2026/04/24

【2026年最新】東海大学の偏差値はどのくらい?学部別一覧・入試難易度・合格に向けた対策を解説

東海大学は、全国に複数のキャンパスを展開し、文系・理系・医療系まで幅広い学部を擁する私立の総合大学です。「大東亜帝国」の一つとして知られ、学部によっては日東駒専に迫る難易度の学科もあります。

この記事では、東海大学の学部別偏差値ランキングや他の大学群との比較、入試制度の特徴、そして主要科目ごとの具体的な対策法までをわかりやすく解説します。東海大学の受験を検討している方や、入試の全体像を把握したい方はぜひ参考にしてください。

東海大学の学部別偏差値ランキング

東海大学は、1942年に創設された私立の総合大学です。全国に複数のキャンパスを展開し、文系・理系・医療系など幅広い分野を擁する大学です。中でも湘南キャンパスを中心に、多様な学部・学科を設置し、実践的な学びと国際性を重視した教育を行っています。

各学部の偏差値は以下の通りです。

学部別偏差値ランキング一覧

※偏差値は学部内の学科によって異なるため、同一学部でも幅があります。
本ランキングは各学部の偏差値帯を参考に、最高偏差値を基準として並べています。

​​学部 キャンパス 偏差値
医学部 伊勢原 47.5~65.0
※医学科65.0
 看護学科47.5
文学部 湘南 42.5~50.0
文化社会学部 湘南 40.0~47.5
※心理・社会学科が最高47.5
海洋学部 静岡 35.0~47.5
※航海学専攻と海洋生物学科が47.5
児童教育学部 湘南 42.5~47.5
理学部 湘南 37.5~45.0
教養学部 湘南 37.5~42.5
情報理工学部 湘南 40.0~42.5
建築都市学部 湘南 37.5~42.5
体育学部 湘南 35.0~42.5
工学部 湘南 35.0~42.5
※航空操縦学専攻は大学入学共通テストの受験が必須
※医工学科は1・2年湘南、3・4年伊勢原
政治経済学部 湘南→品川 37.5~42.5
※1・2年湘南
 3・4年品川
観光学部 湘南→品川 40.0
※1・2年湘南
 3・4年品川
経営学部 湘南→品川 40.0
※1・2年湘南
 3・4年品川
国際文化学部 札幌 40.0
国際学部 湘南→品川 35.0~40.0
※1・2年湘南
 3・4年品川
情報通信学部 湘南→品川 37.5~40.0
※1・2年湘南
 3・4年品川
健康学部 湘南 35.0~40.0
文理融合学部 熊本 35.0~40.0
人文学部 静岡 37.5
法学部 湘南 37.5
農学部 熊本
阿蘇くまもと臨空
35.0~37.5
※1年熊本
 2年以降阿蘇くまもと臨空
 いずれも主に使うキャンパス
生物学部 札幌 35.0~37.5

※参考:東海大学 | 偏差値(ボーダーライン) | 河合塾Kei-Net大学検索システム

東海大学の偏差値は河合塾のボーダー偏差値で35.0〜65.0です。最も高いのは医学部医学科の65.0ですが、他学部の多くは35.0〜50.0の範囲に収まるため、医学科の数値は突出した難易度だと言えます、

医学科を除くと、文学部(湘南)の50.0や文化社会学部・児童教育学部(湘南)の47.5が上位に位置します。一方、農学部(熊本)や生物学部(札幌)は35.0〜37.5と低めです。

このように各学部の偏差値とキャンパス所在地をあわせて見ると、偏差値が低い学部は北海道や熊本など地方キャンパスに多い傾向が読み取れます。志望学部の選択にあたっては、難易度だけでなくキャンパスの立地も考慮すると良いでしょう。

東海大学の難易度はどのレベル?

