2026/02/28

【2026年度最新】関西大学の小論文対策|課される全学部の方式・傾向をわかりやすく解説!

関西大学の入試において、小論文は合否を決定づける重要な要素です。「志望学部は小論文があるのか」「何点取れれば合格できるのか」「どんな対策をすればいいのか」といった疑問を抱えたままでは、効果的な対策はできません。

本記事では、2026年度入試の最新情報と傾向を網羅的に分析し、学部ごとの詳細な出題形式や評価されるポイントを徹底解説します。関西大学の合格に向け、今すぐ取り組むべき対策を明確にしていきましょう。

関西大学の小論文試験とは?|入試方式・概要紹介

関西大学で小論文が課される入試は、複数の方式にわたります。それぞれ詳しく見ていきましょう。

小論文が課される入試方式

関西大学では、主に4つの方式で記述力が問われます。

入試方式 ​​概要と特徴
AO入試(総合型選抜) 多くの学部で実施(方式・選考内容は異なる)。事前提出の論文・レポートと、二次選考の小論文に分かれる。
​​大学入学共通テスト併用方式 法学部・経済学部で実施。公共、政治・経済分野に関連するテーマとした小論文が出題される。この方式では小論文対策と当該科目の学習が必須である。
​​公募制推薦入試 商学部・システム理工学部・環境都市工学部・化学生命工学部のうち、小論文が課されるのは商学部のみ。当日の小論文試験が課される。
​​SF入学試験
(スポーツフロンティア)・
国際バカロレア入試
アスリートや特定の資格保持者を対象とした小論文試験が、約半数の学部で課される。

特にAO入試では、学部・方式によって、事前に提出する課題があります。例えば、文学部の論文評価型では6,000~8,000字の論文、法学部のⅡ型では指定図書に基づく2,000字程度の小論文といった、事前課題が課されます。

そのため、試験当日の対策だけでなく、出願前から質の高い文章を作成する準備が求められます。大学での学びに耐えうる論理的な文章作成能力が必須となるため、早期の対策開始が合格のポイントです。

小論文試験の概要

学部によって形式は異なりますが、小論文には共通する評価軸があります。具体的な出題形式は、下記のとおりです。

形式 ​​特徴
課題文型 提示された文章を読んで、要約や意見を述べる形式
​​資料型 グラフや統計データから問題点を分析し、解決策を提案する形式
​​テーマ型 与えられたテーマについて、自分の知識と経験を踏まえて論じる形式

試験時間は50~90分程度、字数は800~1,200字程度が多い傾向にあります。出題傾向としては、学部の専門分野に関連するテーマが多いため、志望系統についての基礎知識をつけておく必要があります。

評価される観点としては、論理的構成力、学部適性、基礎学力の応用が挙げられます。これらの要素は、一朝一夕に身につくものではありません。作文技術だけではなく、「大学での学びに適応できる論理的思考力」があるかを試されています。

日頃からニュースに触れて自分の意見を持ったり、論理的な文章構成を意識して書くトレーニングを積んだりすることが重要です。

関西大学AO入試の倍率を確認する

関西大学の2025年度AO入試における倍率は、以下のとおりです。

学部 ​​志願者
(一次選抜)
​​合格者
(二次選抜)
​​倍率
法学部 69 31 2.2倍
​​文学部 93 21 4.4倍
​​経済学部 50 12 4.2倍
​​商学部 15 9 1.7倍
​​社会学部 101 14 7.2倍
​​政策創造学部 36 10 3.6倍
​​外国語学部 38 19 2.0倍
​​人間健康学部 98 12 8.2倍
​​総合情報学部 68 24 2.8倍
​​社会安全学部 27 10 2.7倍
​​ビジネスデータサイエンス学部 50 24 2.1倍
​​システム理工学部 9 5 1.8倍
​​環境都市工学部 24 5 4.8倍
​​化学生命工学部 24 6 4.0倍

