帝京大学は板橋、八王子、宇都宮、福岡、霞ヶ関と5つのキャンパスを構え、文系や理工系に加え、医療系もある総合大学です。「自分流」を教育理念に掲げ、学生の個性を伸ばす環境が整っていることから、毎年多くの受験生が集まります。
本記事では、帝京大学の2026年最新の学部別偏差値ランキングをはじめ、大東亜帝国や日東駒専の中での立ち位置、入試の特徴や科目別の具体的な対策について解説します。帝京大学の合格に向けて今やるべき勉強を明確にしましょう。
帝京大学の学部別偏差値ランキング一覧
文系学部の偏差値一覧
| 学部 | 偏差値 |
|---|---|
| 文学部 | 40.0~50.0 |
| 外国語学部 | 40.0~47.5 |
| 教育学部 | 40.0~42.5 |
| 法学部 | 40.0 |
| 経済学部 | 37.5~42.5 |
理系学部の偏差値一覧
| 学部 | 偏差値 |
|---|---|
| 医学部 | 65.0 |
| 医療技術学部 | 35.0~47.5 |
| 福岡医療技術学部 | 37.5~40.0 |
| 理工学部 | 35.0~40.0 |
| 薬学部 | 37.5 |
※参考:帝京大学 | 偏差値(ボーダーライン) | 河合塾Kei-Net
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帝京大学の難易度は?大東亜帝国や日東駒専での立ち位置は?
帝京大学への進学を検討する際の観点となる、大学全体の立ち位置や、有名な大学群である大東亜帝国や日東駒専との偏差値比較を紹介します。
帝京大学の難易度
帝京大学の全体的な偏差値は35.0〜65.0と、広い範囲にあります。医学部の65.0は最難関として知られていますが、それ以外の学部は概ね中堅私大レベルの難易度です。
そのため、大学全体を一律に「難しい」「簡単だ」と評価することはできません。学部や学科、さらには選択する入試方式によって合格難易度に大きな差が生まれるのが帝京大学の特徴です。
大東亜帝国との偏差値比較
関東の有名中堅私大の頭文字を取った大東亜帝国における、各大学の偏差値は以下の通りです。
- 大東文化大学 35.0~47.5
- 東海大学 35.0~50.0(医学部65.0)
- 亜細亜大学 35.0~42.5
- 帝京大学 35.0~50.0(医学部65.0)
- 国士舘大学 35.0~50.0
※参考:河合塾Kei-Net
帝京大学は大東亜帝国の中間の立ち位置です。東海大学と同様に医学部を擁しているため最高偏差値は跳ね上がりますが、主要な文系・理系学部においては各校とも近い難易度で競い合っている状態です。また偏差値は、現在の学力水準と合格ラインの差を測る重要な指標ですが、模試の種類や入試方式によって変動します。あくまでも客観的な参考データとして扱い、インターネット上の数値だけで判断しないようにしましょう。
大東亜帝国について詳しくは以下の記事をご覧ください。

日東駒専との偏差値比較
ワンランク上の大学群として意識される日東駒専の偏差値も確認しておきましょう。
- 日本大学 35.0〜57.5(医学部65.0、生物資源科学部獣医学科62.5)
- 東洋大学 42.5〜60.0
- 駒澤大学 42.5〜55.0
- 専修大学 42.5〜57.5
- 帝京大学 35.0~50.0(医学部65.0)
参考:河合塾Kei-Net
日東駒専の偏差値は概ね42.5〜57.5であり、帝京大学の多くの学部は35.0〜40台前半が中心となるため、難易度としては日東駒専が上位です。日東駒専を第一志望とする受験生が、併願校として帝京大学を選ぶケースが多くあります。
日東駒専について詳しくは以下の記事をご覧ください。
帝京大学ではどの学部が入りやすい?狙い目学部
ここでは、帝京大学の学部で比較的合格が狙いやすい学部・学科を紹介します。
文系では教育学部、経済学部の国際経済学科や地域経済学科が挙げられます。理系では理工学部の総合理工学科・環境バイオテクノロジーコースや、薬学部が狙い目です。医療技術学部の柔道整復学科や視能矯正学科も、医療系資格を目指せる学科として挑戦しやすいと言えます。
帝京大学の入試の特徴
帝京大学に合格するためには、入試の特徴を正しく理解する必要があります。ここでは、面接の有無や複数志望制度など、帝京大学の受験生が事前に知っておくべき入試の特徴について解説します。
理系は面接対策が必要な学部も
医療系学部では、学科試験対策だけでなく面接対策も求められます。
最難関である医学部の一般選抜では、一次選考で学科試験と書類審査(調査書等)を行い、その合格者に対して二次選考で課題作文と10分程度の面接を課しています。
また、薬学部、医療技術学部、福岡医療技術学部の3学部では、学科試験と書類審査に加えて5分程度の面接があります。面接の難易度は高くありませんが、事前の練習は必要です。なお、医療技術学部では、共通テスト利用選抜のスポーツ医療学科健康スポーツコースは面接がありません。
一般選抜
一般選抜については一部の学部を抜粋して紹介します。
一般選抜の解答形式は、マークシートと記述式の併用が基本となっています。経済・法・文・外国語・教育の文系5学部は、3教科3科目型の300点満点(英語が必須、他5科目から2科目選択)が実施されています。また、第二志望制度が導入されており、検定料の追加なしで第一志望以外の学科やコースを第二志望に選ぶことが可能です。
