%
薬学部 62.5~65.0 80%~83%
看護学部 52.5 68%

神戸大学

学部 ​​偏差値 大学入学共通テスト得点率
文学部 62.5~67.5 79%~85%
法学部 62.5 79%~85%
経済学部 60.0~62.5 79%
経営学部 62.5 79%
理学部 55.0~65.0 76%~85%
工学部 57.5~62.5 76%~86%
システム情報学部 60.0~65.0 79%~87%
農学部 57.5~62.5 75%~83%
海洋政策科学部 55.0~60.0 73%~78%
医学部 55.0~67.5 68%~87%
国際人間科学部 57.5~67.5 76%~83%

横浜国立大学

学部 偏差値 大学入学共通テスト得点率
経済学部 62.5~67.5 76%~82%
経営学部 65.0~67.5 80%~83%
教育学部 64%~75%
都市科学部 55.0~65.0 75%~86%
理工学部 57.5~62.5 76%~85%

偏差値から見るTOCKYと旧帝大・GMARCHとの比較

TOCKY各大学の位置づけを、他の大学群と比較して整理すると以下のようになります。
※偏差値参照:河合塾 Kei-Net 大学検索システム

大学群 主な大学 ​​偏差値における序列
TOCKY 筑波大学
お茶の水女子大学
千葉大学
神戸大学
横浜国立大学
・偏差値:55.0~67.5(医学系を除く)
・旧帝大に次ぐ難関国立大学群
金岡千広 金沢大学
岡山大学
千葉大学
広島大学
・偏差値:45.0~65.0(医学系を除く)
・地方の中核大学として評価が高い、準難関国立大学群
​​GMARCH 学習院大学
明治大学
青山学院大学
立教大学
中央大学
法政大学
・偏差値:52.5~67.5
・首都圏に位置する人気の高い難関私立大学群
・多くの私立大学志望者の目標となる
​​関関同立 関西大学
関西学院大学
同志社大学
立命館大学
・偏差値:50.0~70.0
・関西地方の最難関私立大学群

TOCKYは旧帝大とGMARCHの間に位置する準難関大学群です。ただし、医学部系の学科を除いた一般的な学部では、立地面やブランド力を重視する受験生にとってはGMARCHが選ばれる場合も多いのが現実です。

TOCKY各大学の特徴と学びの環境

TOCKYはそれぞれの大学が独自の理念と特色ある教育システムを構築しています。ここでは各大学の教育理念と学びの特徴を詳しく見ていきましょう。
筑波大学:研究学園都市で学ぶ学際的総合大学

創立・大学設立年 1973年(師範学校としての創基1872年)
学部(所在地) 筑波キャンパス:茨城県つくば市
・人文・文化学群
・社会・国際学群
・人間学群
・生命環境学群
・理工学群
・情報学群
・医学群
・体育専門学群
・芸術専門学群
・総合学域群
マレーシア校
・学際サイエンス・デザイン専門学群
学生数 約9,600名
​​特徴 筑波大学は、つくば研究学園都市という日本屈指の研究環境で学べる国立大学です。学際的な教育カリキュラムを特色とし、複数の学問分野を横断的に学べる学群制を採用しています。つくば研究学園都市の研究環境は、JAXA(宇宙航空研究開発機構)や産業技術総合研究所などの最先端研究機関との連携により、学部生のうちから本格的な研究に参加できる機会が豊富です。

また、マレーシア校は日本人学生も出願可能ですが、日本国内の一般選抜は実施していません。入学は現地募集(海外特別選抜)を通じて行われます。

お茶の水女子大学:都心で学ぶグローバル女性リーダー育成の名門

創立・大学設立年 1949年(創立1875年)
学部(所在地) 大塚キャンパス:東京都文京区
・文教育学部
・理学部
・生活科学部
・共創工学部
学生数 約2,100名
​​特徴 お茶の水女子大学は、日本最高峰の女子大学として、150年以上にわたって優秀な女性人材を社会に送り出してきた伝統と実績を誇ります。都心立地のキャンパスは、東京メトロ丸ノ内線「茗荷谷駅」から徒歩7分、有楽町線「護国寺駅」から徒歩8分の好立地で、都心での充実した学生生活を送ることができます。図書館や研究施設も充実し、少人数制教育による質の高い指導を受けられる恵まれた環境です。

女性リーダー育成プログラムは全国的にも高く評価されており、卒業生は政治、経済、学術、文化などあらゆる分野で社会をリードする存在として活躍しています。キャリア支援と良縁支援の両立を図る独自の取り組みにより、仕事と家庭の調和を重視する女性のライフプランをトータルでサポートしているのも特徴です。理系分野では特に国際的に評価される研究成果を上げており、女性研究者の育成拠点としての役割も果たしています。

千葉大学:11学部・全員留学制度を誇る革新的総合大学

創立・大学設立年 1949年(創立1872年)
学部(所在地) 西千葉キャンパス:千葉県千葉市
・国際教養学部
・教育学部
・文学部
・法政経学部
・理学部
・工学部
・情報・データサイエンス学部
亥鼻キャンパス:千葉県千葉市
・医学部
・薬学部
・看護学部
松戸キャンパス:千葉県松戸市
・園芸学部
学生数 約10,500名
特徴 千葉大学は、11学部を誇る総合大学として、文系から理系、医療系まで幅広い学問領域をカバーする総合力が最大の強みです。革新的な教育改革に積極的に取り組み、常に時代の先端を行く教育を提供しています。

全員留学制度は、すべての学生に国際経験の機会を保証する先進的な取り組みです。オンライン留学プログラムも含めて多様な形態を用意し、学生の状況に応じた柔軟な国際教育を実現しています。全国初の飛び入学制度導入校として、高校2年修了時に1年早く大学に入学できる「先進科学プログラム」を実施しているのも特徴で、飛び入学導入校として教育界をリードし、優秀な学生の能力を最大限に伸ばす仕組みを整備しています。国際教養学部での英語教育は全国でもトップクラスの水準を誇り、グローバル人材の育成に力を注いでいます。

千葉県内での圧倒的なブランド力により、地元での就職や地域貢献を考える学生には最適な環境が整っています。

神戸大学:経済・経営学部の伝統と医学研究の躍進を誇る関西の名門

創立・大学設立年 1949年(創立1902年)
学部(所在地) 六甲台キャンパス:神戸市灘区
※六甲台第1キャンパス、六甲台第2キャンパス、鶴甲第1キャンパス、鶴甲第2キャンパス
・法学部
・経済学部
・経営学部
・文学部
・理学部
・農学部
・工学部
・システム情報学部
・国際文化学部
・国際人間科学部
・発達科学部
楠キャンパス:神戸市中央区
・医学部(医学科)
名谷キャンパス:神戸市中央区
・医学部(保健学科)
深江キャンパス:神戸市中央区
・海洋政策科学部
学生数 約11,500名
​​特徴 神戸大学は、関西の名門国立大学として120年以上の歴史を持ち、特に経済学・経営学分野での卓越した伝統と実績で全国的に高い評価を受けています。神戸という国際都市の立地を最大限に活かし、港町として発展してきた神戸の国際性とビジネス感覚を教育に取り入れています。

近年は理系分野でも著しい躍進を見せており、医学部ではiPS細胞の発見でノーベル賞を受賞した山中伸弥 京都大学名誉所長・教授の出身校としても有名です。

充実した就職サポート体制により、関西圏はもとより全国の有力企業への就職実績が豊富です。特に商社、金融、海運業界との強いパイプを持ち、国際ビジネスを志向する学生には理想的な環境を提供しています。六甲台キャンパスからは神戸市街地や大阪湾を一望でき、美しい景観の中で学ぶことができます。阪急神戸線「六甲駅」からのアクセスも良好で、関西圏各地からの通学にも便利な立地です。

横浜国立大学:国際都市横浜の緑豊かなキャンパスで実学を学ぶ

創立・大学設立年 1949年(創立1876年)
学部(所在地) 常盤台キャンパス:横浜市保土ケ谷区
・教育学部
・経済学部
・経営学部
・理工学部
・都市科学部
学生数 約7,400名
​​特徴 横浜国立大学の最大の強みは実践的な教員養成にあり、神奈川県内の教育界では絶対的な地位を確立しています。教育学部の伝統と実績は全国トップクラスで、理論と実践を重視したカリキュラムにより即戦力となる教員を輩出し続けています。

神奈川県内の教育現場との強力な連携ネットワークにより、在学中から実際の教育現場での研修や実習機会が豊富に提供されます。この実践的な教育アプローチは、教員としての基礎力を確実に身につけることを可能にしています。

キャンパスは横浜の都市部から少し離れた自然豊かな場所に位置し、落ち着いた雰囲気の中で学習に集中できる理想的な環境です。国際都市横浜という立地を活かした国際交流プログラムも充実し、グローバルな視野を持った人材育成にも力を入れています。

TOCKYの入試制度と選び方

大学別|TOCKYの主な入試方式と倍率

筑波大学

一般入試
筑波大学の一般選抜は、前期日程と後期日程が実施されます。前期日程と後期日程の併願が可能です。前期日程では「総合選抜」と「学類・専門学群選抜」の2つの選抜方式から選択できます。ただし、人文・文化学群(比較文化学類、日本語・日本文化学類)、社会・国際学群(全学類)、理工学群(数学類)、情報学群(情報科学類、情報メディア創成学類)、医学群(全学類)、体育専門学群では、前期日程のみの募集となっています。

なお、学際サイエンス・デザイン専門学群(マレーシア校)は一般選抜を実施しておらず、現地の「School Recommendation Scheme」および「Aptitude Based Scheme」によって選抜されます。

※参考:School Recommendation Schem 、Aptitude-based Scheme

一般選抜の方式の一つである「総合選抜」は筑波大学独特の制度で、1年次に特定の学群・学類に所属せず「総合学域群」に所属します。受験時には文系、理系Ⅰ(物理学の素養を必須とする理科系志向)、理系Ⅱ(特定の分野にとらわれない理科系志向)、理系Ⅲ(数学に重点をおく理科系志向)の4つの選抜区分から選択します。

1年次では専門分野の異なる複数の科目を履修して自分の学びたい分野を探求し、2年次以降に所属する学類・専門学群を志望と1年次の成績や適性等により決定します。体育専門学群を除く、筑波キャンパス設置のすべての学類・専門学群への移行が可能ですが、各学類には定員が設けられており、特定の選抜区分で入学した学生を優先して受け入れる学類もあります。

一般選抜では以下の要素で総合的に評価されます。

・大学入学共通テスト(必須)
 ・学群・学類により指定された科目を受験する必要があります。
 ・第1段階選抜:実施する学群・学類では大学入学共通テストで判定されます。

・個別学力検査等(二次試験)
 ・対象者:第1段階選抜合格者に対して実施します。
 ・総合選抜の試験科目:

  文系:国語、外国語、地理歴史 / 公民 / 数学から1科目選択

  理系Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ:外国語、数学、理科(物理 / 化学 / 生物 / 地学から2科目選択 ※理系Ⅰに限り物理は必須となる)

 ・前期日程:学類・専門学群により異なる試験科目で選抜されます。

  論述試験(体育専門学群で実施)、面接・適性試験(医学群で実施)、実技(体育専門学群や芸術専門学群で実施)など

 ・後期日程:論述、小論文、個別面接のいずれかで選抜され、芸術専門学群では実技試験も実施されます。

その他の入試制度

筑波大学では一般選抜以外にも、多様な背景と能力を持つ学生を受け入れるため、以下の特別選抜を実施しています。

・推薦入試

特徴:

 ・合格した場合は必ず入学することを確約できる者が対象です。
 ・人間学群(心理学類)では大学入学共通テストの受験が必要です。
 ・医学類では一般推薦に加えて地域枠推薦も実施されます。

募集学類:学際サイエンス・デザイン専門学群以外の全学群で実施されます。

※生命環境学群生命資源学類では、専門高校・総合学科出身者を対象とした特別入試も実施

選考方法:

小論文

名称は「小論文」で統一されていますが、学類によっては学科試験に近い内容が課される場合があり、募集要項や過去問の確認が重要です。

面接

情報学群知識情報・図書館学類ではビブリオバトル形式、医学類では筆記を含む「適性試験(筆記+個別面接)」が課されます。

実技検査

体育専門学群では小論文に加えて実技試験を実施、芸術専門学群では小論文はなく実技試験のみが実施されます。

大学入学共通テスト

人間学群(心理学類)のみ受験が必要です。

試験日程:11月下旬

・アドミッションセンター入試(AC入試)

特徴:

 ・体育専門学群では、合格した場合は必ず入学を確約できる者が対象です。
 ・問題解決能力を身につけた活動的な人材を多面的・総合的に評価する自己推薦型入試です。
 ・大学入学共通テストの受験は不要です。
 ・自己推薦書の内容が重視されます。
 ・高校卒業見込者だけでなく、既卒者や社会経験者も対象です。

募集学類:人文・文化学群(人文学類、比較文化学類、日本語・日本文化学類)、生命環境学群(生物学類)、情報学群(情報科学類、情報メディア創成学類、知識情報・図書館学類)、体育専門学群

選考方法:第1次選考は提出書類(自己推薦書、活動経過報告書、志願理由書など)による審査、第2次選考は面接・口述試験で選抜されます。

試験日程:第2次選考(面接)10月上旬~中旬

・国際科学オリンピック特別入試

特徴:

 ・合格した場合は必ず入学することを確約できる者が対象です。
 ・国際科学オリンピックや日本代表選考会等において一定の成績を収めた者を対象とした入試です。
 ・大学入学共通テストの受験は不要です。

募集学類:理工学群(化学類)、情報学群(情報科学類、情報メディア創成学類)

出願資格:

 ・理工学群(化学類):国際化学オリンピックに出場した者、またはその代表選考会等で一定の成績を収めた者
 ・情報学群(情報科学類):日本情報オリンピック本選Aランクとなった者、または情報処理推進機構が主催する未踏IT人材発掘・育成事業に採択されたクリエータ
 ・情報学群(情報メディア創成学類):日本情報オリンピック本選Aランクとなった者

選考方法:エントリーシート等の提出書類に基づく個別面接(15分程度)により選抜されます。

試験日程:個別面接10月上旬~下旬に個別面接を実施

・研究型人材入試(医学群医学類)

特徴:

 ・合格した場合は必ず入学することを確約できる者が対象です。
 ・将来、医学・生命科学を担う研究者を目指す者を対象とし、自ら発見した自然科学の課題に対する主体的かつ継続的な研究成果を評価する入試です。
 ・大学入学共通テストの受験が必要です。
 ・英語外部試験のスコアの提出が必要です。

募集学類:医学群(医学類)

出願資格:高等学校等で理系の研究を行い優れた成果を残した者

選考方法:

 ・第1次選考:研究レポートによる書類審査
 ・第2次選考:適性試験(60分)及び面接・口述試験(40分程度、ポスタープレゼン含む)
 ・最終選考:大学入学共通テスト(指定科目の総合点、数学合計点、理科合計点が原則8割以上)

出願要件:日本学生科学賞、「科学の芽」賞、国際科学オリンピック国内本選銀賞以上などの実績を有する者

試験日程:第2次選考10月上旬~下旬

・外国学校経験者特別入試(10月募集)

特徴:

 ・国籍を問わず、外国の教育制度のもとで一定期間以上学校教育を受けた者を対象とした入試です。
 ・合格者は4月に入学し、一般選抜などの合格者と同じ教育課程で日本語により学位を取得します。

出願要件:

 ・第1種(私費外国人留学生等長期就学者):

  日本の小学校・中学校・高等学校にあたる期間のうち,外国の学校教育課程に基づく教育機関に通算8年以上就学した者

  各学類・専門学群が指定した「日本留学試験(EJU)」の科目において,得点が出願基準を満たす者

  英語資格・検定試験を受験し,各学類・専門学群が指定したスコア以上の者

  ※一部学類(情報学群知識情報・図書館学類・体育専門学群)では、EJUおよび日本語能力試験(JLPT)の成績提出は不要です。
  ※理工学群・情報学群・芸術専門学群ではスコアの基準は設けられていませんが、英語資格・検定試験のスコア提出は必須です。
 
 ・第2種(帰国生徒等短期就学者):

  日本の小学校・中学校・高等学校に通算4年以上在学した者

  日本の中学最終学年と高校に相当する期間に継続して2年以上外国の学校に就学した者など

 ・選考方法:書類選考、小論文、面接により選抜されます。ただし、芸術専門学群では小論文に代えて実技試験が課され、体育専門学群では小論文に加えて実技試験が課されます。

  第1種・第2種いずれの出願者も英語外部試験のスコア提出が必要です。

試験日程:11月下旬

次に、筑波大学の2025年度の代表的な入試方式別の合格者数 / 志願者数を示します。学科ごとの倍率が知りたい場合には大学の入試結果を参照してください。

一般入試(前期日程)

学群 ​​合格者数 / 志願者数
総合選抜 文系  133名 / 337名
理系Ⅰ 155名 / 566名
理系Ⅱ 41名 / 159名
理系Ⅲ 85名 / 269名
​​人文・文化学群 人文学類   55名 / 144名
比較文化学類 45名 / 112名
​​社会・国際学群 社会学類   46名 / 218名
国際総合学類 39名 / 178名
人間学群 教育学類  24名 / 60名
心理学類  32名 / 123名
障害科学類 20名 / 52名
​​生命環境学群 生物学類   19名 / 64名
生物資源学類 53名 / 151名
地球学類   23名 / 69名
​​​​理工学群 数学類    21名 / 60名
物理学類   20名 / 124名
化学類    14名 / 50名
応用理工学類 49名 / 119名
エ学システム学類 56名 / 150名
社会工学類  60名 / 195名
​​​​情報学群 ​​情報科学類      48名 / 128名
情報メディア創成学類 29名 / 68名
​​​​医学群 ​​医学類 48名 / 157名
医学類地域枠(全国) 5名 / 9名
医学類地域枠(茨城) 8名 / 32名
看護学類  37名 / 68名
医療科学類 15名/ 40名
​​​​体育専門学群 139名 / 471名
​​​​芸術専門学群 ​​48名 / 160名

一般入試(後期日程)

学群 ​​合格者数 / 志願者数
人文・文化学群 人文学類 23名 / 251名
​​人間学群 教育学類  3名 / 34名
心理学類  6名 / 74名
障書科学類 3名 / 30名
​​生命環境学群 生物学類   12名 / 62名
生物資源学類 15名 / 95名
地球学類 4名 / 45名
​​理工学群 物理学類    8名 / 95名
化学類    9名 / 73名
応用理工学類 19名 / 112名
エ学システム学類 20名 / 153名
社会工学類  12名 / 116名
​​情報学群 知識情報・図書館学類 15名 / 69名
​​​​芸術専門学群 ​​13名 / 143名

推薦入試

学群 ​​合格者数 / 受験者数
人文・文化学群 人文学類   16名 / 65名
比較文化学類 16名 / 55名
日本語・日本文化学類 16名 / 33名
​​社会・国際学群 社会学類   16名 / 81名
国際総合学類 20名 / 53名
​​人間学群 教育学類   7名 / 37名
心理学類  12名 / 52名
障害科学類 11名 / 40名
​​生命環境学群 生物学類   22名 / 63名
生物資源学類 29名 / 57名
地球学類   10名 / 28名
​​理工学群 数学類     8名 / 38名
物理学類   14名 / 43名
化学類    12名 / 31名
応用理工学類 16名 / 36名
工学システム学類 22名 / 84名
社会工学類  12名 / 61名
​​​​情報学群 ​​情報科学類      12名 / 56名
情報メディア創成学類 10名 / 37名
知識情報・図館学類  40名 / 93名
​​​​医学群 ​​医学類(一般推薦) 44名 / 222名
医学類(地域枠)  23名 / 83名
看護学類      25名 / 83名
医療科学類 10名 / 52名
​​​​体育専門学群 92名 / 165名
​​​​芸術専門学群 ​​35名 / 160名

アドミッションセンター入試(AC入試)

学群 ​​合格者数 / 志願者数
人文・文化学群 人文学類   4名 / 15名
比較文化学類 4名 / 60名
日本語・日本文化学類 3名 / 17名
生命環境学群 生物学類 3名 / 34名
​​情報学群 情報科学類 7名 / 71名
情報メディア創成学類 5名 / 29名
知識情報・図害館学類 5名 / 27名
​​体育専門学群 8名 / 108名

国際科学オリンピック特別入試

学群 ​​合格者数 / 志願者数
理工学群 物理学類  1名 / 4名
情報学群 情報科学類 1名 / 1名

お茶の水女子大学

一般選抜
お茶の水女子大学の一般選抜は、前期日程と後期日程が実施されます。前期日程と後期日程の併願が可能です。ただし、文教育学部言語文化学科、芸術・表現行動学科舞踊教育学専修プログラム、生活科学部人間生活学科および心理学科、共創工学部文化情報工学科では、前期日程のみの募集となっています。

また、すべての入試区分において、性自認に関する事前相談が可能です。希望する場合は出願前に大学へ問い合わせることができます。

一般選抜では以下の要素で総合的に評価されます。

・大学入学共通テスト(必須)

学部・学科により指定された科目を受験する必要があります。基本的には6教科8科目の受験が必要ですが、文教育学部人文科学科と理学部数学科の後期試験では、私立大学型の3教科で受験する形式となっています。

・個別学力検査等(二次試験)

前期日程:専門分野に必要な知識と思考力・表現力を評価

 文系学科(文教育学部、共創工学部文化情報工学科、生活科学部〈人間生活学科・心理学科〉):国語、数学、外国語
 
 ※ただし、文教育学部言語文化学科のみ数学は課されません。

 理系学科(理学部、共創工学部人間環境工学科、生活科学部食物栄養学科):理科、数学、外国語

 芸術・表現行動学科では専攻により内容が異なる実技検査が実施されますが、共通テストでは国語・数学・外国語も課されます。

後期日程:小論文、論述試験、または面接(口述試験を含む場合あり)により選抜されます。

文教育学部芸術・表現行動学科音楽表現専修プログラムでは、実技試験が課されます。

理学部(数学科、物理学科)では個別テストが実施されず、大学入学共通テストのみで選抜されます。

人文科学科では小論文の試験で英和辞書(電子式除く)の持ち込みが許可されています。

その他の入試制度

お茶の水女子大学では、多様な背景と能力を持つ学生を受け入れるため、以下の特別選抜を実施しています。

・総合型選抜(新フンボルト入試)

特徴:

 ・合格した場合は必ず入学することを確約できる者が対象です。
 ・二次試験合格者は指定された大学入学共通テストを受験する必要があります。
 ・調査書の学習成績概評がA段階以上であることが望ましいとされています。
 ・文系学科では英語外部試験のスコアの提出が必須です。(英語以外の選択肢はありません)

※文系学科の区分は一般選抜の項で示した分類と同じです。

募集学部:全学部で実施されますが、文教育学部芸術・表現行動学科では実施されません。

選考方法:

 ・第1次選考:調査書、志望理由書、英語検定試験成績(文系必須)等を総合評価
 ・第2次選考:

   文系学科:附属図書館での課題レポート作成、グループ討論、面接
   理系学科:学科特性に応じた課題(実験、ポスター発表、口述試験等)

試験日程:第2次選考 文系10月中旬、理系12月上旬

・学校推薦型選抜

特徴:

 ・合格した場合は必ず入学することを確約できる者が対象です。
 ・大学入学共通テスト受験は不要です。
 ・調査書の学習成績概評がAであることが出願要件です。
 ・文教育学部(芸術・表現行動学科)を除くすべての学部・学科では、外国語外部試験のスコアまたは級を持っている場合、その写しの提出が望ましいとされています。なお、文教育学部言語文化学科に限り、英語以外の外国語資格も認められます。

募集学部:文教育学部(全学科)、生活科学部(人間生活学科、心理学科)、共創工学部(文化情報工学科)