傾向としては、商学部1.7倍やシステム理工学部1.8倍が低倍率、対して人間健康学部8.2倍や社会学部7.2倍は高倍率です。

ただし、倍率だけで合格の難易度を判断するのは危険です。学部によって求められる能力や試験形式が異なるため、自分が受験する学部の特徴を正確に理解する必要があります。

関西大学で小論文が課される学部別の概要

ここからは、最新傾向に基づき、学部ごとの詳細な対策を解説します。志望学部の概要を早めに確認し、対策していきましょう。

文学部

文学部の入試対策は、受験する方式が事前提出か当日試験かを見極めましょう。AO入試だけでなく、SF入試や国際バカロレア入試でも小論文が課されるため、自身の受験方式にあわせた対策が必要です。

まずは以下の表でAO入試の全体像を把握しましょう。

AO入試方式 ​​一次選考 ​​二次選考
論文評価型 論文(6,000〜8,000字) 小論文(90分)、面接
自己推薦型 志望理由書、活動報告書など 小論文(90分)、面接
外国語能力重視型 志望理由書、語学検定証明書など 外国語長文読解(辞書持込可)、面接

特に、論文評価型では、大学の期末レポートにも匹敵する6,000〜8,000字の論文作成が求められます。高校2年生の段階から研究テーマを定めて資料を読み込む必要があり、人によっては半年以上の準備期間が必要でしょう。

一方、自己推薦型でも当日に800〜1,000字程度の論文が課されるため、制限時間内に論理的な文章を構成するトレーニングが必要です。なお、外国語能力重視型では小論文の代わりに外国語の長文読解となります。

また、AO入試以外でも以下の入試制度で小論文が実施されます。

・SF入学試験(スポーツフロンティア):半数程度の学部の二次選考で小論文(90分)と面接(口頭試問を含む)を実施
・国際バカロレア入学試験:選考日に小論文(90分)と面接を実施。

自分の得意分野と入試方式の相性を慎重に検討し、記述対策が必要な場合は早急に基礎固めから始めましょう。

外国語学部

外国語学部のAO入試は、書類作成と当日の記述試験の両方で、質・量ともに極めて高いレベルが要求されます。

まず事前課題として、全方式で入学志望理由書(2,000字)に加え、将来設計書(800字)の提出が必須です。合計2,800字という分量は一般的な入試の倍以上であり、意欲のアピールだけでは埋まりません。

さらにA方式(中国語)では、指定された課題図書に基づく課題レポート(1,500字)も課されます。最大で4,000字を超えるため、読書と執筆を含めた長期的な準備計画を立てましょう。

そのため、入学後の学びをシラバスレベルで具体化することが大切です。以下の5つのプログラムから専攻分野を明確にし、将来のビジョンと結びつけて記述しましょう。

  • 外国語教育(言語習得理論、教授法など)
  • エリア・スタディーズ(地域固有の言語文化、社会事情)
  • 異文化コミュニケーション(多文化共生、非言語コミュニケーション)
  • 通訳翻訳(通訳・翻訳の理論と技能)
  • 国際協力・地域協力(国際関係論、観光政策など)

「語学が好き」という動機だけでなく、「どのプログラムで何を学び、その力を社会でどう活かすか」という論理的なキャリアプランを提示しましょう。

なお、試験当日も課題エッセイ(75分・1,200字程度)という記述試験が課されます。75分で1,200字を書き切るには、構想から執筆まで行う能力が求められます。書類作成と並行して、速く正確に書くトレーニングを積み重ねましょう。

社会学部

社会学部のAO入試は、専攻によって試験内容が変わります。まずは以下の表で自分の志望専攻を確認しましょう。

専攻 ​​一次選考 ​​二次選考
メディア専攻 入学志望理由書(2,000字)、専攻別課題レポート(2,000字)など 小論文(50分)、面接
社会学・社会システムデザイン 入学志望理由書(2,000字)、専攻別課題レポート(2,000字)など 面接(口頭試問)
※小論文なし
心理学専攻 入学志望理由書(4,000字)など 面接(口頭試問)
※小論文なし

メディア専攻ではAO入試で、当日に50分という短時間で600字程度を書き切る小論文が課されます。テーマは新聞記事などの時事問題が多く、倍率も7倍前後と高いため、新聞の社説を50分以内に要約・論述するスピードトレーニングが必要です。心理学専攻の志望理由書は4,000字にも及び、実質的な論文執筆能力が問われます。

