千葉大学のアドミッションポリシー
1 千葉大学の求める入学者
千葉大学は,総合大学として多様な研究・教育組織から構成されており,その知的環境を十分に利用して,問題解決能力を培い,創造的能力を育み,自発的な精神を養い,社会と文化の発展とともに,人類の平和と地球環境の保全に貢献する人材の育成を目指しています。
千葉大学は『つねに,より高きものをめざして』の理念のもと,次のような向上心あふれる人の入学を求めています。
1.現代社会を生きていく人間として欠くことのできない国際的,倫理的,知的な素養を備え,さらに向上させていこうとする熱意を持つ人
2.本学での修学について強い好奇心,関心を持ち,問題について自発的に探求し,問題解決の能力を高めていこうとする意欲を持つ人
3.本学入学後の修学に必要な基礎学力として十分な知識・実技能力を持つ人
2 入学者選抜の基本方針
千葉大学は,複数の受験機会を提供し,多様な入学者選抜を実施しています。本学の教育理念・目標に見合う学生を選抜するため,一般選抜の他に特別選抜として,次の試験を実施しています。
・総合型選抜
・学校推薦型選抜
・園芸産業創発学プログラム選抜
・社会人選抜
・私費外国人留学生選抜
・3年次編入学
・先進科学プログラム(飛び入学)学生選抜
本学の入学者選抜では,大学入学共通テスト,個別学力検査,調査書,面接及び小論文などを組み合わせて志願者の能力や資質を総合的に評価します。
3 入学までに身に付けて欲しいこと
基礎学力としての十分な知識と共に,他の人との関わり合いの中でコミュニケーション能力を身に付けてください。
広く社会に目を向け幅広い知識を養い,豊かな人間性と社会や学問に対する強い好奇心を持つとともに,自ら考え,判断し,解決したりする力を高めてください。
これらは,本学に入学してから知識・技能を生かす底力となるでしょう。
千葉大学 国際教養学部のアドミッションポリシー
1 千葉大学国際教養学部の求める入学者
国際教養学部では,「つねに,より高きものをめざして」という千葉大学の基本理念に基づき,既存の学問分野単独では対応が困難な地球規模で生起する複雑な問題群の解決に寄与すべく,グローバル社会・現代日本・地域という複合的視点から国際理解と日本理解の双方を備えた上で,俯瞰的視野,多元的な視点でものごとを考え,日本独自の視点から課題を発見・解決し,当該解決策を世界で発信することができる人材の育成を目的としています。
このような人材を育成するために,次のような入学者を求めています。
1.現代社会を生きていく人間として欠くことのできない国際的,倫理的,知的な素養を備え,さらに向上させていこうとする熱意を持つ人
2.本学部での修学について強い好奇心,関心を持ち,問題について自発的に探究し,問題解決の能力を主体的に高めていこうとする意欲を持つ人
3.文系と理系の別や人文社会科学,自然科学,生命科学の学問分野の垣根を越え,修学に必要な基礎学力として十分な知識・技能を持つ人
4.英語力をはじめ,言語について優れた運用能力を持つ人
2 入学者選抜の基本方針
本学部の教育理念・目標に合致した学生を選抜するために,以下のとおり入学者選抜を実施します。なお,後期日程での試験は実施しません。
1.一般選抜
(1)前期日程
大学入学共通テストの成績(国語,地理歴史・公民,数学,理科,外国語,情報),個別学力検査(国語または理科,数学または地理歴史,外国語(英語))の成績及び調査書の内容を総合して評価します。
2.特別選抜
(1)総合型選抜
課題論述,集団面接,個別面接,提出書類(自己推薦書,学びの履歴書及び調査書等)の内容及び大学入学共通テストの成績(国語,地理歴史・公民,数学,理科,外国語,情報)を総合して評価します。
3 入学までに身に付けて欲しいこと
幅広い好奇心と探求心を持ち,世界と日本で起きている出来事に関心を持つとともに,興味を持ったことを自ら調べ,考える姿勢を育ててください。そして,様々な領域の読書等を通じて,世界には多様なものの見方,考え方があることに触れてください。さらに,学校・地域・社会のなかで様々な活動に参加し,周囲の人たちとコミュニケーションをとることを通じて,人と関わることの楽しさと難しさを経験してください。
将来,国際的に活躍するための基礎力として,国語(日本語)と英語(外国語)の語学力はもとより,理系・文系を問わず,各教科の基礎学力をしっかりと身に付けてください。
千葉大学 文学部のアドミッションポリシー
1 千葉大学文学部の求める入学者
文学部では,人間という計りきれない存在を,行動,社会,歴史,言語,文化,芸術などの諸側面から,さまざまな視点や方法を用いて学びます。その学びを通して,自己を知り,世界を知り,自己の生きていく方向や自己を託す世界の進み方,自己と世界との関係の作り方を模索します。
そうした学問的な営みから,すべての時代に通じる知識と技能を持ち,狭い学問領域にとらわれない人文科学的素養を身に付け,独創的発信力をもって社会に貢献するとともに,自らの人生をもより豊かなものにできる人材を育成します。
文学部では,このような人材を育成するために,次のような入学者を求めています。
1.日本語・外国語の運用能力を持つ人
2.論理的・数理的思考能力を持つ人
3.日本と世界の歴史・文化・社会に関する広い関心を持つ人
2 入学者選抜の基本方針
