同志社大学 文化情報学部のアドミッションポリシー
文化情報学部は、文化に関する確かな情報が社会問題の解決において枢要であることを理解し、課題の解決のために実践的にデータを利活用する学問としての「データサイエンス」の方法論に基づいて、新たな価値を析出・創造できる人物を養成することを目的としています。
そのために、次のような学生を求めています。
文化情報学部の求める学生像
知識・技能:広い意味での文化についての知識や関心とともに、データサイエンスの技法を学ぶための基礎となる知識と技能を身につけている学生
思考力・判断力・表現力:本学部の探究的カリキュラムを十分に生かすための言語の運用能力に加え、数理的な理解力・表現力・思考力を身につけている学生
主体性・多様性・協働性:人間をとりまくさまざまな文化現象の中に新しい価値を見いだし、それを社会問題の解決につなげようとする開拓的かつ向社会的な精神をもつ学生
高等学校段階までの学習で身につけてほしいこと
英語:文化情報学部では、幅広い文化領域の知識とデータサイエンスの手法を学び、文化と人間に関わる様々な現象の解明を目指します。
そのためには、日本のみならず、世界の多様な文化を研究対象とし、英語で書かれた資料を読み解き、自らの意見や考えを英語で発信することが求められます。
国語力は言うに及ばず、バランスのとれた高度な英語運用能力が必要になります。
入学前までに、豊富な語彙力と正しい文法知識を習得しておくよう努めるとともに、4技能(読む・書く・聞く・話す)の一層の向上を心掛けてください。
高等学校での学修に加えて、TOEFL®テスト・TOEIC®LISTENING AND READINGテストなどの外部試験を活用することも有用でしょう。
国語(現代文):文化情報学部では、大量で複雑なデータを分析し、深く理解した上で、わかりやすく伝える力が必要です。
具体的には、先行論文や口頭発表の内容を正確に把握し、客観的な証拠をもとに自らの意見を組み立て、豊富な語彙によって的確で簡明な方法で表現する能力、すなわち、国語力の涵養が求められます。できるだけさまざまなジャンルの本、特に論説文を中心に、初めて出会った語句や表現、論理展開の方法などに留意しながら、多読・精読に努めてください。
これは、単にレポートや論文を書く時に役立つだけではなく、論理的思考力を養うのに必要な基本的訓練です。
国語力は、大学での勉学・研究に求められる思考力そのものなのです。
数学:文化情報学部では、データサイエンスの手法を用いて、広い意味での文化現象の解明に取り組みます。
そこでは、数学の諸概念の知識や数学的な考え方が非常に重要になります。
単に計算ができる、問題が解けるなどの表面的な力ではなく、物事を論理的に深く考える力が必要となります。
高等学校での数理系の学びにおいて、意識的にこれらの力を身につけるように努めてください。
データサイエンスを用いてデータを解析するための知識技能として、統計学、情報学などの知識が必要であり、それらの知識の根幹をなすのは数学です。
高等学校で学ぶ数学は、より高度な科学の基礎となるものであり、大学での学修のみならず、社会での活動において有用なものです。
高等学校での数学の積極的な学びに期待します。
情報:文化情報学部では、実験や調査などを通して得たデータを意味のある情報に変換し、情報技術を活用することで文化が関わる問題の発見・解決に取り組みます。
こうした学びを通して、情報社会で活躍するために必要な資質と能力を養っていきます。
そのためには、高等学校の学びにおいて、情報に関する科学的な考え方を習得し、情報社会と人との関わりについて理解を深めておくことが重要です。
情報や情報技術の活用に欠かせないメディアの特性や、情報に関する法規や制度、情報セキュリティや情報モラルについて十分に理解しておくことが大学におけるより高度な学びの基盤となります。
さらに、情報デザインをふまえた効果的なコミュニケーションを身につけておくことも、大学における知的な共同作業には欠かせません。
高等学校において積極的に情報を学ぶことを望みます。
入学者選抜制度
文化情報学部では、高等学校で学習する教科の学力のほかに、文化やデータサイエンスに対する関心、学習意欲、表現力やコミュニケーション力などを評価する多様な入学者選抜を行うことにより、多様な学生を受け入れています。
本学独自の学力試験のほかに、大学入学共通テスト、書類審査、口頭試問、小論文などを取り入れることにより、学力の3要素「知識・技能」、「思考力・判断力・表現力」、「主体性・多様性・協働性」について、それぞれの入試方式において重み付けを行い評価し、志願者の能力や資質等を総合的に審査しています。
一般選抜入学試験:高等学校教育を尊重し、高等学校までの学習の達成・定着度を測るとともに、文化情報学部の教育を受けるにふさわしい能力と適性を備えたものを公正かつ妥当に選抜するために一般選抜入学試験を実施しています。
入試問題の作成にあたっては、全学的に組織された科目ごとの出題委員会において長期間にわたって慎重に審議し、検討を重ね、高等学校での着実な学習努力が報われるように難問や奇問を避け、公平で偏りのない出題に留意しています。
とりわけ、本入試においては、マークシート方式ではなく記述式を用いた独自の入試問題による選抜を行うことで、知識・技能のみならず出題意図を正確に理解する力や論理的思考力、正確な表現力の評価にも重点を置き、総合的に審査しています。
計算力を問う出題についても同様に記述式解答方法を用いており、結論に至るプロセス等も含め、丁寧に採点しています。