東海大学は「大東亜帝国」に属する中堅私立大学です。ここでは、大東亜帝国内での位置づけや、日東駒専・成成明学獨國武との偏差値比較から、東海大学の難易度レベルをわかりやすく解説します。

大東亜帝国の大学グループ

東海大学は、大東文化大学・亜細亜大学・帝京大学・国士舘大学とともに「大東亜帝国」と呼ばれる私立大学群に含まれています。大東亜帝国は関東の中堅から準中堅に位置づけられる大学グループで、日東駒専を目指す受験生の併願先としても人気があります。

大東亜帝国の中での序列を見ると、帝京大学医学部・東海大学医学部が最上位に位置しています。医学部を除いた一般学部で比較した場合、各大学の偏差値帯は以下の通りです。

​​大学名 偏差値
大東文化大学 35.0~47.5
​​東海大学 ​​35.0~50.0(医学部は65.0)
亜細亜大学 ​​35.0~42.5
帝京大学 ​​35.0~50.0(医学部は65.0)
国士舘大学 35.0~50.0

※参考:河合塾Kei-Net

東海大学は偏差値の上限が50.0と大東亜帝国の中では高い水準にあり、学部によっては日東駒専に迫る難易度であることがわかります。一方で、学部間の偏差値の幅が大きいため、志望学部ごとに難易度を確認することが大切です。

大東亜帝国の大学グループについて詳しくは、こちらの記事も参考にしてください。

成成明学獨國武・日東駒専との偏差値比較と併願パターン

東海大学の難易度をより広い視点で把握するために、上位の大学群である日東駒専・成成明学獨國武と偏差値帯を比較してみましょう。

​​大学グループ 主な大学 偏差値帯の目安
成成明学獨國武 成蹊・成城・明治学院・獨協・國學院・武蔵 45.0~62.5
​​日東駒専 ​​日本・東洋・駒澤・専修 35.0~62.5
大東亜帝国 ​​大東文化・東海・亜細亜・帝京・国士舘 35.0~52.5

一般的な序列としては、大東亜帝国 → 日東駒専 → 成成明学獨國武 → GMARCH → 早慶上理の順に難易度が上がります。東海大学は大東亜帝国に属していますが、偏差値の上位帯の学部では日東駒専の偏差値帯と重なる部分があります。

併願パターンとしては日東駒専を第一志望とする受験生が東海大学の上位学部を併願先として選ぶケースや、逆に東海大学を第一志望とする受験生が大東亜帝国内の他の大学を押さえとして受験するケースが考えられます。日程次第で、成成明学獨國武を受験する際の押さえとして東海大学を受験するケースも想定されます。

成成明学獨國武や日東駒専の大学グループについて詳しくは、こちらの記事も参考にしてください。

大学入学共通テスト得点率の目安

東海大学全体の大学入学共通テスト得点率は37%〜83%と幅が広く、学部・学科によって求められる水準が大きく異なります。ここでは、河合塾が発表している2026年度入試のボーダー得点率(合否の可能性が50%に分かれるライン)を学部ごとに整理しました。

​​学部 大学入学共通テスト得点率
医学部 60~83%
※医学部医学科が83%
 看護学科が60%
​​文学部 ​​50~65%
※歴史(日本史)が最高65%
文化社会学部 ​​54~69%
※心理・社会学科が最高69%
海洋学部 ​​37~69%
※航海学専攻・海洋生物学科が69%
 海洋理工学が37%
児童教育学部 ​​61%
理学部 ​​40~43%
教養学部 ​​62~63%
情報理工学部 ​​48~53%
建築都市学部 ​​40~56%
※建築学科56%
 土木工学科40%
体育学部 ​​58~65%
※スポーツ・レジャーマネジメント学科が最高65%
工学部 ​​42~67%
※航空操縦学専攻67%(共通テスト利用のみ)
政治経済学部 ​​54~56%
観光学部 ​​61%
経営学部 ​​60%
国際文化学部 ​​44~48%
国際学部 ​​60%
情報通信学部 ​​45%
健康学部 ​​51%
文理融合学部 ​​41~51%
※経営学科51%
 人間情報工学科41%
人文学部 ​​44%
法学部 ​​55%
農学部 ​​37~48%
生物学部 ​​47~53%

