2026/04/21

【2026年最新】早稲田実業学校中等部の偏差値と入試対策|内部進学や学費の目安も解説

早稲田実業学校中等部の偏差値や内部進学の実態が気になる保護者様も多いのではないでしょうか。

早稲田実業学校中等部は、首都圏の早稲田大学系属校の中で共学を採用している唯一の学校です。卒業生の約96%が早稲田大学へ推薦入学できますが、希望学部への進学は成績に基づいて決まります。

本記事では、2026年度の最新偏差値・入試倍率・合格最低点をもとに、科目別の出題傾向と対策、他の早稲田系列校との違いなどを詳しく解説します。志望校選びや学習計画を整理する際の参考にしてください。

目次

【2026年最新】早稲田実業学校中等部の偏差値

早稲田実業学校中等部は、男女で偏差値の水準が異なるため、それぞれの目安と合格判断の考え方を整理します。

早稲田実業学校中等部の偏差値の目安は65〜61

四谷大塚のデータによると、早稲田実業学校中等部の偏差値は男子・女子で以下のように異なります。

性別 合格可能性80%(Aライン) 合格可能性50%(Cライン)
男子 65 61
女子 68 65

女子は男子より3〜4ポイント高く、例年女子の競争率が高い傾向です。偏差値65前後が合格可能圏とされる背景には、早稲田大学への推薦制度が整っていると言う明確な進路保証があります。

国公立大学や他の難関私立大学を視野に入れた受験生の流入も多く、毎年一定の受験者層が集まります。

ただし、偏差値はあくまで模試での相対的な位置を示す指標です。偏差値が合格ラインに達していても、合否は試験当日の得点で決まります。

※参考:早稲田実業学校中等部|四谷大塚ドットコム

合格ラインを判断するための基準

偏差値と実際の合格可能性は、必ずしも一致しません。早稲田実業学校中等部(2025年度)の合格者最低点と得点率を整理すると、以下のようになります。

合格者最低点

性別 合格者最低点(300点満点)
男子 184点
女子 196点

科目別の配点

科目 配点 受験者平均点
国語 100点 56.7点
算数 100点 54.3点
社会 50点 28.8点
理科 50点 26.9点

2025年度の合格者最低点は男子184点・女子196点(300点満点)です。早稲田実業学校中等部の入試では、算数と国語の出来が合否に直結しやすい構造になっています。

算数の配点は100点と全体の3分の1を占め、受験者平均点は54.3点(2025年度)と約54%にとどまります。算数と国語で平均点を超えられるかどうかが、合格ラインとの差を分けるでしょう。

※参考:早稲田実業学校|2026年度 中等部入試速報

難関附属校との偏差値比較

早稲田実業学校中等部は、他の早慶附属校と比べてどのような位置にあるのでしょうか。四谷大塚の2026年度データをもとに整理しました。

学校名 性別 Aライン(80%) Cライン(50%)
早稲田実業学校中等部 男子 65 61
早稲田実業学校中等部 女子 68 65
早稲田中学校(1回目) 男子 66 61
早稲田中学校(2回目) 男子 68 65
早稲田大学高等学院中学部 男子 65 61
慶應義塾中等部 男子 65 61
慶應義塾中等部 女子 68 65
慶應義塾普通部 男子 65 62

早稲田系列の3校(早稲田中学校・早稲田大学高等学院中学部・早稲田実業学校中等部)の男子は、いずれも偏差値65前後で横並びの水準です。早稲田実業学校中等部は首都圏の系列校の中で唯一の共学校であり、この点が志望校選びで差別化されます。

また、慶應中等部は女子の難易度が高いなど、同じ偏差値帯でも実際の難しさには差があります。男女別の条件も踏まえて検討しましょう。

早稲田大学への進学を前提に学びたい家庭にとって、早稲田実業学校中等部は魅力的な学校です。男女ともに切磋琢磨できる環境が整っており、附属校の中でも選びやすい立ち位置にあります。