大学入学共通テストを利用する入学試験:入学志願者の高等学校までの学習の達成・定着度を測るとともに、文化情報学部の教育を受けるために必要な学力が備わっているか、大学入学共通テストにより評価しています。
加えて、個別試験では、学部独自に学力試験(数学・英語)を実施することにより「思考力・判断力」に重点を置くなど、総合的に審査しています。
アドミッションズ・オフィス方式による入学者選抜:従来の教科・科目の筆記試験だけでは測ることができない一人ひとりの多様な能力や将来の可能性、文化情報学部で学びたいという目的意識・学習意欲を持って、自ら問題を発見し、その解決に向けて主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度を備えた人物を適正に評価するために、出願書類に加えて、プレゼンテーションを含む面接および口頭試問を行い、丁寧な選抜を行っています。
とりわけ、本入試においては、学びに対する高い意欲、「主体性・多様性・協働性」の評価に重点を置き、総合的に審査しています。
推薦選抜入学試験(公募制):高等学校での学習及び課外活動を通じてこれまでに培われた基礎学力、「知識・技能」、「思考力・判断力・表現力」等を備え、文化情報学部で学ぶ高い意欲を持つ人物を選抜するために、出願書類では一定水準以上の「知識・技能」が備わっているか、小論文では文化情報学部で学ぶために必要な「思考力・判断力・表現力」が備わっているか、口頭試問では「主体性・多様性・協働性」が備わっているかなどを適正に評価しています。
とりわけ、本入試においては、「思考力・判断力・表現力」の評価に重点を置き、総合的に審査しています。
指定校制推薦入学試験:高等学校での学習及び課外活動を通じてこれまでに培われた基礎学力、「知識・技能」、「思考力・判断力・表現力」等を備え、かつ文化情報学部で学ぶ高い意欲を持つ優れた人物を受け入れるために、学校長の推薦に基づき、出願書類では一定水準以上の「知識・技能」が備わっているか、口頭試問では「主体性・多様性・協働性」が備わっているかなどを適正に評価しています。
とりわけ、本入試においては、入学後の勉学における明確な志向及び意欲の評価に重点を置き、総合的に審査しています。
法人内諸学校推薦入学試験:同志社の一貫教育を通じて、同志社大学の建学の精神を深く理解し、文化情報学部で学ぶ高い意欲や相応しい学力を備え、学部の核となり他の学生をリードし、ひいては大学全体の活性化にも寄与できるような優れた人物を受け入れるために、出願書類では文化情報学部で学ぶ意欲および一定水準の「知識・技能」が備わっているか、口頭試問では「主体性・多様性・協働性」が備わっているかなどを適正に評価しています。
とりわけ、本入試においては、「主体性・多様性・協働性」の評価に重点を置き、総合的に審査しています。
同志社大学のAO(総合選抜)体験談
2022年度の受験生 ASさん
法学部 法律学科
法学部自己推薦入学試験の体験談
受験で大変だったことは何ですか?
総合型選抜では、自分の経験や価値観を深掘りし、どう法学部の学びにつながるかを具体的に説明するのが難しかったです。特に、オーストラリア留学で学んだ先住民の権利や憲…
「こうすれば良かった・・・」と思うこと
もっと早い段階から情報収集を行い、時間に余裕を持って準備すれば良かったと思います(私の場合、最後まで一般で行くか、推薦で行くか悩んでいたため)。また、面接ではも…
同志社大学 文化情報学部の基本情報
同志社大学 文化情報学部の学生数・教員数
学部学生数 | 1,290人 |
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教員数 | 28人 |
同志社大学 文化情報学部の主な就職先・進学先

推薦・総合型選抜にかんするよくあるご質問
総合型選抜とは何ですか?
総合型選抜は、従来の筆記試験の点数だけでなく、受験生の考え方や大学への思い、人物像、将来性などを多面的に評価して合否を決定する入試方法です。
一般選抜が主に学力試験の点数で合否を判断するのに対し、総合型選抜は受験生の個性や意欲、大学・学部との適性(アドミッション・ポリシーとの合致)を重視するのが大きな特徴です。
AO入試との違いを教えてください。
総合型選抜は、以前は「AO入試」と呼ばれていましたが、2021年度入試から名称が「総合型選抜」に変更されました。
旧AO入試では、学力試験を課さずに人物評価や意欲、適性を重視することもありましたが、総合型選抜ではアドミッション・ポリシーへの合致や人物評価に加え、何らかの形で学力の評価を行うことが原則となっています。
学校推薦型選抜・指定校推薦との違いを教えてください。
学校推薦型選抜は、出身高校からの推薦書が必要不可欠です。推薦を受けるためには、評定平均やスポーツ・文化活動で一定の基準を満たしていることが求められます。
一方、総合型選抜は高校からの推薦が不要で、出願条件さえ満たせれば誰でも出願できる点が大きな違いです。また、成績だけでなく、「大学で何を学びたいか」「将来どうなりたいか」といった学びへの意欲や目的意識、自己表現力、課外活動での経験なども重視されます。
総合型選抜を受験するメリットは?
総合型選抜の最大のメリットは、ワンランク上の大学へのチャンスがあることです。
総合型選抜では、筆記試験による学力評価が中心となる一般選抜とは異なり、主体性や協調性、行動力など多面的な力が重視されるため、たとえ学力が平均的な水準であっても、その他の面において際立った強みがあれば、ワンランク上、あるいはそれ以上の大学に合格することも珍しくありません。



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