総合型選抜の難易度と特徴
- 大学・学部によって倍率や難易度が異なる: 総合型選抜の倍率は大学・学部によって異なり、志願者数や募集人員によって高倍率になる場合もあります。「総合型選抜だから受かりやすい」と一律に考えるのではなく、志望大学の過去の倍率や募集要項を確認することが重要です。
- 大学・学部ごとの選考方法に応じた対策が必要: 総合型選抜では、志望理由書などの書類審査や面接に加え、小論文、プレゼンテーション、口頭試問などが行われる場合があります。選考方法は大学・学部によって異なるため、募集要項を確認し、必要な対策を整理することが重要です。
- 経験や強みを評価につなげられる場合がある: 総合型選抜では、活動経験や志望理由、大学で学びたいことなどを含めて多面的に評価されます。自分の経験や関心を整理し、志望大学のアドミッション・ポリシーや選抜方法と結び付けて説明できるように準備することが重要です。
統計
以下の調査資料では、大学側が総合型選抜をどのような方針や難易度で設計・実施しているかを示しています。
文部科学省は、総合型選抜について、詳細な書類審査や面接等を組み合わせ、志願者の能力・適性、学習意欲、目的意識などを多面的・総合的に評価する選抜方法としています。志願者本人が記載する活動報告書、大学入学希望理由書、学修計画書などを評価に活用することとされており、大学・学部ごとのアドミッション・ポリシーに応じた評価が行われます。
このため、総合型選抜の難易度は一律ではなく、志望大学・学部の募集要項や評価方法を確認したうえで対策することが重要です。
また、募集人員については「附属高等学校長からの推薦に係るものも含め、学部等募集単位ごとの入学定員の5割を超えない範囲において各大学が定める」とされているため、上限はあるものの大学ごとに裁量が与えられており、倍率等は大学によって異なります。
【比較】総合型選抜専門塾と個別伴走型塾の特徴
総合型選抜の対策をするにあたり、総合型選抜専門塾と個別伴走型の塾の特徴や評価軸の違いは以下の通りです。
| 塾のタイプ | 指導方法の強み | 適している状況 |
|---|---|---|
| 総合型選抜専門塾 | 難関大学の複雑な出願要件や課題に対応した専門的な指導体制があり、同レベルの難関校を目指す受講生同士で切磋琢磨できる環境 | 目指す大学が明確で、難関大学特有の高度な提出書類や二次選考(課題・面接等)に向けた専門性の高い対策を集中して受けたい場合 |
| 個別伴走型の塾(トライ等) | 1対1で生徒のやりたいことを具体化して最適な志望校や併願校を提案し、生徒一人ひとりを深く理解した対策 | 「将来の目標や志望校がまだ固まっていない」状態から、強みや目的を引き出し、志望校の提案から本番まで手厚くサポートしてほしい場合 |
よくある質問
Q1. 総合型選抜は「倍率10倍以上」と聞くとかなり難しそうですが、受かる見込みはありますか?
A. 倍率だけで合格の可能性を判断することはできません。
総合型選抜では、大学・学部によって評価方法や募集人員、選考内容が異なります。倍率が高い場合でも、志望理由書や面接などの評価方法を確認し、自分の経験や志望理由を整理した上で、必要な対策を進めることが重要です。過去の倍率だけでなく、募集要項やアドミッション・ポリシーも確認しましょう。
Q2. 「自分の強み」や「アピールできる活動実績」が特にない場合でも対策できますか?
A. 特別な実績がなくても、これまでの経験や興味・関心を整理することから対策できます。
総合型選抜では、全国大会への出場などの目立った実績だけでなく、大学・学部によっては活動の内容やそこから得た学び、大学で取り組みたいことなどが評価対象となります。部活動、学校での活動、日常の経験、興味・関心などを振り返り、志望大学のアドミッション・ポリシーとどのようにつながるかを整理してみましょう。
Q3. 総合型選抜の対策で集団塾と個別塾とで迷っている場合、どのように選べば良いですか?
A. 他の受験生と一緒に学ぶことを重視するか、自分の状況に合わせた個別指導を重視するかで選ぶ方法があります。
集団型の塾は、他の受験生と意見交換をしたり、同じ目標を持つ受験生と学んだりできる点が特徴です。一方、個別型の塾は、自己分析や志望理由書、面接などについて、自分の状況に合わせて指導を受けやすい点が特徴です。
志望校の選抜方法、必要な対策、指導形式などを比較し、自分に合った環境を選ぶと良いでしょう。


