2026/02/24

大学受験におすすめの模試は?志望校対策別に種類や特徴を解説!

大学受験の模試は、受験生と志望校との距離を知り、合格までの道筋を描くのにとても重要なものです。

しかし「どの模試を、いつ、どのような目的で受けるべきか」がわからず、何となく模試を受験している受験生も多いようです。

この記事では、大学受験模試の出題形式や種類、目的・レベル別の選び方、年間スケジュールの目安を体系的に解説します。模試を正しく活用し、志望校合格につなげるポイントを押さえていきましょう。

目次

大学受験模試の出題形式と種類

大学受験模試は入試本番を想定した様々な形式で実施されます。まずは出題形式や模試の種類を理解し、あなたの志望校や受験方式に合った模試を選びましょう。

模試の主な出題形式

大学受験模試の出題形式は、大きく「マーク式」と「記述式」に分かれます。

共通テスト対策の模試はマーク式で実施され、問題を解く正確さとスピードが問われます。一方、国公立大二次試験や難関私大対策では記述式が多く、思考力や表現力が重要です。大学別模試(冠模試)では、志望大学の出題形式に合わせ、マーク・記述併用で実施されることが多いです。

また医学部や芸術系学部では、入試本番で面接試験や実技試験が課される場合、模試でも面接や実技を含むケースがある点も押さえておきましょう。

模試の主な種類

大学受験の模試には目的別にいくつかの種類があります。

代表的なのが共通テスト模試で、本番とほぼ同じ形式・時間配分で実施され、全国規模で自分自身の立ち位置を把握できます。

次に記述模試は、国公立大学の二次試験や私立大学の記述対策として活用され、思考力や表現力を鍛えるのに有効です。

大学別模試(冠模試)は、特定の大学に特化した内容で、出題傾向や難易度を本番に近い形で体験できます。

模試を受ける際は、目的をはっきりさせて受けるようにしましょう。

大学受験模試は大手予備校が主催

大学受験模試の多くは、駿台予備学校・河合塾・東進ハイスクールといった大手予備校が主催しています。ベネッセや進研ゼミが共催する模試もあり、その他にも代々木ゼミナールやZ会、東進の医学部82大学判定テストに参加する医専予備校なども協賛しています。

なお、かつて実施されていた旺文社模試のような出版社主催の全国模試は2000年に終了し、現在は行われていません。ただし、一般選抜向けであっても、医学部・芸術系・スポーツ系学部志望者を対象に、比較的小規模な予備校が独自模試を実施しているケースはあります。

大学受験模試の選び方|目的・レベル別の判断基準

模試選びで最も重要なのは「目的」と「学力レベル」が合っているかどうかです。闇雲に受けるのではなく、意図的、計画的に模試を受けて、学習効果を高めましょう。

模試は「目的」で選ぶのが基本

模試は目的に応じて選ぶのが基本です。

志望校と自分の距離を把握したい場合は、受験者数がなるべく多い模試が適しています。志望校判定を重視するなら、駿台や東進の志望校特化型の模試が有効です。また、本番慣れを目的とする場合は、試験形式や難易度が入試に近い模試を選ぶと効果的でしょう。

併せて模試の「実施会場」にも注目すると、本番慣れの効果をより高めることができます。大学キャンパスで実施される模試もあり、志望校が会場になっている場合はもちろん、大学入試共通テストを受験する可能性が高い地元の大学で実施される模試も、本番に近い環境を体験できる貴重な機会になります。試験当日の動線や雰囲気に慣れておくことで、本番での緊張を和らげる効果も期待できるでしょう。

一方で何となく受ける模試は、復習や分析が不十分になりがちで、成績向上にあまりつながりません。模試は目的を明確にしてこそ、受験する価値があります。

模試は「自分の学力レベル」に合っているかが重要

自分自身の学力レベルに合った模試選びも重要です。

レベルが高すぎる模試を受けると、ほとんど点が取れず、効果的な復習もできず、わからないことが増えた状態で終わってしまう恐れがあります。逆にレベルが低すぎる模試では、高得点で良い判定が出たために過信をし、本番とのギャップに苦しむ可能性があります。

模試はチャレンジであると同時に、分析・復習をして次の勉強につなげるためのものです。自分の努力が適度に結果に反映される難易度かを確認して受けましょう。

志望校タイプ別の模試選びの考え方

志望校タイプ別で模試を選ぶ考え方もあります。

国公立大学志望の場合、大学入試共通テスト模試と記述模試の両方が必須です。私立文系志望では、英語や国語など科目特化型模試がおすすめです。私立理系志望の場合は、数学や理科の難易度が志望校レベルに合っているかが模試を受ける判断基準になります。

