東洋大学 文学部史学科のアドミッションポリシー
本学科は科学的・実証的な歴史研究の研鑽を通じて、過去の人類の歴史から現在を理解し、未来に生きる知恵を汲み取ることができる能力の養成を目指している。
人類が残した過去の政治・社会の諸制度や思想・文化・芸術などの創造活動に学び、それらをふまえて、人の世のあるべき姿に向けて自律的・主体的に活動するとともに、異なる立場の人々とも、人間的なコミュニケーションの出来る人材を養成したい。
歴史に関する学習・研究を遂行していくためには、多様な史料や原典を正確に読み解き、それをもとに論理的かつ創造的な思考を構築していくことが求められる。また読書などを通じて専門的研鑽の基礎となる知識を身につける忍耐と努力も不可欠である。
そうした勉強を4年間継続できる基本的力のある者を求める。具体的には、以下の通りである。
1.きちんと日本文を読みこなしおかしくない日本語を書けること:すべての基本は読み取ることであり、言っていることを正確に把握できなければならない。ついで、自分の考えていることを正確な日本語で書いて、人に知らせることが出来なければならない。そのことの重要性を理解し、そうしようとする意欲を持つ者を求める。
2.高校段階の日本史あるいは世界史をきちんと理解していること:本学科では2年生から日本史・東洋史・西洋史の3専攻に分かれ、それぞれに詳しいテーマを追求していく。そのためには、そのテーマについての高校段階での知識をきちんと習得している必要がある。
3.言葉に対して強い関心を持っていること:過去の人類は、われわれと同じ言葉を使っていたわけではない。彼らの言葉を理解しようと努力することが必要である。さらに、これまでの研究は、日本語だけで書かれているわけではない。それらを吸収する力を持つことが必要である。そのためには、日本語の古文や英語をはじめ、さまざまな言葉に対する関心を持っていなければならない。高校では英語、古文、漢文を積極的に学んできて欲しい。
4.自分の得意とする何かを持っていること:われわれの学んでいるのは過去の人間の行動であるが、人間の行動は実にさまざまで、歴史の対象は広い。数学であれ、植物の知識であれ、水泳であれ、ダンスであれ、何か得意なものを持っているとそれだけ人間についての理解は深くなる。あくまでも1~3の後であるけれど、そうした独自の視点を持てる者を求める。
東洋大学 文学部のアドミッションポリシー
アドミッションポリシー情報がありません
東洋大学のアドミッションポリシー
アドミッションポリシー情報がありません