桜美林大学は男女共学の私立大学で、日本の私立大学で初めて学群制を導入しました。現在は7つの学群があり、学群や専攻、入試方式によって難易度が異なります。また、複数のキャンパスがあり、新宿キャンパスを除くと郊外型です。駅から徒歩1分の相模原キャンパスを除き、最寄り駅からバスを利用する、または10分以上歩くキャンパスもあるため、志望する学群の通学先やアクセスも確認しておきましょう。
本記事では、桜美林大学の最新の偏差値や学群別ランキング、各学群の特徴、入試難易度、合格するためのポイントをわかりやすく解説します。
桜美林大学の偏差値は?
2027年度入試における桜美林大学の一般選抜のボーダーラインは、偏差値35.0~47.5、大学入学共通テスト得点率38%~70%です。
桜美林大学には7つの学群があり、学群によって偏差値にかなりの差があります。また、同じ学群でも専攻や入試方式によって難易度が異なるため、大学全体の偏差値だけで合格の可能性を判断することはできません。
志望する学群の偏差値に加えて、専攻や受験する入試方式ごとの難易度まで確認し、必要な対策を考えることが大切です。
桜美林大学の学群別偏差値ランキング
| 学群 | 偏差値 | 大学入学共通テスト得点率 |
|---|---|---|
| 航空学群 | 37.5~47.5 | 47~70% |
| 健康福祉学群 | 37.5~45.0 | 43~63% |
| ビジネスマネジメント学群 | 40 | 51~59% |
| 芸術文化学群 | 37.5~40.0 | 41~57% |
| リベラルアーツ学群 | 37.5~40.0 | 45~56% |
| グローバル・コミュニケーション学群 | 35.0~40.0 | 38~57% |
| 教育探究科学群 | 35.0~37.5 | 45~49% |
7学群の中では航空学群の偏差値が最も高く、次いで健康福祉学群となっています。同じ学群でも専攻や入試方式によってボーダーラインが異なるため、それぞれの数値を確認することが大切です。
ただし、偏差値が比較的低い学群であっても「誰でも入れる」という意味ではありません。また、偏差値だけでなく、大学入学共通テスト得点率にも学群や入試方式による違いがあります。
桜美林大学を志望する場合は、大学全体の数値だけを見るのではなく、希望する学群・専攻の入試方式や科目、配点まで確認し、自分に必要な受験対策を進めましょう。
桜美林大学で偏差値が高い学群は?
桜美林大学の中で最も高い偏差値が設定されているのは、航空学群です。2027年度入試の偏差値は37.5~47.5で、7学群の中で最も高い47.5のボーダーラインを含みます。
航空学群には、フライト・オペレーション(パイロット養成)、航空管制、航空機管理、空港管理の4コースがあります。フライト・オペレーションは、パイロット養成を目的とした専門的な教育を行っています。
フライト・オペレーション(パイロット養成)コースの一般選抜には、偏差値47.5となる方式があります。また、大学入学共通テストを利用する場合、得点率70%がボーダーラインとなる方式もあります。パイロットを目指す場合は、航空学群全体の偏差値だけでなく、受験する方式ごとの難易度まで確認しておくことが大切です。
また、航空学群にはパイロット養成以外のコースも設けられているため、将来目指したい仕事や学びたい分野と照らし合わせながら、自分に合ったコースを検討しましょう。
桜美林大学は、学群や入試方式によって偏差値や必要な対策が異なります。
トライでは、現在の学力や志望学群に合わせて、一人ひとりに適した受験対策をご提案します。
合格に向けて、今から必要な対策を始めましょう。
桜美林大学の各学群の偏差値と特徴
桜美林大学には、航空学群、健康福祉学群、ビジネスマネジメント学群、芸術文化学群、リベラルアーツ学群、グローバル・コミュニケーション学群、教育探究科学群の7つの学群があります。
それぞれ学べる内容だけでなく、偏差値や入試方式にも違いがあります。ここでは、2027年度入試の偏差値とともに、各学群の特徴を見ていきましょう。
航空学群
航空学群の偏差値は37.5~47.5です。以下の4コースがあります。
- フライト・オペレーション(パイロット養成)コース
- 航空管制コース
- 航空機管理コース
- 空港管理コース
中でもフライト・オペレーション(パイロット養成)コースは、偏差値だけで入試難易度を判断できない点に注意が必要です。パイロット養成を目的としており、入学者選抜では学力だけでなく、飛行適性検査を含む適性検査や面接などが課されます。
