洛星中学校の偏差値や合格ラインが気になる保護者様も多いのではないでしょうか。
洛星中学校は、キリスト教カトリック精神に基づく全人教育を掲げる京都府内屈指の進学校です。京都大学に58名、国公立医学部医学科に39名が合格するなど、難関大学への進学実績が豊富です。
本記事では、2026年度の偏差値・倍率・合格最低点の最新情報を踏まえて、科目別の出題傾向と対策などを詳しく解説します。
受験準備を進める上で気になる情報をまとめているので、志望校選びや学習計画の参考にしてください。
洛星中学校の偏差値はどれくらい?
洛星中学校の偏差値は、受験回(前期・後期)や科目選択によって異なります。最新データをもとに、難易度の目安と合格ラインを確認しましょう。
洛星中学校の偏差値の目安は59〜63
四谷大塚の2026年度データによると、洛星中学校の偏差値(Aライン80%)は以下の通りです。
| 入試区分 | 科目 | Aライン (80%) |
Cライン (50%) |
|---|---|---|---|
| 前期(1/17) | 3科・4科 | 59 | 56 |
| 後期専願(1/22) | 3科・4科 | 62 | 58 |
| 後期併願(1/22) | 3科・4科 | 63 | 59 |
※参考:洛星中学校|四谷大塚ドットコム
※参考:2026年度洛星中学校 生徒募集要項|学校法人ヴィアトール学園 洛星中学校 洛星高等学校
前期と後期では偏差値に4ポイントほどの開きがあります。後期は灘・甲陽・東大寺学園などの合否が出た後に行われるため、上位校を受け終えた受験生が集中します。
募集人数も前期が約165名に対して後期は約35名と限られており、難易度が上がる傾向です。
洛星中学校の合格を目指すなら、まずは前期入試を軸に学習計画を立てることが重要です。
偏差値推移と難易度の変化
洛星中学校の偏差値は、ここ数年で大きな変動は見られません。一方、年度ごとの試験の難易度には差があります。
2026年度の前期入試では、1科目目の理科が難化し、受験者平均点が47.0点と前年から20点以上も下落しました。
対照的に国語はやや易化し、平均点は63.9点(得点率53.3%)でした。後期入試では算数の難易度が高かった一方、国語は比較的解きやすい試験となっています。
このように、偏差値が横ばいでも科目ごとの難易度は年度によって大きく変わります。
出題難易度が変わっても対応できるよう、4科目を総合的に学習しておきましょう。
※参考:2025年度 洛星中学校入学試験 (確定版)|洛星中学校
※参考:2026年度 洛星中学校入学試験 (確定版)|洛星中学校
洛星中学校の倍率と合格ライン
2026年度入試の倍率と合格者最低点は以下の通りです。
| 項目 | 前期(3科・4科合計) | 後期(3科・4科合計) |
|---|---|---|
| 受験者数 | 376名 | 212名 |
| 合格者数 | 218名 | 52名 |
| 実質倍率 | 約1.7倍 | 約4.1倍 |
※参考:2026年度 洛星中学校入学試験 (確定版)|洛星中学校
合格者最低点は、前期が440点満点中238点(得点率約54%)、後期が400点満点中250点(得点率約63%)でした。
前期の得点率54%という水準は、全科目で平均点を安定して超える実力が求められます。また、後期は前期より得点率の基準が高く、倍率も約4倍と前期の2倍以上になります。
偏差値が合格ラインに届いていても、前期で確実に得点できる状態に仕上げることが、合格への最短ルートです。
前期・後期で求められる得点水準が異なるため、受験回を踏まえた計画が必要です。
トライでは、志望する入試区分に応じたお子さま専用の学習カリキュラムをご提案します。お気軽にお問い合わせください。
洛星中学校の併願校との偏差値比較
洛星中学校を受験する際は、併願校とのバランスや試験スケジュールを意識した受験計画が大切です。他校との偏差値を整理しながら、併願校選びの考え方を確認しましょう。
洛星中学校の偏差値と他校比較
四谷大塚の2026年度データをもとに、関西難関校との偏差値を以下の表でまとめました。
| 学校名 | Aライン(80%) |
|---|---|
| 洛星中学校(前期) | 59 |
| 洛星中学校(後期専願) | 62 |
| 洛星中学校(後期併願) | 63 |
| 清風中学校 | 39〜63 |
| 清風南海中学校 | 55〜62 |
| 高槻中学校 | 58〜62 |