難関大学志望者は、受験者数の多さだけでなく、「母集団のレベル」も重視すると、より現実的な判定を得ることができます。

模試選びでよくある失敗例

模試選びでありがちな失敗として、「友達が受けるから」「名前が有名だから」といった理由で選ぶケースが挙げられます。これらの理由で模試を受けると、目的や学力レベルが合わない可能性が高まり、復習を中心に学習効率を高められないリスクがあります。

また、模試を過度に受けすぎると復習が追いつかないケースや、判定結果に一喜一憂して勉強方針がブレてしまうこともあり危険です。

模試は評価重視ではなく、自己分析や改善点を見つけるための材料と捉えることが大切です。

大学受験におすすめの模試【志望校対策別】

ここからは大学受験におすすめの模試を志望校対策別に紹介します。

大学入試共通テスト対策におすすめの模試

河合塾 全統共通テスト模試・全統プレ共通テスト

特徴・おすすめ ・大学入学共通テストの形式・難易度・出題範囲を忠実に再現したマーク式模試
・受験者数が全国最多級で信頼性の高い偏差値・順位・合格判定
・記述模試とのドッキング総合評価も可能
費用 7,100〜8,800円
日程(2025年度) 第1回:5/4(日)成績返却:5/30
第2回:7/27(日)成績返却:9/8
第3回:10/19(日)成績返却:11/17
プレテスト:11/16(日)成績返却:12/12
※試験日から返却までは約3〜4週間かかる

※参考:2025年度 全統模試年間スケジュール|河合塾

東進 共通テスト本番レベル模試

特徴・おすすめ ・大学入試共通テストの過去問や出題傾向を分析して作成
・「本番レベル」の問題・時間配分・科目構成で受験できる
・本番のリハーサルとして有効
費用 6,000円
日程(2025年度) 第1回:2/23(日)返却日:3/1
第2回:4/27(日)返却日:5/3
第3回:8/24(日)返却日:8/30
第4回:12/21(日)返却日:12/27

※参考:共通テスト本番レベル模試|東進

駿台・ベネッセ 「大学入学共通テスト模試」

特徴・おすすめ ・高3・高卒生対象
・国内最大規模の受験者数で実施されるマーク式模試
・大学入試共通テスト形式に準拠した正確な判定が得られるのが特徴
・記述模試とのドッキング判定が可能
費用 7,500円 ※別途返却料が必要
日程(2025年度) 第1回:9/14(日)返却日:10/31
第2回:11/2(日)返却日:12/9

※参考:大学入学共通テスト模試|駿台・ベネッセ

国公立二次・難関大学対策におすすめの模試

駿台 駿台全国模試(記述式)

特徴・おすすめ ・高3生・高卒生(年2回) 高1生・高2生(年3回)
・難関大学・医学部志望者向けのハイレベルな記述・論述式模試
・思考力・記述力を鍛える実戦リハーサルとして有効
・全国規模の受験者データで志望校判定が可能
・大学入試共通テスト模試との併用で総合分析が可能
費用 7,400円~
日程(2025年度) 第1回:6/1(日)返却日:7/4
第2回:9/28(日)返却日:10/31

※参考:駿台全国模試|駿台

河合塾 全統記述模試

特徴・おすすめ ・国公立二次試験や私立大入試レベルの記述・論述力を養う全国規模の模試
・思考力・表現力を重視した実戦形式が特徴
・年3回実施され、河合塾の豊富なデータで最大9志望までの合格可能性判定を提供
費用 7,600円
日程(2025年度) 第1回:5/11(日)返却日:6/18
第2回:8/24(日)返却日:10/14
第3回:10/5(日)返却日:11/20