※参考:東海大学 | 偏差値(ボーダーライン) | 河合塾Kei-Net大学検索システム

最も高い得点率が求められるのは医学部医学科の83%で、これは大東亜帝国の中でも突出した水準です。一方、理系学部を中心に40%前後の学部・学科もあり、学部選びによって必要な得点率に大きな差が生じます。

また、海洋学部や工学部のように、同じ学部内でも学科・専攻によって得点率が30%前後開くケースもあるため、学科単位での確認が欠かせません。

東海大学の入試の特徴

東海大学の入試の特徴は、総合型選抜から学力選抜までさまざまな入試形式が用意されていて、受験生が自分の強みや志望に合わせて受験の計画を立てやすいところです。2026年度入試では、共通テスト利用選抜(中期)の新設や英語外部試験スコアの換算変更など、注目すべきポイントがあります。ここでは、東海大学の入試制度の全体像と最新の変更点を解説します。

多様な入試形式

東海大学の学部入学試験は、大きく「総合型選抜」「学校推薦型選抜」「学力選抜」「特別選抜」の4つに分かれています。それぞれの特徴を確認しておきましょう。

総合型選抜

総合型選抜は、以下のいくつかの方式があるうちの5つを下記で紹介します。いずれも学科試験ではなく、学ぶ意欲や姿勢、入学後の対応力などを総合的に評価する入試です。

タイプ ​​選抜方法
学科課題型 【一次】書類審査 → 【二次】課題発表(プレゼンテーション)+面接試験(口述試験を含む)
​​スポーツ・音楽自己推薦型 書類審査+課題発表(プレゼンテーション)+面接試験(口述試験を含む)
​​指定クラブ型 入学試験要項を参照
対象のクラブに対してのみ告知
適性面接型 書類審査+適性面接試験(口述試験を含む)
​​医学部医学科 希望の星育成 人物重視型(詳細は入学試験要項を参照)

※参考:学部入学試験 総合型選抜|東海大学

「学科課題型」は、学ぶ意欲や入学後の対応力を評価する専願の入試です。2026年度からは工学部 航空宇宙学科 航空操縦学専攻も新たに加わりました。

「スポーツ・音楽自己推薦型」は、スポーツ競技能力または音楽的能力で優秀な成績を収めた方を対象とした入試です。「指定クラブ型」は、大学が指定したクラブ団体のみが対象です。

「適性面接型」は、東海大学の総合型選抜の中でも多くの学部・学科で導入されており、国公立大学や他の私立大学との併願ができます。

2026年度から理学部・建築都市学部が対象に追加されました。後ほど詳しく解説します。

「医学部医学科(希望の星育成)」は、医学科への入学を強く希望する方を対象にした人物重視型の入試で、他の大学との併願も可能です。

学校推薦型選抜

学校推薦型選抜は、「公募制学校推薦型選抜」と「指定学校推薦型選抜」の2種類があります。いずれも本学を第一志望(専願)とする方が対象です。

「公募制学校推薦型選抜」は、出身学校長の推薦を受け、学習成績概評がB段階以上(全体の評定平均値が3.5以上)ある方を対象とする入試です。書類審査、小論文、面接試験(口述試験を含む)、実技試験(体育学部のみ)の結果で総合的に判断して選抜します。

「指定学校推薦型選抜」は、大学の指定する高等学校の学校長推薦に基づく入試です。書類審査と面接試験(口述試験を含む)の結果で総合的に判断して選抜します。

※参考:学部入学試験 学校推薦型選抜|東海大学

学力選抜

学力選抜は、基礎学力を評価する入学試験で、全国に試験場が設置されています。一般選抜では12会場、全学部統一選抜(前期)では全国18会場など、各地で実施されます。

医学部医学科以外の学力選抜には、主に以下の方式があります。

方式 判定方法
全学部統一選抜 3科目受験→高得点2科目で判定
​​一般選抜 3教科型で判定
​​大学入学共通テスト利用選抜
(前期/中期/後期)
共通テストの成績+書類審査(個別試験なし)

