早稲田アカデミーは、「本気でやる子を育てる」を教育理念にしている集団塾です。中学受験では多数の難関校合格者を出している実績があります。
一方で、授業スピードが速く、宿題が多いことでも有名です。保護者様の中には、授業についていけるか心配に思う方もいるでしょう。
この記事では、早稲田アカデミーに通っているお子さまが、授業についていけない原因と保護者様がすべきことをまとめました。お子さまにとっても、保護者様にとっても、志望校合格という明るい未来につなげるために、今できることを対策していきましょう。
中学受験で早稲田アカデミーの授業についていけなくなる原因4つ
早稲田アカデミーは、NN志望校別コースが有名な、難関校合格に力を入れている塾です。授業スピードも速く、ついていけなくなってしまう受験生の皆さんもいます。ここでは、授業についていけなくなる原因を4つご紹介します。
授業スピードが速く、理解が追いつかない
早稲田アカデミーの授業は、小5の1年間で小6までの単元をすべて終わらせ、小6では受験に向けた総復習を行うとされています。小6の夏期講習以降は、演習を通じて実践力を鍛えるカリキュラムになっています。小5から受験に向けて授業数や時間が増え、難易度も上がるので、スピードが速くなったと感じるお子さまもいるでしょう。
予習は必要なく、家庭学習は宿題を中心に復習することを推奨していますが、理解が追いついていない単元は時間がかかってしまいます。復習が追いつかず、授業についていけないと、勉強への意欲低下につながってしまうことがあるので要注意です。
クラスが合っていない
早稲田アカデミーの小学生向けコースは、主にSコースを軸としつつ、選抜制のNN志望校別コースを併用する仕組みになっています。Sコースでは、その中で学力別のクラスに分けられます。基本はSB・SA・SSの3クラスですが、全体の人数でクラス数が変わるため、人数の多い校舎は、さらに細かくクラスが分かれます。定期的に行われる組分けテストの結果で、クラスが決められます。
テストの点数が伸び、上のクラスになると、授業の難易度も上がるため、ついていけないと感じるお子さまもいるでしょう。
偏差値が思うように伸びない、宿題を解ききれないということがあれば、クラスがお子さまの学力に合っていない可能性があります。
宿題量が多く、テスト勉強や復習に時間を割けない
早稲田アカデミーでの宿題は、授業内容を効率的に定着させるものです。宿題に取り組めば、その日授業で習った大切なポイントを復習できるようになっています。そのため、必然的に量は多くなります。
ただ、どの単元が理解できているかは一人ひとり違います。授業内容でわからなかったところは、重点的に復習する必要があるため、宿題と復習の両立が大切になります。
さらに、習熟度別テストやクラスの組分けテストなど、テストを受ける機会も多くあります。宿題を解くことでいっぱいになってしまうと、テストの対策ができず、思うように結果を出せなくなってしまうかもしれません。
体育会系の雰囲気が合わない
早稲田アカデミーは、体育会系と言われることがあります。授業は私語厳禁、講師もすぐに手を差し伸べるのではなく、解決方法を探していけるようなサポートをするなど、緊張感をもって勉強に取り組めるようにしています。
熱量の高い雰囲気や講師に、うまく馴染めずついていけなくなるお子さまもいるでしょう。
早稲田アカデミーが合う子・合わない子の特徴
早稲田アカデミーの教育理念や雰囲気が合うお子さまは、授業についていこうとするので、学力も上がっていくでしょう。一方で、雰囲気に馴染めず、受験に対する意欲低下につながるお子さまもいます。早稲田アカデミーに合う子、合わない子の特徴をまとめました。
早稲アカが向いているお子さま
早稲田アカデミーが向いている子は、以下のような特徴があります。
- 負荷に強い
- 復習型
- 競争が好き
- スピード感に強い
早稲田アカデミーでは、勉強の意欲も大切にしています。競争心や緊張感から意欲を引き出す取り組みを行っているので、その取り組みで意欲を引き出せる子は向いていると言えるでしょう。
負荷に強い
早稲田アカデミーでは、子どもたちのやる気を引き出すために、あえて負荷をかける環境も設けています。緊張感のある授業や習熟度テストは、その一環とも言えます。その中で、負荷に負けずに自分の力を出せるお子さまは、早稲田アカデミーに向いているでしょう。高い壁にぶつかっても、自分の力で切り拓く力は、早稲田アカデミーが大切にしている教育理念の1つです。