| 須磨学園中学校 | 58〜64 |
※参考:四谷大塚ドットコム
前期(偏差値59)は関西難関校の中でも比較的高い水準にあり、後期は灘・甲陽・東大寺学園などの結果が出た後に行われるため、偏差値63と難易度が上がります。
京都府内でも洛星中学校は難関校のひとつとして知られており、高い学力水準が求められます。
偏差値から考える併願校の選び方
併願校は「前受け校・挑戦校・本命校・安全校」で組み合わせるのが基本です。洛星中学校(前期偏差値59)を本命とする場合、併願校の目安は以下の通りです。
| 区分 | 偏差値の目安 | 候補校の例 |
|---|---|---|
| 挑戦校 | 63以上 | 東大寺学園中学校・洛南高等学校附属中学校など |
| 本命校 | 59前後 | 洛星中学校(前期) |
| 安全校 | 54以下 | 清風中学校・帝塚山中学校など |
| 前受け校 | 50〜 | 愛光中学校・岡山白陵中学校など |
※参考:四谷大塚ドットコム
前受け校は洛星中学校の入試日より前に受験できる愛媛・岡山などの学校を指します。本番前に試験の緊張感を経験できるため有効です。
洛星中学校の前期合格発表は受験翌日の17時のため、結果を確認してから後続の受験校を調整することができます。安全校は2日目以降に受験できる学校を選ぶと、スケジュールに無理が生じにくくなります。
偏差値の数字だけでなく、試験日程との組み合わせも考慮しながら受験計画を組むことが、全体の合格率を高める上で欠かせません。
洛星中学校の入試情報
洛星中学校の入試は前期・後期の2回実施され、日程や配点の構成が異なります。受験計画を立てる前に、スケジュールと試験概要を把握しておきましょう。
入試スケジュールと募集定員の概要
2026年度入試の日程と募集定員は以下の通りです。
【前期】
- 試験日 :1月17日(土)
- 出願期間:12月8日〜1月6日
- 合格発表:1月18日(日)17:00
- 募集定員:約165名
【後期】
- 試験日 :1月22日(木)
- 出願期間:1月18日〜1月21日
- 合格発表:1月24日(土)15:00頃
- 募集定員:約35名
前期は洛星中学校を第一志望とする受験生が中心で、後期は灘・東大寺学園など近畿最難関校の結果が出た後に行われます。後期の出願期間は前期合格発表後からわずか3日間のため、事前準備が欠かせません。
試験当日は午前8時に教室集合(開門7時40分)で、机上に置けるのは鉛筆・消しゴムのみです。受験票・上履き・くつ袋は必ず持参してください。
※参考:2026年度洛星中学校 生徒募集要項|学校法人ヴィアトール学園 洛星中学校 洛星高等学校
学科試験の概要
洛星中学校の学科試験は、4科目型(国語・算数・理科・社会)と3科目型(国語・算数・理科)から事前に選択します。
出願後の変更はできないため、どちらで受験するかは出願前に決定する必要があります。
洛星中学校では、以下のような試験順で実施される点が特徴です。
- 理科
- 国語
- 算数
- 社会
近畿圏でもこの順番で実施する学校はほとんどなく、受験生にとって慣れない形式と言えるでしょう。3科目型を選んだ場合、合計点を4科目満点に換算して判定されるため、3科目型が有利・不利になるわけではありません。
試験科目と配点の特徴
前期・後期それぞれの配点は以下の通りです。
【前期:440点満点】
- 理科:100点(50分)
- 国語:120点(60分)
- 算数:120点(60分)
- 社会:100点(50分)
【後期:400点満点】
- 理科: 80点(40分)
- 国語:120点(70分)
- 算数:120点(70分)
- 社会: 80点(40分)
国語・算数は前期・後期ともに120点と配点が高く、合否への影響が大きい2科目です。理科・社会は前期100点・後期80点で、得点率が低いと合計点に響きます。
後期は国語・算数の試験時間が各70分と前期より10分長くなる一方、理科・社会は10分短くなります。受験する回に合わせた時間感覚を身につければ、本番で得点の安定につながるでしょう。
洛星中学校の入試傾向と対策
洛星中学校の入試は4科目それぞれに出題の特徴があり、科目ごとに求められる力が異なります。2026年度の入試データをもとに、各科目の傾向と対策の方向性を整理します。
国語|長文読解と記述問題への対応力が求められる
前期国語は60分・120点満点で、大問2題構成です。大問1が長文読解、大問2が漢字の書き取り10問という形式が定着しています。
