琉球大学 理学部物質地球科学科のアドミッションポリシー
1.学科等の教育理念・目的(物理系 学士教育プログラム)
教育の理念
物理学は自然のさまざまな振る舞いの奥にある基本法則を明らかにし、それに基づいてミクロな世界から宇宙までの自然現象を統一的に理解しようとする学問で、あらゆる分野に影響を与えてきました。そのため、現在では物理学は人間の生活に密接にかかわりをもち、なくてはならない重要な学問になっています。
物理系では、このような普遍的・体系的な物理学の知識や考え方を身に付けるために、基礎から積み重ねた教育を行うことを目指しています。
教育の目的
物理学は自然の認識についての人類の知的、文化的営みにとどまらず、現代科学を支える基礎であり、私たちの社会基盤を支える基礎学問です。社会におけるこれらの重要性を考えれば、基礎科学としてのこれまでの物理学を継承し、それを持続的に発展させて人類の知の最前線を拡大することが我々に与えられた使命です。物理学では、このような観点に基づいて、未知の自然を探求する創造的な研究活動が行われています。それによって確立された物理学を体系的に理解することによって普遍的知識や考え方を身に付け、社会や学問の世界において自立できる人間を育てるとともに、物理学をとおして人類の幸福と社会の進展に普遍的に貢献できる人を育てることを目的としています。
2.求める学生像
物理系では教育理念・目的に基づいて、次のような人を求めています。
基礎学力を備え、科学的好奇心に富み、探究心や勉学意欲の強い人
科学的な基礎知識や思考法を学び、それらを社会人として生かしたい人
物理系の勉学を基に、広い意味での科学者として自らを磨く人
3.高等学校等で履修すべき科目や習得しておくことが望ましい資格等
一般選抜前期日程
高等学校で履修してほしい科目は、物理基礎、物理及び数学I、数学Ⅱ、数学Ⅲ、数学A、数学B、数学Cです。
一般選抜後期日程
高等学校で履修してほしい科目は、物理基礎、物理及び数学I、数学Ⅱ、数学Ⅲ、数学A、数学B、数学Cです。入学者選抜には課していませんが、入学後の学習を円滑に進めるため、数学Ⅲの学習を強く勧めます。
学校推薦型選抜Ⅱ(大学入学共通テストを課す)
高等学校で履修してほしい科目は、物理基礎、物理及び数学I、数学Ⅱ、数学Ⅲ、数学A、数学B、数学Cです。入学者選抜には課していませんが、入学後の学習を円滑に進めるため、数学Ⅲの学習を強く勧めます。
帰国生徒特別選抜
日本の高等学校における物理基礎、物理及び数学I、数学Ⅱ、数学Ⅲ、数学A、数学B、数学Cに相当する科目を履修することを勧めます。
私費外国人留学生特別選抜
日本の高等学校における物理基礎、物理及び数学I、数学Ⅱ、数学Ⅲ、数学A、数学B、数学Cに相当する科目を履修することを勧めます。授業での学習効果が上がるように、日本語を十分学習しておくことを勧めます。
4.入学者選抜の基本方針
一般選抜 前期日程
高等学校等で身に付けた基礎学力や思考力・判断力・表現力を重視し、大学入学共通テストを課しています。個別学力検査等では、数学と理科(物理)を課し、数学と理科の成績を重視した選抜を行っています。また、調査書の内容も含めた総合的な評価を行っています。
一般選抜 後期日程
高等学校等で身に付けた基礎学力や思考力・判断力・表現力を重視し、大学入学共通テストを課しています。大学入学共通テストの数学と理科の配点を高くする傾斜配点により、数学と理科の成績を重視した選抜を行っています。また、調査書の内容も含めた総合的な評価を行っています。
学校推薦型選抜II(大学入学共通テストを課す)
高等学校等で身に付けた基礎学力や思考力・判断力・表現力を重視し、大学入学共通テストを課しています。それに加えて、面接試験を行うことにより、物理学の基礎学力(数学の基礎学力も含む)、学習への意欲、適性等を併せもっている人を選抜します。
帰国生徒特別選抜
個別学力検査等の小論文や面接等をとおして、自然科学についての総合的な力、学習への意欲、適性等を併せもっている人を選抜します。