選考方法:書類選考後、小論文・面接・実技検査(芸術・表現行動学科)により総合判定

生活科学部心理学科の志望者に限り、志望理由書に個性的な活動の経験を示す補足資料を添付することができます。

文教育学部人間生活学科では小論文は課されません。

試験日程:12月上旬

・帰国生徒・外国学校出身者特別選抜

保護者の海外勤務等の事情により外国で最終学年を含め2年以上継続して学校教育を受けた日本国籍または永住許可を得ている女子が対象です(単身留学は含まない)。

実施学科:

全学部で実施されますが、理学部化学科・生活科学部食物栄養学科・共創工学部人間環境工学科では実施されません。

選考方法:2段階選抜

 ・第1次選考:提出書類による書類選考
 ・第2次選考:学科により筆記試験、小論文/論述試験、面接(口述試験を含む場合あり)、実技を実施

試験日程:12月上旬

・私費外国人留学生(学部留学生)特別選抜

実施学科:全学部・学科で実施

特徴:

 ・日本国籍を有しない女子で、在留資格「留学」等を取得できる者が対象です。
 ・日本留学試験(EJU)の受験が必須です。
 ・理学部物理学科・生活科学部食物栄養学科志願者はTOEFLのスコアの提出が必須です。

選考方法:EJU成績、TOEFL成績(該当学科)、成績証明書、本学個別テストを総合判定

本学個別テストは、一般選抜(前期日程)の第2次試験と共通の試験内容で実施されます。

理学部物理学科では個別テストは課されません。

文教育学部芸術・表現行動学科では実技検査も課されます。

試験日程:2月下旬

・社会人特別入試(第3年次編入学)

出願資格:大学、短期大学、高等専門学校を卒業した者

募集学部:

文教育学部(人間社会科学科の一部プログラムおよび言語文化学科)

生活科学部(人間生活学科、心理学科)

理学部(数学科、物理学科、化学科、生物学科、情報科学科)​​

共創工学部(人間環境工学科のみ)​​

選考・日程:

 ・理学部、共創工学部:筆記試験と口述試験(6月下旬)
  
  この他に、英語検定試験スコアの提出も必須です。

 ・文教育学部、生活科学部:筆記試験(第1次選考)10月上旬、口述試験(第2次選考)10月下旬

  生活科学部では、この他に英語検定試験スコアの提出も必須です。

次に、お茶の水女子大学の2025年度の代表的な入試方式別の合格者数 / 受験者数または志願者数を示します。学科ごとの倍率が知りたい場合には大学の入試結果を参照してください。

一般入試(前期日程)

学部 ​​合格者数 / 受験者数
文教育学部 人文科学科   33名 / 68名
言語文化学科  68名 / 184名
人間社会科学科 21名 / 53名
教育子ども(内数) 12名 / 26名
舞踊教育学   12名 / 32名
音楽表現     5名 / 10名
理学部 数学科   17名 / 51名
物理学科  19名 / 41名
化学科   16名 / 25名
生物学科  18名 / 50名
情報科学科 24名 / 57名
​​生活科学部 食物栄養学科 30名 / 95名
人間生活学科 34名 / 61名
心理学科   23名 / 95名
​​共創工学部 人間環境工学科 20名 / 33名
文化情報工学科 14名 / 39名

一般入試(後期日程)

学部 ​​合格者数 / 受験者数
文教育学部 人文科学科   9名 / 75名
人間社会科学科 9名 / 26名
教育子ども(内数) 4名 / 10名
音楽表現    2名 / 11名
​​理学部 数学科   3名 / 43名
物理学科  3名 / 16名
化学科   3名 / 6名
生物学科  3名 / 15名
情報科学科 8名 / 13名
​​生活科学部 食物栄養学科 4名 / 19名
​​共創工学部 人間環境工学科 5名 / 5名

総合型選抜

学部 ​​合格者数 / 志願者数
文教育学部 学部計10名 / 文系全体117名
下記合格者内訳
・人文科学科   4名
・言語文化学科  3名
・人間社会科学科 3名
(教育科学・子ども学コース(内数) 2名)
​​理学部 数学科   4名 / 10名
物理学科  1名 / 4名
化学科   2名 / 7名
生物学科  4名 / 7名
情報科学科 8名 / 16名
生活科学部 食物栄養学科 2名 / 14名
心理学科   1名 / 117名(文系全体)
​​共創工学部 人間環境工学科 2名 / 14名
文化情報工学科 2名 / 117名(文系全体)

学校推薦型選抜

学部 合格者数 / 志願者数
文教育学部 人文科学科  11名 / 32名
言語文化学科 13名 / 24名
人間社会科学科(教育科学・こども学コース) 11名 / 42名
芸術・表現行動学科(舞踊教育学) 2名 / 28名
芸術・表現行動学科(音楽表現)  4名 / 16名
​​生活科学部 人間生活学科 7名 / 29名
心理学科   3名 / 14名
共創工学部 文化情報工学科 7名 / 28名

千葉大学

一般選抜
千葉大学の一般選抜は、前期日程と後期日程が実施されます。ただし、国際教養学部、教育学部、情報・データサイエンス学部、薬学部薬学科、看護学部では、前期日程のみの募集となっています。

また、文学部と工学部の一部のコースでは募集がありません。

一般選抜では以下の要素で総合的に評価されます。

大学入学共通テスト(必須)

 ・学部・学科により指定された科目を受験する必要があります。
 ・政経学部法政経学科、医学部医学科(一般枠・千葉県地域枠)で、志願者数が予告倍率を超えた場合に、第1段階選抜、いわゆる事前選抜が実施されます。

個別学力検査等(二次試験)

前期日程

 ・学部・学科により異なる試験科目で選抜されます。
 ・英語外部試験のスコアによる加点が行われます。(※ただし、医学部は対象外、文学部は日本・ユーラシア文化コースのみ対象)
 ・調査書の内容
 ・面接(前期の医学部、看護学部、教育学部の一部のコースで実施され、教育学部の多くのコースでは集団討論形式で行われます。)
 ・実技検査(教育学部の一部の分野で実施)

後期日程
 
 ・学部・学科により異なる試験科目で選抜されます。
 ・小論文(文学部人文学科で実施)
 ・面接(医学部、文学部人文学科歴史学コースで実施)

その他の入試制度

千葉大学では、一般選抜以外にも多様な入学者選抜を実施しています。国内初の飛び入学制度「先進科学プログラム」をはじめ、各学部の特性に応じた総合型選抜や学校推薦型選抜を展開しています。

・総合型選抜

特徴:

 ・合格した場合は必ず入学することを確約できる者が対象です。
 ・学力試験だけでは測れない能力や適性を多面的・総合的に評価する選抜方式です。
 ・学部・学科により大学入学共通テストを課す場合と課さない場合があります。
 ・教育学部では、方式Ⅰ(大学入学共通テストを課す選抜)と方式Ⅱ(大学入学共通テストを課さない選抜)を実施しています。

募集学部:

大学入学共通テストの受験が必要な募集

 ・国際教養学部(国際教養学科)
 ・文学部(人文学科 日本・ユーラシア文化コース)
 ・法政経学部(法政経学科 経済学コース)
 ・教育学部(学校教員養成課程)

  小学校コース:国語科選修、社会科選修、算数科選修、理科選修、教育学選修、教育心理学選修、技術・ものづくり選修
  
  中学校コース:国語科教育分野、社会科教育分野、数学科教育分野、理科教育分野

  小中専門教科コース:音楽科教育分野、図画工作・美術科教育分野、保健体育科教育分野、家庭科教育分野

  英語教育コース

  特別支援教育コース
  
  乳幼児教育コース

  養護教諭コース

 ・工学部(総合工学科 デザインコース)
 ・園芸学部(園芸学科、応用生命化学科、緑地環境学科)

大学入学共通テストの受験が必要ない募集

 ・教育学部(学校教員養成課程)

  中学校コース:技術科教育分野

  小中専門教科コース:家庭科教育分野

 ・理学部(物理学科、地球科学科)
 ・工学部(総合工学科 物質科学コース)

出願要件:

 ・法政経学部(法政経学科 経済学コース)において、英語外部資格等の要件があります。

選考方法:

 ・書類審査、小論文、面接、プレゼンテーション、グループディスカッション、適性検査や課題論述、総合テスト、実技など、学部により異なります。

試験日程:9月下旬~11月中旬と学部により異なります。

・学校推薦型選抜

特徴:

 ・合格した場合は必ず入学することを確約できる者が対象です。
 ・出身高等学校長の推薦に基づき、学力と人物を総合的に評価する選抜方式です。
 ・学部・学科により大学入学共通テストを課す場合と課さない場合があります。

募集学部:

 ・文学部(人文学科)
 ・情報・データサイエンス学部(情報・データサイエンス学科)※女子枠あり
 ・医学部(医学科)※地域枠入試
 ・薬学部(薬学科)
 ・看護学部(看護学科)

出願要件: 高等学校における評定平均値が4.3以上であることが求められます。

選考方法:

 ・書類審査、小論文(看護学部(看護学科))、面接

  面接について詳細は下記の通りです。

  情報・データサイエンス学部では口頭試問を含む面接を実施します。

  文学部人文学科国際言語文化学コースでは英語による口頭試問を含む面接を実施します。

  医学部(医学科)では第1次試験と第2次試験の双方で面接を実施します。

 ・大学入学共通テストを課す募集の学部

  情報・データサイエンス学部(情報・データサイエンス学科)

  医学部(医学科)

  薬学部(薬学科)

  看護学部(看護学科)

試験日程:11月中旬~12月下旬と学部により異なります。

・園芸産業創発学プログラム選抜

特徴:

 ・園芸学部の特別プログラムで、農業・園芸分野における産業創発や起業家精神を持つ学生を対象とした専願制の選抜です。
 ・大学入学共通テストの受験が必要です。
 ・英語外部資格等の要件があります。

募集学部:園芸学部(園芸学科、食料資源経済学科)

選考方法:

 ・書類審査、模擬実習(模擬実験)・模擬講義に関するレポート、プレゼンテーション、面接

  合格内定者は、大学入学共通テストの指定科目の受験が必要です。

試験日程:11月上旬

・社会人選抜

出願資格:学部により異なります。

文学部(人文学科 歴史学コース):出願時に24歳に達し、高等学校等を卒業した者

看護学部(看護学科):出願時に25歳に達し、高等学校等を卒業した者、4年以上の就業経験を有する者、英語外部資格等の要件あり

※就業経験は家事手伝いや学生時代のアルバイト経験は該当しません。

募集学部:文学部(人文学科 歴史学コース)、看護学部(看護学科)

選考方法:

書類審査、小論文、英語(看護学部)、面接により選抜されます。

※英語は英語外部試験スコア証明書の成績を利用します。

試験日程:11月中旬

・先進科学プログラム(飛び入学)学生選抜

特徴:

 ・合格した場合は必ず入学することを確約できる者が対象です。
 ・高等学校2年次修了時点で特に優れた資質を有する生徒を対象とした、日本初の飛び入学制度です。
 ・方式Ⅰ、方式Ⅱ、方式Ⅲ(9月入学/秋飛び入学)、および総合型選抜方式の四つの方式で実施され、学部・学科・コースによって採用されている方式が異なります。

実施学部:

 ・理学部(物理学科、化学科、生物学科)
 ・工学部(総合工学科)
 ・情報・データサイエンス学部(情報・データサイエンス学科)
 ・園芸学部(応用生命化学科)
 ・文学部(人文学科 ※行動科学コースのみ)

出願要件:

 ・高等学校に2年以上在学し、特定の単位を優秀な成績で修得した者
 ・数学・理科・人文科学の分野において特に優れた能力を有する者

選考方法:

 ・方式Ⅰ(課題論述型選抜)

  第1次選抜:課題(数学)

  第2次選抜:課題論述

  第3次選抜:面接

 ・方式Ⅰ(研究活動発表型選抜)

  第1次選抜:研究活動発表

  第2次選抜:面接

 ・方式Ⅱ

  第1次選抜:書類審査、個別学力検査(一般前期日程)

  第2次選抜:面接

 ・方式Ⅲ

  書類審査、面接

 ・総合型選抜方式(方式Ⅳ)
  