長文読解の素材文は物語文が中心で、文字数は約6,000〜8,000字程度に及びます。読解だけでも時間を要するため、速く正確に文章を読む力が得点を左右するでしょう。
記述問題は字数制限がなく、解答欄の行数から字数を判断して書く形式です。解答欄の大きさに合わせて要点を絞り込む練習が、部分点の積み上げにつながります。
漢字の書き取りは、洛星中学校の国語の中では得点を確保しやすい分野です。取りこぼしを防ぐために、過去問を使った反復練習で確実に得点できるようにしましょう。
算数|図形・速さ・計算精度で得点差がつきやすい
前期算数は60分・120点満点で、大問6題・小問20〜25問の構成です。
「平面図形」「立体図形」「速さ」が毎年出題される頻出分野で、大問後半に難度の高い図形問題が配置されるパターンが続いています。
大問1〜3の計算・小問集合は得点源として押さえたい問題群です。ここで取りこぼすと、後半の難問でカバーするのが難しくなります。
洛星中学校の解答形式は解答のみを記入する方式で、途中式を書く欄がありません。解き方が合っていても、転記ミスや計算ミスがあれば0点です。
普段から「速く・正確に」解く習慣を身につけておくことが、本番での得点安定につながるでしょう。
理科|計算問題と読解量への対応が必要になる
前期理科は50分・100点満点で、大問数は物理・化学・生物・地学の4分野から各1題が出題されます。小問数は例年40問前後と多く、読む文章量も年度によってはB4用紙7枚分におよびます。
各分野の頻出単元は以下の通りです。
- 物理:力学
- 化学:気体・燃焼
- 生物:人体
- 地学:気象・星・大地の変化
2026年度は計算問題が全体の約5割を占め、受験者平均点は47.0点(得点率47%)と難化しました。計算問題は知識問題より処理に時間がかかるため、時間切れになるリスクがあります。
難易度は年度によって振れ幅が大きく、2025年度の受験者平均点が67.0点だったのに対し、2026年度は47.0点と20点以上も下落しています。
どちらの難度にも柔軟に対応できるよう、複数年分の過去問を制限時間内で解く練習が必要です。
社会|小問数の多さと時事を絡めた出題に備える
前期社会は50分・100点満点で、例年小問数が70問前後と、時間に対して問題数が多い科目です。2026年度はやや少ない57問でしたが、それでも1問に使える時間は1分以下の計算になります。
出題は地理・歴史・公民の各分野から幅広く問われ、時事ニュースをテーマにした融合問題が毎年登場します。2026年度は「サッカーワールドカップ」「国際平和機関」などが題材になりました。
時事テーマそのものが問われるわけではなく、テーマに関連する地理・歴史の知識が試される形式です。解答形式は用語記述・記号選択が中心で、各大問に1問程度の短文記述も含まれます。
「漢字で書ける部分は漢字で書くこと」と指定されているため、人名や地名、用語は漢字で書けるよう練習しておきましょう。
時間配分を意識しながら確実に得点を獲得する
洛星中学校の入試は、どの科目も時間に対して問題量が多い構成です。全問を丁寧に解こうとすると時間が足りなくなるため、問題の難易度を見極めながら解く順番を調整する力が求められます。
各科目の時間配分の目安は以下の通りです。
- 理科(50分):計算問題に時間を取られすぎず、知識問題を先に処理する
- 国語(60分):記述問題の字数配分を見て解答時間を確保する
- 算数(60分):大問1〜3を素早く処理し、後半の図形問題に時間を残す
- 社会(50分):1問あたり約40秒を目安に解き進め、記述問題は後回しにしない
洛星中学校の算数は解答のみの記入形式のため、ケアレスミスが失点に直結します。試験前に「解いた後に答えを見直す時間を30秒確保する」など、自分なりのルールを決めておくと本番でのミスを減らせます。
過去問演習では、必ず時間を計り、本番と同じ条件で解く習慣をつけておきましょう。
洛星中学校の概要とメリット・デメリット
洛星中学校は京都を代表する進学校として高い評価を受けています。志望校として検討する際は、学校の特徴とともに、入学後の学習環境や生活面での実態も確認しておきましょう。
洛星中学校の概要
洛星中学校は、京都市北区に位置する私立男子校です。
最寄り駅は京福電気鉄道北野線の北野白梅町駅で、キリスト教カトリック精神に基づく全人教育を教育方針に掲げています。