千葉大学の入学者選抜の基本方針,並びに文学部の入学者受入れの方針を反映させるためには,しっかりとした基礎学力のある人材を選抜することとともに,さまざまな背景や考え方を持つ入学者が互いに刺激し合いながら学問を探究していける環境をつくり出すことが重要であると考え,受験機会の複数化を保証しています。前後期の個別学力検査の他に,高等学校までに優秀な成績を修めると同時に意欲的に社会活動や生徒としての活動を行ってきた経験を重視する学校推薦型選抜や,社会人としての経験を重視する社会人選抜,また,先進科学プログラム(飛び入学)学生選抜,私費外国人留学生選抜,総合型選抜,3年次編入学試験などによっても,入学者の多様化を進めています。
1.一般選抜
(1)前期日程
大学入学共通テストの成績(国語,地理歴史・公民,数学,理科,外国語,情報),個別学力検査の成績,調査書の内容を総合的に評価します。
(2)後期日程
大学入学共通テストの成績(国語,地理歴史・公民,数学,理科,外国語,情報),個別学力検査の成績,調査書の内容を総合的に評価します。
2.特別選抜
(1)総合型選抜
課題論述,面接,提出書類(自己推薦書等)の内容及び大学入学共通テストの成績(国語,地理歴史・公民,数学,理科,外国語,情報)により総合的に評価します。
(2)学校推薦型選抜
高等学校で優秀な成績を修めている者に対して大学入学共通テストを免除し,出願書類(調査書,推薦書及び志願理由書),小論文及び面接により総合的に評価します。
(3)社会人選抜
すでに社会人としての経験を持ち,なお大学での歴史学の勉学を希望する者を対象に,出願書類(調査書,志望理由書及び履歴書等),小論文及び面接により総合的に評価します。
(4)私費外国人留学生選抜
日本国籍を有しない者で,別に定める一定の要件を満たした者に対して,出願書類,日本留学試験及び面接により総合的に評価します。
(5)3年次編入学
大学,短期大学または高等専門学校を卒業した者及び見込みの者,大学に2年以上在学し,62単位以上の単位を修得した者及び同要件を満たす者に対して,提出書類(出願理由書,論文等),筆記試験及び口述試験により総合的に評価します。
(6)先進科学プログラム(飛び入学)学生選抜
先進科学プログラムの入学者選抜の基本方針に基づき評価します。
3 入学までに身に付けて欲しいこと
日本と世界のさまざまな事柄に対する広い関心や強い好奇心は,基礎学力を身に付けるための動機となるものです。自ら疑問点や問題点を見つけ,それらを解決し,他の人に説得的に説明しようとする態度を身に付けておくことが必要です。また,日本語と外国語は,文法や語彙の勉強だけでなく,実際に使われていることばの観察によって言語感覚を磨くことが大切です。
なお,文学部では専門性を深めていくために,入学後は専門性に対応した4つのコースのうちのいずれかに所属して学修していきます。それぞれのコースで学ぶに当たっては,特に以下のような能力や姿勢を身につけておくことが望まれます。
行動科学コース:外国語を含む読解力,論理的思考力,及び数理的能力を中心に,地理歴史・公民・理科にわたる幅広い基礎学力,並びに問題を自ら積極的に探求する姿勢。
歴史学コース:日本・世界の歴史に関する幅広い知識とともに,特定の分野にとどまらない教養を身につけて,社会や文化について歴史的に考えようとする姿勢。
日本・ユーラシア文化コース:国語をはじめ,地理歴史・公民,外国語にわたる幅広い基礎学力,並びに日本及びユーラシア諸地域の歴史・地理や言語・文化について積極的に理解しようとする姿勢。
国際言語文化学コース:世界の出来事に対して関心を持ち,日本及び世界諸地域(特に欧米)の地理・歴史・文化・文学について理解しようとする姿勢,並びに外国語の高度な運用能力。
千葉大学 法政経学部のアドミッションポリシー
1 千葉大学法政経学部の求める入学者
法政経学部では,複雑な現代社会に次々と発生する諸問題を社会科学の体系に基づいて把握し,批判的・創造的見地から分析し得る人材を育成することを目指しています。
このような人材を育成するために,次のような人を入学者として求めています。
1.社会のしくみを論理的に理解し,その全体像を把握する基礎能力を身につけたいと考えている人
2.国内外の社会に生起する様々な問題を分析し,その解決方法を立案するために必要となる専門知識を身につけて,社会に貢献したいと考えている人
3.われわれの社会が現在置かれている状況に強い好奇心,関心を持ち,問題について自発的に探究し,問題解決の能力を高めていこうとする意欲を持つ人
4.入学後の修学に必要な基礎学力を有している人
2 入学者選抜の基本方針
本学部の教育理念・目標に合致した学生を選抜するために,以下のとおり多様な入学者選抜を実施します。
1.一般選抜
(1)前期日程
大学入学共通テストの成績〔国語,地理歴史・公民,数学,理科,外国語,情報〕,個別学力検査〔国語,数学,外国語(英語)〕の成績及び調査書の内容を総合して評価します。特に個別学力検査では国語,数学及び英語の基礎学力を中心に評価します。
(2)後期日程
大学入学共通テストの成績〔国語,地理歴史・公民,数学,理科,外国語,情報〕,個別学力検査〔総合テスト〕の成績及び調査書の内容を総合して評価します。特に個別学力検査では英語の文章の大意を理解するとともに,日本語で論理的に説明する能力を中心に評価します。
2.特別選抜
(1)総合型選抜
面接,提出書類及び大学入学共通テスト〔数学〕により,選抜を行います。面接では,コミュニケーション能力,学修意欲,社会の諸問題に対する関心などを評価します。大学入学共通テストでは,経済学で必要となる数学の基礎学力を評価します。
(2)私費外国人留学生選抜