復習型
早稲田アカデミーでは、復習を大切にしています。授業でやったことを自分なりに復習できると、授業にもついていきやすくなります。
1回授業で聞いたところをもう一度自分で振り返り、わからなかったところを理解し直すプロセスが身についているお子さまは、授業にもついていけるでしょう。
競争が好き
早稲田アカデミーでは、テストの成績優秀者は校舎内に掲示され、塾内報にも名前が載ります。また組分けテストを実施し、定期的にクラス替えを行っています。競争心がそのままやる気につながるお子さまは、「次は上のクラスに行きたい」「仲間に負けたくない」と目標を持って、勉強に取り組むことができます。特に負けず嫌いのお子さまは、競争することで仲間と切磋琢磨しながら、受験を乗り切ることができるでしょう。
スピード感に強い
頭の回転が速く、授業を聞いてすぐ理解ができるお子さまには、早稲田アカデミーのスピードの速い授業はぴったりです。宿題も、「学びたい」と思う気持ちがあると、苦にならずに取り組むことができます。授業も理解しながら受けることができるので、良い循環が生まれます。
向いていない可能性があるお子さま
以下のような特徴があるお子さまは、早稲田アカデミーには向いていない可能性があります。
- マイペースに定着させるタイプ
- 学校や習い事が忙しい
- 算数が苦手で復習に時間が必要
中学受験では、家庭学習も大切になります。そのため、勉強の時間をしっかり確保できない、自分のペースで学習したいお子さまには、向かないかもしれません。
マイペースに定着させるタイプ
授業を聞いて、じっくり考えながら理解を進めたいお子さまには、早稲田アカデミーの授業は速すぎるかもしれません。授業内の設問を理解しながら解くのに時間がかかってしまうと、授業についていけなくなります。多くの問題を解くことで定着を図る早稲田アカデミーの進め方は、自分のペースを大切にしたいお子さまには、不向きと言えます。
学校や習い事が忙しい
学校や習い事で忙しく過ごしているお子さまは、家庭学習の時間が短くなってしまうため、授業についていけなくなってしまう可能性があります。
早稲田アカデミーでも、習い事は大切なものとしながらも、受験が近くなってきたら、勉強に集中する必要があると明記しています。受験は小6の2月ごろまで、というゴールがあるので、そこまで我慢できるかをお子さまと話し合う必要があるでしょう。学校や習い事を優先させたいという気持ちが強いお子さまは、授業についていけなくなってしまうかもしれません。
算数が苦手で復習に時間が必要
早稲田アカデミーで使われている四谷大塚の教材は、算数の難易度が高いレベルに設定されています。算数が苦手なお子さまは、復習にも時間が必要です。宿題を解くことで手いっぱいになってしまったり、一つひとつ時間をかけて問題を解いたりするお子さまは、家庭学習の時間の確保が難しく、授業についていけなくなる可能性があります。
早稲田アカデミーの授業についていけない時の対処法5つ
授業についていけないと感じたときは、原因を整理し、今できる対処から1つずつ試していくことが大切です。早稲田アカデミーは授業スピードが速く家庭学習の比重も高いため、学習方法を見直すだけで改善するケースもあります。ここでは、実践しやすい対処法を5つ紹介します。
家庭学習の方法や時間を考える
お子さまはまだ小学生ですから、時間の使い方や学習の優先順位は、保護者様のサポートが必要です。
志望校合格というゴールに向けて、目標設定を行い、そこから細かい勉強の計画を立てていきましょう。月に一度など、定期的に計画の進捗を一緒に確認し、見直しをすると、大きく目標から外れずに進めます。これらはお子さま任せにせず、必ず一緒に行うことで、お子さまが自覚を持ってゴールに辿り着こうとする意欲につながります。
宿題の多い早稲田アカデミーでは、復習をどこまでやるか、宿題にどのくらい時間をかけるかなど、毎日の勉強も計画的に行う必要があります。
早稲田アカデミーの講師とコミュニケーションをとる
早稲田アカデミーは、「宿題は最大限出す」というスタンスです。お子さまに合わない宿題量の時は、講師に相談してみましょう。