  書類審査および面接・口頭試問により総合的に評価されます。

試験日程:10月中旬~3月中旬と方式により異なります。

・3年次編入学

特徴:他大学や短期大学、高等専門学校などで一定の単位を修得した学生が、千葉大学の3年次に編入学する制度です。

実施学部:工学部(総合工学科)、情報・データサイエンス学部(情報・データサイエンス学科)、文学部(人文学科)

出願要件:

 ・大学、短期大学、高等専門学校を卒業(見込み含む)した者

選考方法:

 ・書類審査、筆記試験、面接(口述試験)

  工学部(総合工学科)では、学校推薦枠と自己推薦枠の2区分で募集が行われます。

  ・学校推薦枠:高等専門学校または短期大学の推薦を受けた者が対象

  ・自己推薦枠:自身の学修・研究実績をもとに出願する者が対象

  情報・データサイエンス学部(情報・データサイエンス学科)では、書類審査と面接(口述試験)により選抜されます。

  文学部(人文学科)では、書類審査、筆記試験および面接(口述試験)を実施し、筆記試験は行動科学コースおよび日本・ユーラシア文化コースでのみ実施されます。

試験日程

 ・選抜試験: 5月下旬(工学部、情報・データサイエンス学部)、10月中旬(文学部)

・私費外国人留学生選抜

特徴:日本国籍を有しない者で、大学において教育を受ける目的で入国し、在留する者を対象とした選抜です。

実施学部:

 ・国際教養学部を除く全学部

出願要件:

 ・外国において学校教育における12年の課程を修了した者または修了見込みの者
 ・日本留学試験の指定科目を受験した者
 ・学部が定める英語検定試験のスコア基準を満たす者
 ・文学部、法政経学部、看護学部を除き、英語外部資格試験のスコアを提出する必要があります。

選考方法:

 ・面接、国語(教育学部学校教員養成課程の国語科教育分野)、数学(理学部数学・情報数理学科)、実技(教育学部学校教員養成課程の一部の分野)
 ・医学部(医学科)では、数学、理科、外国語において一般選抜と同一の検査が行われます。
 ・薬学部(薬学科・薬科学科)では、理科において一般選抜と同一の検査が行われます。

試験日程:

  工学部、情報・データサイエンス学部は10月中旬

  看護学部、園芸学部は11月上旬

  理学部、法政経学部は11月中旬

  文学部は11月下旬

  教育学部、医学部、薬学部は2月中旬

次に、千葉大学の2025年度の代表的な入試方式別の合格者数 / 受験者数を示します。文学部のコース、教育学部の分野ごとの倍率が知りたい場合には大学の入試結果を参照してください。

一般入試(前期日程)

学部 ​​合格者数 / 受験者数
国際教養学部 国際教養学科 106名 / 274名
​​文学部 人文学科 139名 / 475名
​​法政経学部 法政経学科 333名 / 992名
​​教育学部 学校教員養成課程(小学校コース)   141名 / 298名
学校教員養成課程(中学校コース)   35名 / 133名
学校教員養成課程(小中専門教科コース)52名 / 91名
学校教員養成課程(英語教育コース)  25名 / 64名
学校教員養成課程(特別支援教育コース)19名 / 61名
学校教員養成課程(乳幼児教育コース) 15名 / 34名
学校教員養成課程(養護教諭コース)  21名 / 51名
​​理学部 数学・情報数理学科 30名 / 211名
物理学科 25名 / 145名
化学科 34名 / 163名
生物学科 31名 / 131名
地球科学科 33名 / 116名
​​​​工学部 ​​総合工学科(建築学コース)  55名 / 283名
総合工学科(都市工学コース) 34名 / 133名
総合工学科(デザインコース) 48名 / 212名
総合工学科(機械工学コース) 58名 / 336名
総合工学科(医工学コース)  33名 / 101名
総合工学科(電気電子工学コース) 58名 / 246名
総合工学科(物質科学コース)   82名 / 362名
総合工学科(共生応用化学コース) 77名 / 240名
​​情報・データサイエンス学部 情報・データサイエンス学科 81名 / 359名
園芸学部 ​​園芸学科     57名 / 176名
応用生命化学科  26名 / 103名
緑地環境学科   55名 / 127名
食料資源経済学科 30名 / 124名
医学部 医学科(一般枠) 86名 / 226名
医学科(地域枠) 20名 / 56名
​​​​薬学部 ​​75名 / 436名
​​​​看護学部 ​​看護学科 61名 / 165名

一般入試(後期日程)

学部 ​​合格者数 / 受験者数
文学部 人文学科 23名 / 122名
​​法政経学部 法政経学科 77名 / 336名
​​理学部 数学・情報数理学科 20名 / 105名
物理学科  20名 / 83名
化学科   14名 / 55名
生物学科  17名 / 80名
地球科学科 5名 / 18名
​​工学部 総合工学科(建築学コース)  23名 / 176名
総合工学科(都市工学コース) 13名 / 64名
総合工学科(機械工学コース) 28名 / 150名
総合工学科(医工学コース)  10名 / 65名
総合工学科(電気電子工学コース) 27名 / 208名
総合工学科(共生応用化学コース) 27名 / 122名
​​園芸学部 園芸学科     9名 / 57名
応用生命化学科  7名 / 48名
緑地環境学科   11名 / 74名
食料資源経済学科 2名 / 12名
​​​​医学部 ​​医学科(一般枠) 20名 / 116名
​​​​薬学部 ​​薬学科 16名 / 71名

総合型選抜

学部 ​​合格者数 / 受験者数
国際教養学部 国際教養学科 4名 / 19名
​​文学部 人文学科   1名 / 6名
​​法政経学部 法政経学科 0名 / 10名
​​教育学部 学校教員養成課程(小学校コース)   36名 / 133名
学校教員養成課程(中学校コース)   12名 / 58名
学校教員養成課程(小中専門教科コース)14名 / 60名
学校教員養成課程(英語教育コース)   11名 / 29名
学校教員養成課程(特別支援教育コース) 7名 / 10名
学校教員養成課程(乳幼児教育コース)  5名 / 31名
学校教員養成課程(養護教諭コース)   5名 / 31名
​​理学部 物理学科  1名 / 1名
地球科学科 3名 / 10名
​​​​園芸学部 園芸学科    3名 / 6名
応用生命化学科 1名 / 7名
緑地環境学科  7名 / 18名

神戸大学

一般選抜
神戸大学の一般選抜は、前期日程と後期日程が実施されます。ただし、経済学部、経営学部、医学部(医学科、医療創成工学科、保健学科看護学専攻、保健学科作業療法学専攻)では、前期日程のみの募集となっています。

一般選抜では以下の要素で総合的に評価されます。

大学入学共通テスト(必須)

 ・学部・学科により指定された科目を受験する必要があります。
 ・募集人員に対する志願者数が下記の倍率を超えた場合に、第1段階選抜、いわゆる事前選抜が実施されます。

個別学力検査等(二次試験)

前期日程

 ・学部・学科により異なる試験科目で選抜されます。
 ・面接(医学部(保健学科の一部の専攻を除く)で実施)

後期日程

 ・学部・学科により異なる試験科目で選抜されます。
 ・小論文(文学部、国際人間科学部、法学部、理学部物理学科で実施)
 ・面接(医学部(保健学科検査技術科学専攻、理学療法学専攻)で実施)

調査書、大学入学共通テストの成績、個別学力検査等の結果に加えて、調査書等の内容を総合して合格者を決定します。

その他の入試制度

神戸大学では、進取の気性に富み、旺盛な学習意欲を持つ学生を選抜するため、以下の特別選抜を実施しています。

・総合型選抜

特徴:

 ・合格した場合は必ず入学することを確約できる者が対象です。
 ・学生の能力・適性や学習意欲、目的意識を多面的・総合的に評価する選抜方式です。

実施学部:

 ・国際人間科学部(発達コミュニティ学科)
 ・理学部(生物学科、惑星学科)
 ・医学部(医学科)

出願要件:

 ・理学部(生物学科):調査書における「全体の学習成績の状況」が4.0以上の者
 ・理学部(惑星学科):

  数学Ⅱ・Ⅲ、数学A・B・Cを履修し単位を取得している者

  調査書における「全体の学習成績の状況」が4.0以上の者

選考方法:

 ・国際人間科学部(発達コミュニティ学科)

  (アクティブライフ受験)

  第1次選抜:書類審査

  最終選抜:プレゼンテーション、面接・口頭試問、大学入学共通テストの成績

  (表現領域受験)

  第1次選抜:書類審査、筆記試験、実技検査

  最終選抜:面接・口頭試問、大学入学共通テストの成績

 ・理学部(生物学科、惑星学科)

  第1次選抜: 書類審査

  第2次選抜: 小論文、面接・口頭試問

  最終選抜: 大学入学共通テストの成績

 ・医学部(医学科)

  第1次選抜:大学入学共通テストの成績(志願者数が募集人数の2倍を超える場合実施)

  最終選抜:面接・口述試験、調査書、自己推薦書、志願者評価書、大学入学共通テストの成績

試験日程:

  国際人間科学部(発達コミュニティ学科)

  ・第1次選抜(書類審査・筆記試験・実技検査など):9月下旬
  ・最終選抜(プレゼンテーション・面接・口頭試問・共通テスト):11月上旬
  ・合格発表:2月中旬

理学部(生物学科・惑星学科)

 ・第1次選抜(書類審査):9月下旬
 ・第2次選抜(小論文・面接・口頭試問):12月上旬
 ・最終選抜(共通テスト成績による):2月中旬

医学部(医学科)

 ・第1次選抜(共通テスト成績による選抜・必要に応じて実施):1月中旬
 ・最終選抜(面接・口述試験など):2月上旬
 ・最終合格発表:2月中旬

・「志」特別選抜

高等学校での幅広い学びを前提とし、大学での学修に必要な基礎学力と、志願者が持つ潜在的な資質や能力を多面的・総合的に評価する入試制度です。

特徴

 ・合格した場合は必ず入学することを確約できる者が対象です。
 ・入学前教育:合格者に対し、高等学校教育に配慮したレポート等の学習課題を課すプログラムが提供されています。

実施学部

 ・文学部
 ・国際人間科学部(環境共生学科)
 ・法学部
 ・医学部保健学科工学部
 ・システム情報学部
 ・農学部
 ・海洋政策科学部

出願要件

 ・文学部:調査書の「全体の学習成績の状況」が4.0以上の者
 ・国際人間科学部:

  数学Ⅱ・Ⅲ、数学A・B・C、理科(物理、化学、生物、地学から2科目以上)を履修し単位を取得している者

  理数系の課題研究や研究活動、学会や科学コンクールでの受賞、学術論文発表の経験を持つ者

 ・法学部:調査書の「全体の学習成績の状況」が4.0以上の者
 ・医学部保健学科(看護学専攻):調査書の「全体の学習成績の状況」が4.0以上の者
 ・医学部保健学科(検査技術科学専攻):

  数学Ⅱ・Ⅲ、数学A・B・C、理科(物理、化学、生物、地学から2科目以上)を履修し単位を取得している者

  調査書の「全体の学習成績の状況」が4.0以上の者

 ・医学部保健学科(理学療法学専攻):

  理科(物理、化学、生物から2科目以上)を履修し、理科の学習成績が4.0以上の者

  調査書の「全体の学習成績の状況」が4.0以上の者

 ・医学部保健学科(作業療法学専攻):調査書の「全体の学習成績の状況」が4.0以上の者

 ・工学部(建築学科):

  数学Ⅱ・Ⅲ、数学A・B・C、理科(物理と化学)を履修し単位を取得している者

  調査書の「全体の学習成績の状況」が4.0以上の者

  特筆すべき資質・能力を有することを示す書類を提出できる者

 ・工学部(市民工学科):

  数学Ⅱ・Ⅲ、数学A・B・C、理科(物理と化学)を履修し単位を取得している者

  調査書の「各教科の学習成績の状況」が4.2以上の者

  自然科学分野の業績を持つ者

 ・工学部(電気電子工学科):

  数学Ⅱ・Ⅲ、数学A・B・C、理科(物理と化学)を履修し各教科の学習成績が4.5以上の者

  調査書の「全体の学習成績の状況」が4.0以上の者

  自然科学分野における、特筆すべき資質・能力を有することを示す書類を提出できる者

 ・工学部(機械工学科):