※参考:学部入学試験 学力選抜 医学部〔医学科〕以外|東海大学

「全学部統一選抜(前期 / 後期)」は、3科目を受験し、高得点の2科目で合否判定を行う方式です。前期は試験日が2日で、受験日を自由に選択でき、2日間で最大6学科まで併願が可能です。後期は1日間で最大3学科まで併願が可能です。

「一般選抜」は、募集人員が一番多い東海大学のメイン入試です。全国に試験会場が設けられており、全学部統一選抜と比べると会場数はやや少なくなるものの、各地で受験が可能です。1日の受験で3併願まで可能で、4日間で最大12学科まで併願できます。同一学科を2日以上受験した場合は、合計点が最も高得点となった日の結果を自動的に合否判定に採用します。

「大学入学共通テスト利用選抜(前期/中期/後期)」は、大学入学共通テストの成績と書類審査で合否を判定する入試で、大学独自の個別試験はありません。 3教科型で合否判定が行われ、前期・中期・後期それぞれで最大6学科まで併願できます。

特別選抜

特別選抜は、医学部医学科を対象とした「医学部医学科 特別選抜(展学のすすめ)」と、海洋学部を対象とした「海洋学部 乗船実習課程選抜」の2種類があります。

「展学のすすめ」は大学卒業者や短大・高専等の卒業者を対象に、小論文・英語・個人面接で選考する入試で、募集人員は10名ですが、2028年度入試より募集停止となることが発表されています。個人面接は計4回実施され、その合計配点は小論文と英語の合計を上回るため、面接対策が合否を左右する重要なポイントとなります。

「乗船実習課程選抜」は海洋学部 海洋理工学科 航海学専攻と海洋学部 航海工学科 航海学専攻の卒業見込者等を対象に、書類審査と健康診断で選考を行うもので、定員は30名です。

※参考:医学部医学科特別選抜(展学のすすめ)|東海大学
※参考:海洋学部乗船実習課程選抜|東海大学

併願可能な総合型選抜の拡大

総合型選抜は専願が条件となるケースが多いですが、東海大学では「総合型選抜適性面接型」が併願可能な総合型選抜として設けられています。この方式であれば、国公立大学や他の私立大学の受験も視野に入れながら出願できます。12月から受験可能であることも利点です。

教養学部、児童教育学部、体育学部、健康学部、法学部、理学部、建築都市学部、工学部(航空宇宙学科航空操縦学専攻を除く)、国際学部、人文学部、文理融合学部、農学部、国際文化学部、生物学部が対応しています。

また、「総合型選抜 医学部医学科(希望の星育成)」も併願が可能です。それ以外の総合型選抜は専願のため、他の大学との併願はできません。

大学選びや試験対策に迷っている受験生にとって、併願できる総合型選抜があることは、受験の選択肢を広げる上で大きなメリットです。

英語外部試験スコアの活用

東海大学の「全学部統一選抜(前期/後期)」「一般選抜(医学部医学科を除く)」では、英語外部試験スコアを活用することができます。2026年度入試では、英語外部試験スコアの点数換算が変更されています。また、実用英語検定の準2級・準2級プラスなども利用可能となっています。

英語外部試験のスコア利用を希望する場合は、基準スコアに応じて本学の試験科目「英語」の得点に換算されます。ただし、スコアを申請した場合でも本学の試験科目「英語」の受験は必須であり、換算得点と当日の試験得点のうち高い方が採用される仕組みです。

英検®やGTECなど、高校生が取得しやすい資格が対象に含まれているため、早い段階からスコアを取得しておくことで有利に受験を進められます。

大学入学共通テスト利用選抜(中期)の新設

東海大学は、大学入学共通テストの成績を活用できる入試制度をさらに拡充し、新たに「大学入学共通テスト利用選抜(中期)」を新設されました。大学入学共通テスト利用選抜は、大学入学共通テストの成績と書類審査によって合否を判定する入試制度です。大学入学共通テストの結果を有効に活用したい方に適しています。

