2026/02/28

金沢大学の面接・口述試験対策|KUGS特別入試(総合型選抜、学校推薦型選抜)の内容と質問例

金沢大学を志望しているものの、「面接では何を聞かれるのか?」「KUGS特別入試は一般入試と何が違うのか?」と不安に感じている受験生や保護者も多いのではないでしょうか。

金沢大学では、知識量だけでなく、考える力や主体性を重視した入試選抜が行われており、特にKUGS特別入試では面接(口述試験)の出来が合否を左右します。

本記事では、金沢大学とKUGS特別入試の特色を整理した上で、学域・学類別の面接の傾向と具体的な対策方法をわかりやすく解説します。押さえるべきポイントを理解し、自信を持って面接に臨むヒントをつかんでください。

目次

金沢大学の特色

金沢大学は、北陸地方を代表する国立総合大学であり、教育・研究の両面で全国的に高い評価を受けています。人文社会系から理工系、医薬保健系まで幅広い分野を網羅し、「世界水準の教育研究」と「地域社会への貢献」を両立させることを重視しています。

また、金沢大学は一般的な「学部・学科」制ではなく、「学域・学類」という独自の枠組みを採用しています。学域は大きな学問分野のまとまり、学類はより専門的な学びの単位に位置づけられます。

この制度により、学問分野を横断的に捉えやすく、課題解決型・探究型の学習がしやすい環境が整えられています。面接では、こうした教育体制を理解した上で、「自分がどの学類で何を学びたいのか?」を具体的に話せるかが重要になります。

金沢大学のKUGS特別入試とは?

KUGS特別入試は、金沢大学が掲げる「金沢大学〈グローバル〉スタンダード(KUGS)」の理念に基づいて実施される特別な入試制度です。知識量だけでなく、その知識を使って課題を発見し、探究し、他者に伝える力を重視している点が大きな特徴です。

この入試では、基礎的な知識・技能を身につけていることを前提に、それを活用して主体的に学べる生徒や、将来の目標を明確に持って行動できる生徒を選抜することが目的とされています。従来のAO入試や推薦入試を発展させた位置づけであり、学力・活動実績・面接などを通して、多面的・総合的な評価が行われます。

出願にあたっては、「KUGS高大接続プログラム」や関連プログラムを受講し、そこでのレポートや活動が所定の基準を満たすことが前提条件となります。つまり、出願以前の取り組みそのものも評価対象であり、その内容が面接で詳しく問われる場合もあります。

なお、面接(口述試験)は主にKUGS特別入試の総合型選抜Ⅱと学校推薦型選抜で実施されます。

金沢大学|医薬保健学域医学類の面接の傾向

医薬保健学域医学類では、一般選抜前期日程において口述試験(面接)が実施されます。口述試験の配点は、3050点満点中の300点です。学力試験が重視される一方で、医師としての適性や考え方も重要な評価対象となっています。

面接では、「医学を志す動機や医療への関心」「将来どのような医師を目指しているのか」といった点が問われやすい傾向があります。加えて、高校生活での学びや経験を通して、どのように課題と向き合ってきたかも重視されます。あなたなりの問題意識や学びの姿勢を具体的に話し、医学に活かせる自分の強みをアピールできるかどうかも合否を左右します。

金沢大学|KUGS特別入試(総合型選抜Ⅱ)の面接の傾向

KUGS特別入試の中でも、総合型選抜Ⅱは面接の比重が大きい入試方式です。提出書類や「KUGS高大接続プログラム」の内容が面接と密接に結びついている点を理解しておく必要があります。

なお、KUGS特別入試(総合型選抜Ⅰ)を実施する人間社会学域国際学類においても口述試験が実施されます。総合型選抜Ⅰでは、国際的な課題への関心や、これまでに取り組んできた探究活動についてどれだけ深く考え、自分なりの視点で説明できるかが評価される傾向があります。

融合学域 先導学類

志望動機・研究計画について「プレゼンテーション+口述試験」が実施されます。融合学域では、事前に提示された課題についてPC機器や資料を用いず、口答のみで5分程度発表する時間があります。

また、「自己を鍛え未来課題に挑む力」を問うため、「なぜ先導学類か?」「大学で何を探究したいか?」といった質問や課題解決の方法などの個別の質問に答えられるようにしましょう。

融合学域 観光デザイン学類

一般枠と特別枠(地域枠)での募集があります。観光・デザインに関する考えを「プレゼンテーション+口述試験」で問われます。「観光地域づくりに対応して新たな観光価値をデザインする」人材が求められ、文化理解・観光課題について説明できると良いでしょう。