また、AO入試以外では、SF入学試験(スポーツフロンティア)二次選考で小論文(90分)と面接(口頭試問を含む)が実施されます。

社会学部ではメディア専攻なら時事知識、心理学なら構成力・長文執筆と、ターゲットを絞った対策を行いましょう。

社会安全学部

社会安全学部の小論文は、文理の枠を超えたデータ・資料読解型の総合問題です。統計データだけでなく英文資料も出題されるため、以下の特徴を把握して特化した対策を行いましょう。

項目 ​​詳細
出題形式 統計データ、グラフ、英文資料を用いた読解型小論文
主なテーマ 防災、減災、事故防止、リスク管理、労働安全など
求められる力 客観的なデータ分析力、英文の大意把握力、課題解決型の論述力

文章を書くだけでなく、与えられた複数の資料から客観的な事実を正確に読み取る情報処理能力が問われます。

また、AO入試以外では、SF入学試験(スポーツフロンティア)二次選考で小論文(90分)と面接(口頭試問を含む)が実施されます。AO入試と同様に資料読解や英文が出題される傾向があるため、共通の対策が有効です。

法学部

法学部の入試では、方式ごとに英文要約・指定図書論述・法曹適性と、求められる能力が分けられています。まずは自分の志望する方式の試験内容を正確に把握しましょう。

方式 ​​試験内容の特徴
AO入試【Ⅰ型】
(英語運用能力重視型)
一次選考:入学志望理由書(2,000字)を提出
二次選考:英語資料を読み、日本語200字程度で要旨をまとめる問題が出題される(90分)
​​AO入試【Ⅱ型】
(文献読解能力重視型)
一次選考:事前に指定図書に関する小論文(2,000字)を提出
二次選考:指定図書に関連するテーマで小論文1,000字程度を作成(90分)
​​AO入試【Ⅲ型】
(法曹志望者特化型)
一次選考:入学志望理由書および将来計画書(2,000字)を提出
二次選考:90分で長文読解(600字程度)と小論文(800字程度)の両方が課される
​​大学入学共通テスト利用(併用)
(2科目型・小論文)
個別試験として90分の小論文(800~900字程度)が課される
公民と政治・経済に関連する社会的なテーマが出題される

いずれの方式でも、根底に法的思考が求められます。単なる知識ではなく、対立する利益をどう調整するかという視点が問われます。対策として、新書レベルの法学入門書を読み込み、日々のニュースに対して「法的な問題点はどこか」「どのような解決策が妥当か」を考える癖をつけましょう。

また、法学部ではSF入学試験(スポーツフロンティア)二次選考で小論文(90分)と面接(口頭試問を含む)を約30分かけて実施されます。

政策創造学部

政策創造学部のAO入試は、地域活動志向型と国際活動志向型の2つの募集区分に分かれ、時間をかけて練り上げる政策立案能力と、それを口頭で説明する対話力が重視されます。

形式として、事前提出の課題小論文(2,000字程度)がメインです。二次選考は面接(口頭試問)で、提出した小論文の内容について質問されます。対策としては、提出する小論文の完成度に加えて、現状の課題から原因、具体的な政策提言というプロセスで構成する必要があります。

当日の筆記試験がない分、時間をかけて練り上げた事前提出の論文が評価されます。地域社会や国際社会が抱える課題に対し、自分なりの解決策を論理的に提示できるよう、何度も推敲を重ねてください。面接ではその論拠を自分の言葉で説明できるよう、思考の整理も忘れずに行いましょう。

経済学部

経済学部の入試は、方式によって筆記試験の有無や科目が異なるため注意が必要です。AO入試では記述試験が課されませんが、他方式との違いを以下の表で整理しておきましょう。

方式 ​​一次選考 ​​二次選考
AO入試
一般(A〔自己推薦型〕、B〔グローバルリーダー志向型〕、C〔データサイエンティスト志向型〕)
社会人
活動実績、資格証明書 課題エッセイ(800字程度)、面接(課題エッセイについての口頭試問を含む)
​​SF入試 書類審査 小論文(90分)、面接(口頭試問を含む)
​​国際バカロレア 書類審査 小論文、面接
​​大学入学共通テスト利用(併用)
(2科目型・小論文)
大学入学共通テスト 個別試験として小論文(800~900字程度)が課される
公民と政治・経済に関連する社会的なテーマが出題される