  数学Ⅱ・Ⅲ、数学A・B・C、理科(物理、化学)を履修し、各科目の学習成績が4.5以上の者

  自然科学分野における、特筆すべき資質・能力(外国語の能力も含む)を有することを示す書類を提出できる者

 ・工学部(応用化学科):以下のいずれかを満たす者

  調査書の英語、数学、化学、物理の「各教科の学習成績の状況」における平均値が4.0以上の者

  自然科学分野における優れた自由研究を行い、大会への出場経験を有する者

  英検®準1級以上を取得した者

  TOEIC L&RあるいはTOEIC L&R IPテストで750点以上を取得した者

  TOEFL iBTで80点以上を取得した者

 ・システム情報学部:

  数学Ⅱ・Ⅲ、数学A・B・C、理科(物理、化学、生物、地学から2科目以上)を履修し各教科の学習成績が4.5以上の者

  調査書の「全体の学習成績の状況」が4.0以上の者

  次のいずれかを満たすもの

  ①特筆すべき資質・能力を有することを示す書類を提出できる者

  ②調査書の「全体の学習成績の状況」が4.5以上の者

 ・農学部:

  調査書の「全体の学習成績の状況」が4.0以上の者

  (応用動物学コース)化学、生物を履修し単位を取得している者

  (応用生命化学コース)化学の評定平均値が4.0以上の者

 ・海洋政策科学部:理系科目重視型と文系科目重視型とで出願要件が異なります。

  (理系科目重視型)

  数学Ⅱ・Ⅲ、数学A・B、理科(物理、化学)を履修し単位を取得している者

  調査書の「全体の学習成績の状況」が4.0以上の者

  (文系科目重視型)

  数学Ⅱ、数学A・B・C、理科(物理、化学 ※物理基礎、化学基礎でも可)を履修し単位を取得している者

  調査書の「全体の学習成績の状況」が4.0以上の者

選考方法

 ・文学部(人文学科)

  第一次選抜:書類審査、模擬講義・レポート、総合問題(文系)

  最終選抜:小論文、面接・口頭試問

 ・国際人間科学部(環境共生学科)

  第一次選抜:書類審査、模擬講義・レポート、総合問題(理系)

  最終選抜:ポスタープレゼンテーション、総括レポート、面接・口頭試問

 ・法学部(法律学科)

  第一次選抜:書類審査、模擬講義・レポート、総合問題(文系)

  最終選抜:面接・口頭試問

 ・医学部保健学科(看護学専攻、検査技術科学専攻、理学療法学専攻、作業療法学専攻)

  第一次選抜:書類審査、模擬講義・レポート、総合問題(理系)

  最終選抜(専攻により異なります)

   看護学専攻:課題提示・発表資料作成・プレゼンテーション、面接

   検査技術科学専攻:課題提示・プレゼンテーション、面接

   理学療法学専攻:面接

   作業療法学専攻:模擬実習、面接

 ・工学部(建築学科、市民工学科、電気電子工学科、機械工学科、応用化学科)

  第一次選抜:書類審査、模擬講義・レポート、総合問題(理系)

  最終選抜(学科により異なります)

   建築学科:小論文、面接・口頭試問

   市民工学科:小論文、面接・口頭試問

   電気電子工学科:プレゼンテーション・口頭試問

   機械工学科:総合問題(機械)、プレゼンテーション、面接・口頭試問

   応用化学科:化学演習、口頭試問

 ・システム情報学部(システム情報学科)

  第一次選抜:書類審査、模擬講義・レポート、総合問題(理系)

  最終選抜:総合問題(システム情報学)、面接・口頭試問

 ・農学部(食料環境システム学科、資源生命科学科、生命機能科学科)

  第一次選抜:書類審査、模擬講義・レポート、総合問題(理系)

  (食料環境経済学コースでは「総合問題(文系)」で選抜)

  最終選抜

   応用動物学コース:課題提示・プレゼンテーション、面接

   応用生命化学コース:実技試験、面接・口頭試問

   応用機能生物学コース:課題提示・プレゼンテーション・面接・口頭試問

   上記以外のコース:面接・口頭試問

 ・海洋政策科学部(海洋政策科学科)

  第一次選抜:

  (理系科目重視型)書類審査、模擬講義・レポート、総合問題(理系)

  (文系科目重視型)書類審査、模擬講義・レポート、総合問題(文系)

  最終選抜:プレゼンテーション・面接・口頭試問

試験日程:

 ・第1次選抜:9月下旬
 ・第1次合格発表:10月下旬
 ・最終選抜:11月上旬
 ・最終合格発表:11月下旬
 ・入学手続締切:12月上旬

・学校推薦型選抜

特徴

 ・合格した場合は必ず入学することを確約できる者が対象です。
 ・高等学校等の推薦が必要です。

実施学部

 ・国際人間科学部(グローバル文化学科)
 ・経済学部
 ・経営学部
 ・医学部(医学科、保健学科 作業療法学専攻)
 ・システム情報学部(女子枠)

出願要件

 ・国際人間科学部(グローバル文化学科):

  TOEFL iBTスコア65以上またはIELTSスコア6.0以上の者

  調査書における「全体の学習成績の状況」が4.0以上の者

 ・経済学部:調査書における「全体の学習成績の状況」が4.0以上の者
 ・経営学部:調査書における「全体の学習成績の状況」が4.0以上の者
 ・医学部(医学科):地域特別枠として実施

  兵庫県内の高等学校等を卒業見込み(※1浪生までは出願可)、または兵庫県外の高等学校等を卒業見込みで本人または保護者が兵庫県に3年以上継続して在住している者

  兵庫県が貸し付ける修学資金を受給し、卒業後は兵庫県指定の医療機関で従事することを確約できる者

  調査書における「全体の学習成績の状況」が4.3以上の者

 ・医学部(保健学科 作業療法学専攻):調査書における「全体の学習成績の状況」が4.0以上の者

 ・システム情報学部 システム情報学科:女子枠として実施

  数学Ⅱ、数学Ⅲ、数学A、数学B、数学C及び理科(物理・化学)を履修し単位を修得している者

  調査書における「全体の学習成績の状況」が4.0以上の者

選考方法

 ・国際人間科学部(グローバル文化学科)

  第1次選抜:書類審査、TOEFL iBTまたはIELTSスコアによる評価
  
  第2次選抜:面接・口頭試問

  最終選抜:大学入学共通テストの成績(400点満点中の合計280点以上で最終合格。ただし、募集人員を満たさない場合は280点未満でも上位者を合格とする場合あり)

 ・経済学部

  推薦書・調査書・自己推薦書の内容及び大学入学共通テストの成績を総合して選抜

 ・経営学部

  推薦書・調査書・自己推薦書の内容及び大学入学共通テストの成績を総合して選抜

 ・医学部 医学科(地域特別枠)

  第1次選抜:出願者数が募集人員の約2倍を上回る場合に実施

  推薦書・調査書・志望理由書の内容及び大学入学共通テストの成績により選抜されます。

  最終選抜:面接・口述試験

 ・医学部(保健学科 作業療法学専攻)

  第1次選抜:書類審査(調査書、志望理由書、活動報告書、推薦書)

  第2次選抜:面接・口頭試問

  最終選抜:大学入学共通テストの成績の上位者から最終合格者を決定

 ・システム情報学部(女子枠)

  第1次選抜:書類審査(推薦書、調査書、志望理由書、活動報告書)

  第2次選抜:面接

  最終選抜:第1次選抜、第2次選抜の結果及び大学入学共通テストの成績を総合して最終合格者を決定

・私費外国人留学生選抜

特徴:日本国籍を有しない者で、大学において教育を受ける目的で入国し、在留する者を対象とした選抜です。

実施学部:全学部

出願要件:

 ・外国において学校教育における12年の課程を修了した者または修了見込みの者
 ・日本留学試験の指定科目を受験した者
 ・経済学部、法学部、海洋政策学部において、英語外部資格試験のスコアを提出する必要があります。

選考方法:

 ・一部の学部で個別学力試験(前期日程)を受験する必要があります。(※国語は古文・漢文が免除)
 ・法学部に限り前期日程の個別学力試験は課されず、代わりに独自の筆答試験(作文)が課される
 ・面接

試験日程:2月下旬

次に、神戸大学の2025年度の代表的な入試方式別の合格者数 / 受験者数または志願者数を示します。学科ごとの倍率が知りたい場合には大学の入試結果を参照してください。

一般入試(前期日程)

学部 ​​合格者数 / 受験者数
文学部 84名/203名
​​国際人間科学部 グローバル文化学科 97名 / 294名
発達コミュニティ学科 59名 / 170名
環境共生学科
・文科系受験 25名 / 61名
・理科系受験 32名 / 81名
子ども教育学科 41名 / 101名
法学部 119名/376名
​​経済学部 数学選抜 32名 / 27名
英数選抜 32名 / 21名
総合選抜170名 / 620名
​​経営学部 232名 /735名
理学部 ​​数学科 22名 / 74名
物理学科 25名 / 50名
化学科 25名 / 79名
生物学科 19名 / 79名
惑星学科 30名 / 79名
​​​​医学部 ​​医学科 94名 / 257名
医療創成工学科 29名 / 110名
保健学科
・看護学專攻73名 / 138名
・検查技術科学專攻31名 / 95名
・理学療法学專攻16名 / 37名
・作業療法学專攻18名 / 39名
​​​​工学部 ​​建築学科 74名 / 184名
市民工学科 51名 / 217名
電気電子工学科 61名 / 237名
機械工学科 68名 / 225名
応用化学科 70名 / 240名
​​​​システム情報学部 ​​システム情報学科 115名 / 386名
​​​​農学部 ​​食料環境システム学科
・生産環境工学コース 22名 / 36名
・食料環境経済学コース 7名 / 29名
資源生命科学科
・応用動物学コース 22名 / 53名
・応用植物学コース22名 / 33名
生命機能科学科
・応用生命化学コース 31名 / 108名
・応用機能生物学コース 22名 / 28名
​​​​海洋政策科学部 ​​理系科目重視型 148名 / 294名
文系科目重視型 30名 / 93名

一般入試(後期日程)

学部 ​​合格者数 / 受験者数
文学部 23名 / 120名
​​国際人間科学部 グローバル文化学科 43名 / 114名
発達コミュニティ学科 11名 / 55名
環境共生学科
・文科系受験 8名 / 46名
・理科系受験 9名 / 48名
子ども教育学科 11名 / 33名
​​法学部 66名/ 198名
​​理学部 数学科 9名 / 28名
物理学科 13名 / 49名
化学科 8名 / 25名
生物学科 4名 / 24名
惑星学科 9名 / 33名
​​医学部 保健学科検査技術科学専攻 12名 / 79名
保健学科理学療法学専攻 3名 / 14名
​​​​工学部 ​​建築学科 18名 / 74名
市民工学科 12名 / 64名
電気電子工学科 36名 / 97名
機械工学科 40名 / 112名
応用化学科 37名 / 112名
​​​​システム情報学部 ​​システム情報学科 27名 / 149名
​​​​農学部 ​​食料環境システム学科
・生産環境工学コース 6名 / 19名
・食料環境経済学コース 4名 / 12名
資源生命科学科
・応用動物学コース 7名 / 25名
・応用植物学コース 6名 / 16名
生命機能科学科
・応用生命化学コース 9名 / 40名
・応用機能生物学コース 10名 / 20名
​​​​海洋政策科学部 ​​理系科目重視型 42名 / 147名

学校推薦型選抜

学部 ​​合格者数 / 志願者数
国際人間科学部 グローバル文化学科 10名 / 23名
​​経済学部 50名 / 206名
​​経営学部 40名 / 176名
​​医学部 医学科 10名 / 31名
保健学科作業療法学専攻 3名 / 4名
​​システム情報学部 システム情報学科 15名 / 37名

総合型選抜

学部 ​​合格者数 / 志願者数
国際人間科学部 発達コミュニティ学科
・アクティブライフ受験 12名 / 22名
・音楽受験12名 / 32名
・美術受験 7名 / 7名
・身体表現受験 4名 / 10名
環境共生学科(理数系科目受験) 3名 / 7名
​​理学部 生物学科 3名 / 9名
惑星学科 0名 / 5名
​​医学部 医学科 10名 / 110名