【2026年の大学入学共通テストの日程】

区分 ​​出願期間
前期 2026年1月 4日(日)~ 1月16日(金)23:59まで
​​中期(新設) 2026年1月19日(日)~ 2月11日(水・祝)23:59まで
​​後期 2026年2月13日(金)~ 3月 7日(土)23:59まで

今回新設した「中期」により、前期・中期・後期の3回の受験機会が設けられ、受験生にとって、より柔軟な受験スケジュールの選択が可能になりました。

フラット併願割で検定料を節約できる

東海大学では、「フラット併願割」を導入しています。東海大学の試験を受ける際、同一試験日であれば併願数に関わらず検定料が定額となる仕組みです。複数学科に出願しても追加費用の負担を抑えられ、効率的に受験機会を広げることができます。

■ 全学部統一選抜(前期/後期)

出願パターン 検定料
1日のみ出願(単願~3併願) 35,000円
​​2日間とも出願(2~6併願)※前期のみ 55,000円

■一般選抜(医学部医学科を除く)

出願パターン 検定料
1日のみ出願(単願~3併願) 35,000円
​​2日間以上出願(2~6併願)※前期のみ 55,000円

■大学入学共通テスト利用選抜(前期/中期/後期)

出願パターン ​​検定料
1日のみ出願(単願~6併願) 15,000円

東海大学の医学部はねらい目?

東海大学医学部は、私立医学部の中でも受験科目の負担が比較的少ない入試制度を採用しています。そのため、受験科目との相性によっては「ねらい目」と言える医学部の一つです。特に、数学や理科の出題科目に特徴があり、対策する範囲を絞りやすい点が大きなポイントです。

【ねらい目である理由】

  • 数学Ⅲが入試科目に含まれていない
  • 理科は1科目で受験可能(地学不可)
  • 受験科目数が比較的少ない
  • 「希望の星育成」入試がある

東海大学医学部の一般選抜では、数学Ⅲが出題範囲に含まれておらず、数学はⅠ・Ⅱ・A・B・C(ベクトル)までの対策で対応できます。また、理科は物理・化学・生物のうち1科目選択となっており、理科2科目を課す医学部と比べると準備の負担を抑えやすい構成です。試験科目が英語・数学・理科の3科目で完結するため、学習を効率的に進めやすい点も特徴です。さらに、「希望の星育成」入試という総合型選抜が設けられており、一般選抜とは異なるルートで受験できる点も魅力です。

ただし、注意すべき点もあります。東海大学医学部は例年倍率が非常に高くなりやすく、決して簡単な入試ではありません。数学Ⅲが不要という特徴から、数Ⅲが苦手でも他の数学範囲が得意な受験生が多く集まる傾向があります。また、理科2科目が必要な医学部と併願している受験生は、東海大学では自分の得意な理科1科目を選んで受験できるため、受験者の平均レベルが高くなりやすい側面もあります。その結果、実質的な競争は厳しくなることを理解しておく必要があります。

さらに、入試問題そのものが極端に難しいわけではないため、差がつきにくく、高得点での争いになりやすい点も意識しておくべきです。つまり、「科目負担は軽いが、その分ハイレベルな得点勝負になる」という特徴があります。

このように、東海大学医学部は科目構成の面では戦略次第でねらい目と言える一方、実際の競争は非常に厳しいため、十分な得点力をつけた上で挑戦することが重要です。

東海大学の主要科目別対策

東海大学の一般選抜では、英語・国語・数学・理科などの主要科目から3科目を選択して受験します。各科目には特徴的な出題パターンがあり、傾向を把握した上で効率よく対策を進めることが合格への近道です。以下では、科目ごとの問題構成と具体的な対策法を解説します。

