金沢医科大学のAO(総合型選抜)体験談
ANさんの体験談
- 受験した学部・学科
- 医学部 医学科
- 受験した入試方式
- 総合型選抜(AO入試)
- 受験結果
- 不合格
正直に言うと、最も苦労したのは「自分の体験を言語化する」作業でした。地元での様々な経験や、地域医療に対する熱い思いを、論理的かつ感情に訴える文章にまとめることに大きな時間を費やしました。
志望理由書について教えて
私は、幼い頃から金沢の地元病院や診療所を訪れる機会が多く、そこで感じた地域医療の大切さが志望動機の根幹となりました。自己推薦書では、地元で実際に目の当たりにした高齢化社会の現状や、家族・地域の支援のエピソードを盛り込み、なぜ金沢医科大学で学ぶことが自分にとって意味があるのかを大学の建学の精神などと絡めながら具体的に記述しました。
活動報告書について教えて
地域に根ざした活動として、地元のボランティア活動や診療所での見学、さらには高齢者向けの健康相談会などに参加した経験を詳細に報告しました。
筆記試験について教えて
こんなふうに対策しました
筆記試験では、高校の範囲の基礎的な学力を問われる問題が出題されました。
試験当日の様子は・・・
筆記試験対策として、予備校で作成される予想問題を複数回解きました。理科は物理と化学の基礎範囲からだけの出題なので、あまり対策をせず、むしろ数学や英語での対策を重視しました。模試形式での演習も、時間配分や論理構成の向上に大いに役立ちました。
面接について教えて
こんなふうに対策しました
面接試験では、志望動機やこれまでの地域での活動、そして金沢の医療現場で感じた課題や将来のビジョンについて詳しく質問されました。特に、地域医療の現状や、どのようにして金沢や北陸地域の医療に貢献したいか、具体的なシナリオをもとにした質問が印象に残っています。
試験当日の様子は・・・
予備校の模擬面接では、実際に質問されることを想定し、特に「金沢の医療現状」について自分の意見や具体策を述べる練習を徹底しました。時間を測って、先輩が聞かれた内容については手短に答えられるように準備しました。
ANさんの対策バランス
「こうすれば良かった・・・」と思うこと
金沢の地域医療の現状をさらに深堀りし、具体的な改善策や実践例を事前に用意しておけば、面接でもより自信を持って回答できたかもしれません。
大学生活について
こんなことを学んでいます!
大学では地域医療に関連する講義やゼミに積極的に参加しています。特に、北陸地方の医療政策や高齢化対策についての授業では、実際の統計データや地域調査の結果をもとにディスカッションを行い、現状の課題や改善策について深く学んでいます。金沢出身ならではの視点を活かし、地域医療の発展に寄与するための知識を着実に身につけています。
課外活動も楽しんでいます♪
地域のフットサルサークルに所属し、週に1回活動しています。また、年に数回、他大学との交流試合や地域のフットサル大会にも参加して、他の大学の学生とも交流を深めています。
受験生のみなさんへアドバイス
早い段階で自己分析を行い、家庭や地域で感じた医療現場の現状、課題、そしてそれに対する自分のビジョンを文章や面接で説得力を持って伝えられるよう、家族や先輩、先生からのフィードバックを積極的に取り入れ、模擬試験や模擬面接で実践的な練習を重ねることをお勧めします。
推薦・総合型選抜にかんするよくあるご質問
総合型選抜とは何ですか?
総合型選抜は、従来の筆記試験の点数だけでなく、受験生の考え方や大学への思い、人物像、将来性などを多面的に評価して合否を決定する入試方法です。
一般選抜が主に学力試験の点数で合否を判断するのに対し、総合型選抜は受験生の個性や意欲、大学・学部との適性(アドミッション・ポリシーとの合致)を重視するのが大きな特徴です。
AO入試との違いを教えてください。
総合型選抜は、以前は「AO入試」と呼ばれていましたが、2021年度入試から名称が「総合型選抜」に変更されました。
旧AO入試では、学力試験を課さずに人物評価や意欲、適性を重視することもありましたが、総合型選抜ではアドミッション・ポリシーへの合致や人物評価に加え、何らかの形で学力の評価を行うことが原則となっています。
学校推薦型選抜・指定校推薦との違いを教えてください。
学校推薦型選抜は、出身高校からの推薦書が必要不可欠です。推薦を受けるためには、評定平均やスポーツ・文化活動で一定の基準を満たしていることが求められます。
一方、総合型選抜は高校からの推薦が不要で、出願条件さえ満たせれば誰でも出願できる点が大きな違いです。また、成績だけでなく、「大学で何を学びたいか」「将来どうなりたいか」といった学びへの意欲や目的意識、自己表現力、課外活動での経験なども重視されます。
総合型選抜を受験するメリットは?
総合型選抜の最大のメリットは、ワンランク上の大学へのチャンスがあることです。
総合型選抜では、筆記試験による学力評価が中心となる一般選抜とは異なり、主体性や協調性、行動力など多面的な力が重視されるため、たとえ学力が平均的な水準であっても、その他の面において際立った強みがあれば、ワンランク上、あるいはそれ以上の大学に合格することも珍しくありません。
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