※参考:四谷大塚ドットコム

イメージ
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早稲田実業学校中等部の倍率と合格最低点

倍率と合格最低点は、受験の難易度を具体的に把握するための目安となります。最新データをもとに、出願動向と得点の目安を整理しました。

出願動向と難易度の変化・実質倍率

2026年度入試の出願者数と実質倍率は以下のとおりです。

項目 男子 女子
募集人員 約70名 約40名
出願者数 348名 274名
受験者数 316名 247名
合格者数 81名 58名
実質倍率 約3.9倍 約4.3倍

男女ともに実質倍率は約4.0倍で、募集人員に対して受験者数が集中しています。早稲田大学への推薦枠が整っており、共学校という希少性が毎年安定した出願者数を支えています。

4人に1人しか合格できない計算になるため、偏差値が合格ラインに届いていても油断できない水準です。

※参考:早稲田実業学校|2026年度 中等部入試速報

合格最低点の目安

2025年度の合格者最低点は、以下の通りです。

項目 男子 女子
合格者最低点(300点満点) 184点 196点
得点率 約61% 約65%

合格最低点は年度によって数点単位で変動します。問題の難易度や受験者層の出来によって前後するため、「男子185点前後・女子195点前後」を1つの目安として捉えておくと良いでしょう。

得点率61〜65%という水準は、全科目で平均を安定して上回る力が求められることを示しています。1科目だけ突出して高くても、他の科目が平均を大きく下回れば合格最低点に届かないケースがあります。

倍率や最低点は毎年変動するため、あくまで目安として捉え、安定して合格ラインを超える力をつけることが重要です。4科目それぞれで着実に得点を積み上げる力が、合格ラインを超えるための条件となるでしょう。

早稲田実業学校中等部の入試情報

2026年における早稲田実業学校中等部の試験日は2月1日のみでした。出願から当日の注意事項まで、事前に情報を確認しておきましょう。

例年の入試日程・試験会場

2026年度入試の主な日程は以下の通りとなっています。

項目 内容
Web出願期間 2025年12月20日〜2026年1月10日
書類郵送期間 2026年1月10日〜1月14日 消印有効
試験日 2026年2月1日
合格発表 2026年2月3日 13:00〜(Web)
入学手続期限 2026年2月4日 23:59

試験会場は東京都国分寺市にある早稲田実業学校の校舎で、最寄り駅はJR中央線・西武線「国分寺駅」の北口から徒歩7分です。

出願はWeb出願と書類郵送の両方が必要で、Web出願のみでは手続きが完了しない点に注意してください。2026年の入学検定料は30,000円でした。

入試情報は毎年変わる可能性がありますので、学校の公式サイトで最新の情報をご確認ください。

※参考:早稲田実業学校|募集要項・出願方法
※参考:早稲田実業学校|2026年度募集要項 中等部

持ち物・注意事項

例年、試験当日の持ち物と注意事項は以下の通りです。

持ち物

  • 受験票
  • 上履き・下足入れ
  • 筆記用具(黒鉛筆またはシャープペンシル、消しゴム)
  • 三角定規・コンパス(分度器機能付き三角定規は使用不可)

注意事項

項目 内容
開門・集合時刻 開門7:40、8:05までに試験場へ集合
遅刻 試験開始後20分までは受験可(試験終了時刻は変わらない)
電子機器 携帯電話・スマートフォン・スマートウォッチは校内での使用不可
昼食 不要(休み時間に飲み物は可)

試験当日は忘れ物がないよう、事前に持ち物を確認しておきましょう。また、集合時刻に遅れないよう余裕をもって会場に到着することが大切です。

持ち物の情報も毎年変わる可能性がありますので、学校の公式サイトで最新の情報をご確認ください。

※参考:早稲田実業学校|募集要項・出願方法

学科試験の概要

例年、試験は4科目の筆記試験で実施され、面接はありません。各科目の配点と試験時間は以下の通りです。

科目 配点 試験時間
国語 100点 60分
算数 100点 60分
理科 50点 30分
社会 50点 30分
合計 300点

国語と算数は各100点と配点が高く、この2科目の出来が合否に大きく影響しやすい構成となっています。理科・社会は各50点ですが、得点率が低いと合計点に響くため、取りこぼしは避けましょう。

