2026/01/06

年内学力入試とは?推薦・総合型選抜との違いや対策法を徹底解説!

年内学力入試は、11〜12月の年内に合否が決まる学力試験つきの推薦型入試として近年注目を集めています。

従来の推薦入試や総合型選抜とは異なり、基礎学力を問う筆記試験を中心に評価されるため、早めに学力を仕上げて合格を勝ち取りたい受験生にとっては、大きなチャンスとなる入試方式です。

本記事では、年内学力入試の概要、推薦・総合型選抜との違い、出題傾向、対策方法、実施大学、そしてスケジュールを徹底解説します。早期合格を目指す高校生の皆さんは、ぜひ参考にしてください。

目次

年内学力入試とは?

年内学力入試は、12月までに合否が決まる学力試験つきの推薦型入試です。

一般入試より早く実施される学力試験型の入試方式

年内学力入試(学力型年内入試)とは、学校推薦型選抜や総合型選抜(旧AO入試)のように出願から合格発表までが年内(11〜12月)に完結する入試方式です。

最大の特徴は、学力試験が必須であることです。従来の年内入試では、志望理由書・高校での評定平均・面接・小論文など、多面的な評価を中心に選抜していました。しかし、年内学力入試では、基礎学力を問う筆記試験(マーク式・記述式)を重視する点が大きく異なります。

一般入試よりも早い時期に学力ベースで評価が行われるため、受験生は「年内に合格を獲得し、翌年の一般選抜に余裕を持って備える」というルートを選択できる入試方式として広がりつつあります。

年内学力入試が注目される背景

年内学力入試が注目されているのには以下の背景があります。

2026年度からは首都圏の私立大学でも導入が拡大

これまで文科省は「基本的には2月1日以前の学力試験」を容認してはいませんでした。しかし、2025年6月、「多面的・総合的評価を前提に、小論文や面接など他の評価方法と組み合わせること」を条件に年内学力試験を条件付きで容認する方針の通知を文部科学省が出しました。

これにより、年内学力入試はグレーゾーンから正式に許可された入試方式になり、2026年度は実質的な年内学力入試元年となる見込みです。首都圏では神奈川大学の給費生試験のように学力重視の年内試験は存在していたものの、関西圏ほど一般的ではありませんでした。今後は首都圏でも年内学力入試が広がっていくと予想されています。

大学側は優秀な学生を確保したい

少子化による受験生の減少で大学間の学生確保競争は激化しており、大学としては早期に優秀な学生を確保したいというニーズが高まっています。特に首都圏の私立大学では基礎学力試験を年内に実施し、受験生の多様な評価を行う新たな入試形式を以前から求めていました。

文科省の実質的な容認を受けたことにより、今後は多くの大学で年内学力入試が実施されると見られています。

受験生にもメリットがある年内学力入試

年内学力入試は、受験生にとって以下のメリットがあります。

  • 学力に自信のある受験生は早期合格が目指せる
  • 本命の一般入試前に進学先を確保できる(併願の場合)
  • 共通テスト前に合格を得られる安心感
  • 学力試験の経験を積める

年内学力入試が導入されることで、受験生は志望校の選択肢が増え、受験戦略も広がります。

年内学力入試は推薦入試・総合型選抜と何が違うのか?

学力重視の年内学力入試は、推薦入試・総合型選抜とは選抜基準や出願条件が大きく異なります。

評価方法の違い

まず大きな違いは「何を基準に評価されるか」です。

年内学力入試は学力試験を重視しています。マーク式・記述式の学力試験が実施され、基礎学力を確実に身につけているかが合否のポイントです。推薦入試や総合型選抜の要素も持ちながら、学力試験をしっかり課して年内に結果を出す方式は、「実質的な学力重視の推薦入試」と位置づけられています。

一方、推薦入試・総合型選抜は人物評価・多面的評価を重視しています。評定平均、志望理由書、活動実績、小論文、面接など、学力以外の要素が評価の中心になります。

出願条件の違い

出願条件にも違いがあります。

推薦入試(学校推薦型)

  • 高校の評定平均が必須(4.0以上などの厳しい基準も)
  • 学校長の推薦が必要

総合型選抜(旧AO入試)

  • 自己PR、活動実績、面接、小論文を重視
  • 学力試験よりも「意欲・適性」を評価

年内学力入試

  • 学力試験中心のため、評定の基準は推薦入試ほど厳しくない大学もある
  • とはいえ「評定3.5〜4.0前後」を求める大学もあり、一定水準の成績は必要
  • 学校長推薦が不要な場合が多い
  • 年内学力入試は、評定でのハードルが少し下がる一方、学力試験への準備が不可欠

年内学力入試はどんな受験生に向いている?

