2026/02/17

【中学受験】小学5年生からは遅い?まだ間に合う|学習法と今からやるべきこと・スケジュールを解説

「5年生から中学受験を始めるのは遅いかも」と、心配される保護者様も多いのではないでしょうか。確かに中学受験は、塾のカリキュラムが始まる小学4年生から始めるのが一般的です。とはいえ、小学5年生からでも中学受験に間に合わせることは十分可能です。

この記事では、5年生が直面しやすい課題と乗り越え方、時期別の学習スケジュール、保護者様ができるサポート方法まで詳しく解説します。

中学受験は小学5年生からでも間に合います!

結論からお伝えすると、5年生から中学受験の勉強を始めても合格する可能性は十分あります。多くの塾では中学受験のカリキュラムは、小学3年生の2月から本格的に始まります。そのため、5年生からのスタートは1年遅れと感じられるかもしれません。

しかし、中学受験で大切なのは「いつから始めたか」ではありません。開始時期よりも「受験本番までどう取り組むか」が合否を左右します。実際に、5年生から中学受験を始めて志望校に合格した受験生もたくさんいらっしゃいます。お子さまのやる気と環境、そして戦略的な学習計画があれば、今からでも志望校合格を目指すことができるでしょう。

中学受験で「5年生の壁」が心配される3つの理由

小学5年生になると多くの受験生が「壁」にぶつかると言われます。なぜ5年生の時期につまずきやすいのか、3つの観点から解説します。

1.学習内容が難しくなる

5年生になると、学習の難易度と勉強量が一気に上がります。4年生までの基礎に応用が加わり、入試問題に直結する単元がスタートするためです。特に算数は難易度が上がります。

例えば、4年生までの算数は計算式の条件がシンプルで、式さえわかれば解答できるでしょう。ところが5年生になると、問題文の意味を理解した上で条件と式を出さなければいけません。単純な計算式だけでは解けない問題が増えるため、「理解力」が必要です。

中学受験に算数が間に合わないかもと、ご不安がある方はこちらの記事もご参考ください。

2.成績が伸び悩む生徒が多いため

小学5年生は学習内容の難易度が上がるため、それまで順調に成績を伸ばしていた受験生も、成績が停滞したり下降し始めるケースも目立ちます。成績が伸び悩んだときこそ、量よりも質を重視した学習への切り替えが必要です。例えば、集団塾では理解が追いつかない、質問しづらいと感じた場合は、苦手科目だけ個別指導や家庭教師を付けるなど補習も検討しましょう。

3.勉強へのモチベーションの低下

成績が伸び悩むことで「こんなに頑張っているのに結果が出ない」と、親子ともに焦りやストレスを感じやすくなるのも、5年生の時期です。学習への意欲や集中力も低くなるため、学習だけでなくメンタルサポートも必要になります。5年生は、結果を急ぎ過ぎずお子さまの気持ちに寄り添いながら、柔軟な学習計画を立てるのも大切です。

「小学5年生の壁」でお子さまの偏差値が伸び悩んでいる方は、こちらの記事もご参考ください。

小学5年生の最優先課題は「重要単元の習得」と「理解度を上げる」こと

中学受験で出題される問題の約8割は、5年生で学習する内容がベースです。そのため、5年生では基礎から応用へのステップアップが最優先課題になります。

重要単元の習得

5年生の段階では、まだすべての問題を完璧にする必要はありません。まずは、基礎となる重要単元を集中して学習しましょう。特に5年生でつまずきやすい算数と理科は時間をかけ、早めに「苦手単元を作らない」ことが大切です。

例えば、5年生で学習する「円周率」「速さ」「比」や理科の「電流・力学」「水溶液」「天気」は入試での文章題や応用問題を解くための基礎知識になります。基礎がわかっていないとテスト全体の得点力に影響してしまいます。重要単元は、知識の取りこぼしがないように意識しましょう。

理解度を上げる

中学受験では、思考力を問う問題が多く出題されます。そのため「何となく解けた」ではなく、「なぜその答えになるのか?」まで深く理解しておく必要があります。同時に間違えたときも、正解を見て終わりではなく、「なぜ間違えたのか?」を自分で分析する習慣も大切です。

問題を解いたら、他人に教えられるレベルまで理解力を上げておくことができれば、初見の応用問題や複雑な長文問題でも落ち着いて対応できるようになります。

年間スケジュールと時期別にやるべきこと

小学5年生の1年間をどう過ごすかで、6年生以降の伸びが大きく変わります。時期ごとのポイントをしっかりと押さえて、計画的に学習を進めましょう。

【4~6月】学習習慣の見直しと総復習

5年生スタート時、大切なのは毎日勉強する習慣をつけることです。学習習慣が安定していれば、伸び悩む壁が来ても乗り越えやすくなるためです。また、5年生からの単元は難易度も高くなります。4年生で苦手だったり理解不足と感じる科目や単元がある場合は、取りこぼしがないように、しっかりと復習も行いましょう。