※参考:早稲田実業学校|募集要項・出願方法

早稲田実業学校中等部の入試傾向と対策ポイント

早稲田実業学校中等部の入試では、4科目それぞれに特徴的な出題傾向があります。思考力と処理スピードが求められるため、科目ごとの傾向を踏まえた対策を確認しましょう。

算数で差をつけるために図形と応用問題を徹底強化する

算数は100点満点と配点が高く、受験者間で得点差がつきやすい科目です。合否を左右するのは、大問後半に配置される応用・思考力問題への対応力です。

大問前半(計算・小問集合)は満点が前提で、ここでの取りこぼしは合否に大きく影響します。得点差が生まれるのは、以下の応用問題です。

  • 平面図形
  • 立体図形
  • 場合の数

図形問題はパターン暗記では対応できず、条件を整理しながらその場で考える力が求められます。日々の演習では、解法の考え方まで見直す習慣をつけることが得点アップにつながります。

国語は選択問題の精度を上げて安定得点を確保する

国語は記述問題よりも選択問題の比重が高く、紛らわしい選択肢をどれだけ正確に絞り込めるかが得点を左右します。

文章は説明文・物語文の2題構成で、語彙レベルが高い点が特徴です。選択肢の区別がしにくい問題では、文章の一部だけを根拠にすると誤答しやすく、文章全体の論旨や心情の流れを把握した上で判断する力が求められます。

対策は、難度の高い選択肢問題を多く含む学校(豊島岡女子学園中学校・女子学院中学校・慶應義塾普通部など)の過去問を使った演習が有効です。また、漢字・語句の難度が高いため、日頃から語彙の強化を継続することが安定した得点につながります。

理科は環境テーマと計算問題を素早く処理できる力を養う

理科は30分で16問前後を解く必要があり、処理スピードが得点に影響します。近年は環境問題を切り口にした総合問題が頻出で、物理・地学・時事知識を横断する形で出題されます。

「一見難しそうに見えて、よく読むと解ける問題」が混在しているため、問題の見極めが得点効率を高める上で欠かせません。

計算問題はグラフへの書き込みを伴う形式も出るため、算数の解法と連動させた練習が有効です。麻布中学校・開成中学校・浅野中学校など難関校の理科過去問を活用し、解くだけで終わらせず解説を読み込んで解法を定着させる学習が重要です。

社会は長文資料と時事問題を正確に読み解く力を高める

社会は30分で30問超を解く構成で、長文を読んだ上で解答する問題が多く出されます。制限時間に対して問題数が多いため、読解スピードと知識の引き出しやすさが得点に直結します。

地理・歴史が出題の中心ですが、時事問題に関連した地理・歴史の応用問題も出るため、知識を単独で覚えるだけでは対応しきれません。10月頃に発行される時事問題集を1冊仕上げながら、関連する地理・歴史の知識と結びつける学習が実戦力を高めます。

記述問題には字数制限がなく、答えるべき内容を簡潔にまとめる表現力も求められます。基礎を固めた後は早めに過去問演習に取り組み、時間配分の感覚をつかむことが大切です。

時間配分を意識して得点を積み上げる

早稲田実業学校中等部の入試は、どの科目も時間に対して問題数が多く、すべてを解き切るのが難しい試験です。限られた時間の中で得点を最大化するには、科目ごとに解く順番と時間の使い方を事前に決めておく必要があります。

各科目の時間配分の目安は以下の通りです。

科目 試験時間 時間配分のポイント
算数 60分 前半の基本問題を素早く処理し、後半の応用問題に時間を確保する
国語 60分 文章読解に時間をかけすぎず、選択肢問題を確実に処理する
理科 30分 難問を見極めて飛ばし、解ける問題を優先して得点を積む
社会 30分 記述問題に時間を残せるよう、知識問題を手早く処理する