面接,日本留学試験の成績及び提出書類を総合して評価します。面接では大学教育に必要な基礎学力,コミュニケーション能力及び学修意欲等について評価します。
3 入学までに身に付けて欲しいこと
学生が社会で活躍するための素養を修得できるよう,本学部は人間・社会・世界・環境の関わりを専門的かつ総合的に扱います。したがって,広範で多様な学問分野の専門科目を学習することが求められます。どのような分野の専門科目を学習するにしても,国語と英語の知識が不可欠です。また,現代の社会を理解するためには,その前提として地理歴史・公民の知識も必要となります。加えて,経済学コースはもちろん,他のコースを選択する場合でも,専門分野によっては,数学の知識を前提とした授業を履修することが求められます。また,環境問題や技術革新の社会的影響といった事象を学んでいく上で不可欠な教養として,理科の基礎的な知識を身につけておくことも望まれます。
千葉大学 教育学部のアドミッションポリシー
1 千葉大学教育学部の求める入学者
教育学部は多様な教育に関連した領域を学ぶ環境の中で,教育に関わる実践力を育成することを目指し,次のような入学者を求めています。
1.学校,家庭及び地域をめぐる教育上の諸問題に広範な関心を持ち,他者と積極的に交流することができ,学ぶことや活動することを喜び,そして新しい可能性を自己ならびに他者に示す努力をいとわない人
2.将来教師となって他者を教え,育てる中で自分も学ぶ姿勢を持ち続けることのできる人
2 入学者選抜の基本方針
本学部の教育理念・目標に合致した学生を選抜するために,以下のとおり入学者選抜を実施します。なお,後期日程での試験は実施しません。
1.一般選抜
(1)前期日程
コース・分野・選修の特性に基づき,多様な選抜方法(学力検査,面接,実技検査,専門適性検査)を実施し,個別学力検査の成績,大学入学共通テストの成績,調査書の内容を総合的に評価します。(後期日程は実施しません。)
2.特別選抜
(1)総合型選抜
コース・分野・選修の特性に基づき,一般選抜では判定することのできない資質と適性を,選考の結果と提出書類から総合的に評価し,さらに選抜当日には適性検査や面接等を行います。大学入学共通テストを資格試験として課す方式Ⅰと課さない方式Ⅱがありますが,方式Ⅱについては,中学校コース技術科教育分野(2名)と小中専門教科コース家庭科教育分野(2名)のみで選抜を実施しています。
(2)私費外国人留学生選抜
全てのコースにおいて私費外国人留学生選抜を実施します。日本留学試験,面接とともに,コース・分野によりTOEFL,学力検査,実技検査を課します
3 入学までに身に付けて欲しいこと
コース・分野・選修の特性に応じた内容を学ぶとともに,幅広い知識と教養そしてコミュニケーション能力を身に付けることが資質として求められます。そのため,特定の領域に限定することなく,広範な領域の内容に興味を持つとともに,様々な活動を経験することが重要となります。なお,教育学部においては,小学校,中学校,高等学校,特別支援学校,幼稚園などの教員や養護教諭になるための教育に対応した以下の7つのコースのうち,いずれかに所属して学修をしていきます。
・小学校コース
教育や社会の諸問題に常に関心を持っておくことが重要です。また,他の人が伝えようとする内容を理解し,自分の考えを分かりやすく相手に伝える能力を養っておくことが大切です。学習面では,文系・理系の科目を問わず幅広い基礎力を身に付けてください。
・中学校コース
これから学ぼうとする教育分野に関連する教科・科目のみならず,広く基礎学力を身に付けることが重要です。また,様々な活動を経験し,コミュニケーション能力を身に付けることも大切です。自分が今までに学んだり経験したりしてきたことを,教師になって活用できるよう,広くものごとに目を向け,その本質や価値を把握しようとする資質(学ぶ意欲や姿勢)を養ってください。
・小中専門教科コース
小学校から中学校までの長期的な視点に立って児童生徒の学びを支えられるよう,専門としたい教科に深い関心を持って活動(実践)経験を積み,実技力や専門的知識の習得を心がけてください。その過程で,ものごとを様々な角度から捉え,新しい見方を発見しようとする習慣を身に付け,また,それを相手に伝えるためのコミュニケーション能力獲得も意識するようにしましょう。そして,広く一般社会にも目を向けると共に,自分の専門以外の科目もしっかり学習し,大学での学びに必要な幅広い基礎学力を身に付けてください。
・英語教育コース
基本的な社会的知識と教養を身に付けることが重要です。それを踏まえ,ものごとに対して国際的視野から幅広く関心を持って学ぶ姿勢,積極的に挑戦する態度を持ってください。さらに,相手が英語を使って発信する内容を正しく理解する能力,自分の伝えたいことを英語で表現できる能力を身に付けてください。
・特別支援教育コース
特別支援教育に関わる教員には,相手の置かれた状況や行動の意図を深く理解し,受容する姿勢が問われます。読書やボランティア活動などを通して,様々な出来事に対して,柔軟なものの見方やとらえ方ができるよう,教員としての資質を養ってください。
・乳幼児教育コース
将来幼稚園教員として専門的な役割を果たす上で,基本的な社会的知識や教養を身に付けていることが必要です。幅広くものごとに関心を持ち,積極的に学ぶ姿勢が重要です。そのためにも,幅広い領域に関して読書する習慣を身に付けてください。また自分の考えや思いを丁寧に,きちんと表現し,他者に伝えること,同時に他者の表現をしっかりと受け止め理解することが大切です。
