• TOP
  • 受験情報
  • 指定校推薦の面接対策・準備はどうする?頻出の質問や回答のコツを解説

指定校推薦の面接対策・準備はどうする?頻出の質問や回答のコツを解説

指定校推薦の面接対策・準備はどうする?頻出の質問や回答のコツを解説

「指定校推薦の面接では何を聞かれるの?」
「指定校推薦入試の面接で面接官に好印象を残すポイントを知りたい」

大学側が指定した高校の生徒のみが出願できる指定校推薦入試では、受験生の総合的な能力を評価する一環として面接が実施されます。

指定校推薦は合格率の高さが魅力であるものの、面接対策を怠ると明確な志望理由を伝えられず、進学のチャンスを逃すかもしれません。

指定校推薦の面接を無事に終えるためには、自分の強みが伝わる回答や好印象を与える話し方など、さまざまなコツを押さえることが大切です。

本記事では、指定校推薦の面接対策のポイントや頻出の質問と回答、面接官の心をつかむテクニックを解説します。

合格率を高める実践的なポイントを理解し、自信を持って面接に臨みたい方は、ぜひ参考にしてください。

トライのオンライン個別指導塾では、指定校推薦で合格するための面接対策を、完全1対1のマンツーマン授業で徹底サポートします。

「プロの視点から面接のアドバイスがほしい」「独学で十分な面接対策ができるか不安」という方は、トライのオンライン個別指導塾にお気軽にご相談ください。

トライのオンライン個別指導塾について詳しくみる!

合格率を上げる!指定校推薦の面接対策の2つのポイント

合格率を上げる!指定校推薦の面接対策の2つのポイント

指定校推薦の面接で合格を勝ち取るには、事前の入念な準備が不可欠です。具体的には、以下の2つのポイントを押さえましょう。

  • 模擬面接で改善・強化ポイントを発見する
  • 志望理由書との一貫性を保ちながら回答内容をより深める準備をする

これらの対策をしっかり行うことで、本番で予期せぬ質問があっても戸惑うことなく、自信を持って受け答えできます。

指定校推薦の出願条件やスケジュールを詳しく知りたい方は、以下の記事もチェックしてみてください。

模擬面接で改善・強化ポイントを発見する

模擬面接は、本番さながらの緊張感を味わいながら改善点を探れる、効果的な面接対策の一つです。

本番での対応力を強化するために、家族や友達、担任教師などに面接官役をお願いし、実際の面接試験の形式に近い形で模擬面接を行いましょう。

模擬面接を行う際は、実施回数に合わせて以下のポイントを意識してください。

  • 1回目:本番と同じ服装で、入退室も含めて練習する
  • 2回目以降:前回のフィードバックを参考に回答の質を高める
  • 入試直前:志望大学の面接の過去問をもとに専門的な質問への回答を練習する

スマートフォンなどで模擬面接の様子を録画すると、自分の姿勢や声のトーン、話すスピードを客観的に評価できます。

模擬面接は、少なくとも5回以上行うのがおすすめです。回数を重ねることで対応力や表現力が向上し、本番でも自然な受け答えで面接官に好印象を残すことができます。

志望理由書との一貫性を保ちながら回答内容をより深める準備をする

指定校推薦で合格を目指すには、志望理由書の内容と面接での回答に一貫性を持たせることも大切です。

志望理由書の内容を深堀りされるケースも多いため、面接対策をする際は、以下の3点を事前に整理しておきましょう。

  • 高校での経験とその大学の志望理由がどのようにつながっているか
  • その大学でなければならない理由が将来の目標とどのように結びついているか
  • さまざまな入試形式があるなかで、なぜ指定校推薦を選んだのか