年内学力入試は、次のタイプの受験生との相性がよい入試方式です。

早い段階で学力が仕上がっている受験生:高1・高2の内容を土台にした学力試験が中心のため有利
共通テスト対策も進めている受験生:共通テストレベルの標準問題に強いほど得点しやすい
年内に学力試験を経験して合格を得ておきたい受験生:早めに合格を確保すれば、1〜2月の一般入試に集中できる
推薦入試の評定条件を満たせない受験生:ただし、年内学力入試でも一定の評定(3.5〜4.0程度)は求められる大学があることに注意

総合型選抜のように活動実績が必要なわけでもなく、推薦入試ほど評定に縛られず、一般入試ほど試験の難易度が高くないことから、学力を武器に早期合格を狙いたい受験生に年内学力入試は適した入試方式と言えます。

一方で、現状の年内学力入試は中堅レベル以下の大学での実施が中心です。そのため、早慶・旧帝大レベルなど難関大学を第一志望とする受験生にとっては「実戦練習」としては物足りないケースがあるでしょう。

上位校志望の場合は、従来から年内に学力試験を行っている防衛医科大学校・気象大学校・防衛大学校などの入試の方が、より実戦的な学力試験として適しています。

年内学力入試の出題傾向と対策法

年内学力入試は基礎学力を重視した学力試験の配点が大きいです。学力試験の特徴を理解し、早期対策で得点力を確実に伸ばしましょう。

出題傾向

年内学力入試では、大学ごとに問題形式は異なるものの、共通して以下の特徴があります。

①基礎学力重視の出題が中心

早い段階での学力試験なので高1・高2で学ぶ基礎内容が多い傾向にあります。一般入試にある応用問題や難問よりも、教科書を基準としたレベル(基礎~標準レベル)の知識の定着が重要です。

②英・国・数の3科目が中心

年内学力入試を実施する多くの大学が英語・国語・数学を中心に課しています。英語は必須科目で、国語と数学のどちらかを選択する方式を採用している大学が多くあるでしょう。学部によっては理科を課しているケースもあります。

③基本的に大学独自の問題で実施

基本的には大学独自の問題で出題されます。過去問を分析して出題傾向や形式を確認しましょう。

ただ、特に首都圏の大学では年内学力入試の実施年度が浅く、かつ一般選抜扱いではないため、十分な回数分の過去問が入手しにくい場合もあるでしょう。そのため「その大学の過去問に加え、形式が近い一般選抜の問題を取り入れて練習する」など、出題形式に近い問題を複数活用した対策が必要です。

応用問題や難問は出題されなくとも、その大学の出題形式には慣れておきましょう。

効果的な対策法

年内学力入試は早めの情報収集と基礎固めが合格のポイントです。

①基礎学力をつける

年内学力入試は基礎学力が最も合否に直結します。高校進学直後から授業内容を確実に理解し、定期テスト対策をしっかり行って評定も基礎学力も確保していきましょう。

②志望大学の情報収集を早めに行う

年内学力入試の有無、出題科目、試験形式、扱われる分野などは大学・学部によって異なります。大学の公式サイト、入試要項、学校説明会を利用し、最新情報を確認しましょう。担任や進路指導の先生、塾・予備校の先生から話を聞くことも重要です。

③高3の夏〜秋にかけて問題演習で実戦力を

問題演習で学力試験に対する実戦力を高めます。早めに基礎固めをし、高3の夏からは試験問題に触れていきましょう。

また、年内学力入試は共通テストの範囲と重なる部分も多くあります。共通テストも受験予定の人は共通テスト対策も年内学力入試対策の一部と考えて勉強を進めていくと良いでしょう。

④苦手分野の克服はできるだけ早く

苦手分野があると学力試験での得点は伸びていきません。共通テストレベルの問題集や模試、過去問を活用しながら、早期に苦手を克服しましょう。過去問や模試はあなたの学力を測るものです。間違えた箇所や苦手分野は必ず復習をする習慣をつけましょう。

⑤小論文・面接が課される場合は夏より前に準備を開始

大学によっては、学力試験に加えて小論文や面接が課されることもあります。年内学力入試の小論文や面接の配点は、学力試験の配点よりかなり低いです。

ただし、これらが課されない場合でも「志望理由書」の提出を求められる大学があります。一般選抜でも短い志望理由書が課されるケースはありますが、年内学力入試は制度上、「総合型選抜・学校推薦型選抜」に分類されるため、志望理由書がより重視される可能性も否定できません。