・養護教諭コース
基礎学力としての十分な知識(特に「生物」の知識は入学後の修学に必要です。)とともに,人との関わりが多くを占める養護教諭の職務に備え,様々な活動や体験を通して豊かな感性と柔軟なものの見方,コミュニケーション能力を身に付けることが大切です。
千葉大学 理学部のアドミッションポリシー
1 千葉大学理学部の求める入学者
理学とは宇宙,地球,生命,物質など,私たちをとりまく自然の謎を解き明かし,人類の英知を高めると同時に,広く社会の進歩に貢献することを目指す学問です。
理学部は,そのような理学の意義を実践できる人材の育成を教育理念とし,次のような人を求めています。
1.自然界の不思議に関心を持ち,それらを解明したいと思っている人
2.理科や数学に魅力を感じ,もっと学びたいと思っている人
3.自然科学を勉強し,社会の様々な分野で貢献したいと思っている人
さらに学問を究めるため大学院を目指すことも期待します。
2 入学者選抜の基本方針
本学部の教育理念・目標に合致した学生を選抜するために,以下のとおり入学者選抜を実施します。
(1)一般選抜
①前期日程
大学入学共通テストの成績〔国語,地理歴史・公民,数学,理科,外国語,情報〕,個別学力検査の成績及び調査書の内容を総合して評価します。
②後期日程
大学入学共通テストの成績〔国語,地理歴史・公民,数学,理科,外国語,情報〕,個別学力検査の成績及び調査書の内容を総合して評価します。
(2)特別選抜
①総合型選抜
各分野において強い関心,意欲を持っている者に対して大学入学共通テストを免除し,物理学科では出願書類(調査書,自己推薦書)及び11月に実施する面接により,地球科学科では出願書類(調査書,自己推薦書)及び11月に実施する総合テストと面接により総合的に評価します。
②私費外国人留学生選抜
日本国籍を有しない者で,別に定める一定の要件を満たした者に対して,提出書類,日本留学試験の成績,学力検査及び面接により総合的に判定します。
③先進科学プログラム学生選抜(飛び入学)
物理学科,化学科,生物学科では提出書類(自己推薦書,推薦書,調査書等),個別学力検査,および 面接にもとづく総合判定により,基礎学力・展開力や多様な能力・優れた資質を持つ高校 2 年生を先進科学プログラム生として選抜します(方式Ⅱ)。この他に物理学科では,提出書類,長時間の課題論述試験(あるいは全国物理コンテスト物理チャレンジの成績)と面接に基づく選抜(方式Ⅰ)と,国際物理オリンピックの代表候補者となった者を対象とする秋飛び入学(方式Ⅲ)を実施します。関連分野の科学コンクール等での活動実績は,総合判定において高く評価します。
3 入学までに身に付けて欲しいこと
進学する分野の学部学科に関わる教科・科目の十分な知識に加えて,それ以外の理科や数学の知識も基礎学力として広く身に付けてください。
また,論理的な文章を書くことのできる日本語力やコミュニケーション能力,さらには英語の読み書きと会話の能力も身に付けてきてください。
千葉大学 工学部のアドミッションポリシー
1 千葉大学工学部の求める入学者
現代社会では,豊かな暮らしを目指して効率性や利便性を追求するだけでなく,人と環境にやさしい配慮も求められています。工学部では,工学教育の伝統的な専門性を尊重しながらも,その枠を超えて互いの連携・融合を図ることにより,常に,広範な社会的要請に応えられる専門教育システムの確立に努めています。そして,「なぜ」を問い,「何をなすべきか」を考え,「いかにして」を構想し実践できる工学技術者・研究者の育成を目指します。
私たちは,工学を「豊かな人間社会の構築を目指す実践の学問」と考えています。社会と環境を支える技術者・研究者を育成する工学部では,
1.「なぜ」を問う好奇心・探究心
2.「何をなすべきか」を主体的に考える力
3.「いかにして」を構想し,実践する力
を修得することに,興味と資質を有する人材を求めます。
2 入学者選抜の基本方針
本学部の教育理念・目標に合致した学生を選抜するために,以下のとおり入学者選抜を実施します。
1.一般選抜
(1)前期日程
大学入学共通テスト,個別学力検査等の成績及び調査書の内容を総合して評価します。
(2)後期日程(デザインコース及び物質科学コースは除く)
大学入学共通テスト,個別学力検査等の成績及び調査書の内容を総合して評価します。
2.特別選抜
(1)総合型選抜
①デザインコース
第1次選抜では,提出された調査書等及び試験第1日目に行う専門適性を判定する課題の内容を総合的に評価し,第1次選抜合格者を決定します。第2次選抜では,第1次選抜合格者に対して,試験第2日目に課題説明を含めた面接を行い,それらの結果からデザインコースで学ぶための資質と適性を総合的に評価し第2次選抜合格者を決定します。第2次選抜合格者のうち,大学入学共通テストで指定する教科・科目の総得点(配点合計)が概ね70%に達した者を最終合格者として決定します。
②物質科学コース
(ア)方式Ⅰ
スーパーサイエンスハイスクール(SSH)活動やクラブ活動,あるいは個人等で行った課題研究で優れた成果をあげたものには,個別学力検査に代え,当該課題研究に関する発表等を含めた面接を行い,数学・理科の基礎的な資質・能力,自己表現力,熱意などを総合的に評価します。
また,大学入学共通テストの成績で,指定する教科・科目の総得点(配点合計)が概ね70%に達した者を最終合格者として決定します。
(イ)方式Ⅱ
