慶應義塾大学のAO(総合型選抜)体験談
KEさんの体験談
- 受験した学部・学科
- 法学部 法律学科
- 受験した入試方式
- FIT入試 B方式
- 受験結果
- 合格
総合型選抜で一番大変だったのは、自分の過去を言語化する作業です。「どんな経験が今の自分に影響を与えたのか」「それがどうして慶應の法学部につながるのか」を突き詰めるのに多くの時間を費やしました。高校生活を振り返り、何度も自問自答しましたが、「これだ」と確信を持つまでにかなりの時間がかかりました。特に、活動報告書や志望理由書にその答えを簡潔に盛り込む作業は難しかったです。
志望理由書について教えて
志望理由書では、慶應法学部が掲げる教育理念を徹底的に調べ、その中で自分の経験がどのように価値を持つかを論じました。たとえば、私は高校で模擬国連に参加しており、その経験から「法を通じて国際問題を解決したい」というテーマを明確にしました。さらに、具体的なエピソードを交えて説得力を持たせるよう努めました。文面を整える際は、国語教師に指導をお願いし、言葉選びや構成を何度も見直しました。
面接について教えて
こんなふうに対策しました
面接では、「あなたが考える正義とは何か」や「法学を学ぶことでどのように社会貢献をしたいか」といった質問が印象的でした。当日は想定よりも緊張しましたが、慣れた笑顔を心がけてリラックスするようにしました。
試験当日の様子は・・・
予想質問をリストアップし、同じ塾の友人・高校の先輩や教師と模擬面接を繰り返しました。回答の内容をブラッシュアップするのはもちろんですが、言葉遣いや声のトーン、視線の配り方といった態度にも気を配りました。
小論文について教えて
こんなふうに対策しました
当日は本当に時間との戦いで、問題作成者がなぜこの問いを今年発出したのか?といったようなテーマの意図を正確に理解し、適切な事例を挙げながら論じることを意識しました。書き終えたときは、頭の中が真っ白になるほど集中していました。
試験当日の様子は・・・
新聞・ビジネス系のネットメディアを読み、時事問題について考える習慣をつけることで、さまざまな事例をスムーズに引き出せるようにしました。また、過去問や他の大学の小論文問題も活用して、論理構成を練る練習を重ねました。
KEさんの対策バランス
「こうすれば良かった・・・」と思うこと
もっと早く準備/対策を始めていれば、余裕を持って志望理由書や活動報告書に取り組めたと思います。また、面接練習をもっと多様な相手と行い、違う視点からのフィードバックを得られていればさらによかったと感じます。
大学生活について
こんなことを学んでいます!
法学部では、特に国際法や憲法に興味を持ちました。また、憲法に関連するゼミでディスカッションを重ねています。また、模擬裁判にも参加し、法学の実践的な側面を学んでいます。
課外活動も楽しんでいます♪
ディベートサークルに所属し、言葉を武器に議論を戦わせる経験を楽しんでいます。また、国際法律系のボランティアサークルでの活動を通じて、法律が社会の現場でどのように役立つかを学んでおります。
受験生のみなさんへアドバイス
総合型選抜は、単なる成績以上に「自分らしさ」を伝えるチャンスです。恐れずに、自分が何を大切にしているかを言葉にしてみてください。また、準備を早く始め、第三者のアドバイスを受けることを強くおすすめします。

推薦・総合型選抜にかんするよくあるご質問
総合型選抜とは何ですか?
総合型選抜は、従来の筆記試験の点数だけでなく、受験生の考え方や大学への思い、人物像、将来性などを多面的に評価して合否を決定する入試方法です。
一般選抜が主に学力試験の点数で合否を判断するのに対し、総合型選抜は受験生の個性や意欲、大学・学部との適性(アドミッション・ポリシーとの合致)を重視するのが大きな特徴です。
AO入試との違いを教えてください。
総合型選抜は、以前は「AO入試」と呼ばれていましたが、2021年度入試から名称が「総合型選抜」に変更されました。
旧AO入試では、学力試験を課さずに人物評価や意欲、適性を重視することもありましたが、総合型選抜ではアドミッション・ポリシーへの合致や人物評価に加え、何らかの形で学力の評価を行うことが原則となっています。
学校推薦型選抜・指定校推薦との違いを教えてください。
学校推薦型選抜は、出身高校からの推薦書が必要不可欠です。推薦を受けるためには、評定平均やスポーツ・文化活動で一定の基準を満たしていることが求められます。
一方、総合型選抜は高校からの推薦が不要で、出願条件さえ満たせれば誰でも出願できる点が大きな違いです。また、成績だけでなく、「大学で何を学びたいか」「将来どうなりたいか」といった学びへの意欲や目的意識、自己表現力、課外活動での経験なども重視されます。
総合型選抜を受験するメリットは?
総合型選抜の最大のメリットは、ワンランク上の大学へのチャンスがあることです。
総合型選抜では、筆記試験による学力評価が中心となる一般選抜とは異なり、主体性や協調性、行動力など多面的な力が重視されるため、たとえ学力が平均的な水準であっても、その他の面において際立った強みがあれば、ワンランク上、あるいはそれ以上の大学に合格することも珍しくありません。



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