「志」特別選抜

学部 ​​合格者数 / 志願者数
文学部 3名 / 16名
国際人間科学部 環境共生学科 7名 / 14名
法学部 3名 / 29名
​​医学部 保健学科
・看学専攻 7名 / 15名
・検査技術科学専攻 2名 / 11名
・理学療法学専攻 3名 / 13名
・作業療法学専攻 2名 / 4名
​​工学部 建築学科 2名 / 12名
市民工学科 0名 / 1名
電気電子工学科 1名 / 2名
機械工学科1名 / 7名
応用化学科 4名 / 5名
​​​​システム情報学部 ​​システム情報学科 5名 / 16名
​​​​農学部 ​​農学部食料環境システム学科
・生産環境工学コース 1名 / 2名
・食料環境経済学コース 2名 / 8名
資源生命科学科
・応用動物学コース 0名 / 0名
・応用植物学コース 2名 / 5名
生命機能科学科
・応用生命化学コース 0名 / 5名
・応用機能生物学コース 2名 / 7名
​​​​海洋政策科学部 ​​海洋政策科学科(海洋基礎科学領域・海洋応用科学領域・海洋ガバナンス領域)3名/17名
海洋政策科学科(海技ライセンスコース航海学領域・海技ライセンスコース機関学領域)3名/10名

横浜国立大学

一般選抜
横浜国立大学の一般選抜は、前期日程と後期日程が実施されます。前期日程と後期日程の併願が可能です。ただし、教育学部では、前期日程のみの募集となっています。

なお、かつては後期日程を重視していた時期もありましたが、現在は前期日程中心の選抜体制に移行しています。そのため、後期日程の問題も、総合問題などの独自色の強い出題ではなく、学科試験を中心とした構成に変化しており、受験生にとって取り組みやすい内容になっています。一方で、競争倍率や難易度はやや高まっているので、原則として特別選抜や一般選抜の前期試験での合格を目指す準備が重要と言えるでしょう。

一般選抜では以下の要素で総合的に評価されます。

大学入学共通テスト(必須)

 ・学部・学科により指定された科目を受験する必要があります。

個別学力検査等(二次試験)

 前期日程

  ・学部・学科により異なる試験科目で選抜されます。
  ・小論文(言語・文化・社会系教育コース、自然・生活系教育コース、芸術・身体・発達支援系教育コース(心理学・特別支援教育専門領域)、都市科学部都市社会共生学科で実施)
  ・実技検査(教育学部 芸術・身体・発達支援系教育コース(音楽・美術・保健体育専門領域)で実施)
  ・面接(医学部(保健学科の一部の専攻を除く)で実施)

 後期日程

  ・学部・学科により異なる試験科目で選抜されます。
  ・小論文(都市科学部環境リスク共生学科で実施)
  ・面接(都市科学部都市社会共生学科で実施)
  ・集団面接試験(教育学部の言語・文化・社会系教育コース、自然・生活系教育コース、芸術・身体・発達支援系教育コース(心理学・特別支援教育専門領域))

 調査書等大学入学共通テストの成績、個別学力検査等の結果に加えて、調査書、自己推薦書等の内容を総合して合格者を決定します。

その他の入試制度

横浜国立大学では、一般選抜以外に、学生の多様な能力や意欲を多面的・総合的に評価するため、以下の特別選抜を実施しています。

・総合型選抜

特徴

 ・合格した場合は入学することを確約できる者が対象です。
 ・学部・学科により大学入学共通テストを課す場合と課さない場合があります。
 ・知識・技能の修得状況に重点を置かず、能力・適性・意欲・関心等を多面的・総合的に評価する選抜方式です。

実施学部

 ・教育学部(学校教員養成課程)
 ・経済学部(経済学科)
 ・理工学部(材料工学EP、海洋空間のシステムデザインEP)
 ・都市科学部(都市社会共生学科、建築学科、都市基盤学科、環境リスク共生学科)

出願要件

 ・教育学部
  
  調査書「全体の学習成績の状況」が3.5以上

  専門領域枠(英語)は外部英語試験のスコアを提出する必要があります。

  地域教員希望枠は、地域に根ざした教育活動に関心を持つ学生を対象としています。

 ・経済学部

  英語外部資格試験のスコアを提出する必要があります。

  大学入学共通テスト受験が必要です。

 ・理工学部

  大学入学共通テスト受験が必要です。

 ・都市科学部(都市社会共生学科、環境リスク共生学科、建築学科、都市基盤学科)

  都市社会共生学科、都市基盤学科、環境リスク共生学科では、大学入学共通テスト受験が必要です。

選考方法

 ・教育学部

  第1次選抜:書類審査、高大接続活動に関する評価、小論文試験

  最終選抜:個人面接 ※専門領域枠の音楽専門領域では聴音も課される

  大学入学共通テスト:課されません

 ・経済学部

  第1次選抜:書類(英語スコア)による選抜(志願者が募集人員の2倍を超えた場合)

  第2次選抜:面接

  最終選抜:大学入学共通テスト(国語・数学・外国語の3教科のみ)の成績

 ・理工学部

  第1次選抜:書類審査(自己推薦書、調査書等)

  第2次選抜:面接(口頭試問)

  最終選抜:大学入学共通テスト(私立理系型の3教科のみ)の成績

 ・都市科学部

  第1次選抜:書類審査(自己推薦書、課題作文または実技試験)

  ※課題作文は都市社会共生学科のみ、実技試験は建築学科のみ

  第2次選抜:面接(口頭試問)※​​建築学科ではプレゼンテーションを含むグループ面接

  最終選抜:大学入学共通テスト(都市社会共生学科・都市基盤学科・環境リスク共生学科のみ)

試験日程:

 ・第1次選抜合格発表:10月上旬〜下旬
 ・第2次選抜(面接・口頭試問・小論文など): 11月上旬〜中旬(学部により異なる)
 ・最終合格発表:11月下旬~2月上旬(共通テストの有無により異なる)

・学校推薦型選抜

特徴

 ・合格した場合は入学することを確約できる者が対象です。
 ・高等学校の教科の学習成績概評を出願要件や合格判定に用い、筆記や面接、口頭試問等の検査を総合的に判定する選抜方式です。

実施学部

 ・経営学部(経営学科)
 ・理工学部(化学・生命系学科、数物・電子情報系学科(電子情報システムEP))

出願要件

 ・経営学部

  学習成績概評がA段階(全体の学習成績の状況が4.3以上)に属し、学校長が人物・学力ともに優れていると認めて推薦できる者

 ・理工学部

  調査書「全体の学習成績の状況」が4.0以上の者、または国語・数学・理科・外国語の平均が4.2以上の者(電子情報システムEP)

  大学入学共通テスト指定教科・科目すべてを受験した者

選考方法

 ・経営学部

  小論文(経営・経済を中心としたテーマ)

  面接(志望動機、学問への姿勢など)

  大学入学共通テスト:課されない

 ・理工学部

  推薦書、調査書

  面接(志望動機、もの作りや自然現象への興味、基礎知識などを評価)

  学入学共通テスト:課される(6教科8科目)

試験日程

 ・経営学部:選抜期日12月上旬
 ・理工学部:選抜期日2月上旬

・帰国生徒選抜、外国学校出身者選抜

特徴

 ・外国における教育事情の違いに配慮し、小論文や面接等を組み合わせて判定します。
 ・大学入学共通テストは課されません。

実施学部

 ・経済学部(外国学校出身者選抜)
 ・経営学部(帰国生徒選抜)
 ・都市科学部(建築学科・帰国生徒選抜)

  都市科学部帰国生徒選抜と都市科学部総合型選抜との併願は認められません。

選考方法

 ・経済学部(外国学校出身者選抜)

  第1次選抜:書類審査(統一試験等成績評価証明書、出身学校成績証明書)

  第2次選抜:小論文、面接(社会科学に関するテーマ、基礎知識、問題解決能力などを評価)

 ・経営学部(帰国生徒選抜)

  第1次選抜:志望理由書・成績証明書を総合評価

  第2次選抜:小論文(経営・経済を中心としたテーマ)、面接(志望動機、学問への姿勢など)

 ・都市科学部(建築学科・帰国生徒選抜)

  第1次選抜:書類審査、実技試験(造形に関する思考力・表現力の検査)、小論文

  第2次選抜:面接試験(口頭試問による論理的思考力・理解力・表現力の検査)

試験日程

 ・出願期間:9月上旬~10月下旬
 ・選抜期日:10月中旬~12月上旬
 ・合格発表:11月下旬~12月中旬

・YOKOHAMA SOCRATES PROGRAM入試

特徴

 ・英語と日本語を共通言語として学士号を取得できる4年間のプログラムです。
 ・幅広い視点から社会課題を分析・考察・実践し、多彩な分野で活躍できる人材を求めます。

実施学部・プログラム

 ・国際戦略推進機構・都市科学部都市社会共生学科(YNU Program for Socially Resilient and Sustainable Ecosystems)

出願要件

 ・外国の教育機関における学校教育を受けた期間が通算3年以上など、特定の基礎資格を有すること
 ・高い英語能力(TOEFL iBT 80以上、IELTS 6.0以上など)

選考方法

第1次選抜(書類選抜):自己推薦書、エッセイ、高等学校の成績、国際標準テストの成績(SAT、ACT、国際バカロレア資格など。加点要素として利用)を総合評価

第2次選抜:オンラインによる口頭試問(プレゼンテーションを含む)。基礎学力、エッセイのテーマに対する理解、論理的思考力及び表現力を英語で評価

試験日程

第1次選抜合格発表:11月中旬

第2次選抜期日:11月下旬

最終合格発表:12月上旬

・私費外国人留学生等の入学者選抜(YGEP-N1)

特徴

 ・YGEP-N1(横浜グローバル教育プログラム)は、日本語能力試験N1相当の日本語能力を持つ外国人を対象としています。
 ・入学後は日本人学生と一緒の通常カリキュラムを履修します。
 ・渡日入試と渡日前入試の2つの方式があります。

実施学部

 ・渡日入試:経済学部、経営学部、理工学部、都市科学部(※都市社会共生学科の募集はなし)
 ・渡日前入試:理工学部(材料工学EP、海洋空間のシステムデザインEP)、都市科学部(建築学科、都市基盤学科、環境リスク共生学科)

出願要件

 ・渡日入試

  日本留学試験(日本語、指定科目)を受験し、各学部指定の合計得点要件(経済学部・経営学部は合計得点8割以上など)を満たしていること

  各学部が指定するTOEFL、TOEICまたはIELTSを受験し、要件を満たしていること

 ・渡日前入試

  日本留学試験(日本語、数学コース2、物理、化学)を日本国外で受験し、合計得点が8割以上(理工学部)などの要件を満たしていること

  TOEFL iBT、TOEIC L&R、IELTSのいずれかの成績証明書を提出できること

  日本国外に在住していること

選考方法

 ・渡日入試

  経済学部・経営学部:日本留学試験および英語能力試験の成績により第1段階選抜を実施し、合格者に対し面接を実施(2段階選抜)(※経済学部では集団面接が課される)

  理工学部:個別学力検査(数学)および面接、日本留学試験、成績証明書で選抜

  都市科学部:面接、日本留学試験、成績証明書で選抜(英語能力試験の成績を重視)

・渡日前入試

  高等学校等の成績証明書、日本留学試験の成績、英語能力試験の成績、ビデオレター(日本語)、インターネット面接を総合的に評価

試験日程

 ・渡日入試:選抜期日2月下旬(経済、経営、理工)、12月下旬(都市科学)合格発表1月中旬(都市科学)、3月上旬(経済、経営、理工)

 ・渡日前入試:出願期間8月下旬~11月上旬、選抜期日(インターネット面接)10月上旬~12月下旬、合格発表10月下旬~1月上旬

次に、横浜国立大学の2025年度の代表的な入試方式別の合格者数 / 志願者数を示します。教育学部の一部の領域別の倍率や、総合型選抜の段階別の倍率が知りたい場合には大学の入試結果を参照してください。