これらの内容を整理できたら模擬面接を行い、第三者に一貫性のある志望理由が伝わるかを確かめます。

また、面接官役にあえて志望理由を深堀りしてもらうことで、本番で予期せぬ質問があっても落ち着いて対応できるようになるでしょう。

指定校推薦の面接における頻出質問と回答のコツ

指定校推薦の面接における頻出質問と回答のコツ

指定校推薦の面接では、受験生の人間性や学習意欲など、学力に限らない総合的な能力を評価されるのが特徴です。

受験生を知るための質問内容は、細かくは学校によって異なるものの、大きく分けると以下の4つに分類されます。

  • なぜこの大学・学部を志望するのか
  • 高校時代の経験と学びをどう活かすか
  • 将来の目標と大学での学びの関連性
  • 自分の長所・短所

ここからは、それぞれの質問について、具体的な回答例も含めて紹介します。自分の魅力を最大限に伝えられるよう、一つずつチェックしてみてください。

なぜこの大学・学部を志望するのか

「なぜこの大学・学部を志望するのか」という志望理由に関する質問は、推薦入試の面接で必ずと言っていいほど聞かれます。

志望理由で面接官に好印象を残すためには、その大学・学部でしか得られない学びと、自分のやりたいことを具体的に結びつけた回答をしましょう。

たとえば、学校独自のカリキュラムや施設・設備の特徴、大学の教育理念に着目する場合、以下のような志望理由を作成できます。

【学校独自のカリキュラム】
私が◯◯学部を志望した理由は、実践的な学びを重視する「地域連携プロジェクト」があるからです。

【施設・設備の特徴】
貴学には◯◯学部附属の△△研究所があり、そこに導入されている最先端の実験機器や分析装置を用いて学べる環境に強く魅力を感じています。

【大学の教育理念】
私自身、受け身ではなく自ら考え行動できる力を伸ばしたいと考えているため、貴学の「主体性を育む」という教育方針は私に最適だと考えました。

大学・学部での学びを将来どのように活かしたいのかも説明できると、さらに説得力が増します。

面接官に「この受験生はうちの大学のことを良く理解している」と思ってもらえる回答を心がけましょう。

高校時代の経験と学びをどう活かすか

指定校推薦の面接では「高校時代の経験と学びを大学生活でどう活かすか」という質問も頻出します。

この場合、他の受験生と差をつけるためには、学校生活や課外活動をただ「頑張った」と言うのではなく、以下の内容について具体的に説明しましょう。

  • どのような課題に直面したのか
  • 課題とどのように向き合ったのか
  • どのような方法で課題を解決したのか

挫折経験について語る際は、単なる失敗談で終わらせず「そこからどのように成長したのか」に焦点を当てることが重要です。

困難を乗り越えたプロセスを説明することで、「入学後もさまざまな挑戦をしてくれそう」と面接官に期待感を持ってもらえます。

将来の目標と大学での学びの関連性

入学後も高い意欲で学問に取り組めるかチェックするために、将来の目標と大学での学びを結びつける質問をされる場合もあります。

将来の目標と志望大学・学部の関連性を明確にするには、卒業後にどのような形で社会貢献したいのか、具体的なイメージを持っておくことが大切です。

たとえば「将来は医療機器の開発を通して地域医療を支えたい」という目標がある場合、志望校で得られるどのような学びを活かせるのかを考えてみましょう。

他大学ではなく志望大学のカリキュラムで学ぶからこそ将来の目標を実現できることを説明すると、熱意も伝わりやすくなります。

また、入学後に挑戦したいことや参加したい学習プログラムなども具体的に示せば、他の受験生とは異なる切り口でアピールできるでしょう。

自分の長所・短所

自分の長所と短所は、自己紹介や自己PRの一環としてよく聞かれる質問です。

長所は志望学部の学びに活かせるものを選び、短所は改善に向けた意気込みなどを併せて説明し、前向きな姿勢を示しましょう。

長所と短所を自分で見つけるのが難しい方は、下表を参考に当てはまる特徴を探してみてください。

長所・責任感がある
・相手目線で物事を考えられる
・チャレンジ精神がある
・好奇心旺盛
・冷静な判断力がある
短所・決断までに時間がかかる
・人の目を気にしやすい
・後先考えずに行動しがち
・飽きっぽい
・真面目すぎる