「地域観光の改善点」「デザインで解決したいこと」「協働で作品をつくる経験」「観光DX」などの質問が傾向として挙げられます。

融合学域 スマート創成科学類

上記の2学類と同様に、プレゼンテーションと口述試験から成る面接形式です。「未来課題に取り組む力」を評価しており、「IT・データ科学の課題」「社会課題をデータでどう解くか?」「技術活用の倫理観」などが問われます。

人間社会学域 人文学類

人文学的視点での口述試験です。「人間の行動、思想、歴史、文化、言語、文学といった知的営みとその成果に対し深い関心があるか?」「歴史・文化理解を今後どのように活かすか?」など人文学への関心が問われます。また、「自己の価値観を表現し他者とつながる力」が求められており、受験生自身の価値観を人文学の視点でまとめておく必要があります。

人間社会学域 法学類

法律的な思考や社会課題への視点が口述試験で問われます。「国内外の社会問題への関心」も問われるので、近年のニュースに対する意見をまとめておきましょう。また、「コミュニケーション能力(とくに、他者の話を正確に理解し、自分の意見を論理的に述べる能力)」が求められている点に注意が必要です。

人間社会学域 学校教育学類(石川県教員希望枠、教科・免許状枠:美術、保健体育、家政、特別支援)

「教師を目指す熱意にあふれ、仲間と協力しながら専門的能力・技能を伸ばしていける人材」を求めています。石川県教員希望枠では、特に石川県で教職に就くことへの熱意、資質・適性等が問われるので、石川県の教育施策やビジョンに触れ、考えをまとめておきましょう。

美術、保健体育、家政、特別支援は教科・免許状枠です。なお、美術は1点以上の作品の提出が課されており、口述試験時に作品を持参することができます。

人間社会学域 地域創造学類

「地域創造に関わる学修への意欲や事象への関心」などが口述試験で問われます。「地域創造力を修得するために、本を読み、文章を書き、地域に出かけ、能動的に学修する努力を惜しまない人」を求めています。読書から学んだことや地域創造に対する考えをまとめておくと良いでしょう。

人間社会学域 国際学類

国際学類は総合型選抜Ⅰ(共通テストは課されない)での口頭試問です。将来的に、「外務・対外援助機関や国際機関で働きたい人」「海外のNPO、NGOで経験を積みたい人」「多国籍企業で力を試したい人」などを求めています。

コミュニケーションに必要な外国語運用能力を含め、「多民族・多宗教・多文化共生社会を生き抜く強靭な知性と深い共感力」が問われます。

理工学域 数物科学類

数物科学類では、「21世紀の科学として発展を遂げつつある新しい数学、物理学を学ぶことを通じ、国際社会の発展に寄与できる人材」の育成を目指しています。数学や物理学への関心はもちろんのこと、計算機シミュレーション及びそれを⽤いた科学研究への興味が問われます。

理工学域 物質化学類

「自然現象の観察と実験への興味」や「独自に考える力と自然に対する好奇心」が問われます。自然や科学に対する考えをまとめておきましょう。

理工学域 機械工学類

機械工学類は、物理学・数学を駆使し、原子・分子レベルから巨大構造までを対象としており、幅広い興味・関心が問われます。先端機械工学への興味やものづくりへの熱意を自分の言葉で話せるように準備しましょう。

理工学域 電子情報通信学類

電子情報通信学類では、電気エネルギー創成・変換、ナノテクノロジー、光・電子デバイス、宇宙探査、 セキュリティ、人工知能、IoT(Internet of Things)、ビッグデータ、クラウドコンピューティングなどに興味がある人材を求めています。数学や物理学への関心に加え、エネルギーやエレクトロニクス、情報通信に対する考えをまとめておきましょう。

理工学域 地球社会基盤学類

地球社会基盤学類では、「科学的探究心に富み、これらの分野の専門知識を活かして活躍したいと考えている学修意欲のある人」を求めています。地球惑星科学・環境科学や環境工学、土木工学、防災工学、都市工学を研究するため、「自然現象に対する科学的探究心」「実験・野外調査や、ものづくり・創意工夫への興味」が問われます。

出願時に「地球惑星科学コース」または「土木防災コース・環境都市コース」を選択する必要があります。

理工学域 生命理工学類(生物科学コース、海洋生物資源コース)

口述試験はプレゼンテーションを含みます。

生命理工学類では、「新分野を切り拓く学術的探究心に富み、理学と工学の専門知識を活かして活躍したいと考えている学習意欲のある人」を求めています。

生物科学コースでは、動物・植物・微生物やそれらを構成する細胞・生体分子を対象とした細胞生物学、分子生物学、進化生物学、発生生物学、生化学などへの関心が問われます。

海洋生物資源コースでは、海洋生物資源学、水産増養殖学、魚類生理学、生態学、保全生物学、環境学などへの関心が問われます。

医薬保健学域 医学類(地元育成枠)

