2026/02/24

【中学受験】4年生でやるべきことは?勉強方法やスケジュールを解説

小学4年生は、中学受験までまだ2~3年あり、「まだまだ先」と思う保護者様もいらっしゃるかもしれません。実は、中学受験において4年生は、志望校合格を左右する大事な時期と言われています。もちろん、4年生の学習だけで合否がすべて決まるわけではありませんが、他の受験生との差に少なからず影響がある時期です。

この記事では、小学4年生が特に「大事」と言われる理由と、1年間に押さえておくべき勉強法やスケジュールの立て方のコツまで、詳しくご紹介します。

中学受験で4年生が「大事」と言われる2つの理由

小学4年生の学習が、今後の中学受験に大きく影響する2つの理由を解説します。

1.小学4年生から学習内容が大きく変わるため

4年生は、学習量が増え、内容が一気に難しくなります。3年生までは、パズルのように柔軟な発想力や思考力があれば解けていた問題だったのが、暗記力や理解力も必要になります。そのため、これまで地頭の良さで乗り切れていた受験生も、4年生からは学習量や宿題の多さに直面し、今までのやり方が通用しなくなるケースも多いです。

例えば、3年生の算数で習うのは図形の基本的な性質のみですが、4年生では本格的な面積の求め方に入ります。解答には図形の基礎知識を習得していることが前提となるため、理解と暗記ができているかが、重要な分かれ目になるでしょう。

2.他の受験生と差がつき始めるため

4年生は、学習習慣や基礎学力の差が少しずつ成績に表れ始める時期です。実際、4年生からの成績順位は6年生まで固定化されやすい傾向があります。塾でも、小学4年生からはクラス分けを前提とするテストが増え、宿題も一気に増えます。一度つまずいてしまうと、理解不足が積み重なり、どんどん他の受験生と差が開いてしまう可能性があります。「まだ4年生だし、これから成績が伸びるかも」と楽観視せず、この時期から学び方やこれからどう勉強していくかのスケジュールを意識しておきましょう。

塾のクラス落ちした際の対策や保護者様の対応については、こちらの記事もご参考ください。

中学受験で4年生がやるべき勉強方法

小学4年生の学習目標は、主要単元の基礎を確実にマスターすることと、学習習慣を定着させることの2つを意識しましょう。

先取り学習より、まずは「基礎の徹底」

4年生は、中学受験の過去問や難問、学習の先取りよりも、まずは基本的な問題を確実に解くことを目標にしましょう。4年生で学習するグラフや小数などを理解していないと、5年生で複雑な学習に入った際に、解き方がわからなくなるためです。4年生で基礎を徹底的に固めておくと、5年生以降に出題される応用問題にも落ち着いて対応できる力がつきます。

「学習習慣」をつける

毎日決まった時間に机に向かうなど、学習のルーティンを4年生のうちに完成させるのも意識しましょう。高学年に入ると、今まで以上の学習時間も求められます。4年生のうちに勉強習慣のリズムを作っておけば、中学受験本番の6年生になったときに、精神的な負担が大きく軽減されます。まずは、塾の時間も含め1〜2時間程度から始めて、平日は2〜4時間、休日は3〜5時間まで徐々に増やしていきましょう。

1年間の勉強時間とスケジュール

小学4年生の1年間のスケジュールと勉強時間の目安をご紹介します。個人差はありますが、4年生はまだ無理に長時間の勉強をさせる時期ではありません。詰め込むよりも、学習習慣とモチベーションの継続を意識しましょう。

【4~7月】学習習慣と基礎を固める

この時期に最優先すべき目標は、学習の習慣化です。まずは塾のカリキュラムや生活リズムに慣れることを最優先にしましょう。お子さまにもよりますが、4年生では計画と学習、復習を1人で行うことが難しいケースも多いです。なるべく、保護者様が丸つけや間違えた問題の解き直しをサポートしてあげてください。

また、いきなり難問に挑戦するのではなく、基礎の徹底を意識し中学受験に向けた土台作りを意識しましょう。

【8月(夏休み)】復習をメイン

長期の休みを取れる夏休みは学習の巻き返しができる絶好の機会です。苦手科目や単元の見直しを徹底し、理解力を深めていきましょう。まだ通塾されていないお子さまは夏期講習の受講を検討することもおすすめです。

同じ目標に向かう仲間と一緒に学習することで、学習意欲や中学受験へのモチベーションを高めることができます。

【9~12月】弱点克服を中心

9月以降は、算数の文章題をはじめ学習内容が一気に難しくなります。テスト結果を活用し、弱点克服に重点をおきましょう。例えばお子さまが「計算は得意だけど図形が苦手」「国語の読解に時間がかかる」などの傾向があれば、図形の基礎を学び直す、文章ごとの要点を理解するなど早めの対策を取ることができます。