英語の問題構成と対策

試験時間は70分、配点は100点です。英語は全学部で必須科目となっており、英語外部試験のスコアを利用することも可能です。

問題構成

長文読解問題を筆頭に、適語補充、下線部意味類推、会話問題、文整序問題、図表・グラフ問題、図表完成問題など、多様な力を試す出題です。2025年度は大問7題構成で、解答形式は主にマークシート方式ですが、大問7は記述形式となっています。制限時間に対して読む量が多く、スピードが要求されるため、時間配分を意識した訓練が重要です。

大問 出題形式 ​​内容
大問1 長文読解総合問題 内容一致問題が中心。段落単位の内容理解が問われる
​​大問2 適語補充(文法・語法) 標準レベルの四択問題。瞬時の判断力が必要
​​大問3 語句の言い換え 下線部の意味に近い語句を選択する問題
​​大問4 会話文問題 長めの会話文による内容一致・下線部意味類推
​​大問5 文整序問題 4つの英文を論理的に正しい順番に並べる
​​​​大問6 ​​図表・グラフ問題 円グラフなどの読み取りと英文空所補充
​​​​大問7 ​​図表完成問題(記述式) 英文の内容を端的にまとめた表の空欄を埋める。記述式のためスペリングにも注意

全体的に標準〜やや難レベルの英語力を試す良問です。語彙にも難度の高いものが見られるため、単語・熟語の力を鍛えることが合格のために必須です。

医学部の注意点

医学部では、上記のマークシート式問題に加えて、記述式の英文和訳問題と和文英訳問題が課されます。医学部は大問8題構成で、大問7が和訳、大問8が英訳となります。文学部は大問7題構成で和訳・英訳が含まれます。いずれも記述問題の配点が大きいと予想されるため、和訳では「一読して理解できる日本語」を書くこと、英訳では前後の英文の表現を参考にしながら自然なつながりのある英文を書くことが求められます。

対策ポイント

・過去問演習を最優先に行い、東海大学独自の出題形式(文整序・図表問題・図表完成問題など)に慣れることが最重要です。
・70分で7題解く必要があるため、時間配分のトレーニングを徹底しましょう。1問に時間をかけすぎない意識が大切です。
・長文読解は段落ごとに要旨を確認しながら読む習慣をつけましょう。内容一致問題では、選択肢の根拠を本文中から素早く見つける力が求められます。
・語彙・熟語の力が合否を分けます。市販の単語帳1冊を仕上げた上で、過去問に出てきた未知の語句を蓄積していきましょう。
・文整序問題では接続詞や代名詞に注目し、論理展開を追う練習が有効です。図表問題では比較表現や数字表現の知識が必須となります。図表完成問題は記述式のためスペリングミスにも注意しましょう。
・会話文対策として、基本的な会話表現を暗記し、過去問を中心に知らない表現をチェックしましょう。
・医学部志望者は、和訳・英訳の記述対策を早期に始めましょう。構文把握力と語彙力を基盤に、直訳と意訳のバランスを意識した演習が効果的です。

国語の問題構成と対策

試験時間は70分、配点は100点です。全問マークシート方式で出題されます。国語は一般選抜において、多くの文系学部で必須科目です。一部の文系・理系学部では数学との選択科目として設定されています。

問題構成

全学部統一選抜では現代文のみが出題され、全問マーク式で古文・漢文は出題されません。

一般選抜では、文学部以外の学部において大問2題が出題され、いずれも現代文で構成されています。空欄補充・内容一致・内容説明などの形式で、全問マーク式です。

文学部の一般選抜では、大問3題のうち2題を選択して解答する方式となっています。大問1(現代文)は必須で、大問2(現代文)と大問3(古文・漢文)のいずれかを選択して解答します。なお、一般選抜においては文学部を含むすべての学部で、現代文のみでの受験が可能です。

選抜方式・学部 出題内容 ​​特徴
全学部統一選抜 現代文のみ 全問マーク式。古文・漢文は出題されない
​​一般選抜
(文学部以外)
大問2題
(ともに現代文)
全問マーク式。空欄補充・内容一致・内容説明など
​​一般選抜
(文学部)
大問3題中
2題を選択解答
大問1必須(現代文)。大問2(現代文)・大問3(古文・漢文)から1題選択