医学類の地元育成枠は、石川県のみならず、近隣の富山県・福井県の学校を最低1校卒業または卒業見込みである事が出願要件になっています。口述試験は、個人とグループの双方で実施されます。

生命科学と人類の幸福に対する志、体験、資質等、主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度、知識・技能、思考力・判断力・表現力が問われます。

金沢大学のKUGS特別入試(学校推薦型選抜)の面接の傾向

学校推薦型選抜における面接は、学力だけでは測れない人物面を評価する場として位置づけられています。推薦という制度の特性を踏まえた対策が求められます。

人間社会学域 経済学類

出願書類(調査書,推薦書、志願理由書活動、報告書等)、高大接続プログラム課題(このプラグラムによらない場合は出願資格を得た内容)等を参考に、「思考力・判断力・表現力」を口述試験で評価しています。

人間社会学域 学校教育学類(教科枠:国語・社会科・英語、数学・理科、音楽)

勉学への意欲や教職への意欲・資質・適性等が中心に問われます。加えて、国語・社会科・英語では「人文・社会科学への関心」が、数学・理科では「自然科学への関心」が評価されます。音楽の口述試験では、「楽典」に係る知識を一部活用する内容も含む点に注意が必要です。

医薬保健学域 医学類(一般枠、特別枠)

個人及びグループの口述試験が実施され、「生命科学と人類の幸福に対する志、体験、資質等」、「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度」、「知識・技能」、「思考力・判断力・表現力」が問われます。なお、特別枠には石川県枠と富山県枠があります。

医薬保健学域 保健学類(看護学専攻、診療放射線技術学専攻、医療検査技術学専攻、理学療法学専攻、作業療法学専攻)

医薬保健学域の口述試験は、配点が全体の半分程度を占めます。入念な準備が必要です。
「医療人としての適性」が評価され、看護や療法の知識だけではなく、患者の立場に立って行動・発言することが求められるため、豊かな人間性も問われます。

金沢大学の面接対策

金沢大学の面接では、特別なテクニックよりも「準備の質」が結果を左右します。ここでは、実践的な面接対策のポイントを紹介します。

面接対策 ① 志望理由や将来像を明確にする

志望理由や将来像、高校で頑張ったこと(探究活動・部活動・委員会など)は、面接で必ず問われるテーマです。これらを「結論→理由→具体例」の順で、1~2分程度で話せるように整理しておきましょう。

ポイントは「エピソードの具体性」です。「何を考え、どんな行動を取り、そこから何を学んだのか」を明確にすると、話に説得力が生まれます。将来像についても、現時点での自分の考えを率直に語る姿勢が大切です。

面接対策 ② KUGS特別入試特有のポイントを押さえる

KUGS特別入試では、金沢大学のアドミッション・ポリシーと自分自身の経験・強みがどこで結びつくかを言語化しておくことが必須です。

提出した課題レポートや活動報告のコピーを何度も読み返し、「なぜそのテーマを選んだのか?」「何を調べ、何を考え、何を学んだのか?」「大学でどう発展させたいのか?」という問いの答えを説明できるようにしておきましょう。

プレゼンや口述試験では、最初に「主張」を示し、その後に「データや事例、自分の経験といった根拠」を添えて話す構成が効果的です。また、原稿の丸暗記ではなく、要点のメモを使いながら相手の反応を見て話したり、相手の意見に共感しながら自分の意見を述べたりすると、コミュニケーション力のアピールにつながります。

プレゼンや口述試験などは正解を当てる試験ではなく、「自分の考えを伝える試験」であることを意識しましょう。

面接対策 ③ 最低限の話し方・態度は練習しておく

面接では、話す内容が良くても、話し方や態度で損をしてしまうケースは少なくありません。姿勢を正し、相手の顔を見て、聞き取りやすい声の大きさと速さで話すことを意識しましょう。

回答は「結論→理由→具体例→まとめ」の流れを基本とし、1つの質問につき30秒〜1分を目安にします。わからない質問が出た場合は、無理に知ったかぶりをせず、「わかりません」「今は~と考えています」「今後さらに学びたいです」といった、正直でなるべく前向きな姿勢を示すことが大切です。誠実さと成長意欲は、評価につながりやすいと考えましょう。

まとめ

金沢大学の面接では、金沢大学の特色やKUGS特別入試の理念を理解した上で、自分自身の経験や考えを論理的に伝える力が求められます。特にKUGS特別入試では、提出書類や事前の探求活動が面接の内容と直結しているため、事前準備の丁寧さが合否を左右します。

志望理由や将来像を明確にし、探究活動のプロセスを自分の言葉で説明できるようにしておきましょう。もし「1人では整理しきれない」「客観的なアドバイスが欲しい」と感じた場合は、トライで専門的なサポートを活用するのも1つの方法です。プロの視点で面接対策を行うことで、自信を持って本番に臨めるようになります。

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