理工学部は3教科3科目型の300点満点方式が基本です。英語が必須で、5科目(Ⅲ期は総合問題を含む6科目)から2科目を選択します。検定料の追加なしで第三志望まで選択できます。医学部以外の学部ではⅠ期・Ⅱ期・Ⅲ期と複数回の受験機会がある点も大きな特徴です。
大学入学共通テスト利用選抜
大学入学共通テストの成績のみで合否を判定する選抜方式です。
経済・法・文・外国語・教育の文系5学部では3科目方式が採用されており、必須科目の英語と、それ以外の高得点2科目(理科は対象外で、数学2科目の組み合わせも不可)の合計点で合否判定をします。なお、英語はリーディングとリスニングの配点比率が1:1となっています。
理工学部も3科目方式で、必須である英語(リーディングとリスニングの配点比率が1:1)のほかに、理系科目の中から高得点の2科目の得点の合計で合否が決まります。ただし、数学2科目の組み合わせは選択できないので注意が必要です。
大学独自の個別試験を受けずに済むため、共通テストで確実に得点できる自信のある受験生にとっては有利な選抜方式です。
帝京大学の入試対策
ここからは、帝京大学に合格するための具体的な対策について解説します。やみくもに勉強するのではなく、過去のデータや傾向に基づいた効率的な勉強を意識しましょう。
合格ラインを確認する
過去の入試結果を確認し、目標とする得点を把握しましょう。
帝京大学の公式サイトでは、過去の入試結果データが公表されています。たとえば2026年度の一般選抜における合格者最低点を見ると、文学部史学科では162点(300点満点)で、およそ6割程度の得点率が合格の目安であることがわかります。
また、共通テスト利用選抜では学科によって合格者の最高点と最低点の差が小さく、わずか1問のミスが合否を分ける可能性があることもわかります。
必須科目の英語に重点を
現在の帝京大学入試において、最も重要な科目は英語です。かつて基礎的な英語力が不足した医学部出身者が問題視された背景から、大学側は医学部を皮切りに、今ではすべての学部で英語を必須科目へと変更しました。同時に、ほとんどの学部・方式で2教科入試から3教科入試への移行が進んでいます。
このような入試改革から英語を避けて通ることはできません。日頃の学習では、共通テスト対策をベースにしつつ、帝京大学特有の私大英語対策も意識し、徹底的に英語の基礎を固めていきましょう。
帝京大学の主要科目別対策(一般入試)
2010年代までの帝京大学の入試では選択問題が多く見られましたが、現在は全問必答の形式へと変化しています。そのため、苦手分野を作らない対策が重要です。
英語
英語の一般入試は、大問4題で構成されており、試験時間は60分です。
出題内容としては、長文読解をはじめ、空欄補充問題、文法・語法問題、語句の並べ替え問題など、総合的な英語力がバランスよく問われています。また、記述式の英文和訳問題も出題されます。
基本的には共通テストレベルの対策を土台にすれば対応可能ですが、並べ替えや文法問題は別途私大用の問題集で演習を積み重ねましょう。なお、リスニングは課されないため、リーディングのスピードと正確性の両方を磨くことに特化し、日頃から医療、社会、文化など、多様なジャンルの英文に触れておきましょう。
国語
国語は、現代文の評論読解が3題出題される形式で、随筆に近い文章が出題される場合もあります。試験時間に関する注意点として、英語以外の選択科目2科目合わせて120分という設定になっているため、自分で時間配分をコントロールしなければなりません。国語には約60分を費やすのが目安です。
問題の傾向は、評論の文脈や内容を正しく読み取る設問のほか、漢字・熟語の知識問題、適切な接続詞を選ぶ空欄補充などが出題されます。さらに、50字程度の短文記述問題が含まれていることも特徴です。過去問を使い、指定文字数内で要点を簡潔にまとめる記述練習をしておきましょう。
数学
数学は大問4題構成で、大問1~3がマーク式、大問4が記述式(Ⅰ・A型の数学はマークと記述の混合型)です。Ⅰ・A・Ⅱ・B・C型の数学では、記述問題で図を描かせる描図問題が含まれるケースが多いため、実際に手を動かして図形を描く練習が必要です。時間は他科目と合わせて120分です。
文系学部や医療技術学部・福岡医療技術学部は数学Ⅰ・Aの範囲(図形の性質、場合の数と確率)から出題され、理工学部、医学部、薬学部は数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学A(図形の性質、場合の数と確率)、数学B(数列)、数学C(ベクトル)から出題されます。
難易度自体は教科書の章末問題レベルの標準的なものですが、計算スピードが求められます。かなり練習を重ねていても目安となる60分では解ききれない可能性もあり、数学に十分な解答時間を割けるよう、もう一つの選択科目を手早く終わらせる工夫も必要です。
まとめ
帝京大学の入試は、英語の必須化や全問必答への形式変更など、基礎学力をしっかりと見極める傾向が強まっています。複数志望制度などを上手に利用し、合格のチャンスを広げましょう。
確実に合格をつかむためには、自分の現状に合わせた綿密な学習計画が不可欠です。
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