一般入試(前期日程)

学部 ​​合格者数 / 受験者数
教育学部 学校教員養成課程
・言語・文化・社会系教育コース 41名 / 102名
・自然・生活系教育コース 35名 / 99名
・芸術・身体・発達支援系教育コース音楽専門領域 9名 / 9名
・美術専門領域 6名 / 12名
・保健体育專門領域 10名 / 20名
・心理学専門領域 8名 / 28名
・特別支援教育専門領域 14名 / 24名
​​経済学部 経済学科
・一般 175名/612名
・DSEP 10名 / 86名
・LBEEP 8名 / 38名
​​経営学部 経営学科
・一般 206名 / 657名
・DSEP 9名 / 69名
​​理工学部 機械・材料・海洋系学科
・機械工学EP 63名 / 198名
・材料工学EP 26名 / 79名
・海洋空間のシステムデザインEP 18名 / 73名
化学・生命系学科(化学EP・化学応用EP・バイオEP) 94名 / 287名
数物・電子情報系学科
・效理科学EP 27名 / 64名
・物理工学EP 68名 / 154名
・電子情報システムEP 66名 / 175名
・情報工学EP 48名 / 179名
​​都市科学部 都市社会共生学科 36名 / 181名
建築学科 43名 / 197名
都市基盤学科 25名 / 101名
環境リスク共生学科 39名 / 80名

一般入試(後期日程)

学部 合格者数 / 受験者数
経済学部 経済学科
・一般 110名 / 580名
・DSEP 11名 / 73名
・LBEEP 7名 / 38名
​​経営学部 経営学科
・一般 78名 / 342名
・DSEP 4名 / 32名
​​理工学部 機械・材料・海洋系学科
・機械工学EP 63名 / 245名
・材料工学EP 24名 / 65名
・海洋空間のシステムデザインEP 13名 / 53名
化学・生命系学科(化学EP・化学応用EP・バイオEP) 92名 / 242名
数物・電子情報系学科
・数理科学EP 19名 / 53名
・物理工学EP 39名 / 130名
・電子情報システムEP 50名 / 100名
・情報工学EP 36名 / 174名
​​都市科学部 都市社会共生学科 13名 / 141名
建築学科 25名 / 163名
都市基盤学科 19名 / 86名
環境リスク共生学科 10名 / 26名

総合型選抜

学部 ​​合格者数 / 受験者数
経済学部 学校教員養成課程(言語・文化・社会系教育コース・
自然・生活系教育コース・芸術・身体・発達支援系コース) 24名 / 83名
​​経済学部 経済学科(一般) 15名 / 67名
​​理工学部 機械・材料・海洋系学科
・材料工学EP 2名 / 10名
・海洋空間のシステムデザインEP 10名 / 27名
​​都市科学部 都市社会共生学科 27名 / 101名
建築学科 8名 / 49名
都市基盤学科 8名 / 29名
環境リスク共生学科 11名 / 37名

学校推薦型選抜

学部 ​​合格者数 / 受験者数
教育学部 学校教員養成課程(特別支援教育專門領域を除く全コース・領域) 69名 / 376名
特別支援教育専門領域 6名 / 32名
​​経営学部 経営学科(一般) 53名 / 183名
理工学部 化学・生命系学科(化学EP・化学応用EP・バイオEP) 35名 / 79名
数物・電子情報系学科(電子情報システムEP) 16名 / 38名

ポイント解説|得意を活かせる総合型選抜入試方式の選び方

TOCKY各大学は、一般選抜以外にも総合型選抜や学校推薦型選抜など、多様な入試方式を実施しています。学力試験だけでは測れない個性や意欲を評価するこれらの選抜方式は、自分の強みを最大限に活かせるチャンスです。

ただし、合格の基本は前期日程・特別選抜が原則です。後期日程は倍率が高く合格が困難であるため、前期で確実に合格を目指しましょう。

各大学の特色ある選抜方式を知る

筑波大学:研究実績重視型

 ・AC入試:自己推薦書と活動報告書を最重視。共通テスト不要で、自ら発見した課題への取り組みが評価されます。
 ・国際科学オリンピック特別入試:日本情報オリンピック本選Aランクや化学グランプリ2次選考参加者などが対象です。面接のみで筆記試験はありません。
 ・研究型人材入試(医学類):研究レポートと適性試験で、将来の医学研究者を選抜します。

お茶の水女子大学:図書館・実験室入試

 ・総合型選抜(新フンボルト入試):附属図書館での課題レポート作成とグループ討論(文系)、学科特性に応じた実験・ポスター発表(理系)で評価されます。

千葉大学:飛び入学と多様な選抜

 ・先進科学プログラム(飛び入学):高校2年次修了時点で出願可能。数学・理科に優れた能力を持つ生徒を対象に、少人数特別プログラムで高度な専門教育を提供しています。
 ・総合型選抜:法政経学部経済学特進プログラムでは英語による個人面接と英文資料読解試験が実施されます。

神戸大学:「志」特別選抜

 ・「志」特別選抜:高校での幅広い学びと潜在的資質を評価。模擬講義・レポート、総合問題(文系/理系)、プレゼンテーション、面接・口頭試問で多面的に選抜されます。

横浜国立大学:高大接続活動重視

 ・総合型選抜(教育学部):高大接続活動(大学の公開講座参加など)を評価に含む独自制度です。
 ・YSP入試:英語・日本語バイリンガルプログラム。国際標準テスト(SAT、ACT、IBなど)を加点要素として活用します。

志望理由書・面接対策の重要性

総合型選抜や学校推薦型選抜では、志望理由書と面接が合否を分ける最重要要素です。

志望理由書のポイント

 ・具体性:「なぜこの大学・学部なのか」を、カリキュラム・教員・研究内容と結びつけて記述しましょう。
 ・一貫性:高校での活動実績と志望理由、入学後の目標を論理的につなげましょう。
 ・独自性:他大学にも使える汎用的な内容ではなく、その大学・学部ならではの理由を明確にしましょう。

面接対策のポイント

 ・志望理由書の深掘り:提出書類の内容について深く質問されることを想定し、背景や動機を詳細に説明できるよう準備しましょう。
 ・専門知識の確認:志望学部に関連する時事問題や基礎知識について意見を求められる場合があります。
 ・コミュニケーション能力:神戸大学「志」特別選抜のプレゼンテーションや、お茶の水女子大学のグループ討論では、論理的思考力と表現力が評価されます。

高校での活動実績を活用

科学オリンピック・コンテスト実績

 ・筑波大学の国際科学オリンピック特別入試、千葉大学の研究型人材入試では、日本学生科学賞、「科学の芽」賞、国際科学オリンピック本選銀賞以上などの実績が出願要件に含まれます。
 ・神戸大学「志」特別選抜(工学部電気電子工学科・機械工学科)では、自然科学分野の特筆すべき資質・能力を示す書類提出が求められます。

外国語資格

 ・お茶の水女子大学総合型選抜(文系)、神戸大学学校推薦型選抜(グローバル文化学科)では、TOEFL iBT 65点以上またはIELTS 6.0以上が出願要件に含まれます。
 ・横浜国立大学総合型選抜(経済学部)では指定外部英語試験スコア提出が必須です。

部活動・課外活動

 ・横浜国立大学総合型選抜(教育学部)では、大学主催の公開講座やセミナーへの参加実績(高大接続活動)が評価対象です。
 ・筑波大学AC入試では、自ら見つけた課題に主体的に取り組んできた成果(研究活動、ボランティア、地域活動など)を自己推薦書でアピールしましょう。

一般選抜は、前期日程での合格を原則目標に

前期日程を第一目標にする理由

 ・募集人員が多い:前期日程は各大学の主要な選抜方式で、募集人数が多く合格のチャンスも広がります。
 ・学習計画:前期合格を目標にすることで、共通テストと二次試験対策に集中できます。

後期日程は難関傾向

 ・後期日程は募集人員が前期より大幅に少なく、倍率が10倍を超えることも珍しくありません。後期日程では合格できれば御の字程度に考えておきましょう。

特別選抜の活用も視野に入れましょう

 ・早期合格の可能性:総合型選抜は11月下旬~2月上旬、学校推薦型選抜は12月中旬~2月中旬に合格発表が行われます。
 ・得意分野を活かせる:学力試験では表現しにくい研究実績、語学力、コミュニケーション能力などが評価されます。
 ・ただし専願制に注意:合格した場合は必ず入学することが条件です。

戦略的な受験計画

 ・第一志望:前期日程または総合型選抜・学校推薦型選抜を受験
 ・私立大学併願:共通テスト利用入試や一般入試で安全校を確保

総合型選抜や学校推薦型選抜は、準備に時間がかかります。高校1年次から活動実績を積み重ね、志望理由を明確にし、早期に対策を始めることが成功の近道です。

TOCKYの就職実績と進路状況

大学別|主な就職先と進路の特徴

筑波大学

就職率:87.0%(2024年度)

進学率:45.7%

公務員総合職試験合格者数:43名(2025年度春)

主な就職先(2023年3月卒業生実績)

・官公庁・公共:
 農林水産省、国土交通省、東京都庁、茨城県庁、宇宙航空研究開発機構(JAXA)

・情報通信業:
 NTTデータ、野村総合研究所、NTTドコモ、アクセンチュア、楽天

・製造業:
 日立製作所、トヨタ自動車、キヤノン、ソニー、パナソニック

・運輸・旅行業:
 JR東日本、日本航空(JAL)、全日本空輸(ANA)、京成電鉄、日本郵船

・小売・サービス業:
 リクルート、サイバーエージェント、キーエンス、チームラボ、バンダイ

・金融・保険業:
 三菱UFJ銀行、みずほ銀行、野村證券、東京海上日動火災保険、日本政策金融公庫

・食品・飲料業:
 味の素冷凍食品、ライオン、資生堂

・建設・不動産業:
 大林組、鹿島建設、清水建設、三菱地所、大和ハウス工業

・メディア・エンターテイメント:
 日本放送協会(NHK)、読売新聞社、朝日新聞社、電通、任天堂

お茶の水女子大学

就職率:97%(2024年度)

進学率:42%

公務員総合職試験合格者数:18名(2025年度春)

主な就職先(2024年3月卒業生実績)

・官公庁・公共:
 防衛省、経済産業省、東京都庁、日本銀行、産業技術総合研究所

・情報通信業:
 NTTデータ、NTTドコモ、日本IBM、日本総合研究所、ソフトバンク

・製造業:
 日立製作所、トヨタ自動車、パナソニック、キヤノン、デンソー

・運輸・旅行業:
 東京地下鉄(東京メトロ)、日本郵便

・小売・サービス業:
 花王、ルイ・ヴィトン ジャパン、三菱食品、Sansan、オリックス

・金融・保険業:
 三井住友銀行、みずほ銀行、日本生命保険、三井住友海上火災保険、日本銀行

・食品・飲料業:
 雪印メグミルク、江崎グリコ、ネスレ日本

・建設・不動産業:
 積水ハウス、TOPPAN

・メディア・エンターテイメント:
 テレビ朝日クリエイト、エイベックス

千葉大学

就職率:95.4%(2025年度)

進学率:37.3%(2023年度)

公務員総合職試験合格者数:38名(2025年度春)

主な就職先(2025年3月卒業生実績)

・官公庁・公共:
 東京都庁、農林水産省、厚生労働省、警視庁、千葉県庁

・情報通信業:
 NTTデータ、富士通、楽天グループ、日本電気、野村総合研究所

・製造業:
 トヨタ自動車、本田技研工業、日立製作所、キヤノン、大塚製薬

・運輸・旅行業:
 東日本旅客鉄道、日本航空、東海旅客鉄道、日本通運、JTB

・小売・サービス業(卸売業含む):
 三菱商事、住友商事、イオンリテール、ニトリ、ユニクロ

・金融・保険業:
 みずほ銀行、三井住友銀行、三菱UFJ銀行、日本生命保険相互会社、東京海上日動火災保険

・食品・飲料業:
 カルビー、キユーピー、雪印メグミルク、味の素食品、ロッテ

・建設・不動産業:
 積水ハウス、大和ハウス工業、清水建設、野村不動産、大林組

・メディア・エンターテイメント:
 オリエンタルランド、スクウェア・エニックス、セガ、電通、読売新聞西部本社

神戸大学

就職希望者の就職内定率:94.8%(2024年度)