保護者様は、お子さまがしっかり勉強に集中できるように、環境を整えることが仕事です。
そのため、講師と積極的にコミュニケーションを取り、連携していくことで、お子さまが授業についていけているか、学力が伸びているかを把握しやすくなります。
お子さまが前向きになれるような言葉がけをする
「あの子はできているのに」など、他の受験生の子と比べるような発言はNGです。昨日よりできた、とお子さま自身の頑張りを認める声掛けをしましょう。
「早くやりなさい!」と急かすような声掛けも、お子さまを追い詰めてしまいます。なかなか学力が上がらずに焦っているのは、お子さまも同じです。どこをやるべきなのかを一緒に整理しながら、見守ったり、できたことを褒めたりして、お子さまが前向きに頑張れるような言葉がけをしましょう。
転塾を考える
早稲田アカデミーで思うように成績が上がらない場合、転塾を考えるのもひとつの方法です。しかし、転塾を考える前に、雰囲気が合わないのか、お子さまのモチベーションの問題なのか、ついていけない原因をはっきりさせることが大切です。
ついていけない理由が曖昧なまま転塾をしてしまうと、転塾した先でも同様のことが起こってしまいます。
家庭教師や個別指導塾を併用する
早稲田アカデミーの授業についていけない場合は、1対1で自分のペースに合わせてくれる家庭教師や個別指導塾などを併用する方法もあります。復習の内容や宿題なども、お子さまのペースに合わせてプロ講師が見てくれるので、1人で勉強するよりも理解が深まりやすいでしょう。
保護者様も、お子さまの苦手な部分をプロ講師と一緒に見極めて対策することができるので、安心感があります。
トライの早稲田アカデミー対策
トライでは、早稲田アカデミーの専門対策も行っています。「クラスを上げたい」「日々の宿題を解ききれない」など、保護者様の悩みを解決する5つの項目で対策を行っています。
教材別対策
「教材をどのように活用すればいいのかわからない……。」と悩んでしまう保護者様は多くいます。早稲田アカデミーの教材は、四谷大塚で使用されている「予習シリーズ」で、教材をすべて解けるようになれば、基礎内容は網羅できます。トライなら、お子さまの苦手に合わせて効率よく教材を使用することができます。
クラスアップ対策
「なかなかクラスが上がらない」と焦りが生じることもあるでしょう。クラス分けは、組分けテストを通して行われます。テストの振り返りを講師と行うことで、お子さまの苦手なところやつまずきやすいところをピックアップして、効率的にテスト勉強をすることができます。
科目別対策
苦手科目の復習は、理解が進んでいないことも多く、他の科目よりも時間がかかります。トライなら、お子さまに合わせて苦手科目を重点的に学習することが可能です。
科目によって、学習の仕方は違います。学習をどのように進めればいいのかを講師と共に確認することで、家庭学習でも学習内容をしっかり定着させることができるようになります。
学年別対策
早稲田アカデミーでは、学年ごとの目標があり、授業時間も変わっていきます。学年が上がるにつれて、授業数が増え、難易度も上がるので、ついていけないと感じるお子さまも多くいます。土日や夏休み・冬休みを使って、学習習慣をつけていくことで、スピードの速い授業にも、ついていくことができるでしょう。
さらに小6になると、場合によっては単元の取捨選択も必要になります。トライで相談しながら、必要な科目の勉強をすることで、効率よく理解を深められるでしょう。
志望校別対策
早稲田アカデミーでは、NN志望校別コースが有名です。NNコースを受講するためには、オープン模試で規定の偏差値を取る必要があり、志望校とは別のNNコースになってしまうことも少なくありません。そうなってしまった場合は、トライで学習の補強をしていく方が、お子さまの負担が少なくなる可能性があります。
まとめ
授業についていけなくなってしまうと、勉強や受験自体が苦痛となり、モチベーションの低下につながります。お子さまの自信がなくなってしまうと、保護者様も不安に感じてしまいます。
トライなら、早稲田アカデミーの授業で理解できず放置してしまった単元も、マンツーマンで1つずつ確認しながら理解し、復習できるので、お子さまの自信を取り戻すことができます。志望校合格のために対策をしたいとお考えの保護者様は、ぜひお気軽にご相談ください。