【1月~3月】5年生に向けた基礎の総仕上げ

最後は、5年生に向けた準備期間です。5年生は中学受験の「最大の難所」「小学5年生の壁」とも言われるほど学習量も難易度も一気に上がります。4年生で学んだ内容に不安が残らないように、自信を持てるレベルまでを目指しましょう。

国語の漢字や算数の分数や小数の理解はもちろん、社会の都道府県名や地域の特色、理科では電流の流れや体積を調べる実験など、中学受験でも頻出する単元は、徹底的に基礎を固めましょう。

1日の大まかなスケジュール

平日は、2〜4時間、休日は3〜5時間を目安に、生活リズムに合わせた学習計画を立てましょう。

平日

平日は塾の授業や宿題も含めて2〜4時間の学習が目安です。4年生は「今日は何をどこまで学習するか」など課題や目標の把握が難しいお子さまが多いです。1日~週単位の学習量を見える化するなどサポートしてあげましょう。

また、勉強は遊びより先に取り組ませるのがおすすめです。学習習慣をつけられますし、お子さま自身も時間を意識できるようになります。

土日

休日は3~5時間、難しい問題や苦手な科目や単元は、午前中の学習がおすすめです。朝の方が集中力が高まりますし、午後を復習やテストの他、家族のお出かけや休息時間にすればメリハリもつきます。

4年生で無理をさせると、中学受験へのモチベーションも下がってしまいます。勉強の質を高め、学習習慣をつけることを最優先にし、遊ぶ時間もある程度は確保してあげましょう。

中学受験の4年生がつまずきやすい原因と対策

小学4年生がつまずきやすい代表的な原因と、対策について紹介します。原因や対策を理解しておけば、5年生以降の学習をよりスムーズに進めることができます。

中学受験へのモチベーションが低い

4年生は、まだ中学受験への実感が薄いのが当たり前です。入試まで数年あり、目的意識も持ちにくい状態です。まだ友だちと遊びたい気持ちも強く、通塾や勉強を嫌がる子も珍しくありません。

もしお子さまのモチベーションが低く見えても、「このままだと志望校に合格できないよ!」と注意するのはかえって逆効果です。周りとの比較ではなく「前は解けなかった問題がスラスラ解けているね!」「先月より点数が上がっているね!」など、過去のお子さまの成長や努力した過程を具体的に褒めることで、自信と学習意欲を高めるようにしましょう。

学習の理解度や復習不足

学習は、計画・実行・復習の繰り返しです。ただし、4年生ではまだ学習計画を立てたり、自分で間違えた問題を解き直したりするのは難しい場合があります。

例えば、問題を間違えたとき、答えを確認するだけでなく「なぜ間違えたのか?」「どうやって解けばよかったのか?」まで理解して復習することが大切です。保護者様が間違えた問題をチェックする、勉強開始時間に声掛けするなど、積極的にサポートをしてあげましょう。

学習内容が難しくなり保護者様がサポートしきれなくなる

4年生は学習内容が一気に難しくなり、ご家庭で教えようとしても逆に混乱させてしまうリスクもあります。

特に算数は、小学校の授業で習う内容とはまったく別物と言っても過言ではありません。つるかめ算や和差算など「特殊算」と呼ばれる解き方や、複数の円や三角形を複雑に組み合わせて一部分の面積を求めさせる問題など、公式を覚えただけでは解けない応用問題が頻出されます。

ご家庭でのフォローが難しいと感じた際は、早めにプロのサポートを検討しましょう。通塾だけでは不安がある場合は、お子さまの理解度や性格に合わせて、個別指導や家庭教師など外部にフォローを依頼することで、効率的な学習環境を整えることができます。

まとめ

小学4年生は、本格的な中学受験に向けた基礎の徹底と学習習慣をつける大切な時期です。1年間をどう過ごすかで、受験最大の難所と言われる5年生の伸びしろを大きく左右します。4年生はまだご家庭でのサポートが必要な時期ですので、スケジュール管理や「勉強は楽しい!」と気づかせるモチベーション維持も意識しましょう。

ご家庭での学習に不安や迷いを感じた際は、プロのサポートを検討するのがおすすめです。トライは、お子さま一人ひとりの理解度や性格に合わせたマンツーマン授業で、4年生の基礎固めから学習習慣づくりまでを丁寧にサポートしています。成功体験を積み重ねることが、今後の大きな飛躍につながります。ぜひお気軽にご相談ください。

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