短所は一見するとネガティブな印象を与えてしまいますが、具体的な改善策を示すことで、期待感を高められます

長所と短所をバランス良く説明し、自分のことを客観的に深く分析できていることをアピールしましょう。

トライのオンライン個別指導塾では志望大学ごとの面接対策が可能

トライのオンライン個別指導塾では志望大学ごとの面接対策が可能

参照:トライのオンライン個別指導塾

トライのオンライン個別指導塾では、志望大学ごとの傾向に合わせた面接対策を徹底サポートします。

お子さまの目標や学力に合わせたオーダーメイドのカリキュラムを作成するため、志望大学に特化した指導が可能です。

また、定期的な学習面談によってカリキュラムの見直しや、志望校の再検討などをサポートすることもできます。

授業を担当する教師とは別に、正社員の教育プランナーも専任でお子さまをサポートするため、教師に言いづらい悩みも気軽に相談していただけます。

お子さまに合わせた面接対策で回答のコツを丁寧に指導し、最短ルートで志望校合格へと導きます。

面接官の心をつかむ4つの面接テクニック

面接官の心をつかむ4つの面接テクニック

指定校推薦入試の面接で面接官の心をつかむには、単に質問に対する回答だけでなく、所作や言葉遣いにも気をつけなければなりません。

ライバルと差をつけるためにも、模擬面接をとおして以下4つのテクニックを磨きましょう。

  1. 入退室の正しい作法を習得する
  2. 好印象を与える話し方と目線の使い方を意識する
  3. 質問の意図を理解する「聴く力」を磨く
  4. 面接回答を結論→根拠→具体例の構成でつくる

「これならできそう」と思えるものから、少しずつ実践してみてください。

1. 入退室の正しい作法を習得する

面接官への第一印象を左右する入退室の作法は、指定校推薦での合格を目指す上で重要なポイントです。

模擬面接を行う際は、以下の流れを意識して入退室の練習をしましょう。

  1. ドアの前で一度立ち止まり3回ノックする
  2. 面接官の声が聞こえてから「失礼いたします」と挨拶しドアを開ける
  3. 部屋に入ったらドアを閉め、面接官に向いて30度のお辞儀をする
  4. 椅子の横に立ち、受験番号・学校名・名前を伝えて45度のお辞儀をする
  5. 退室時は感謝を伝え、椅子の横で再度45度のお辞儀をする
  6. ドアの前で振り返って挨拶し、部屋を出たら音を立てないようにドアを閉める

着席する際は、背もたれから拳一つ分程度の深さで座り、背筋を伸ばしてアゴを引くと綺麗な姿勢に見えます。話す際は面接官の目を見て、自然な笑顔を心がけると好印象です。

2. 好印象を与える話し方と目線の使い方を意識する

面接官に好印象を与えるためには、話し方と目線の使い方を意識することも大切です。

人は緊張すると、語尾の声が小さくなったり視線が泳いだりしてしまいます。

緊張しやすい人は特に無意識の癖が出やすく、「落ち着きがない」「自信がなさそう」と思われてしまうかもしれません。

本番の面接でも落ち着いて対応するには、模擬面接を通して、以下の話し方や目線の使い方を習慣づけましょう。

  • いつもに比べて1.5倍遅いスピードを意識して話す
  • 沈黙を恐れて「えー」や「あのー」と言わないようにする
  • 回答の際は語尾までしっかりと言い切る
  • 面接官の眉間や鼻のあたりを見て話す

無意識の癖が出ていないか、面接官役の家族や友だちにチェックしてもらうと、改善点をスムーズに見つけることができます。

鏡の前で話す練習をしたり、模擬面接の様子を録画したりするのも効果的です。

緊張を味方につける心構えとリラックス方法

緊張すると実力を発揮できなくなるため、「できれば緊張したくない」と考える方は多いでしょう。

そこで、少しイメージを変えて適切なリラックス方法を取り入れると、緊張した気持ちをパフォーマンス向上につなげることができます。

まず前提として、緊張を「集中力を高めるための自然な反応」と前向きに捉えましょう。緊張した場合には「集中力が高まってきた」と考えることで、不安な気持ちも徐々に和らぎます。

面接当日に過度な緊張を感じた場合は、以下の方法でリラックスするのがおすすめです。

  • 入室前に軽く首や肩を回すストレッチをする
  • 鼻からゆっくりと息を吸い込み、口から細く吐き出す
  • 面接官からの質問後、3秒間考えることを意識する

「緊張する=悪いこと」という考えをなくすことで、自分らしさを発揮できるかもしれません。

3. 質問の意図を理解する「聴く力」を磨く

面接でスムーズに受け答えするためには、「面接官はなぜこの質問をしているのか」という意図を考えることが大切です。

模擬面接の際は、質問内容をそのまま受け取るのではなく、本質的な部分を理解することを意識しましょう。

たとえば、指定校推薦の面接でよく聞かれる質問について、面接官は以下の項目を評価している可能性があります。

  • 大学の志望理由:学習意欲の高さ、目的意識の明確さ
  • 高校時代の経験:継続力や主体性、成長の可能性
  • 将来の目標:将来に対する主体性や計画性
  • 自分の長所と短所:自己分析力や向上心