私費外国人留学生特別選抜
独立行政法人日本学生支援機構が実施する「日本留学試験」(日本語、理科2科目、数学)を課しています。それに加えて、面接試験を行うことにより、物理学の基礎学力(数学の基礎学力も含む)、学習への意欲、適性等を併せもっている人を選抜します。
1.学科等の教育理念・目的(地球環境系 学士教育プログラム)
地球環境系の教育の理念・目的は真の自然科学的教養と知性を身に付けて、将来の仕事でそれを十分に発揮していける人間を育成することにあります。
2.求める学生像
地球環境系では地球と海洋に関する自然現象に興味をもち、意欲的に地球科学の知識を身に付け、探究心に富む人を求めています。特に熱帯・亜熱帯域の島弧や海洋で起きている自然現象に興味のある人を求めます。
3.高等学校等で履修すべき科目や習得しておくことが望ましい資格等
地学(地球科学)分野は、数学と他の理科分野(物理、化学、生物)の能力を総合的に応用するような特性を有しています。したがって、高等学校あるいは中等教育学校(以下、「中等教育」)では地学だけではなく、これらの教科もしっかり勉強することを受験者には望みます。さらに、英語は実質的な国際共通語として科学の分野では非常に重要な役割があります。受験者は英語の勉強も重視して下さい。
4.入学者選抜の基本方針
地球環境系は中等教育での教育課程を尊重するとともに、受験者が中等教育で基本的な学力と思考力を身に付けたかどうかを重視しています。また特定の分野に偏るような試験内容や試験方法は避けるよう努力しています。
一般選抜 前期日程
大学入学共通テストを課しています。このことによって、高等学校等での学習の達成度をみるとともに、大学での学習に必要な基礎学力をもっているかを判断します。前期日程の個別学力検査では、数学(数I・数Ⅱ・数Ⅲ・数A・数B・数C)と理科(物理基礎・物理、化学基礎・化学、地学基礎・地学から1つ選択)の試験を行います。これらの試験では記述式の問題を多く取り入れています。受験者の思考力や記述力等を総合的にみるためです。これに調査書の内容も含め、総合的な評価を行います。
一般選抜 後期日程
大学入学共通テストを課しています。このことによって、高等学校等での学習の達成度をみるとともに、大学での学習に必要な基礎学力をもっているかを判断します。後期日程の個別学力検査では、小論文の試験を行います。文章の読解能力や情報の要約能力、及び地球科学分野に対する興味や関心度、及び論理的な文章の表現力等を評価します。これに、調査書の内容も含めて総合的な評価を行います。
学校推薦型選抜II(大学入学共通テストを課す)
大学入学共通テストを課しています。このことによって、高等学校等での学習の達成度をみるとともに、大学での学習に必要な基礎学力をもっているかを判断します。それに加えて、面接試験を行うことにより、地学の専門分野に対する学習への意欲、適性等を併せもっている人を選抜します。
帰国生徒特別選抜
大学入学共通テストを課さず、小論文と面接を課し、それらの評価に基づいて総合的に判定します。小論文では、文章の読解能力や情報の要約能力、及び地球科学分野に対する興味や関心度、及び論理的な文章の表現力等を評価します。面接では、地球科学分野を勉強するための基礎知識、及び勉強しようとする意欲・熱意を中心に評価します。
私費外国人留学生特別選抜
大学入学共通テストを課さず、独立行政法人日本学生支援機構が実施する「日本留学試験」と本学が実施する面接の成績を総合的に評価します。面接では、地球科学分野を勉強するための基礎知識、及び勉強しようという意欲・熱意を中心に評価します。
琉球大学 理学部のアドミッションポリシー
アドミッションポリシー情報がありません
琉球大学のアドミッションポリシー
1. 琉球大学の教育の目的と理念
琉球大学は,「自由平等,寛容平和」の建学の精神の下,「普遍的価値を身につけた21世紀型市民として,地域社会及び国際社会の発展に寄与できる人材」の育成を掲げ,さらに具体的に以下の4つを目指し人材を育成します。