高等学校からの生徒募集はなく、6年間を基礎期・充実期・発展期の3段階に分けた一貫した教科指導が特徴です。
洛星中学校に通うメリット
洛星中学校の最も特徴的な点は、京都大学・国公立医学部への進学実績の高さです。保護者の口コミでも「京大を筆頭に阪大・神大などの国公立大学に現役合格する生徒が約半数」という声があり、難関大学を目指す環境が整っています。
学習面では、中学1・2年次に英語・国語などで少人数制の分割授業を実施しており、理解度に応じた指導を受けられます。また、小テストや定期テストへの取り組みを通じて学習習慣が自然と身につく環境です。
校風は生徒の自主性を尊重しており、厳しい校則はほとんどありません。宗教教育や宗教行事を通じた人間形成も、洛星中学校ならではの特色です。
洛星中学校に通うデメリット
入学後に注意が必要な点として、学習ペースの速さが挙げられます。授業についていくための自宅学習が必須です。保護者の口コミには「1日2時間の自宅学習を求められる」という声もあります。
洛星中学校は難関大学への進学実績が高い進学校であるため、入学後も継続的な学習への取り組みが求められます。周囲には高い目標を持つ生徒が多く、学習面で成果を出すには継続的な努力が必要です。
また、男子校ならではの人間関係やコミュニケーションの機会を重視する家庭は、学校見学などで雰囲気を確認しておきましょう。
洛星中学校の進学実績
洛星中学校は、難関大学や国公立医学部への進学実績が豊富な学校です。ここでは、大学合格実績と進路の特徴を見ていきましょう。
洛星中学校の大学合格実績と進路の特徴
2026年度の合格実績は以下の通りです。
| 大学名 | 合格者数 |
|---|---|
| 京都大学 | 58名 |
| 東京大学 | 7名 |
| 大阪大学 | 18名 |
| 神戸大学 | 19名 |
| 京都府立医科大学 | 11名(全員医学科) |
| 滋賀医科大学 | 5名(全員医学科) |
| 関西医科大学 | 14名(全員医学科) |
| 国公立合計 | 196名 |
※参考:主な大学合格者数|学校法人ヴィアトール学園 洛星中学校 洛星高等学校
国公立大学への合格者196名のうち、医学部医学科は39名です。卒業生の約半数が国公立大学に現役合格している水準で、京都府内の私立中学校の中でも上位に位置する進学実績と言えます。
学校は「合格できる大学」ではなく「行きたい大学」への進学を軸に指導する方針を掲げており、高校1年次からOB訪問・京大キャンパスツアーなどを通じて進路意識を育てる体制が整っています。
洛星中学校の年間費用と6年間の総額の目安
2026年度募集要項をもとに、入学時および毎年かかる費用を整理します。
【入学時に必要な費用】
- 入学金:150,000円
- 設備充実費:50,000円
- 制服・靴・カバン・体操服・教材など:約85,000円
- 入学時合計:約285,000円
【年間学費(2年目以降)】
- 授業料:588,000円
- 施設維持拡充費:288,000円
- 教育協力会費:21,600円
- 旅行積立金:54,000〜60,000円
- 年間合計:約950,000円
6年間の学費総額の目安は、入学1年目が約120万円、2〜6年目の5年間で約500万円、合計約620万円となります。
上記に加え、教材費や模擬試験代などの実費が別途かかります。これらを含めると、6年間の総額は650万円前後を目安に考えておくと良いでしょう。
なお、掲載している金額は事情により変更される場合があるため、最新情報は学校公式サイトでご確認ください。
※参考:2026年度洛星中学校 生徒募集要項|学校法人ヴィアトール学園 洛星中学校 洛星高等学校
まとめ
洛星中学校は、キリスト教カトリック精神に基づく全人教育のもと、京都大学・国公立医学部への高い進学実績を誇る完全中高一貫の男子校です。前期偏差値59・後期偏差値63と、関西難関校の中でも上位に位置します。
入試では理科が最初の科目となる点が特徴で、4科目すべてで得点を安定させる力が合格ラインへ届く条件です。理科・算数では計算問題の処理スピード、国語では長文読解と記述力、社会では問題数の多さへの対応が求められます。
トライでは、志望校の出題傾向をもとに学力と課題を分析し、専用の学習プランを作成可能です。計算問題や長文読解など、洛星中学校で得点差がつきやすい分野を中心に、マンツーマンで弱点を補強します。
まずは無料の体験授業や学習相談からお気軽にお問い合わせください。