さらに、指定された期間内に指定医療機関で航空身体検査を受け、「第1種相当」に適合すると診断される必要があります。英検®2級相当以上の外部英語試験の資格取得も求められるため、早い段階から準備を進めなければなりません。
また、フライト・オペレーション(パイロット養成)コースは4年間の全寮制で、2年次の秋からはアメリカで本格的な操縦訓練を行います。授業料に加えて寮費や訓練に関する費用などもかかるため、パイロットを目指す場合は、入試難易度だけでなく費用や学修環境も確認しておきましょう。
健康福祉学群
健康福祉学群の偏差値は37.5~45.0です。健康科学、スポーツ科学、社会福祉学など、人々の健康や福祉に関わる分野を幅広く学べます。
偏差値には専攻による差があり、特にスポーツ科学専攻では比較的高いボーダーラインとなる入試方式があります。志望する場合は、健康福祉学群全体の偏差値だけでなく、専攻ごとの数値も確認しましょう。
また、一般選抜では、大学入学共通テストを利用する方式を含め、面接や実技試験は課されません。スポーツ科学を志望していても、一般選抜で運動能力を直接評価する実技試験があるわけではないため、学力試験に向けた対策が重要になります。
ビジネスマネジメント学群
ビジネスマネジメント学群の偏差値は40.0です。ビジネスに関する幅広い知識を学びながら、マネジメント能力や社会の変化に対応するための思考力などを養います。
学びの拠点となるのは、東京都新宿区にある新宿キャンパスです。2019年に町田キャンパスから移転しており、桜美林大学のキャンパスの中では都心に位置しています。
大学選びでは偏差値や学びの内容だけでなく、4年間通うキャンパスの立地も重要です。ビジネス分野に興味がある方は、カリキュラムと併せて通学のしやすさも確認しておきましょう。
芸術文化学群
芸術文化学群の偏差値は37.5~40.0です。芸術文化を専門的に学べる学群で、主に以下の3つの専修があります。
- 演劇・ダンス専修
- 音楽専修
- ビジュアル・アーツ専修
演劇・ダンスでは演劇やダンス、ミュージカル、舞台技術など、音楽では演奏実技や音楽学、作曲などを学べます。ビジュアル・アーツでは、美術やデザインなどの表現について学べます。
芸術系の学群ですが、大学入学共通テスト利用選抜を含む一般選抜では実技検査が課されない点も特徴です。そのため、一般選抜では芸術の実技だけではなく、入試で必要となる科目の学力をつけることが重要になります。
一方、特別選抜でも選抜方式や回次によって評価方法が異なります。実技を得意としている場合でも、それだけで合否が決まるわけではないため、自分の強みを活かせる選抜方法かどうかを事前に確認しましょう。
リベラルアーツ学群
桜美林大学のリベラルアーツ学群の偏差値は37.5~40.0です。
リベラルアーツ学群では、人文・社会・自然・統合の4領域にわたる32のプログラムから、自分の関心や将来の目標に合わせて学びを組み立てられます。
文学や心理学、経済学、社会学、数学、生物学、情報科学、データサイエンスなど、文系・理系の枠にとらわれず幅広い分野を扱っていることが特徴です。大学で学びたいことを1つに絞り切れていない方や、複数の分野を横断して学びたい方にとって、選択肢の広い学群と言えるでしょう。
グローバル・コミュニケーション学群
グローバル・コミュニケーション学群の偏差値は35.0~40.0です。
英語や中国語などの語学を学ぶだけではなく、異なる文化的背景を持つ人々と関わるためのコミュニケーション能力や、グローバルな視点を養うことを目指しています。
語学力を伸ばしたい方はもちろん、将来、国際的な環境で働きたい方や、異文化コミュニケーションに関心がある方も検討できる学群です。
教育探究科学群
教育探究科学群の偏差値は35.0~37.5です。「桜美林大学の教育学部の偏差値」を調べている方もいるかもしれませんが、桜美林大学に「教育学部」という名称の学部はありません。教育について学べる中心的な学群が、教育探究科学群です。
教育探究科学群では、教育学を基礎としながら、教育・社会・心理などの視点から人や社会について学びます。大学内で理論を学ぶだけでなく、企業や地域、NPOなどと連携するプロジェクトを通じて、実社会の課題に取り組むことも特徴です。
教育を学校の中だけで捉えるのではなく、社会との関わりから「探究」したい方に適した学群と言えるでしょう。
桜美林大学は誰でも入れる?