いずれの形式であっても、人物評価は年内学力入試の評価項目ですので、基本的な小論文の書き方や面接での所作などは準備しておきましょう。

年内学力入試を実施している主な大学一覧

年内学力入試は首都圏・関西圏を中心に多くの私立大学で導入が進んでいます。方式名は大学によって異なり、「基礎学力方式」「基礎学力テスト型」「学力重視方式」など、名称が複数あります。

以下は、2025年度入試で実施が確認されている主な大学の一例です。

首都圏の主な年内学力入試実施大学

大学名 ​​方式名 ​​特徴
共立女子大学 基礎学力方式 ・国語、英語の基礎確認テスト
・家政学部食物栄養学科管理栄養士専攻と看護学部では化学基礎・生物基礎の理科系科目も課される
・他大学の併願が可能
​​大東文化大学 基礎学力テスト型 ・英語、国語または数学(Ⅰ・A)
・事前課題(小論文)あり
・他大学の併願が可能
・​​英語は英語民間試験(外部検定)のスコア提出を活用することも可能
​​東京家政大学 知識・技能総合入試 ・自由選択:国語、英語、数学、生物から2科目選択
・造形表現学科は2期のみ実技試験あり(学科試験との選択)
・自主自律奨学金(予約給付型奨学金)の選考過程の一部を兼ねている
・1期(9月中旬実施)は専願制、2期(10月中旬実施)は併願可能
​​関東学院大学 基礎学力評価型 ・学部によって専願方式と併願方式がある(専願方式のみで実施しているのは栄養学部)
・学科・コースによって、国語、英語、数学の3教科の中から高得点2教科で評価、2教科を選択など、試験時間や評価方法が異なる
・文系学部では「英語+国語」の2教科必須の方式が中心
・全学部・全学科で事前課題(小論文)の提出が必須
東洋大学 基礎学力テスト型入試 ・外国語(英語)、国語または数学
・英語は外部試験スコアの利用が可能(ただし利用申請は初回のインターネット出願登録時に限られる)
・事前課題(小論文)あり
・自分の得意科目に照らし合わせて判定方法を選択できる(学科によっては判定方法が一つに固定されている場合あり)
・全国20会場に試験会場

関西圏の主な年内学力入試実施大学

関西ではもともと「年内に学力試験を課す入試方式」が広く浸透しています。

大学名 ​​方式名 ​​特徴
京都産業大学 総合型選抜 ・小論文、筆記試験、学力試験型の個人面接など、学部によって試験方式が異なる
・学力重視の方式が多く複数の方式から選択できる
・書類審査のみではなく、1次選考に加えて2次選考を課す学科も多いため、受験そのものに時間を要する
​​甲南大学 公募制推薦
(教科科目型)
・外国語(英語)、国語あるいは数学
・外部英語試験活用方式を採用(みなし得点)
・面接試験なし
​​摂南大学 公募制推薦 ・英語、数学①(Ⅰ・A)、数学②(Ⅰ・Ⅱ・A・B・C)、国語、物理、化学、生物の中から2科目が課される
・理科科目のうち物理は物理基礎の範囲からのみ出題される
・総合評価型:適性検査の得点に調査書の「全体の学習成績の状況」を10倍した高校成績点(50点満点)を加点
・基礎評価型:調査書を得点換算せず、適性検査の総合点および「入学希望理由書」を総合して合否を判定
・前期と後期の出願が可能
・英語資格等保持者優遇制度があり、一定のスコアを満たすことで英語の得点換算などの優遇を受けられる
​​神戸学院大学 公募制推薦 ・基礎評価型に出願した人は調査書活用型、総合評価型、外部試験併用型の出願が可能
・英語、国語、数学(I・A)、理科(生物・化学)の基礎的な適性調査を実施
・他大学との併願が可能
・英語が必須科目であり、その他は学部・学科が指定する科目の中から1科目を選択する(薬学部は化学が必須)

関西圏では従来から学力を実施する総合型・推薦型入試が定着しているため、大学ごとに細かな違いがあります。各大学の入試要項を確認しましょう。

その他の特徴的な方式を持つ大学

神奈川大学「給費生試験」
90年以上という長い歴史を持つ年内の学力試験型選抜。難易度は高いものの、合格すれば授業料免除などの大きなメリットがあることから毎年注目度が高くなります。