過去問演習では時間を計って解き「どの問題に何分かけたか」を振り返る習慣が実戦感覚を養います。過去問演習を通して、自分に合った時間の使い方を見つけておきましょう。

偏差値から見る併願校と受験戦略

早稲田実業学校中等部の受験では、例年試験日が2月1日のみのため、日程と偏差値帯を考慮した併願校の選び方が重要です。ここでは、偏差値帯ごとに併願校の例を紹介します。

早稲田系列校との併願パターン

早稲田大学への進学を軸に志望校を考える場合、早稲田系列3校を中心に日程を組む受験パターンは以下の通りです。

学校名 試験日 男子偏差値
(Aライン)
女子偏差値
(Aライン)
早稲田実業学校中等部 2月1日 65 68
早稲田中学校(第1回) 2月1日 65
早稲田中学校(第2回) 2月3日 68
早稲田大学高等学院中学部 2月1日 65

早稲田実業学校中等部・早稲田中学校・早稲田大学高等学院中学部の3校はいずれも偏差値65前後で横並びです。ただし、例年早稲田実業学校中等部と早稲田中学校・早稲田大学高等学院中学部は試験日が同じ2月1日のため、同日に複数受験はできません。

そのため、同じ偏差値帯でも学校ごとの特徴を踏まえて志望校を選ぶことが重要です。早稲田実業は共学で内部進学を前提とした環境が特徴で、早大学院は男子校など校風や制度に違いがあります。偏差値だけでなく、校風や進学制度まで含めて比較しましょう。

共学校なら早稲田実業学校中等部、男子校なら早稲田中学校や早稲田大学高等学院中学部など、教育環境の違いを基準に選ぶ方法があります。

※参考:四谷大塚ドットコム
※参考:早稲田実業学校|募集要項・出願方法
※参考:早稲田中学校|入試概要
※参考:早稲田大学 高等学院 中学部|入学試験情報

MARCH附属校との比較併願

早稲田実業学校中等部と偏差値帯が近いMARCH附属校との併願も選択肢の1つです。

学校名 試験日 偏差値の目安
(男子)
偏差値の目安
(女子)
明治大学付属明治中学校 2月2日(1回目)
2月3日(2回目)
61(1回目)
63(2回目)
61(1回目)
63(2回目)
立教池袋中学校 2月2日(1回目)
2月5日(2回目)
58(1回目)
60(2回目)
青山学院中等部 2月2日 59 62
法政大学中学校 2月1日(1回目)
2月3日(2回目)
2月5日(3回目)
54(1回目)
57(2回目)
57(3回目)
54(1回目)
57(2回目)
57(3回目)
中央大学附属中学校 2月2日(1回目)
2月4日(2回目)
56(1回目)
56(2回目)
56(1回目)
56(2回目)

※参考:四谷大塚ドットコム
※参考:明治大学附属明治高等学校・明治中学校|2026年度 中学入試情報
※参考:立教池袋中学校・高等学校|2026年度 一般入試(第1回・第2回
※参考:青山学院中学部|入試要項
※参考:法政大学 中等高等学校|2026(令和8)年度 中学入学試験要項
※参考:中央大学附属中学校・高等学校|2026年度入学試験概要

早稲田実業学校中等部(男子偏差値65)より5〜11ポイント低い水準の学校が並びます。いずれも複数回入試があり、2月2日以降に受験できるため、早稲田実業学校中等部の合格発表前後で受験しやすい点が特徴です。

また、明治大学付属中野中学校は、早稲田実業と同様にスポーツ強豪校として知られており、運動部での活動を重視するご家庭から人気があります。志望する部活動や校風も踏まえて併願校を選ぶことが重要です。

早稲田実業学校中等部の結果を確認しながら手続きを進められる日程の学校を組み合わせると、受験全体のスケジュールを組みやすくなります。

安全校の選び方

安全校とは、模試で合格可能性80%以上が安定して出る学校を指します。早稲田実業学校中等部(男子偏差値65)を第一志望とする場合、安全校の目安は偏差値55前後以下の学校です。