(1)豊かな教養と自己実現力を有し,総合的な判断力を備えた人材
(2)優れた専門性を持ち,地域社会及び国際社会に貢献する人材
(3)外国語運用能力と国際感覚を有し,国際社会で活躍する人材
(4)地域の歴史と自然に学び,世界の平和及び人類と自然の共生に貢献する人材
2. 求める学生像
琉球大学は,このような教育理念を理解し,本学で学ぶ強い意欲を持ち,次のような資質をもった人を積極的に受け入れます。
(1)高等学校段階までの教育において,基礎的な知識・技能を習得し,問題意識を持ち続け,主体的に学習に取り組む態度を身につけた人
(2)異なる歴史的・文化的特性や価値観を理解し,地域社会及び国際社会で貢献する意欲のある人
(3)自分自身の可能性を信じ,自己の個性を生かし,自己実現に意欲のある人
3.入学者選抜の基本方針
琉球大学は,各学部・学科等の求める学生像に沿って,多様な入試方法により知識・技能やそれらの活用能力の評価だけでなく,意欲と主体性をもって学ぶことができるかを,多面的・総合的に評価し,社会人や留学生など多様な人を広く受け入れます。
推薦・総合型選抜にかんするよくあるご質問
総合型選抜とは何ですか?
総合型選抜は、従来の筆記試験の点数だけでなく、受験生の考え方や大学への思い、人物像、将来性などを多面的に評価して合否を決定する入試方法です。
一般選抜が主に学力試験の点数で合否を判断するのに対し、総合型選抜は受験生の個性や意欲、大学・学部との適性(アドミッション・ポリシーとの合致)を重視するのが大きな特徴です。
AO入試との違いを教えてください。
総合型選抜は、以前は「AO入試」と呼ばれていましたが、2021年度入試から名称が「総合型選抜」に変更されました。
旧AO入試では、学力試験を課さずに人物評価や意欲、適性を重視することもありましたが、総合型選抜ではアドミッション・ポリシーへの合致や人物評価に加え、何らかの形で学力の評価を行うことが原則となっています。
学校推薦型選抜・指定校推薦との違いを教えてください。
学校推薦型選抜は、出身高校からの推薦書が必要不可欠です。推薦を受けるためには、評定平均やスポーツ・文化活動で一定の基準を満たしていることが求められます。
一方、総合型選抜は高校からの推薦が不要で、出願条件さえ満たせれば誰でも出願できる点が大きな違いです。また、成績だけでなく、「大学で何を学びたいか」「将来どうなりたいか」といった学びへの意欲や目的意識、自己表現力、課外活動での経験なども重視されます。
総合型選抜を受験するメリットは?
総合型選抜の最大のメリットは、ワンランク上の大学へのチャンスがあることです。
総合型選抜では、筆記試験による学力評価が中心となる一般選抜とは異なり、主体性や協調性、行動力など多面的な力が重視されるため、たとえ学力が平均的な水準であっても、その他の面において際立った強みがあれば、ワンランク上、あるいはそれ以上の大学に合格することも珍しくありません。
合格へ導く4つのステップ
圧倒的な合格実績を生み出す、
他塾にはない徹底的なサポート
年間カリキュラム
の作成
目標とする志望校や現在の思考力レベルから、合格のために個別の専用カリキュラムを作成します。また、志望大学や興味のある学問から、併願校受験の戦略も提案します。
コーチング面接
【25コマ】
推薦・総合型選抜に特化した専門コーチが入試対策をサポートします。面談の際には生徒の将来像や志望理由の深掘りを徹底的に行い、より深みのある志望理由の完成に導きます。(質問対応も可)
動画コンテンツ
の視聴
推薦・総合型選抜の合格に必要な能力や対策方針をプロ講師が解説します。入試に精通したプロの目線でエッセンスを伝えますので、合格のためにすべきことが明確になります。
添削サポート
【全10回】
出願書類や小論文など、大学別に必要な書類を専門チームが添削しアドバイスします。執筆・添削・書き直し、という工程を繰り返すことで、書類の完成度を着実に高めます。
志望校に特化した
オーダーメイドの対策が可能です!