なお、給費生試験は一般選抜扱いのため推薦書は不要で、他大学との併願も自由です。英語外部試験(英検®︎など)のスコア利用も可能で、基準を満たせば得点換算が適用されます。給費生として合格した学生は、最終的に超難関大学に合格するケースも多く、高い学力層が受験する試験として知られています。

また、給費生に届かなかった場合でも「一般合格(通常の入学枠)」を得られる可能性が大きなメリットです。給費生か一般かに関わらず、合格を早期に確保できる点が受験生にとって魅力となっています。

白鷗大「学業特待制度」
受験科目は必須の「英語」(英語コミュニケーションⅠ・Ⅱ、論理・表現Ⅰ・Ⅱ)100点/60分と選択科目の「国語」または「数学」100点/60分。全科目マークシート方式です。

この学業特待制度(12月実施)は、合格すると「学費が国公立大学並みに抑えられる学業特待生」として入学できる他、通常の一般合格の可能性もあります。さらに、成績上位者には「学費全額免除生選考(書類審査・面接試験)」を受験できる権利が与えられる場合があることも特徴です。

常葉大「奨学生入試」
奨学生入試は授業料の全額減免(A合格)または半額減免(B合格)を受けられる入試です。採用期間は2年間で、進級時に継続審査があります。学力試験は3教科型または2教科型があります。選択した教科型にかかわらず試験当日は最大4教科の受験が可能で、選択科目は高得点の科目が合否判定に利用されます。

なお、教育学部・健康科学部・健康プロデュース学部(健康栄養学科)は3教科型のみでの実施になるので注意しましょう。

年内学力入試の受験スケジュール

年内学力入試は、一般入試よりも早いタイミングで出願から合否発表が進むスケジュールです。スケジュールを事前に把握できているかどうかで、対策も大きく変わります。

特に年内学力入試は出願期間が短い大学も多く、「気づいたら出願が締め切られていた」「調査書などの必要書類の準備が間に合わなかった」というケースも起こり得ます。事前準備の早さが、そのまま合否に直結する方式と言えるでしょう。

ここでは、一般的な年内学力入試の流れと、準備すべきポイントについて解説します。

①出願開始(9月〜10月)

多くの大学では、9月〜10月頃に出願受付がスタートします。必要書類は大学によって異なり、調査書や志望理由書などの提出が求められます。秋の文化祭や運動会といった学校行事の時期と重なるため、早めに準備を始めることが重要です。

事前準備のポイント

  • 調査書の発行を学校に早めに依頼しておく
  • 志望理由書は9月前に下書きを完成させる
  • 出願資格(評定平均など)の確認を忘れない

②試験実施(10月〜12月)

年内学力入試は学力検査を中心とするため、試験は10月〜12月の間に行われるのが一般的です。複数日程を設定している大学もあり、併願戦略が比較的立てやすいのも特徴です。

試験形式の例

  • 英語+国語か数学を選択の2科目型
  • 講義を聞いて要約する「リスニング聴解+記述型」
  • 基礎学力テスト+小論文
  • 小論文・面接を併用するタイプ

大学ごとの試験形式を確認し、それらに合わせた対策が必要です。

③合否発表(11月〜12月)

年内学力入試では、合否が早いところでは11月中に発表されます。一般入試よりも早く結果がわかるため、合格した場合は精神的な余裕が得られ、不合格だった場合でも一般入試へ切り替える時間を十分に確保できます。

④入学手続き(12月〜1月)

合格後は、12月〜1月頃に入学手続きが行われます。手続きをしないと入学する権利がなくなる可能性があるため、期日を必ず確認しましょう。

また、大学によっては「年内学力入試の合格者向けの学習プログラム」や「入学前教育」を提供している場合もあります。これらのプログラムは原則として受講しなくても合格そのものが取り消されるケースは多くありませんが、正当な理由なく出席しなかったり、課題を提出しなかったりすると、入学後に履修できるクラスが制限される・奨学金の申請ができなくなるなどの不利益が生じる可能性があります。事前に各大学の案内を確認しておきましょう。

年内学力入試のスケジュールは「準備の早さ」が大切

一般入試より早く動く必要があるため、志望校を早めに固める必要があります。特に調査書や志望理由書の準備は時間がかかるため、早期スタートが重要です。

年内学力入試のメリット・デメリット

年内学力入試は学力試験を軸にしながらも人物評価も取り入れられる「推薦入試と一般入試の中間」のような立ち位置にあります。ここでは、受験生が知っておきたいメリット・デメリットを整理します。