AO入試では、事前提出の書類作成が必要です。二次選考では800字前後のエッセイが出題され、それを素材として行う面接が実施されます。主要な経済トピックの背景知識を整理し、自分の言葉で論理的に語れるよう準備しておく必要があります。

志望する方式の試験科目を必ず募集要項で確認しておきましょう。

商学部

商学部の入試対策は、志望する方式によって、小論文の趣旨が異なります。まずは、以下の表を確認してください。

入試方式 ​​試験内容と対策のポイント
公募制推薦入試 小論文Ⅰ・Ⅱの2科目が課される
90分で2つの課題を処理するスピードが求められる
​​AO入試 一次選考:入学志望理由書(2,000字)等の書類審査
二次選考:提出書類に基づき面接を実施

公募制推薦を目指す場合、過去問を用いて90分で2題を完答する時間管理が必要です。1題あたり45分で資料読解から執筆まで終える必要があり、高い処理能力が問われます。

一方、AO入試では小論文が課されないため、提出書類が重要となります。志望理由書では、意欲のアピールにとどまらず、将来のビジョンと大学での学びを具体的に結びつける説得力が求められます。

また、商学部ではSF入学試験(スポーツフロンティア)二次選考で小論文(60分)と面接(口頭試問を含む)が実施されます。他学部よりも試験時間が短いため、よりスピーディーな論述が必要です。

環境都市工学部

環境都市工学部のAO入試は、活動実績評価型とSDGs型の2つの方式に分かれており、それぞれ求められる準備が異なります。まずは以下の表で、自分が目指す方式の要件を確認しましょう。

方式 ​​一次選考 ​​二次選考
活動実績評価型 活動報告書(2,000字)、入学志望理由書(2,000字)、資料説明票、出願資格を証明する資料、調査書 ​​面接(口頭試問を含む)
SDGs型 課題レポート(1,200字)、入学志望理由書(2,000字)、調査書 ​​プレゼンテーション(5分)、面接(口頭試問を含む)

当日の小論文の試験はありませんが、事前課題の完成度が重要です。特にSDGs型では、提出したレポートに基づくプレゼンテーション(5分)が課されるため、パワーポイントでの資料作成と発表の練習が必要となります。

SDGs型での評価観点は、工学的思考とSDGsへの深い理解です。「自分の学びが、具体的にどの社会課題の解決に繋がるのか」を論理的に説明できるよう準備しましょう。

化学生命工学部

化学生命工学部のAO入試は、探究評価型・実績評価型・関大メディカルポリマー(KUMP)型の3つに分かれ、それぞれ提出書類と試験内容が異なります。まずは以下の表で要件を整理しましょう。

方式 ​​一次選考 ​​二次選考
探究評価型 活動報告書(2,000字)、入学志望理由書(2,000字)、資料説明票、出願資格を証明する資料、調査書 面接(口頭試問を含む)
​​実績評価型
(化学・物質工学科のみ)
活動報告書(2,000字)、入学志望理由書(2,000字)、資料説明票、出願資格を証明する資料、調査書 面接(口頭試問を含む)
​​関大メディカルポリマー(KUMP)型
(化学・物質工学科のみ)
課題レポート(1,200字)、入学志望理由書(2,000字)、調査書 セミナー(60分)受講、レポート作成、面接(レポートを基にした口頭試問を含む)

探究評価型と実績評価型では小論文がないため、2,000字の活動報告書の論理構成が重要です。一方、KUMP型は特殊な対策が必要となります。試験当日にセミナー(60分)を受講し、その場でレポートを作成・提出しなければなりません。講義内容を即座に理解し、要約・考察する力が問われます。

システム理工学部

システム理工学部のAO入試は、活動実績評価型とデータサイエンス型の2つに分けられます。特にデータサイエンス型は対象学科が限定されているため、出願条件をよく確認してください。

方式 ​​一次選考 ​​二次選考
活動実績評価型 活動報告書(2,000字以内)、入学志望理由書(2,000字)、資料説明票、出願資格を証明する資料、調査書 面接(口頭試問を含む)
​​データサイエンス型
(電気電子情報工学科のみ)
入学志望理由書(2,000字)、課題レポート(1,200字)、ソースコード(300行以上)、調査書 課題レポートとソフトウェアのソースコードに関するパワーポイントを用いたプレゼンテーション(5分)、面接(口頭試問を含む)