桜美林大学には偏差値35.0から合格可能性がある学群・入試方式があるため、「誰でも入れるのでは?」と考える方もいるかもしれません。しかし、実際には不合格となる受験生も多く、誰でも合格できる大学ではありません。
ここでは、実際の入試倍率をもとに桜美林大学の入試難易度を見ていきましょう。
桜美林大学は誰でも入れるわけではない
桜美林大学は学群や入試方式によって偏差値に幅がありますが、偏差値が比較的低い方式があることと、簡単に合格できることは同じではありません。
大学の偏差値を見ると、合格可能性を判断できるデータが少ない学部・学科について「BF(ボーダーフリー)」と示される場合があります。一方、2027年度入試において、桜美林大学にはBFとされている学群はありません。偏差値35.0からとなる学群はあるものの、この数値だけを理由に「誰でも入れる」と判断するのは適切ではないでしょう。
実際に、一般選抜では多くの不合格者が出ています。学群や入試方式によっては競争率も高くなるため、偏差値だけを見て入試難易度を判断しないことが大切です。
一方、芸術文化学群などでは、一般選抜で実技試験を課さない入試方式もあります。そのため、実技試験の評価に左右されず、学力面での努力によって合格を目指せるという意味では、幅広い受験生にチャンスがある大学とも言えるでしょう。
例えば、2026年度一般選抜における教育探究科学群の倍率は、3科目型前期が2.4倍、2科目型前期が2.1倍でした。航空学群の3科目型前期では443人が受験し、合格者は97人で、倍率は4.6倍です。
このように、桜美林大学でも学群や入試方式によって難易度は異なります。特にフライト・オペレーション(パイロット養成)コースでは、学力試験以外の条件も求められます。
桜美林大学の一般選抜は、前期だけでなく中期・後期も実施されます。募集人数や受験者数によっては、中期・後期を中心に倍率が数十倍、場合によっては100倍を超えることもあります。ただし、倍率は募集人数などの影響を受けるため、数値だけで難易度を判断することはできません。
桜美林大学への志望順位が高い場合は、中期・後期だけに絞らず、前期から受験機会を確保することも検討しましょう。志望学群の偏差値や過去の倍率、入試科目、併願校の日程などを確認し、入試日程全体を見ながら受験計画を立てることが大切です。
偏差値は、現在の学力から志望校を検討する際の目安になります。ただし、偏差値だけで大学そのものの価値を判断することは避けましょう。学びたい内容やカリキュラム、取得を目指せる資格、卒業後の進路、キャンパスの立地なども確認し、4年間で何を学び、その先にどのような進路を目指したいのかを踏まえて大学を選ぶことが大切です。
「誰でも入れる」と考えて対策せずに受験するのではなく、志望する学群・入試方式に合わせて必要な学力をつけ、受験計画を立てていきましょう。
桜美林大学に合格するためのポイント
桜美林大学に合格するためには、偏差値だけで志望学群を決めるのではなく、入試方式や科目、出題傾向などを踏まえて対策することが大切です。
桜美林大学では複数の選抜方式が用意されているため、自分の得意科目や高校での取り組みなどを活かせる方法を検討しましょう。
志望する学群・入試方式を早めに決める
桜美林大学では、一般選抜や大学入学共通テスト利用選抜、総合型選抜、学校推薦型選抜など、複数の選抜が実施されています。
同じ大学を受験する場合でも、学群や選抜方式によって必要な科目や選考方法は異なります。そのため、まずは自分が学びたい分野から志望学群を絞り込み、利用できる選抜方式を確認しましょう。
また、入試制度や選考方法などは年度によって変更される可能性があります。桜美林大学では2027年度入試の情報が順次公開されているため、受験する年度の入試ガイドや学生募集要項を必ず確認してください。出願資格や試験科目だけでなく、出願期間や試験日なども早めに把握しておくと、余裕を持って受験計画を立てられます。