※参考:全統記述模試|河合塾

東進 大学別本番レベル模試

特徴・おすすめ ・難関国立大学12校(東大・京大・名大など)の二次試験形式を完全再現した記述式模試
・志望校内順位や合格可能性を精密に判定するのが特徴
・2025年度は高3・高2対象で計69回実施
・試験から最短中7日で詳細成績表が返却
費用 高3生対象一般生受験料:7,500円
高2生対象一般生受験料:3,800円
日程(2025年度) ・東大本番レベル模試
 ①6/1(日)②8/31(日)③10/12(日)④2026年 1/24(土)・1/25(日)
・京大本番レベル模試
 ①6/15(日)②8/3(日)③10/5(日)④ 2026年 1/24(土)・1/25(日)
・北大本番レベル模試
 ①6/15(日)②10/19(日)
・東北大本番レベル模試
 ①6/22(日)②10/5(日)
・名大本番レベル模試
 ① 6/22(日)② 9/7(日)③ 10/19(日)
・阪大本番レベル模試
 ①6/22(日)②9/7(日)③10/19(日)
・九大本番レベル模試
 ①6/15(日)②7/27(日)③10/5(日)
・東京科学大本番レベル模試
 ①6/29(日)②8/3(日)③11/9(日)
・一橋大本番レベル模試
 ①6/29(日)② 8/3(日)③11/9(日)
・神戸大本番レベル模試
 ①7/6(日)②11/16(日)
・千葉大本番レベル模試
 ①7/6(日)②11/16(日)
・広島大本番レベル模試
 ①7/6(日)②11/9(日)
 
※高2生:日程については公式ページの最新情報を参照

※参考:大学別本番レベル模試|東進

私立大学対策におすすめの模試

河合塾 早慶レベル模試

特徴・おすすめ ・早慶の問題を融合させたハイブリッド出題
・小論文もある
・最大第4志望まで合格可能性の評価
・全統模試より一段階難しく、実力確認に適している
費用 9,500円
日程(2025年度) 9/28(日)返却日:11/18

※参考:早慶レベル模試(記述式・論述式)|河合塾

東進 有名私大本番レベル模試 早大・慶大レベル模試/上理・明青立法中レベル模試/関関同立レベル模試

特徴・おすすめ ・MARCH・関関同立・日東駒専・産近甲龍レベルの私大入試を想定
・早慶模試は早稲田・慶應のハイレベル問題を想定
・中堅私大志望者向け
・年5回と頻度が多め
費用 一般生受験料 通常6,500円
日程(2025年度) 5/18(日)、7/13(日)、9/21(日)、11/23(日・祝)

※参考:有名私大本番レベル模試|東進

駿台・ベネッセ記述模試

特徴・おすすめ ・国公立・私立大学入試を想定した標準レベルの記述式問題
・中堅国公立大や難関私大対応のオリジナル問題
・記述・論述力を測り、大学入試共通テスト模試とのドッキング判定も可
費用 7,400円 ※別途返却料600円
日程(2025年度) 10/12(日)

※参考:ベネッセ記述模試|駿台

駿台(代ゼミ共催)早大入試プレ・慶大入試プレ

特徴・おすすめ ・各大学の学部別入試を再現した冠模試
・高得点層のハイレベル母集団による厳格な判定が特徴
費用 7,200円
日程(2025年度) ・早大入試プレ
 10/19(日) 返却日:12/05(金)
・慶大入試プレ
 11/03(祝・月) 返却日:12/15(月)

※参考:早大入試プレ|駿台
    慶大入試プレ|駿台

高1・高2の早期対策におすすめの模試

河合塾 全統高2模試

特徴・おすすめ ・高2のうちに大学入試共通テスト・国公立二次・私大入試を見据えた全国規模の学力を把握できる
・問題は「標準〜やや応用」レベルで、基礎から応用までバランスよく出題
費用 6,400円
日程(2025年度) 第1回:5/18(日)返却日:6/26
第2回:8/17(日)返却日:10/3
第3回:10/26(日)返却日:12/3

※参考:全統高2模試|河合塾

駿台 高2駿台全国模試

特徴・おすすめ ・難関大学・医学部志望者向けのハイレベルな記述・論述式模試
・難易度が全統模試より高く、試験時間も100分程度と長め
・早い段階からハイレベルな問題に慣れたい人に最適
費用 6,400円
日程(2025年度) 第1回:6/8(日)返却日:7/15
第2回:10/5(日)返却日:11/17
第3回:2/8(日)返却日:3/16

※参考:高2駿台全国模試|駿台

東進 全国統一高校生テスト

特徴・おすすめ ・大学入学共通テストに完全準拠した無料のマークシート模試
・高1〜高3生(高校生レベルの学力をもつ中学生を含む)が対象
・経済的な理由で有料模試の受験が難しい場合でも、無料で全国規模の判定を受けられる点は大きなメリット
・中5日で成績表を返却
費用 無料招待
日程(2025年度) 6/8(日)、11/2(日)