小論文がないため、方式に応じた事前提出書類と実技・実績の証明が重要です。

特にデータサイエンス型では、自身が作成したプログラムのソースコードを提出し、試験当日にその内容について5分間のプレゼンテーションを行います。単にコードが書けるだけでなく、「なぜその手法を選んだのか」「どのような工夫をしたのか」を他者にわかりやすく伝える理工学的なコミュニケーション能力が評価されます。

人間健康学部

人間健康学部の入試は、他学部のような小論文試験がない代わりに、現場での考動力や対話力が徹底的に試されるユニークな形式です。

入試方式 ​​一次選考 ​​二次選考
AO入試 入学志望理由書(2,000字)、調査書、出願資格を証明する書類(活動報告書(2,000字以内)、資料説明票のどちらか) 筆記課題
「グループワーク」を踏まえた面接(口頭試問を含む)

AO入試では、当日に体験学習としてグループワークや模擬講義が行われ、そのプロセスや振り返りの筆記課題が評価されます。グループ内で自分の役割を見つけ、他者と協働しながら議論を進める姿勢が重要です。

人間健康学部では、2,000字の志望理由書のみで小論文は課されませんが、その分、体験や対話を通じて思考力を示す実践的な対策が必要です。

総合情報学部

総合情報学部のAO入試は、活動実績評価型と情報リテラシー評価型の2つに分かれ、試験内容が異なります。自分が得意とするフィールドに合わせて方式を選びましょう。

方式 ​​一次選考 ​​二次選考
活動実績評価型 活動報告書、入学志望理由書、資料説明票、出願資格を証明する資料、調査書 面接(口頭試問を含む)
​​情報リテラシー評価型 入学志望理由書、課題レポート(1,500字)、調査書 「情報リテラシーを問う課題」について、発表用資料の作成(110分程度)
プレゼンテーション(5分)
グループディスカッション(60分程度)

情報リテラシー評価型は、1日がかりの試験が行われます。貸与されるパソコンを使用し、与えられたテーマについて発表資料を作成した後、プレゼンテーションとグループディスカッションを行います。

対策として、パワーポイントでの資料作成スピードを上げるとともに、「自分の考えをわかりやすく伝える発信力」と「他者の意見を聞き議論を深める対話力」の両方を磨く必要があります。

また、総合情報学部ではSF入学試験(スポーツフロンティア)二次選考で小論文(90分)と面接(口頭試問を含む)が実施されます。AO入試とは異なり、文章を書く力が直接問われるため、過去問を用いた論述対策が必要です。

関西大学の小論文のおすすめ対策方法

志望学部の傾向を把握したら、以下の3ステップで対策を進めてください。それぞれ詳しく見ていきましょう。

1. 小論文を書くための基礎力をつける

まずは、小論文を書くための基礎力を揃えるために、下記の対策を行いましょう。

項目 ​​内容
論理的思考力 主張・根拠・具体例の構造理解。PREP法などの論理構成を習得する。
​​読解力 課題文・資料を正確に読み取る力。要点を把握し、論点を整理する。
​​文章表現力 正確でわかりやすい日本語。誤字脱字をなくし、適切な語彙を使う。
​​基礎知識 志望学部の専門分野の入門書を読む。専門用語や基本概念を理解する。
​​時事問題 新聞・ニュースで社会問題に触れる。自分の意見を持ち、理由を説明できるようにする。

型を知らずに書き始めても、わかりにくい文章になりがちです。また、学部に関する基礎知識がないと、内容が浅くなり、説得力が生まれません。

まずは参考書や新書を活用して、書くための土台をしっかりと固めてください。

2. 過去問などで経験を積む

基礎が固まったら、実際の試験問題を想定した演習に移ります。関西大学の過去問は入手が難しい場合もあるため、工夫が必要です。

具体的な対策は、下記のとおりです。

項目 ​​内容
過去問の入手 ガイドブックの「結果と講評」を参考にする、または予備校や塾を活用する。受験した先輩に出題内容を尋ねる。
​​時間配分の練習 本番と同じ環境で解く。構想10分・執筆60分・見直し10分など事前計画を立てる。
​​解答の型を作る 序論・本論・結論の自分なりのパターンを確立する。テンプレートを頭に入れる。
複数学部の過去問 多様な出題形式に対応する力をつける。類似問題で練習する。