偏差値だけでなく、出題傾向との相性も考慮することが合格の確度を高めます。例えば、算数に思考力問題が多い早稲田実業学校中等部に対し、知識・計算中心の出題が多い学校を安全校に選ぶと、対策が分散しにくくなります。

1月中に首都圏外の入試(栄東中学校・東邦大学付属東邦中学校など)で本番経験を積み、2月1日に向けて精神的な余裕を作るパターンも有効です。安全校で合格を確保しておくと、その後の受験に落ち着いて臨める環境が整います。

2月1日との日程戦略

早稲田実業学校中等部の試験日は例年2月1日のみのため、同日に受験できる学校は1校に限られます。2月1日に早稲田実業学校中等部を受験する場合は、前後の日程をどのように組み合わせるかが受験計画のポイントです。

以下に、一般的な日程の組み方の例をまとめました。

日程 候補校の例
2月1日 早稲田実業学校中等部
2月2日 青山学院中等部・明治大学付属明治中学校など
2月3日 早稲田中学校(第2回)・法政大学中学校
2月4日以降 各校の複数回入試・抑え校

2月1日に早稲田実業学校中等部のみに集中し、翌日以降に偏差値帯の近い学校を続けて受験するパターンが現実的です。合格発表は例年2月3日のため、手続き期限(2月4日)までに進路の方向性を判断する必要があります。

ただし、2月1日午後または2月2日までに安全校を確保しておくのが一般的な受験戦略です。2月4日以降の入試は募集人数が少なく、偏差値に対して合格の難易度が上がる傾向があるため、確実に押さえる目的には向きません。

※参考:早稲田実業学校|募集要項・出願方法
※参考:明治大学附属明治高等学校・明治中学校|2026年度 中学入試情報
※参考:立教池袋中学校・高等学校|2026年度 一般入試(第1回・第2回)
※参考:青山学院中学部|入試要項
※参考:法政大学 中等高等学校|2026(令和8)年度 中学入学試験要項

附属志向か進学校志向かの判断

早稲田実業学校中等部を志望する場合は、附属校を選ぶ目的を家庭内で整理しておくと、受験校全体の方向性を決めやすくなります。

附属校のメリットは、大学受験を経ずに早稲田大学への進学が確約される点です。高校3年間を受験勉強ではなく、部活・探究・留学などに充てられる環境は、附属校ならではの強みです。

一方、進学校では東京大学・国公立医学部など、志望先に応じた進路選択の幅が広がります。早稲田実業学校中等部は推薦制度が整っており、進学先だけでなく6年間の学校生活を大切にしたい家庭に適した学校です。

「早稲田大学でやりたいことがある」という目的意識が具体的にある場合、附属校という選択は合理的な判断になります。

早稲田大学への内部進学の実情と進学率

早稲田実業学校中等部を志望する場合は、内部進学の仕組みと実際の状況を理解しておく必要があります。進学率や学部振り分けの仕組みを見てみましょう。

早稲田大学への内部進学率の目安

2024年度卒業生(345名)の進路状況は以下のとおりです。

進路 人数
早稲田大学(推薦) 332名
早稲田大学以外 5名
その他 8名

卒業生の約96%が早稲田大学への推薦入学を果たしています。多くの生徒が早稲田大学へ推薦入学する進路制度があり、進学を前提に中高6年間を過ごせる環境です。

ただし、推薦は、在学中の成績や人物評価をもとに決まります。入学すれば全員が自動的に進学できるわけではない点に注意が必要です。

※参考:早稲田実業学校|2024年度卒業生(2025年3月卒業生)進路状況

学部振り分けの仕組みと成績基準

早稲田大学への推薦は、希望学部に必ずしも進めるわけではありません。学部は評定の高い順に決定される仕組みで、競争が生じます。

評定は、高校3年11月の学力試験(400点満点)に加え、高校1〜3年の各学年の成績を200点満点に換算した点数を合計した、1,000点満点で決まる評価方式です。

この学力評価に校長面接などの人物評価も加味された上で、希望学部への推薦が決定されます。高校3年間の成績がすべて評価対象となるため、入学直後から定期テストに真剣に向き合う姿勢が、希望学部への進学に直結します。