著名な国際科学コンクールの日本代表またはそれに準ずる成績をおさめたものには,個別学力検査に代え,受賞した研究に関する発表や口頭試問を含めた面接を行い,基礎学力,数学・理科の基礎的な資質・能力,自己表現力,熱意などを総合的に評価します。
(2)先進科学プログラム(飛び入学)学生選抜
先進科学プログラムの入学者選抜の基本方針に基づき評価します。
(3)私費外国人留学生選抜
外国人留学生に対して,提出書類,日本留学試験の成績及び面接により総合的に判定します。面接ではコミュニケーション能力,学習意欲,各コースの専門分野における広い関心について評価します。
(4)3年次編入学
高等専門学校や短期大学を卒業した者及び大学に在学中の者などに対して,提出書類,面接及び口頭試問により総合的に判定します。学校長の推薦によるもの(学校推薦)と自分自身をアピールすることによるもの(自己推薦)があります。
3 入学までに身に付けて欲しいこと
高等学校で履修した科目(大学入学共通テストで課している科目)について充分に理解できていることが必要です。数学を含む理系科目は工学の基礎となる科目なのでとても重要ですが,国語や外国語も将来,国内外の知見を収集し,成果を発信する上で重要です。論理的な思考で組み立てられた論文や報告書,発表や説明ができなければ,自らの考えを他人に伝えられないので,技術者・研究者としての価値がなくなってしまいます。また,「なぜ」を問い,「何をなすべきか」を考え,「いかにして」を構想し実践する上で,もう一つ重要なこととして,「学ぶ」ことを楽しむ姿勢を身に付けていて欲しいと考えています。
なお,工学部では,工学共通の教育に加えて,専門性を深めていくために,9つのコースのうちのいずれかに所属して学習していきます。それぞれのコースで学ぶに当たっては,特に以下のような能力や姿勢を身に付けておくことが望まれます。
建築学コース:建築・都市及び社会の動向や芸術文化に関心を持ち,現代の様々な課題に対して意欲的に探究する姿勢。
都市工学コース:持続的で豊かな都市の創造を目指して,探求心と総合的視野を持ちつつ,都市に関わる様々な課題に取り組む意欲。
デザインコース:地球環境,社会,文化など幅広い事象に興味を示し総合して考える姿勢,最先端の科学と技術を理解して,様々に試みを行いながら創造的な提案を実現しようとする意欲。
機械工学コース:事物や現象から仕組みを物理的及び化学的に洞察して数学的に表現する能力,幅広い分野の知識を統合して物事を総合的に捉える能力,ならびに機械工学への興味。
医工学コース:電気電子工学,機械工学,情報工学など幅広い関心を有すること。また,医工学は生命や健康と福祉に直接的・間接的に寄与しているという意識。
電気電子工学コース:電気電子工学の社会的使命に興味を示し,その科学技術の発展に寄与したいと強く希望する姿勢。さらに,そのための専門的な知識・能力を習得する意欲と,それを支える基礎的素養と能力。
物質科学コース:自然の様々な現象や人類の発明・発見について興味を深め,自ら積極的に物質科学における問題を探究するための基礎となる物理,化学及び数学の総合的な学力。
共生応用化学コース:化学を中心にした学問領域を学ぶための基礎学力と,将来,化学だけでなく他の分野との境界領域で仕事をするために化学以外の科目にも興味を持って学ぶ姿勢。
情報工学コース(3年次編入学):情報工学の基盤である数学,物理の高い能力に加え,情報工学の応用先である他のすべての科目にも興味を持ち,かつ最先端の技術を常に追い求める姿勢。
千葉大学 園芸学部のアドミッションポリシー
1 千葉大学園芸学部の求める入学者
園芸学部では,「理論と実践」を旨とする千葉大学園芸学部の伝統を踏まえながら,食と緑の専門職業人として社会の変化や技術の進歩に対応するため,自ら目標を立てて,高い倫理性を持ちながら、主体的に行動し、生涯にわたって学修を継続できるとともに,食と緑に関する社会的文化的位置づけを理解し,専門的な能力を使いながら,地球社会と地域社会の継続的発展に寄与できる人材の養成を目指しています。このような人材を育成するために,次のような入学者を求めています。
1.「食と緑」の領域に好奇心をもって取り組み,新しい発見と創造にチャレンジする意欲のある人
2.高等学校までに学ぶべき事柄を幅広く修得している人
3.入学後の学修において必要となる基本科目に関する基礎学力を有している人
4.他者と協力して物事に取り組むのに必要なコミュニケーション能力と学力を有している人
5.専門技術者として,グローバルな視点,地域の視点に立って社会に貢献する熱意のある人
2 入学者選抜の基本方針
本学部の教育理念・目標に合致した学生を選抜するために,以下のとおり入学者選抜を実施します。
1.一般選抜
(1)前期日程
高等学校までに修得した幅広い学力と大学入学後の学修において必要な基礎学力をみるために,大学入学共通テストの成績と個別学力検査の成績及び調査書の内容を総合して判定します。
(2)後期日程
大学入学共通テストの成績と個別学力検査の成績及び調査書の内容を総合して判定します。
2.特別選抜
(1)総合型選抜
園芸学科,応用生命化学科及び緑地環境学科では,以下のどちらかに該当する者を評価します。
・高等学校在学中(あるいはそれに相当する課程の期間中)に,大学,博物館,学会等の教育研究機関等が主催する理科研究又は科学技術・園芸技術に係わる研究発表会・コンテスト・セミナー・社会活動等に参加し,良好な成果が得られた者。