進学率:39.5%

公務員総合職試験合格者数:36名(2025年度春)

主な就職先(2024年3月卒業生実績)

・官公庁・公共:
 農林水産省、国土交通省、神戸市役所、兵庫県庁、国際協力機構(JICA)

・情報通信業:
 NTTドコモ、NTT西日本、NTTデータ、富士通、日本IBM

・製造業:
 日立製作所、トヨタ自動車、パナソニック、三菱重工業、神戸製鋼所

・運輸・旅行業:
 JR西日本(西日本旅客鉄道)、JR東海(東海旅客鉄道)、日本航空(JAL)、全日本空輸(ANA)、阪急阪神ホールディングス

・小売・サービス業:
 大丸松坂屋百貨店、楽天グループ、日本旅行、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン、P&Gジャパン

・金融・保険業:
 三井住友銀行、日本銀行、三菱UFJ銀行、東京海上日動火災保険、日本生命保険

・食品・飲料業:
 大塚製薬、味の素、サントリーホールディングス、キリンホールディングス、日清食品

・建設・不動産業:
 竹中工務店、鹿島建設、大林組、清水建設、大和ハウス工業

・メディア・エンターテイメント:
 電通、TBSテレビ、毎日放送、ソニーミュージックグループ、日本テレビ放送網、関西テレビ放送

横浜国立大学

就職率:95%(2023年度)

進学率:理工学部77.5%、都市科学部44.2%、教育学部9.6%、経済学部6.6%、経営学部2.4%

公務員総合職試験合格者数:13名(2025年度春)

主な就職先(2023年3月卒業生実績)

・官公庁・公共:
 総務省、財務省、国土交通省、横浜市役所、神奈川県庁

・情報通信業:
 野村総合研究所、富士通、NTTデータ、日本IBM、ソフトバンク

・製造業: 
 日立製作所、日産自動車、三菱重工業、JFEスチール、島津製作所

・運輸・旅行業:
 JR東日本(東日本旅客鉄道)、JR西日本(西日本旅客鉄道)、日本航空(JAL)、首都高速道路、KDDI

・小売・サービス業:
 ファーストリテイリング、サイバーエージェント、オービック、電通デジタル、トランス・コスモス

・金融・保険業:
 横浜銀行、三菱UFJ銀行、三井住友銀行、日本銀行、東京海上日動火災保険

・食品・飲料業:
 森永製菓、第一三共ヘルスケア、カネカ

・建設・不動産業:
 鹿島建設、清水建設、大成建設、積水ハウス、長谷工コーポレーション

・メディア・エンターテイメント:
 日本放送協会(NHK)、テレビ朝日、関西テレビ放送、毎日新聞社、時事通信社

タイプ別|あなたに合うTOCKYの選び方

TOCKY各大学には、それぞれ異なる強みと特色があります。自分の学びたい分野、将来のキャリア、生活環境の優先順位を整理することで、最適な大学選択が可能になります。ここでは、志望動機や重視するポイント別に、各大学の特徴を紹介します。

研究力重視で学際的な学びを求めるなら|筑波大学

筑波大学は、研究志向の強い学生に最適な環境を提供しています。つくば研究学園都市に位置し、JAXA、産業技術総合研究所、物質・材料研究機構など、国内有数の研究機関が集積する地域に立地しているのが特徴です。学部生のうちから最先端の研究に触れる機会が豊富で、共同研究やインターンシップを通じて実践的な研究経験を積むことができます。

学群・学類の枠を超えた学際的な学びも大きな魅力です。総合選抜制度では、1年次に「総合学域群」に所属し、複数分野の科目を履修しながら自分の専門を探求できます。2年次以降に所属学類を決定するため、入学時点で専門を絞り切れていない学生にとっても、幅広い選択肢の中から最適な分野を見つけられる制度です。

一方で、立地面での配慮も必要です。つくばエクスプレスの運賃は東京都心へのアクセスに1,000円以上かかることが多く、通学や就職活動での交通費負担は軽視できません。就職活動では、東京への移動時間とコストを考慮した計画的な行動が求められます。研究者を目指す学生、大学院進学を前提とした専門的な学びを求める学生、学際的なアプローチで複数分野を横断的に学びたい学生にとって、筑波大学は理想的な選択肢です。

都心で女性リーダーとしての専門性を極めるなら|お茶の水女子大学

お茶の水女子大学は、女性の社会進出を一貫して支援してきた国立女子大学です。少人数教育による質の高い学びと、女性が各分野でリーダーシップを発揮するための実践的なプログラムが充実しています。

最大の特徴は、徹底した少人数制教育です。教員一人あたりの学生数が少ないため、きめ細かな指導が受けられ、ゼミや研究室での密度の濃い議論を通じて専門性を深めることができます。新フンボルト入試に象徴されるように、図書館での課題レポート作成やグループ討論、実験室での実践的な学びを重視する教育方針は、課題発見力と独創的な解決力を養うことを目指しています。

女性のキャリア形成支援も充実しています。卒業生ネットワークは各界で活躍する女性リーダーとのつながりを提供し、就職活動やキャリア相談において強力なサポートとなります。結婚・出産後のキャリア継続を視野に入れた支援体制も整備されており、長期的なライフプランを見据えた選択が可能です。

キャンパスは文京区大塚に位置しており、東京メトロ丸の内線の茗荷谷駅が最寄りです。大学名から連想される「御茶ノ水」とは異なる場所にあるため、事前のキャンパス見学で周辺環境を確認することをお勧めします。住宅街に囲まれた落ち着いた環境での学びとなり、都心へのアクセスは良好ですが、御茶ノ水駅周辺の利便性をイメージしていると、期待とのギャップを感じる可能性があります。女性としての専門性を高めながら、社会でリーダーシップを発揮したい学生に最適な環境です。

グローバル×理系で幅広い選択肢を求めるなら|千葉大学

千葉大学は、国際性と理系教育の両面で先進的な取り組みを展開している総合大学です。11学部を擁する規模の大きさと、TOCKYの中で最も首都圏へのアクセスに優れた大学です。

全学生を対象とした全員留学制度は、オンライン留学も含めて多様な形式で実施されており、継続的に国際経験を積む機会が保証されています。海外協定校は世界各国に広がり、短期から長期まで、自分の学習計画に合わせた留学プログラムを選択できます。

千葉大学最大の特色は、1998年に日本で初めて導入された飛び入学制度(先進科学プログラム)です。高校2年次修了時点で特に優れた資質を持つ生徒を対象とし、数学・理科分野で早期から高度な専門教育を受けられます。理学部、工学部、情報・データサイエンス学部、園芸学部、文学部で実施されており、少人数の特別プログラムによる手厚い指導と、通常より1年早く大学院に進学できる利点があります。

千葉県内での就職においては、圧倒的な優位性を持ちます。県内企業や自治体との結びつきが強く、地元での就職を希望する学生にとっては有力な選択肢です。注意すべき点は、キャンパスが複数に分散していることです。西千葉キャンパスはJR総武線西千葉駅から徒歩圏内でアクセスが良好ですが、亥鼻キャンパス(医学部・薬学部・看護学部)や松戸キャンパス(園芸学部)は別の場所にあります。志望学部のキャンパス立地を事前に確認し、通学経路や周辺環境を把握しておくことが重要です。

関西で伝統ある経済・経営学と理系分野の躍進を誇る名門大学で学ぶなら|神戸大学

神戸大学は、関西圏を代表する国立総合大学として、特に経済学部・経営学部の伝統と実績で知られています。「東の一橋、西の神戸」と称されるように、社会科学分野での教育・研究の質の高さは全国的に評価されています。

経済学部・経営学部は卒業生ネットワークが強固で、関西圏の金融機関、商社、メーカーなど幅広い業界に人材を輩出してきたほか、初の女性総理大臣となった高市早苗氏も神戸大学の出身です。三井住友銀行、日本銀行、伊藤忠商事、住友商事など、関西に本社や主要拠点を持つ大手企業への就職実績が豊富です。企業との結びつきも強く、寄附講座やインターンシップを通じて実践的な学びの機会が提供されています。

近年では理系分野の躍進も目覚ましく、システム情報学部、海洋政策科学部の新設により、データサイエンスや海洋工学といった新しい領域での教育研究が強化されています。理学部、工学部、農学部も高い研究実績を持ち、文理両面でバランスの取れた総合大学として発展しています。

立地面では、TOCKYの5大学の中でも比較的恵まれた環境にあります。六甲台キャンパスは阪急六甲駅からバスでアクセスでき、神戸の市街地にも近い位置です。楠キャンパス(医学部)はJR神戸駅や三宮駅から市バスでアクセス可能で、名谷キャンパス(農学部)は神戸市営地下鉄名谷駅から徒歩圏内です。神戸という都市のブランド力も高く、関西圏での就職活動やインターンシップにおいて地理的な利便性があります。

実践的な教員養成課程で学ぶなら|横浜国立大学

横浜国立大学は、神奈川県内の教員養成において高い実績を有する国立大学です。教育学部は首都圏屈指の教員養成課程として知られ、実践的なカリキュラムと現場経験を重視した教育で高い評価を得ています。

教育学部の最大の特徴は、神奈川県内の教育現場との強い連携です。2024年度卒業生の50.5%が学校教員として就職し、そのうち70%が小学校、19%が中学校に勤務しています。神奈川県、横浜市、川崎市を中心に多くの卒業生が教育現場で活躍しており、地域の教育を支える人材育成の拠点となっています。神奈川県教育委員会や横浜市教育委員会との連携により、採用試験対策や教育実習の充実したサポート体制が整備されています。

実践的な教育カリキュラムも大きな魅力です。教育実習だけでなく、インターンシップやボランティア活動を通じて、早期から教員としての資質を養う機会が豊富に提供されています。総合型選抜では「高大接続活動」として大学主催の公開講座やセミナーへの参加実績が評価されるなど、入学前から教員志望者としての意識を高める仕組みがあります。現役の教員や教育委員会関係者による講義も多く、現場のニーズに即した実践的な指導を受けられます。

通学環境は決して便利とは言えませんが、広大な敷地と緑豊かな環境は、落ち着いて学業に専念できる空間を提供しています。横浜駅や関内駅までバスや鉄道との組み合わせでアクセスできるため、教育実習や学校ボランティア、採用試験の際の移動も可能です。神奈川県内で教員を目指す学生にとって、横浜国立大学は実績と実践力を兼ね備えた最適な選択肢となります。

まとめ

筑波大学、お茶の水女子大学、千葉大学、神戸大学、横浜国立大学で構成される「TOCKY」は、旧帝大に次ぐ難関国立大学群として、高い学力水準と多様な入試制度、優れた就職実績を兼ね備えた魅力的な大学群です。各大学がそれぞれ独自の強みを持ち、研究環境、教育理念、専門分野において特色を発揮しているため、自分の興味関心や将来目標とするキャリアに合わせた大学選びが重要になります。TOCKYの各大学の入試は一般選抜だけでなく、総合型選抜や学校推薦型選抜など多様な方式があり、それぞれの大学・学部によって求められる学力や評価基準が異なります。共通テストで75%以上の得点率を確保しつつ、二次試験での記述力や論述力を高める必要があるため、計画的かつ効率的な学習が求められます。

個別指導なら、各大学の入試傾向や専門分野の特性を踏まえた対策が可能です。苦手科目を効率的に克服しながら、得意科目をさらに伸ばし、志望校・学部に最適化された学習プランで合格力を高めることができます。また、総合型選抜や学校推薦型選抜を視野に入れている場合も、志望理由書の作成、小論文指導など、きめ細かなサポートが受けられます。

トライでは、TOCKYの各大学の入試傾向を熟知した講師陣が、一人ひとりの志望校・学部に最適な学習プランを提案しています。共通テスト対策から二次試験の記述・論述対策、総合型選抜の準備に渡り、合格まで個別指導で伴走いたします。お気軽にお問い合わせください。

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