政治経済学部など上位学部を目指す場合、1年次から高い水準の成績を維持し続けることが必要です。

他大学受験を選択する場合の進路

早稲田実業学校中等部では、日本医科大学の指定校推薦を除き、他大学受験を選んだ場合は早稲田大学への推薦権を失います。この点は入学前に理解しておくべき制度上の特徴です。

2024年度卒業生では、以下の大学への合格者が7名いました。

  • 東京大学
  • 筑波大学
  • 信州大学
  • 東京理科大学
  • 立教大学

医学部志望や国公立大学を目指す場合など、進路の目的がはっきりしている生徒が外部受験を選ぶ傾向があります。

早稲田実業学校中等部は「早稲田大学に進学する前提で中高を過ごす学校」という性格が強く、他大学受験は例外的な選択と言えるでしょう。

※参考:早稲田実業学校|2024年度卒業生(2025年3月卒業生)進路状況

早稲田実業学校中等部の学費と6年間の教育費

受験を検討する際は、入学後にかかる費用の目安を確認しておくことで、家庭の資金計画を考えやすくなります。ここでは、学費の内訳と6年間の総額の目安を見ていきましょう。

初年度納入金と年間学費の内訳

中等部(外部入学生)の初年度に必要な費用は以下のとおりです。

項目 金額
入学金 300,000円
授業料 732,000円
施設設備資金(経常的) 252,000円
教育充実費 36,000円
生徒会費 9,600円
父母の会費・入会金 23,000円
初年度合計 1,352,600円

2年次以降の年間学費は、授業料・施設設備資金・教育充実費・諸会費を合わせて約1,020,000円前後となります。

このほか、制服・運動着・教科書・校外学校行事(修学旅行など)の費用が別途かかります。年間で数万円〜十数万円程度を見込んでおくと安心です。

※参考:早稲田実業学校|中等部 2026年度入学生徒 学費等

中高6年間で想定される教育費の目安

中等部3年間・高等部3年間の学費合計の目安は以下のとおりです。

期間 学費の目安
中等部1年目(入学金含む) 約135万円
中等部2・3年目 約204万円(102万円×2年)
高等部1年目(入学金含む) 約123万円
高等部2年目 約99万円
高等部3年目 約105万円
学費合計(6年間) 約668万円

学費以外に、塾・家庭教師などの費用が加わるケースもあります。大学附属校の場合、内部進学を前提とする場合は大学受験対策のための塾費用がかからないこともありますが、進路や学部選択によっては別途対策が必要になる点には注意が必要です。

制服・行事・教材費を含めると、6年間の総教育費は800万円前後を目安に計画しておきましょう。

※参考:早稲田実業学校|学費等

早稲田実業学校中等部の教育環境に向いている子

志望校選びでは、校風や教育方針の理解が参考になります。ここでは、早稲田実業学校中等部の環境的な特徴と、どのような生徒に合う学校かを整理します。

早稲田実業学校中等部の教育環境

早稲田実業学校中等部は、自主性を尊重する校風のもと、部活動も盛んな学校です。共学校としての雰囲気や課外活動の実態を紹介します。

共学環境と校風の特徴

早稲田実業学校中等部は、首都圏の早稲田大学系属校の中で唯一の共学校です。男女が同じ環境で学ぶ点は、他の早稲田系列校にはない特徴と言えます。

校風の根幹にあるのは自主性の尊重です。生徒会活動や部活動の運営を生徒主体で行う場面が多く、指示を待つのではなく自分で考えて動く姿勢が求められます。

授業や行事でも「自分たちで企画・運営する」場面が随所に設けられており、6年間を通じて主体的に行動する習慣が自然と身につく環境です。

部活動が盛んな環境と学業との両立

早稲田実業学校中等部には、体育系22・文化系11・同好会12と、合計45を超える部・同好会があります。硬式野球部は甲子園に春21回・夏29回出場、サッカー部は全国大会初出場、硬式テニス部は全国優勝経験を持つなど、全国レベルで活躍する強豪校です。

