國學院大學は、渋谷キャンパスと横浜たまプラーザキャンパスの2つのキャンパスがある私立大学です。明治15年に設立された皇典講究所を前身に持ち、日本の歴史や文化、精神を深く学べる環境が整っています。
現在は文学部・神道文化学部・法学部・経済学部・人間開発学部・観光まちづくり学部の6学部があり、文系総合大学として高い人気があります。
本記事では、2026年の最新データをもとに、國學院大學の学部別偏差値ランキングや入試方式の特徴と対策について解説します。
國學院大學の学部別偏差値ランキング一覧
下記の通り、國學院大學全体の偏差値帯は52.5~60.0と幅があり、学部によって難易度に差があります。
| 学部 | 偏差値 |
|---|---|
| 法学部 | 55.0~60.0 |
| 文学部 | 52.5~57.5 |
| 人間開発学部 | 52.5~57.5 |
| 経済学部 | 52.5~57.5 |
| 神道文化学部 | 52.5~55.5 |
| 観光まちづくり学部 | 52.5~55.0 |
※参考:國學院大学 | 偏差値(ボーダーライン) | 河合塾Kei-Net
各学部の特徴を確認してみましょう。
法学部
6学部の中で最も偏差値が高く、法曹・公務員・企業法務を目指す受験生に人気のある学部です。
文学部
日本文学科・史学科など5学科を擁する看板学部で、日本の歴史・文化を深く学びたい受験生から高い支持を集めています。
人間開発学部
初等教育・健康体育・子ども支援の3学科から構成されていて、教員や保育士を目指す受験生に向いた学部です。
経済学部
経済学科・経営学科の2学科があり、理科・数学を使った入試方式も選択できるため、理系科目が得意な受験生にもおすすめの学部です。
神道文化学部
神道や日本文化を専門的に学び、神職資格の取得も目指せる國學院大學ならではの学部です。志望者層が絞られるため倍率が安定しており、狙い目の学部と言えます。
観光まちづくり学部
横浜たまプラーザキャンパスを拠点とする2023年度設置の新学部で、6学部の中で最も偏差値が低く、受験しやすい学部です。
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國學院大學の難易度|成成明学獨國武での立ち位置は?
ここでは、國學院大學の難易度について他の大学と比較しながら解説します。
國學院大學の難易度
國學院大學全体の偏差値帯は52.5~60.0の間に位置しています。これは大学受験全体で見ると中堅上位クラスの難易度です。とくに文学部は受験生からの人気が高く、年度によってはGMARCH並みの難易度になることもあります。
成成明学獨國武との偏差値比較
- 成蹊大学 47.5~60.0
- 成城大学 50.0~57.5
- 明治学院大学 50.0~62.5
- 獨協大学 45.0~55.0
- 國學院大學 52.5~60.0
- 武蔵大学 52.5~60.0
※参考:河合塾Kei-Net(トップ)
國學院大學は、成蹊大学、成城大学、明治学院大学、獨協大学、國學院大學、武蔵大学の成成明学獨國武(せいせいめいがくどっこくむ)と呼ばれる大学群に一般的には含まれています。成成明学獨國武は、偏差値が近いだけでなく、伝統ある大学であること、文系学部が多いことが共通しています。
成成明学獨國武について詳しくは以下の記事をご覧ください。
GMARCHとの偏差値比較
ワンランク上の難関私大グループであるGMARCH(学習院大学、明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学)の偏差値帯は以下の通りです。
- 学習院大学 52.5~60.0
- 明治大学 57.5〜67.5
- 青山学院大学 52.5〜65.0
- 立教大学 57.5〜65.0
- 中央大学 52.5〜62.5
- 法政大学 52.5〜62.5
- 國學院大學 52.5~60.0
※参考:河合塾Kei-Net(トップ)
全体的な偏差値はGMARCHに軍配が上がりますが、学部によっては偏差値が重なる学部もあります。GMARCHを第一志望とする受験生が確実に合格を押さえるための併願校として國學院大學は重要な位置にあるとも言えます。
GMARCHについて詳しくは以下の記事をご覧ください。
日東駒専との偏差値比較
中堅私大グループである日東駒専の偏差値帯を見てみましょう。
- 日本大学 35.0〜57.5(医学部65.0、生物資源科学部獣医学科62.5)
- 東洋大学 42.5〜60.0
- 駒澤大学 42.5〜55.0
- 専修大学 42.5〜57.5
- 國學院大學 52.5~60.0
※参考:河合塾Kei-Net(トップ)
一部の学部を除けば、日東駒専の偏差値は40台前半から50台後半です。國學院大學はキャンパスが都市部にあり、文系学部で占められることから、偏差値帯もやや高めに位置しています。
日東駒専について詳しくは以下の記事をご覧ください。
國學院大學ではどの学部が入りやすい?狙い目学部
國學院大學合格の可能性を少しでも上げたい場合、狙い目となるのは神道文化学部と観光まちづくり学部です。
神道文化学部は特殊な専門領域を扱うため偏差値が52.5付近で落ち着きやすく、狙い目の学部に挙げられます。また、観光まちづくり学部は横浜たまプラーザキャンパスでの開講という立地条件もあり、渋谷キャンパスの学部に比べて倍率が比較的安定する傾向にあります。
ただし、國學院大學は大規模な大学ではなく、これら2つ以外の学部との差も小さめであることには注意が必要です。
國學院大學の入試の特徴
國學院大學の一般選抜は、大きく分けてV方式、A日程、B日程の3つで構成されています。それぞれの特徴を理解し、自分に合った受験プランを組み立てましょう。
V方式