実際に手を動かして書くことでしか、実力はつきません。最初は時間がかかっても良いので、インプットした型を守って書ききることを意識してください。

徐々に時間を計測し、本番の制限時間内で構成から清書まで完了できるよう、ペース配分を身体に覚え込ませていきましょう。

3. 添削を受けて改善する

第三者の視点を取り入れ、ブラッシュアップする工程が特に重要です。

具体的な対策は、下記のとおりです。

項目 ​​内容
第三者の視点 論理の飛躍や、独りよがりな表現は自分では気づきにくい。必ず先生や講師に添削を依頼する。
​​添削の活用 高校教師、予備校講師、通信添削など、複数のフィードバックを受ける。
​​フィードバックの活かし方 指摘事項をリスト化し、次回で改善する。可能な限り同様のミスを繰り返さないよう意識して取り組む。
​​継続的なサイクル 「書く→添削→改善→再び書く」を異なるテーマで、最低10回は繰り返す。

添削を受けると、自分の思考の癖や弱点が浮き彫りになります。指摘された内容を深く理解し、修正して再度書き直すことで定着しやすくなります。

この執筆・添削・リライトのサイクルを繰り返し、合格レベルの答案作成能力を養ってください。

関西大学小論文でよくある失敗と注意点

多くの受験生が陥るミスを事前に知っておくことで、本番での失点を防ぎ、合格率を高められます。それぞれ詳しく見ていきましょう。

時間配分のミス

小論文試験において、時間切れで結論まで書ききれない事態は何としても避けましょう。どんなに良い内容でも、最後まで書かれていなければ減点対象となります。さらに、実際に書いた分量や問題の性質によっては、小論文全体が採点対象外となってしまう恐れがあります。

よくあるパターンは、序論・本論に時間をかけすぎて結論が書けないケースです。原因としては、事前の時間配分計画がないことや、練習不足が挙げられます。

対策としては、構想10分・執筆60分・見直し10分などの事前計画を立て、過去問で練習することです。時間を計測しながら練習を重ね、本番で時間内に完成させる感覚を身につけてください。

論点がズレる・質問に答えていない

設問の要求を無視して、自分の書きたいことを書いてしまうこともやりがちなミスです。問われたことに答えていなければ「対話が成立していない」とみなされ、減点対象のみならず、採点対象外となることさえあり得ます。

よくあるパターンとして、2つ以上の答えを求める形式において、特に論点のズレを見落としやすく、要約をせずにいきなり自分の意見を書いてしまうケースもあります。原因としては、焦って読み飛ばす、設問を正確に読み取れていないことが挙げられます。

対策としては、設問文を読んだら、答えるべき要素として要約、理由、具体策などに線を引いて番号を振り、構成メモを作ってから書き始めることが挙げられます。

知識・準備不足

具体性に欠ける文章は、読み手に書き手の本気度や思考の深さを伝えられません。

よくあるパターンとして、専門用語の誤用、時事問題の基礎知識不足があります。原因としては、志望学部の学びを理解していないことや、新聞や新書等の読解量の不足などが挙げられます。

対策としては、志望学部の入門書を読む、政治・経済・科学面や社説を中心に新聞を可能な限り毎日読む、時事用語集を活用することです。抽象的な言葉は便利ですが、それだけでは何も考えていないと判断されるリスクがあります。

自分の提案や意見には、必ず具体的な数値、事例、または一般化された自身の経験を紐づけるよう意識してください。

まとめ

関西大学の小論文対策は、学部ごとの特徴を正確に理解し、正しい努力を積み重ねることが合格につながります。実際には、学部や方式によって小論文が課されるケースと課されないケースがあり、必要な対策は大きく異なります。そのため、小論文対策だけ・書類対策だけと、自己判断で進めてしまうと、準備不足や方向違いに陥るリスクもあります。

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