・千葉大学が主催するセミナー(研究,教育者を目指す高校生のための大学の「学び」先取り講座である「次世代スキップアップ」プログラム等)で良好な成績を得て修了した者。
いずれの学科も,提出された書類により第1次選抜を行います。次いで,第1次選抜合格者に対して第2次選抜(面接)を行い,総合判定のうえ合格内定者を決定します。更に,大学入学共通テストにおいて各学科が指定する教科・科目を受験し,所定の成績を得た者を最終合格者として決定します。
(2)園芸産業創発学プログラム選抜
園芸学科,食料資源経済学科では,以下に該当する者を評価します。
模擬実習(または模擬実験)では園芸作業に対する関心,意欲および理解力,ならびに植物に対する観察力を評価します。模擬講義および模擬講義に関するレポート作成では模擬講義の内容についての理解度や限られた時間に論理的に考えをまとめ,的確な言葉で表現できるかを調査します。
プレゼンテーションでは事前に与えたテーマについて考察した内容を発表することにより,思考力,理解力,想像力,意欲を総合的に評価します。面接ではコミュニケーション能力,学習意欲,入学後に学ぶ分野についての広い関心,卒業後の将来計画について評価します。
高等学校までに修得した学力は出願資格要件である外国語検定試験のスコア,大学入試共通テストの理科および数学の成績で評価します。
(3)私費外国人留学生選抜
全ての学科で,以下に該当する者を評価します。
日本国籍を有しない者で,別に定める一定の要件を満たした者に対して,調査書,英語能力評価証明書,日本語能力試験,基本科目試験,面接などにより総合的に評価します。面接では,大学教育に必要な基礎学力を調査するとともに,コミュニケーション能力,学習意欲,分野についての広い関心について評価します。
(4)先進科学プログラム(飛び入学)学生選抜
応用生命化学科では,以下に該当する者を評価します。
方式 II の個別学力検査の成績および提出書類と面接により,植物生命科学の分野において早期に大学教育を受けるために必要な基礎学力と応用力を評価します。高等学校で学ぶ生物および化学をよく理解しているだけでなく,論理的思考の基礎となる数学や植物生命科学分野の研究の推進に必要な英語を積極的に学び,入学後の勉学に生かしていけるかどうかを評価します。また,園芸学部応用生命化学科が開講する次世代スキップアッププログラムや科学コンクール等の活動がある場合には,その実績も評価します。
3 入学までに身に付けて欲しいこと
学習指導要領等に示された,高等学校において学ぶべき科目を幅広く履修し,入学後の学修において必要となる基本科目の基礎学力を養うと共に,他の人との関わり合いの中でコミュニケーション能力を身に付けてください。広く社会に目を向け,幅広い知識を養い,豊かな人間性と社会や学問に対する好奇心を高めてください。
千葉大学 医学部のアドミッションポリシー
1 千葉大学医学部の求める入学者
千葉大学医学部では,次に掲げる目標を卒業時に達成するための教育を行っています。
1.医学的知識・技能を理論と根拠に基づいて応用し,適切な判断と医療が実践でき,生涯にわたり自らの能力を向上させることができる
2.医療制度を適切に活用し,社会および医療チームの中で医師としての役割を果たし,患者中心の医療を実践できる
3.科学的情報を批判的に吟味し,新しい発見と創造のための論理的思考と研究を行える
上記のような人材を育成するために基礎学力があり,健康で多様性に富んだ次のような資質を兼ね備えた人を求めています。
1.創造性に溢れた論理的な思考のできる人
2.高い倫理観と強い使命感を持つ人
3.世のため人のために誠心誠意尽くすことのできる人
4.将来の日本および世界の医学をリードするような高い志を有する人
2 入学者選抜の基本方針
千葉大学医学部では本学部の教育理念・目標に合致した学生を選抜するため以下のとおり入学者選抜を実施します。
1.一般選抜
(1)前期日程
大学入学共通テストの成績(国語,地理歴史・公民,数学,理科,外国語,情報),個別学力検査(数学,理科,外国語(英語),面接)の成績及び調査書の内容を総合して評価します。
(2)後期日程
大学入学共通テストの成績(国語,地理歴史・公民,数学,理科,外国語,情報),個別学力検査(数学,理科,外国語(英語),面接)の成績及び調査書の内容を総合して評価します。
2.特別選抜
(1)私費外国人留学生選抜
日本国籍を有しない者で,別に定める一定の要件を満たした者に対して,日本留学試験の成績及び本学で実施する学力検査等の成績並びに提出された成績証明書の内容を総合して評価します。
3 入学までに身に付けて欲しいこと
医学部では,広範囲で多様な学問分野,基礎医学,社会医学,臨床医学を学修します。将来,国内外の様々な医学関連分野で活躍するために必要な基礎学力と医学への高い関心,倫理観,そして広く社会に目を向ける姿勢を身に付けておくことを望みます。
千葉大学 薬学部のアドミッションポリシー
1 千葉大学薬学部の求める入学者
千葉大学薬学部では研究・学問を通じ人類の健康や福祉の促進に貢献する人材の育成を目指しています。
従って,薬学部は以下のような入学者を求めています。
1.探究心を持ち,既存の知識にとらわれず,論理的に思考できる人
2.薬学の専門知識をいかした医療従事者や薬学専門家を目指す人
3.将来大学院に進学し,生命科学や創薬科学の研究をより深く学びたい人
1~3に加え,薬学部薬学科は以下のような入学者を求めています。
4.病院や調剤薬局,公衆衛生の領域で指導的薬剤師を目指す人
5.薬剤師の資格をいかし,薬学の教育・研究・行政,医薬品開発分野での活躍を目指す人