V方式は、大学入学共通テストの結果のみを利用して合否を判定する入試方式です。
人間開発学部を除くすべての学部で前出願方式を採用していますが、出願締切日が共通テスト1日目の前日となる点には注意が必要です。なお、2027年度入試では経済学部と人間開発学部に試験後に自己採点をしてから出願できる後出願が予定されており、経済学部では5科目、人間開発学部では4科目の共通テストの受験が必要です。
また、V方式は個別試験の負担が軽減されるだけでなく、一度に複数の学科を併願可能で、さらに受験料の減額制度が適用されるのも受験生にとって大きなメリットと言えます。
A日程
A日程は全学部統一入試で、國學院大學の一般選抜で最も募集人員が多い試験です。解答方式はすべてマークセンス方式となっており、記述問題はありません。
経済学部・人間開発学部・観光まちづくり学部の3学部では、国語の代わりに理科を選択して受験できますが、経済学部で理科を選ぶ場合は、数学とセットで選択する必要があります。
受験会場は渋谷と横浜たまプラーザの2つのキャンパスで、学部ごとに指定されます。地方会場も充実しており、2026年度入試では全国の主要8都市で実施されました。2027年度入試では、2会場(キャンパス)に加えて地方会場は9会場での実施が予定されています。
3教科型のほか、得意科目の配点を2倍にする最高得点科目重視型、学部・学科ごとに判定科目数・配点比率が異なる学部学科特色型、英検®などのスコアを活用できる英語外部試験利用型(受験資格型)があります。ただし、学部学科特色型と英語外部試験利用型は併願できません。
B日程
3月上旬に行われるB日程は、一般入試のラストチャンスとなる試験です。学部内併願は文学部の日本文学科と中国文学科の間でのみ認められています。
解答方式はA日程と異なり、地理歴史と数学で記述式が採用されており、その他の科目はマークセンス方式です。英語を試験科目に含む場合は、英語外部試験のスコア提出が可能で、当日受ける独自試験の得点と外部試験の換算得点のうち、高い方の点数を合否判定に採用してくれます。また、英語外部試験のスコアを提出した場合は独自試験の英語を受験しないことも可能です。
学科ごとに試験科目の組み合わせや配点比率が細かく異なるため、募集要項をよくチェックしてください。
國學院大學の入試対策
ここでは、國學院大學の入試対策について解説します。自分に有利な入試方式を見極め、重点を置いた勉強を計画しましょう。
自分に有利な入試方式を選択する
自分の得意科目を活かせる入試方式や科目を選択します。もし英検®などの資格をすでに持っているならば、2科目で受験できる英語外部試験利用型や、英語の配点比率が高い方式を軸に据えると有利に戦うことができます。また、過去問や模試の得点率から得意科目を確認し、最も高得点を狙える配点方式で出願する戦略も重要です。
英語、国語に重点を置いた勉強計画を
V方式やA日程において、英語と国語の2教科は多くの受験生にとって必須科目です。
配点比率を見ても、この2つの科目が合否に大きく影響する学部・学科が多く、日頃の勉強では英語・国語の基礎固めに多めの時間を配分すると良いです。地歴公民、数学などの選択科目にあまり気を取られすぎず、英語と国語の得点力を安定させることを最優先に据えて勉強しましょう。
國學院大學の主要科目別対策(一般入試)
ここからは、最も受験者数が多くなるA日程の英語と国語に焦点を絞り、具体的な出題傾向と対策について解説します。
英語
試験の解答形式はすべてマーク式であり、英文ライティングのような記述問題はありません。全体のボリュームとしては長文総合問題が約7割、文法問題が約3割という構成です。
長文総合問題は、単語の意味や用法を問う問題、空所補充や語句を正しく並び替える整序英作文など、多様な問題が出題されています。長文のテーマもエッセイや時事的な話題、文学的あるいは科学的な論説文など幅広く出題されるため、日頃から様々なジャンルの英文に読み慣れておく必要があります。
高校の学習指導要領の範囲内から出題されるため、難問や奇問の対策より、大学入学共通テストに並ぶ基本問題に重点を置いて勉強をしましょう。単語帳の基本語彙を完璧にし、英文法・語法のルールを正確に理解する基礎学習が最も有効な対策になります。
国語
国語は現代文2問、古文1問、漢文1問の計4問がベースの出題構成です。注意すべき点として、出願した学部や学科によって、解答しなければならない問題数や範囲がそれぞれ異なる点が挙げられます。過去問を活用し、自分が受ける学科の問題を事前に確認しておきましょう。
現代文(現代の国語・言語文化)
現代文は、将来大学生として学問を修めるために必要な論理的思考力と文章読解力を測定することが目的とされています。評論文の題材は人文科学や社会科学、さらには自然科学まで幅広い分野から出題されており、現代日本語をいかに深く、正確に理解できているかが問われます。
古文・漢文
文学部の日本文学科・中国文学科・史学科を志望する受験生は、古典科目の対策は必須です。
古文では、古典のストーリーを正確に追うための文語文法や、古文特有の語句の意味をきちんと理解できているかが問われます。
漢文では、基本となる重要な語彙や語法(返り点や再読文字など)を踏まえた上で、文脈を正しく読み解くスキルが求められます。描かれている具体的な場面や登場人物の心情を想像しながら読み進める練習に取り組んでください。
まとめ
國學院大學に合格するためには、学部ごとの偏差値や入試方式の違いを正しく理解し、自分の強みを最大限に活かせる入試方式を選ぶことが大切です。
しかし、自分で学習計画を立てたり、過去問から傾向を分析したりするのは簡単なことではありません。
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