少し考えても質問の意図がわからない場合は、素直に「〜という認識でよろしいでしょうか」と確認しましょう。お互いの認識を擦り合わせることで、的確に回答できます。

模擬面接では、面接官役にわざと曖昧な質問をしてもらい、相手の意図を見抜く練習をすると「聴く力」が養われるためおすすめです。

想定外の質問を受けたら?

想定外の質問を受けた場合は、すぐに答えようとせず「少々お時間をいただけますか」と伝えると焦らずに済みます。

質問内容が難しい場合は、「〜についてはまだ勉強不足ですが、私なら〜と考えます」と正直に伝えるのがポイントです。

面接官に「誠実な対応をしている」と認められ、好印象を残せる可能性があります。

想定外の質問は自分らしさを表現するチャンスと捉え、どのような内容でも前向きに答えようとする姿勢をアピールしましょう。

4. 面接回答を結論→根拠→具体例の構成でつくる

自分の考えをわかりやすく伝えるためには、質問に対する回答を「結論→根拠→具体例」の順で構成しましょう。

たとえば、高校生活で特に頑張ったことを説明する場合、最初に「部活動の運営です」と結論を伝えると、面接官が話題を理解しやすくなります。

根拠の部分では、結論に至った背景を説明しましょう。「部員の意見をまとめる難しさから、リーダーシップの重要性を学んだ」というように、自分の考えや学びを明確に伝えるのがポイントです。

具体的なエピソードを話す際は、以下のように数字や客観的な事実を交えると説得力が増します。

  • 部活動のキャプテンとして60名の部員をまとめた
  • 週3回のミーティングで課題を明確にした
  • 部員向けのアンケート結果を参考に練習内容を改善した

結論と根拠で話した内容を、最後に大学の志望理由や自分の将来像と関連付けることで、回答に一貫性が生まれ、面接官にも信頼感を与えられるでしょう。

トライのオンライン個別指導塾は完全マンツーマン指導で指定校推薦の合格に必要な対策ができる

トライのオンライン個別指導塾は完全マンツーマン指導で指定校推薦の合格に必要な対策ができる

参照:オンラインの個別指導ならトライのオンライン個別指導塾

トライのオンライン個別指導塾では、完全1対1のマンツーマン授業で指定校推薦の合格に必要な対策が可能です。

指定校推薦の面接に向けて回答の質を高めるには、模擬面接の直後にフィードバックを行うことが欠かせません。

トライのオンライン個別指導塾では、模擬面接に臨むお子さまの様子を担当教師が丁寧にチェックし、合格に必要なポイントを的確にアドバイスします。

そのため、面接に苦手意識のあるお子さまでも、攻略のコツをつかみながら効率的に受験対策を進められます。

面接以外も含めた、指定校推薦の対策に特化した学習プランの提案も可能ですので、お気軽にご相談ください。

まとめ

まとめ

本記事では、指定校推薦の面接対策のポイントや頻出質問と回答、面接官の心をつかむテクニックを解説しました。

指定校推薦の面接対策のポイントは、以下の2つです。

  • 模擬面接で改善・強化ポイントを発見する
  • 志望理由書との一貫性を保ちながら回答内容をより深める準備をする

また、誠実な対応で面接官の心をつかむには、模擬面接を通して以下のテクニックを磨きましょう。

  1. 入退室の正しい作法を習得する
  2. 好印象を与える話し方と目線の使い方を意識する
  3. 質問の意図を理解する「聴く力」を磨く
  4. 面接回答を結論→根拠→具体例の構成でつくる

ただし、面接の質問内容や重視されるポイントは、大学によって大きく異なります。志望校合格の可能性を高めるには、受験情報に詳しいプロのアドバイスを受けるのもおすすめです。

ぜひ本記事を参考に、指定校推薦の面接に向けて着実な準備を進めてください。