年内学力入試のメリット

①早期合格で心理的負担が軽減

年内学力入試の最大のメリットは、一般入試よりも早く合格が決まることです。11月〜12月に結果が出る大学も多く、早い段階で進学先が確定すれば、精神的にゆとりが生まれます。残りの高校生活を有意義に過ごせるのも大きなメリットです。

②一般入試との併願がしやすい

もし不合格だった場合でも、一般入試へ切り替えられる時間が確保できます。「年内に受験→年明けの大学入学共通テスト利用入試・一般入試で再挑戦」という流れが可能なため、年内学力入試は合格のチャンスを広げたい受験生におすすめです。

③人物評価とのハイブリッド型で総合的に見てもらえる

大学によっては調査書、志望理由書、小論文・面接を併用し、「学力+人物」の両面で評価を受けられるハイブリッド型の入試として実施されています。学力に加えて高校での活動、将来の目標なども評価してもらえるため、「総合型選抜だと学力を測ってもらえない」「一般入試だと人物面が伝わらない」と感じている受験生にとって、年内学力入試は相性が良い試験方式です。

④小論文対策の負担が少ない

年内学力入試は、学力試験が中心となるため、普段の授業や定期テスト対策がそのまま得点力につながりやすいです。大学によっては小論文が課される場合もありますが、総合型選抜のように高度な小論文が求められるケースは少なく、配点も学力試験と比較してかなり低く設定されています。

もちろん、小論文や志望理由書の対策はしておきましょう。基本的な文章構成や自分の考えをまとめる練習をしておくことで、年内学力入試で小論文が課された場合にも対応しやすくなるでしょう。

年内学力入試のデメリット

①準備期間が短く、時間との勝負になりやすい

出願が9月〜10月に始まるため、夏までに志望校を決め、情報収集・学力試験対策を進める必要があります。準備が遅れると中途半端な状態で受験に臨むことになり、力を発揮しきれないリスクが高まります。

②募集人数が少ない

年内学力入試は「追加の選抜枠」という位置づけの大学も多く、募集人数が一般入試より少なめです。枠が少ない場合は倍率が高くなりやすい点を理解しておきましょう。

③大学によって方式が大きく異なる

学力試験といっても、2科目型、基礎学力テスト型、要約型試験、小論文併用型など、大学ごとに形式が大きく違います。そのため、情報収集は必須であり、過去問で傾向を早めにチェックしておかないと的外れな対策をしてしまう可能性があります。

さらに、大学によっては英語外部試験のスコアを併用できる方式もあります。この場合、9〜10月の出願に間に合うように、あらかじめ必要なスコアや級を取得しておく必要があるため、一般的な年内学力入試よりも早めの準備が求められます。

④難関大学ではほぼ実施されていない

東大・京大・早慶・MARCH上位など、難関大学の多くは年内学力入試を実施していません。そのため、第一志望校が難関大学の場合は年内学力入試を利用しにくいです。

そもそも国公立大学は、私立大学のような「年内に学力試験を課す方式」を基本的に実施していません。年内に学力試験を課す方式に最も近いものとしては、高知大学医学部の総合型選抜(学力試験を含む)などがありますが、レベルは非常に高く、合格後の入学が必須となるなど、一般の年内学力入試とは性質が大きく異なります。

また、難関大学志望の一部の受験生は、年内に実施される学科試験として神奈川大学の「給費生試験」や、防衛医科大学校・防衛大学校などを併願的に受験するケースもあります。しかし、これらは入試制度・目的・学生の進路が大きく異なるため、一般的な年内学力入試の代替として利用するのは慎重に判断する必要があるでしょう。

まとめ

年内学力入試は、「学力で勝負したい」「できるだけ早く合格を勝ち取りたい」という受験生にとって魅力的な選択肢です。一般入試との併願もしやすく、合格のチャンスを広げる意味でも活用する価値は大きいです。

一方で、準備期間が短いため、早めの情報収集で大学ごとの試験形式を把握し、計画的な学習スケジュールを立てることが合格のポイントになります。

「何から始めればいいかわからない」「自分だけで対策が難しい」という場合は、学習のプロに頼ることで迷いが晴れます。

トライでは、一人ひとりに合わせた受験対策を行っているので、年内学力入試の準備も安心です。専任の講師が弱点やつまずきの原因を分析し、限られた期間の中でも着実に得点力を高められるようマンツーマンで徹底支援しますので、安心してお任せください。

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