1~3に加え,薬学部薬科学科は以下のような入学者を求めています。
4.企業,研究機関や大学でグローバルに活躍する薬学関連領域の研究者・専門家を目指す人
5.最先端の生命科学や創薬科学の研究者を目指す人
2 入学者選抜の基本方針
千葉大学薬学部では,薬学部の教育理念・目標に合致した学生を選抜するために,受験機会の複数化を保証し,一般選抜の他に特別選抜として,学校推薦型選抜及び私費外国人留学生選抜を実施します。それぞれの選抜方式にふさわしい,学力検査,調査書,面接等により,志望者の能力や資質を総合的に評価し,選抜します。
1.一般選抜
(1)前期日程
大学入学共通テストの成績(国語,地理歴史・公民,数学,理科,外国語,情報),個別学力検査(数学,理科,外国語(英語))の成績及び調査書の内容を総合して評価します。
(2)後期日程
大学入学共通テストの成績(国語,地理歴史・公民,数学,理科,外国語,情報),個別学力検査(理科)の成績及び調査書の内容を総合して評価します。
2.特別選抜
(1)学校推薦型選抜
出身学校長からの提出書類,面接及び大学入学共通テスト(国語, 地理歴史・公民,数学,理科,外国語,情報)により,将来生命科学を基礎とする薬学領域の研究及び医療に貢献することが期待できる人物を選抜します。
(2)私費外国人留学生選抜
日本学生支援機構が実施する日本留学試験,Educational Testing Service(ETS)が実施するTOEFL又はTOEIC,学力試験及び面接により,総合的に評価します。
3 入学までに身に付けて欲しいこと
薬学を学ぶ基礎学力として必要な理系科目(数学,理科)と外国語に加え,一般及び学校推薦型選抜において大学入学共通テストで課す他の教科・科目(国語,地理歴史・公民,情報)も学んでください。理科は化学に加え,物理と生物の両科目の履修を希望します。そして,薬学の根底に流れるのは豊かな人間性ですので,それを培う教養もしっかりと身に付けてください。
千葉大学 看護学部のアドミッションポリシー
1 千葉大学看護学部の求める入学者
千葉大学看護学部は,多様な人々との連携・協働の中で,看護実践の根拠や看護専門職としての役割を明確に示しながら社会の要請に積極的に応え,人類の健康・福祉に主体的に貢献できるナース・サイエンティストの育成を目指しています。
看護学部は次のような資質を有する学生の入学を求めています。
1.確かな学力
看護学とその関連知識・技術の修学に必要な基礎学力を持つ人
2.豊かな感性・主体性
現代社会を生きていく人間として欠くことのできない国際的,倫理的,知的な素養を備え,様々な人々と協力し,主体的に行動できる人
3.高い志
幅広い問題意識を持ち,人々の健康を支えるという側面から,看護の実践や研究に取り組みたいという意欲を持つ人
2 入学者選抜の基本方針
看護学部では,受験生の持つ資質や適性に応じて,複数の受験機会を提供し,多様な入学者選抜を実施します。なお,一般選抜の後期日程は実施しません。
1.一般選抜
(1)前期日程
選抜の方法: 大学入学共通テスト〔国語,地理歴史・公民から1科目,数学(数学Ⅰ・数学A,数学Ⅱ・数学B・数学C),理科(化学,生物,物理から2科目),外国語,情報〕の成績,個別学力検査〔理科は化学基礎・化学,生物基礎・生物,物理基礎・物理から2科目,外国語は英語コミュニケーションⅠ・英語コミュニケーションⅡ・英語コミュニケーションⅢ,面接〕の成績を総合して評価します。
選抜の趣旨: 看護学の修得に必要な学力,将来看護の実践・研究・教育の場で活躍するために必要な資質と適性を評価します。大学入学共通テストでは,学力を幅広く評価します。個別学力検査では,自然科学と語学の学力を評価します。面接では,看護学への関心,学習意欲,自分の考えや意見を的確に述べることができる表
現力,柔軟な思考力,コミュニケーション能力などを評価します。
2.特別選抜
(1)学校推薦型選抜
選抜の方法: 高校での学業成績が優秀で,学校長から推薦のあったものに対して,調査書,推薦書,小論文,面接により総合的に評価します。また,学力を幅広く評
価するため,大学入学共通テストの成績を利用します。
選抜の趣旨: 千葉大学看護学部で学びたいという意欲,将来看護の実践・研究・教育の場で活躍するために必要な資質や適性を評価します。小論文では,課題の内容とその出題意図を読み取る読解力,論理的思考力,創造力,表現力,論文を構成する力などを総合的に評価します。面接では,本学で看護学を学ぶ目的,看護学への志向性,自分の考えや意見を的確に述べることができる表現力,柔軟な思考力,コミュニケーション能力などを評価します。
(2)社会人選抜
選抜の方法: 社会人としての職業経験を4年以上有するものに対して,大学入学共通テストを免除し,小論文,英語*,面接及び出願調書の内容により総合的に評価します。
選抜の趣旨: 看護学への学習意欲,将来看護専門職として社会に貢献したいという意志,看護の実践・研究・教育に貢献しうる資質,適性を評価します。出願調書では,経歴についての自己評価,志望動機,大学で学びたいこと,卒業後の希望・進路について評価します。小論文では,課題の内容とその出題意図を読みとる読解力,論理的思考力,創造力,表現力などを評価します。英語では、外国語検定試験の成績を利用し,英語によるコミュニケーション能力を総合的に評価します。面接では,コミュニケーション能力,看護学の修得に向けた自己の資質を自己評価できる能力,入学の目的と入学後の学習計画や進路設計が明確であるか,卒業後に看護学への貢献が期待できるかなどを評価します。