得意科目を活かせる入試方式を選ぶ
一般選抜では、複数の科目型や大学入学共通テストの成績を利用する方式などがあります。どの方式を選択するかによって必要な科目や判定方法が変わるため、得意・不得意を踏まえて検討することがポイントです。
例えば、2科目型と3科目型では対策が必要な科目数が異なります。ただし、単純に「苦手科目を受けなくて済む」という理由だけで科目数の少ない方式を選ぶのではなく、どの方式なら自分の得意科目を活かして得点を伸ばせるか、という視点を持ちましょう。
大学入学共通テストを受験する場合は、その成績を利用できる選抜も含めて検討すると、受験機会を広げられます。
複数の日程や方式に出願する場合は、併願校も含めた試験日程にも注意が必要です。無理に受験日を詰め込むのではなく、体力や移動時間なども考慮し、自分が実力を発揮できる受験スケジュールを組みましょう。
過去問から出題傾向を把握する
志望する学群と入試方式が決まったら、過去問を使った対策を進めましょう。
過去問では、単に何割程度取れたかを確認するだけでなく、次のようなポイントを分析することが重要です。
- 問題の出題形式
- 頻出する分野
- 苦手な問題や分野
- 問題ごとの時間配分
- 現時点での得点状況
最初から十分な点数が取れなくても、焦る必要はありません。間違えた問題を分析し、知識が不足しているのか、解き方がわからないのか、時間が足りないのかなど、失点した原因を明確にしましょう。
原因がわかれば、重点的に復習すべき内容も見えてきます。過去問演習と復習を繰り返し、苦手をなくしながら得点力をつけることが大切です。
総合型選抜や推薦入試も視野に入れる
桜美林大学への志望順位が高い場合は、一般選抜だけでなく、総合型選抜や学校推薦型選抜も視野に入れましょう。
2027年度の総合型選抜では学生募集要項が公開されています。総合型選抜では、高校までの学びや活動、志望理由などを含めて多面的に評価する方式が設けられています。書類審査に加え、方式によって基礎力審査などが行われ、二次審査では面接も行われます。オンライン面接となる場合もあるため、受験する方式の選考方法を確認して準備することが必要です。
また、2027年度には「2科目の筆記試験+面接」で評価する基礎力評価方式も実施されます。高校での活動実績だけでなく、これまで学習してきた教科・科目の基礎力と大学で学ぶ意欲を活かして受験できる方式です。
総合型選抜や学校推薦型選抜を検討する場合も、「一般選抜より簡単」と考えるのではなく、それぞれの評価方法に合わせた対策が欠かせません。自分の学力や得意科目、高校生活で取り組んできたことなどを整理し、強みを活かせる選抜方式を検討しましょう。
まとめ|桜美林大学の偏差値を把握して自分に合った受験対策を始めよう
桜美林大学の一般選抜の偏差値は35.0~47.5です。ただし、学群や専攻、入試方式によって難易度は異なるため、「誰でも入れる」といったインターネット上の情報だけで判断せず、志望する学群・入試方式の難易度を確認することが大切です。
特にフライト・オペレーション(パイロット養成)コースでは、学力以外の条件も多数あるため、早い時期から必要な準備を確認しておきましょう。
偏差値は、あくまで入試難易度を知るための目安の1つです。トライでは、現在の学力や得意・不得意、志望する学群・入試方式に合わせて、一人ひとりに適したカリキュラムをご提案します。桜美林大学への合格を目指す方は、早めに自分に必要な対策を明確にし、受験勉強を進めていきましょう。
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