※参考:全国統一高校生テスト|東進

大学受験模試はいつ受ける?年間スケジュールの目安

模試は受けるタイミングによって目的が変わります。学年別・時期別に、模試の位置づけを理解しておきましょう。

高校1年生・2年生の模試スケジュール目安

高校1・2年生は、年2〜3回の模試でも十分です。

この時期の目的は合否判定ではなく、「現在の学力を知ること」「今後の勉強の見通しをもつこと」です。志望校が未定でも模試を受けることで、得意・不得意科目が見え、今後の勉強の指針が立てやすくなります。

早めの模試を通じて「何を優先的に学ぶべきか」を知ると、早期の学力形成につながります。

高校3年生【春〜夏】の模試の位置づけ

高校3年生の春は、現状把握と基礎力確認が中心です。ここでの結果をもとに、受験までの全体計画を立てます。

初夏の模試では弱点を洗い出し、夏の学習計画に反映させることが重要です。この時期の模試は、合格可能性よりも「何が足りないか」を明確にし、効率的に学習する意識を持ちましょう。

高校3年生【秋】は勝負どころ

秋になると、模試の志望校判定の精度が高まります。記述模試や大学別模試の重要性が増し、実戦力が試される時期です。

ただし、合否判定そのものよりも、点数の内訳や間違えた原因に注目することが重要です。どの科目・分野で差がついているのかを分析し、直前期の学習に活かしましょう。

直前期【冬】の模試はどう考える?

冬の直前期に行われる大学入試共通テスト直前模試は、最終確認の役割があります。

しかし、新たに模試を受験しすぎるのはおすすめできません。不安対策として模試を活用する場合も、結果に振り回されず、これまでの積み重ねを確認する場と位置づけることが大切です。

大学受験の模試を受けるポイント

模試は受けた後の行動次第でその価値が大きく変わります。ここでは、模試を最大限に活用するための具体的なポイントについて解説します。

偏差値・判定で現在位置を把握する

偏差値は50が平均で、60以上は上位、70は最上位の位置を示します。ただし、模試ごとに受験者層や得点分布が異なるため、偏差値に一喜一憂するのは禁物です。

判定はA(合格可能性80%以上)、C(50%)、E(不合格圏)などで示されます。自分自身の偏差値と大学のボーダーを比較し、志望校との現実的な距離感をつかむことが重要です。

模試で強み・弱みを見える化する

模試後はすぐに自己採点を行い、間違えた問題を整理します。「正答率が高いのにミスした問題」「苦手単元」「時間オーバー」などに分類すると、課題が明確になります。

成績表では科目・分野別偏差値を確認し、志望校の過去問傾向と照合すると、重点を置くべき学習が見えてきます。「数学の確率」「英語の長文読解」など、弱点をリスト化しておくと、復習計画が立てやすくなり、学習効率を高められます。

本番を想定して模試を活用する

模試は本番の試験環境にできる限り近い形で受けましょう。早めに会場に到着して雰囲気に慣れ、持ち物や筆記用具、時計の位置なども本番と同じにします。

試験中は周囲を気にせず自分のペースを保ちましょう。休憩時間は自分なりのリラックス方法を見つけておくと良いです。普段の勉強でもできる限り時間を計って問題を解き、深呼吸などで気持ちを切り替える方法を身につけておきましょう。

勉強計画の軌道修正につなげる

できなかった問題は早めに自力で解き直し、理解不足の部分を「弱点ノート」にまとめて復習効率を上げましょう。解説を丁寧に読み込み、同じミスを繰り返さない工夫が必要です。場合によっては、教科書や参考書に立ち返り、基礎固めをやり直す判断も必要です。

学習計画は週単位などの短いスパンで見直し、達成できなかった内容は翌週に優先的に取り組むなど柔軟に修正しましょう。

まとめ 目的に合った模試を選び、成績を伸ばそう!

大学受験模試は、目的とレベルに合った模試を選んでこそ受ける価値があります。

それぞれの模試の出題形式や種類を理解し、学年・時期・目的に応じた模試を選びます。判定に振り回されずに結果を丁寧に分析し、復習や学習計画に反映させて着実に得点力を高めていきましょう。

ただし、「模試の活かし方がわからない」「今の判定で志望校を変えるべきか迷っている」と感じることもあるでしょう。そのような場合は、トライにご相談ください。トライなら、模試の結果をもとにした個別の学習戦略を立てることが可能です。第三者の視点を取り入れることで勉強の方向が整理され、不安も軽減されるでしょう。どうぞお気軽にお問い合わせください。

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