大問数は少ないものの文章量が多く、時間的な余裕はありません。集中して速読しながら要旨をつかみ、時間内に解答する力が求められます。古文・漢文が苦手な受験生にとっては、現代文のみで受験できる点が大きなメリットと言えます。

対策ポイント

・空欄補充問題で確実に得点するために、語彙力の強化が不可欠です。日常的に新聞やインターネット上の評論文に触れ、多様な語彙に親しみましょう。
・読解力の向上には、基礎〜標準レベルの私大受験用問題集を活用し、多くの読解演習に取り組むことが効果的です。
・内容一致問題では消去法を活用し、本文中の根拠を明確にした上で解答する習慣をつけましょう。
・古文・漢文を選択する場合は、古典文法や漢文訓読法の基本知識を固めつつ、文学史の知識も総ざらいしておきましょう。
・試験時間70分に対して文章量が多いため、過去問で時間を計りながら演習し、本番の時間配分を体得しておくことが重要です。

数学の問題構成と対策

試験時間は70分、配点は100点です。マーク式で全問穴埋め形式であり、答えのみを解答欄に記入します。理系学部の場合、学部によって数学IIIが出題範囲に含まれるかどうかが異なるため、志望学部の出題範囲を必ず確認しましょう。なお、全学部統一選抜では理系学部であっても数学IIIは出題されない点は特筆すべきポイントで、数学IIIに自信がない受験生にとっては活用しやすい選抜方式と言えます。

出題範囲の特徴

数IIIを含むいわゆる理系数学でも、含まないいわゆる文系数学でも、数Aの「数学と人間の活動」および数Bの「統計的な推測」はともに出題範囲に含まれていません。このため、多くの受験生にとって対策が立てやすい試験と言えます。学習の優先順位を明確にしやすく、限られた時間で効率的に準備を進められる点は東海大学の数学の大きな特徴です。

問題構成

大問3題で構成されています。大問1は小問集合で、さまざまな分野から基本〜標準レベルの問題が出題されます。大問2・大問3はそれぞれ独立したテーマの問題で、図形・証明・総合問題などが扱われます。ただし、数学は年度によって出題分野や形式が変動しやすいため、以下の表はあくまで代表的な一例としてご参照ください。

大問 ​​出題形式 ​​内容
大問1 小問集合 幅広い分野から基本〜標準レベルの問題を出題
​​大問2 図形・証明問題 図形の性質や証明を問う。思考力が必要
​​大問3 総合問題 複数分野にまたがる、やや発展的な問題

問題の難易度は全体的に標準レベルで、分量もそれほど多くはありません。そのため、ケアレスミスなどの単純ミスが命取りになります。1題1題を丁寧かつ正確に解答する姿勢が求められます。

医学部の注意点

医学部の数学は、他の学部と同様に大問3題・試験時間70分の構成で、出題範囲も「数学Ⅰ・Ⅱ・A(数学と人間の活動を除く)・B(数列のみ)・C(ベクトルのみ)」と共通です。ただし、解答形式はマーク式に加えて記述式が課される場合があり、式や計算過程を正確に書く練習が必要です。

微分・積分、確率、数列、ベクトルなどが頻出分野で、一次合格の目標得点率は70〜80%程度と高く、高得点での争いになりやすい点を意識しておきましょう。

対策ポイント

・難問対策よりも、教科書の例題や章末問題レベルの基本問題・典型問題を確実に解けるようにすることが最優先です。
・穴埋め形式のため途中点はありません。計算ミスが致命傷になるので、日頃から計算の正確さを意識した学習を心がけましょう。
・大問1の小問集合は出題範囲が広いため、苦手分野を作らず万遍なく学習しておく必要があります。
・「数学と人間の活動」「統計的な推測」は出題されないため、これらの分野に時間を割く必要はありません。その分、出題される分野に集中して演習しましょう。
・過去問演習では時間配分を意識し、70分間で3題を、余裕を持って解ききれるよう練習しましょう。見直しの時間を確保することがミスの防止につながります。