後述しますが、5年生の秋以降が受験の明暗を分けるとも言われます。この時期に、睡眠も含めた生活ルーティンを整え、受験本番までつながる土台を固めましょう。

【7~8月】弱点克服の集中期間

夏休みは、苦手単元を集中的に克服できる絶好の機会です。時間に余裕があるからといって、手当たり次第に問題を解くと逆に効率が落ちてしまいます。苦手単元や不得意な科目など、絞り込みが重要です。塾の夏期講習や家庭学習を効率良く組み合わせ、優先順位をつけて取り組みましょう。

また、5年生だからといって勉強の詰め込み過ぎも要注意です。ここで無理をさせてしまうと、後々のモチベーション低下につながります。

【9~12月】志望校選びと応用力を強化

5年生の秋は「受難の時期」「最大の難所」とも呼ばれ、1年で最も厳しい時期です。学校、塾共に授業の難易度は上がり、宿題の量も増えるため、モチベーションも下がりやすい時期です。

乗り越えるためには、勉強も大事ですが志望校をある程度絞り、出題傾向に合った対策を立てるのがおすすめです。最終的な目標が定まると、モチベーションも上がりますし、無駄なく効率的な学習も行うことができます。

【1~3月】6年生に向けた準備

5年生の締めくくりとなるこの時期は、6年生への助走期間となります。2月以降は多くの塾で6年生のカリキュラムがスタートし、学習ペースが一気に加速します。

6年生になると他の受験生も本気モードになるため、少しの努力では差を縮めにくくなります。そのため、冬休みを利用して苦手科目・単元の復習や6年生の予習などをしっかりと行い、お子さまが余裕のある状態で、6年生を迎えられるようにしましょう。

中学受験するお子さまに保護者様ができるサポート4選

中学受験はお子さまの努力だけでなく、ご家庭での支えも合否に大きく影響します。特に5年生は学習内容が難しくなり、メンタル面も不安定になる時期です。ご家庭でしっかりとサポートしてあげましょう。

1.生活リズムと健康管理

規則正しい生活習慣と健康管理は、受験を乗り切るための基本です。特に、睡眠不足は集中力・記憶力を低下させ、脳の働きを鈍らせ学習効率が落ちてしまいます。

無理な勉強で体調を崩し模試や勉強に影響が出ては、本末転倒です。厚生労働省でも、心と体の健康のために、小学生は9〜12時間の睡眠が必要との指標を出しています。

「睡眠時間を削って学習」ではなく「睡眠をしっかりとって学習」できる習慣を心がけましょう。

※参考:健康づくりのための睡眠指針の改訂について|厚生労働省

2.集中できる学習環境づくり

お子さまが学習に集中できる「場」と「時間」づくりも大切です。勉強と遊びのメリハリをつけ、勉強の際は注意が妨げられないように工夫しましょう。例えば、勉強机の周りにスマートフォンやゲーム機を置かない、勉強中にテレビは付けない、保護者様だけでなく他のきょうだいも声を掛けないなどルールを設けることで、集中力アップにつながります。

さらに休憩時間は、自由時間とするなどメリハリを付ければ、お子さまも気持ちよく効率的に取り組むことができるでしょう。

3.モチベーションを下げないためのメンタルサポート

小学5年生は、特に多感な時期です。保護者様の声かけでお子さまの中学受験へのやる気は大きく上下します。成績が下がったときや学習に身が入らないときも「もっと勉強しなさい」「このままじゃ志望校に合格できないよ!」と頭ごなしに叱るのは絶対に避けましょう。受験前の不安な気持ちや不満を受け止め、気持ちよく勉強に向かえるメンタルを保ってあげることが大切です。

点数や順位など結果を褒めるのではなく、「前よりも集中できているね」「最近頑張っているね!」など、行動や努力を認めて前向きな声かけをしてください。5年生は、まだ成績が不安定になりやすい時期です。焦らず、急かさず、お子さまの気持ちを第一に冷静に見守ってあげましょう。

4.塾や家庭教師・個別指導の活用

ご家庭でお子さまを支える際はメンタル面や環境のサポートに徹し、実際の学習指導はできるだけプロに任せましょう。例え中学受験の経験者であっても、保護者様が全科目を教えようとすると、逆に混乱したり非効率な勉強になったりする可能性があるためです。

塾や家庭教師の先生は、受験のプロです。お子さまの性格や学習レベルを見極め、適切な学習戦略を立ててくれます。もし、集団塾だけでは不安がある場合は、苦手科目だけを家庭教師や個別指導と併用するなど、上手に活用しましょう。

まとめ

5年生から中学受験を始めても、戦略的に取り組めば志望校合格は十分に可能です。ただし5年生は「学習内容の難易度が上がる」「成績の伸び悩み」「モチベーション低下」など、「5年生の壁」と言われる課題にも、直面しやすくなる時期です。そのため、年間を通して、志望校合格に直結するような戦略的な学習とスケジュール管理を行いましょう。

ご家庭では、生活リズムや環境作り、モチベーションを上げるなどのサポート面を重視し、学習面はプロの専門家を信じて、すべて任せるのも有効な戦略です。

トライは、お子さま一人ひとりの課題に合わせた学習プランを提供し、5年生の壁を乗り越えるサポートをいたします。学習習慣をつけたい、苦手科目だけを克服したいなど、ご要望に応じて対応しますので、ぜひご検討ください。

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