*英語については,外国語検定試験の成績を利用します。利用する外国語検定試験は,TOEIC L&R+S&W,TOEFL-iBT,GTEC-CBT(4技能のオフィシャルスコアに限る),IELTS,実用英語技能検定のスコアのうち,提出された1つを用います。
(3)私費外国人留学生選抜
選抜の方法: 日本留学試験の成績,小論文,面接,成績証明書の内容を総合して評価します。
選抜の趣旨: 看護学の修得に必要な学力,日本で看護学を学ぶ目的が明確であるかを評価します。看護学を学ぶための基礎的学力は,日本留学試験及びこれまでの成績証明書により自然科学と語学を中心に評価します。小論文では,課題の内容とその出題意図を読みとる読解力,論理的思考力,日本語で的確に表現できる能力を評
価します。面接では,コミュニケーション能力,看護学への関心,日本で看護学を学ぶことの目的が明確であるかなどを評価します。
3 入学までに身に付けて欲しいこと
・看護学は人々の命と健康を支える学問です。世界で起こっている様々な出来事と健康との関連を考え,人間に対して常日頃から関心を持ち,様々な考え方に触れてきてください。
・看護専門職として生涯にわたり学習を継続することが大切です。疑問を持ったことに対して,自ら調べ,それを解決する習慣を身に付けてきてください。
・生命現象を理解するために必要となる自然科学(化学,生物,物理)の基礎知識を備えてきてください。
・看護は多様な人々と連携・協働する活動です。他者とのコミュニケーション能力と語学力〔国語,外国語〕を高めてきてください。
千葉大学 情報・データサイエンス学部のアドミッションポリシー
1 千葉大学情報・データサイエンス学部の求める入学者
情報・データサイエンス学部では,情報工学分野が育成してきた人材の知識・能力に加えて,データサイエンスの理論的基礎となる統計学をはじめとした応用数学に関する知識・能力,データサイエンスを様々な専門分野の新しい展開やビジネスにつなげるための知識・能力を身につけ,変化し続ける広範な社会的要請に応えられるデータサイエンスの専門教育システムの確立に努めています。そして,「なぜ」を問い,「何をなすべきか」を考え,「いかにして」を構想し実践できる情報・データサイエンスに関する技術者および研究者の育成を目指します。
このような情報・データサイエンスに関する技術者および研究者を育成する本学部では,
1.「なぜ」を問う好奇心・探究心
2.「何をなすべきか」を主体的に考える力
3.「いかにして」を構想し,実践する力
を修得することに興味と資質を有し,情報・データサイエンスの基盤である数学の高い能力に加え,応用先である他の全ての科目にも興味を持ち,かつ最先端の技術を常に追い求める姿勢をもつ人材を求めます。
2 入学者選抜の基本方針
情報・データサイエンス学部では,複数の受験機会を提供し,多様な入学者選抜を実施します。本学部の教育理念・目標に見合う学生を選抜するために,次の試験を実施しています。
なお,後期日程での試験は実施しません。
1.一般選抜
(1)前期日程
大学入学共通テスト,個別学力検査等の成績および調査書の内容を総合して評価します。
2.特別選抜
(1)学校推薦型選抜
情報・データサイエンス分野の技術革新や情報・データサイエンス分野からの社会課題解決に貢献できる人材の育成を目指し,出身学校長からの提出書類,面接,大学入学共通テストの得点に基づいて総合的に合否を決定する学校推薦型選抜を実施します。第1次選抜では,提出された書類(調査書,推薦書,志望理由書等)および口頭試問を含めた面接により合格者を決定します。面接ではコミュニケーション能力,学習意欲,情報・データサイエンス分野への適性,潜在的能力等を評価します。第1次選抜により決定された合格内定者のうち,大学入学共通テストで指定する教科・科目の総得点(配点合計)が概ね70%に達した者を最終合格者とします。
(2)私費外国人留学生選抜
外国人留学生に対して,提出書類,日本留学試験の成績および面接により総合的に判定します。面接ではコミュニケーション能力,学習意欲,情報・データサイエンス分野の専門分野における広い関心について評価します。
(3)先進科学プログラム(飛び入学)学生選抜
先進科学プログラムの入学者選抜の基本方針に基づき評価します。
3 入学までに身に付けて欲しいこと
高等学校で履修した科目(大学入学共通テストで課している科目)について充分に理解できていることが必要です。数学を含む理系科目は工学の基礎となる科目なのでとても重要ですが,国語や外国語も将来,国内外の知見を収集し,成果を発信する上で重要です。論理的な思考で組み立てられた論文や報告書,発表や説明ができなければ,自らの考えを他人に伝えられないので,技術者・研究者としての価値がなくなってしまいます。また,他者の考えを理解した上で自分の意見や考えを適切に伝え,他者との議論の中から新たな知見や発見を見出すコミュニケーション能力もぜひ身につけてください。「なぜ」を問い,「何をなすべきか」を考え,「いかにして」を構想し実践する上で,さらに「学ぶ」ことを楽しむ姿勢を身に付けていてほしいと考えています。また,より専門性を深めていくために,情報・データサイエンスの基盤である数学の高い能力に加え,情報工学やデータサイエンスの応用先である他のすべての科目やさまざまな分野にも興味を持ち,かつ最先端の技術を常に追い求める姿勢を身に付けておくことが望まれます。