理科の問題構成と対策

東海大学の理系学部では、物理・化学・生物から1科目を選択して受験します。いずれも試験時間70分、配点100点です。

出題形式の特徴

解答形式はマーク式と記述式の併用で、入試における標準問題の占める比率が高いのが特徴です。ただし、一部に応用的な問題も含まれます。

特に医学部では、記述問題の比率がさらに高まり、応用問題の比率も上がることに注意を要します。医学部志望者は、標準問題の完全な習得に加え、やや発展的な問題にも対応できる力を養っておく必要があります。

​​科目 大問数 解答形式 頻出分野・特徴
物理 4題 全学部統一選抜:マーク式
一般選抜:記述式
力学・電磁気は毎年出題。熱・波・原子は交替で出題
化学 5題 全学部統一選抜:マーク式
一般選抜:記述式
反応式・構造式・計算問題が頻出
生物 5題 全学部統一選抜:マーク式
一般選抜:記述式
文章量が多い傾向。グラフなどの作図問題も出題

物理

大問4題の構成です。力学と電磁気から必ず1題ずつ出題されるため、この2分野の対策は必須です。残り2題は熱力学・波動・原子などの分野から年度によって入れ替わりで出題されます。

・力学・電磁気は毎年出題されるため、最初にこの2分野を重点的に演習し、確実に得点できるようにしましょう。
・基本公式の正確な理解と運用がカギです。教科書レベルの問題を繰り返し解きましょう。

化学

大問5題の構成で、理論化学・無機化学・有機化学からバランスよく出題されます。化学反応式や構造式を書く問題、計算問題が頻出です。

・化学反応式・構造式を正確に書けるように練習しましょう。暗記と理解の両面から学習を進めることをおすすめします。
・mol計算や濃度計算など標準的な計算問題を丁寧に演習しましょう。

生物

大問5題の構成です。図や表を使った問題が多く、実験データの読み取りや考察力が問われます。

・生物用語を正確に理解し、選択肢を素早く判別するのに十分な知識を身につけましょう。
・図表の読み取り問題に対応するため、教科書や資料集の図表をよく確認しましょう。

※医学部では上記に加え記述問題の比率がさらに高まり、応用問題の比率も高くなります。

理科共通の対策

・いずれの科目も教科書レベルの基礎知識を確実に身につけることが最優先です。標準問題の比率が高いため、基礎の取りこぼしが最も大きな失点要因になります。
・過去問演習を通じて、出題パターンと時間配分を把握しましょう。70分で解ききるペース感覚を養うことが大切です。
・苦手分野を放置せず、早い段階から弱点補強に取り組みましょう。東海大学の理科は幅広い分野からバランスよく出題されるため、偏りのない学習が求められます。
・医学部志望者は、標準問題に加えて応用レベルの問題集にも取り組み、記述問題への対応力を高めておきましょう。

まとめ

東海大学は、医学部から文系・理系・体育・芸術系まで幅広い学部を擁する総合大学です。偏差値は学部によって35.0〜65.0と幅が広く、キャンパスも全国に展開されているため、志望学部ごとに難易度と立地の両面から検討することが大切です。入試制度も多様で、併願可能な総合型選抜や最大3回出願可能な大学入学共通テスト利用選抜、フラット併願割など、受験生にとって柔軟な選択肢が用意されています。

科目別の対策では、各科目の出題形式や傾向を正しく把握し、過去問演習を通じて時間配分に慣れておくことが合格のカギになります。特に英語は大問数が多く読む量も多いため、スピードと正確さの両立が求められます。志望学部の出題範囲や解答形式をしっかり確認した上で、計画的に学習を進めましょう。

トライでは、東海大学の学部・学科ごとの出題傾向に合わせた志望校対策が可能です。一般選抜はもちろん、総合型選抜や学校推薦型選抜にも対応し、合格に必要な学習計画を個別にサポートしますので、ぜひお問い合わせください。

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