一方で、学業との両立を意識した運営も各部で徹底されています。スポーツで全国を目指しながら早稲田大学への推薦も視野に入れたい生徒にとって、学業と部活動を両立しやすい環境と言えるでしょう。

早稲田実業学校中等部に向いている子の特徴

校風や教育方針との相性は、6年間の学校生活の充実度に影響します。ここでは、学業・部活動・探究活動に取り組む環境の中で力を発揮しやすい生徒の特徴を整理します。

文武両立の環境で力を伸ばしたい

早稲田実業学校中等部は「文武両道」を建学以来の伝統として掲げており、学業と部活動の両方に本気で取り組む姿勢が求められます。

サッカー部の全国選手権出場、ラグビー部の花園出場、硬式野球部の甲子園出場など、部活動の実績は全国水準です。一方で、希望学部への進学には定期テストの成績が直接影響するため、部活だけに集中する環境ではありません。

「勉強か部活か」ではなく「どちらも手を抜かない」姿勢で6年間を過ごせる生徒にとって、早稲田実業学校中等部は力を存分に発揮できる学校です。

自主性を尊重される校風に適応できる

早稲田実業学校中等部は、生徒の自主的・創造的な時間の使い方を重視する校風です。授業は週6日・32時間ありますが、放課後の時間の過ごし方を自分で考える場面が多いのが特徴です。

探究活動では、1年次の「国分寺巡検」から3年次の「卒業研究」まで、自分でテーマを設定して取り組む機会が段階的に用意されています。

与えられた課題に取り組むだけでなく、自ら問いを立てて主体的に行動できる生徒は、この環境で力を伸ばしやすいです。

「やらされる勉強」より「自分で決める学び」が合う生徒に向いた学校です。

大学進学までを見据えて努力を継続できる

早稲田大学への推薦枠が用意されていますが、希望学部への進学には高校3年間の成績が評価に加算されます。入学すれば安泰というわけではなく、6年間を通じた継続的な学業への取り組みが求められる点は押さえておきましょう。

高校3年次には400点満点の学力試験があり、各学年の平常点と合算して学部振り分けが決まります。政治経済学部や商学部など人気学部を目指す場合は、入学直後から定期テストにしっかり取り組む姿勢が重要です。

6年後の進路を見据えた目標を持ち、着実に努力を続けられる生徒は、早稲田実業学校中等部の環境で力を伸ばしやすいと言えます。

トライの中学受験対策

早稲田実業学校中等部の合格を目指すには、出題傾向に沿った対策が欠かせません。トライでは、志望校の過去問分析をもとにお子さま専用の学習カリキュラムを作成します。

授業は完全マンツーマン形式で、算数の図形・応用問題や国語の選択問題など、科目ごとの弱点を丁寧に掘り下げながら理解を定着させます。集団塾に通いながら特定の科目だけ強化したい場合の併用にも対応可能です。

受験情報に精通した教育プランナーが学習の進捗を管理し、入試当日まで学習面・精神面の両方からサポートします。効率良く学習を進めて早稲田実業学校中等部の合格を目指すなら、トライの個別指導の活用も検討してみてください。

まとめ

早稲田実業学校中等部は、首都圏の早稲田大学系属校の中で唯一の共学校です。卒業生の約96%が早稲田大学へ推薦入学できる一方、希望学部への進学は6年間の成績で決まるため、入学後も継続して学業に向き合う姿勢が求められます。

入試では算数の配点が高く、図形・応用問題への対応力が合否を左右します。4科目すべてで平均を上回る得点力を養うことが、合格ラインへ届くための条件です。

トライでは、早稲田実業学校中等部の過去問の分析をもとにお子さまに合った学習カリキュラムを作成し、マンツーマン指導で受験当日まで支援します。学習相談や体験授業は随時実施しているため、まずはお気軽にお問い合わせください。

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