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中高一貫校の英語で「落ちこぼれ」ないために|深まる格差の正体と逆転の学習戦略

中高一貫校の英語で「落ちこぼれ」ないために|深まる格差の正体と逆転の学習戦略

憧れの中高一貫校に入学し、希望に満ち溢れていたはずの学校生活。しかし、最初の定期テストを境に、あんなに大好きだった英語が「苦痛な時間」に変わってしまうお子さまは少なくありません。

「中学受験であんなに頑張ったのに」
「地頭は悪くないはずなのに、どうして英語だけ……」

そんな焦燥感を抱えているのは、保護者様だけではありません。

実は、中高一貫校特有の「高速・高難度」なカリキュラムにおいて、一度学習の歯車が狂うと、自力で修正するのは至難の業です。本記事では、教育のプロの視点から、中高一貫校生が英語で「落ちこぼれ」てしまう構造的な原因を解き明かし、お子さまが再び自信を取り戻し、大学入試、さらには将来の国際社会で活躍するための具体的な処方箋を提示します。

この記事の目次

中高一貫校生が英語で「落ちこぼれ」を感じる3つの構造的要因

中高一貫校生が英語で「落ちこぼれ」を感じる3つの構造的要因

中高一貫校での英語学習は、公立中学校とは全く別次元のスポーツを競技しているようなものです。まずは、なぜ多くのお子さまがつまずいてしまうのか、その正体を直視することから始めましょう。

検定教科書(NEW TREASURE / Progress 21)の難易度と情報量

多くの中高一貫校では、文部科学省の検定教科書ではなく、『NEW TREASURE(ニュートレジャー)』や『Progress 21(プログレス21)』といった、いわゆる「体系習得型」の難関校向け教科書が採用されています。

これらの教科書は、公立校で使用される教科書に比べ、中1段階で登場する単語数が2倍から3倍に及びます。また、文法事項も「学年」という枠組みを超えて導入されるため、中1の1学期で、公立校なら中2で習うような不定詞や動名詞が当たり前のように登場します。

この「圧倒的な情報量の波」に飲まれてしまうことが、落ちこぼれの第一歩となります。

「深海魚」化を招くハイスピードな授業展開

中高一貫校の最大のメリットは「先取り教育」ですが、これは諸刃の剣でもあります。多くの進学校では、中学3年間の内容を中学2年生の終わりまでに、あるいはそれ以上のスピードで終わらせます。

文部科学省の学習指導要領を遥かに超えるペースで進む授業では、一度欠席したり、一つの単元を曖昧にしたままにしたりすると、翌週の授業は「宇宙語」を聞いているような状態になりかねません。

この、いわゆる「深海魚(成績下位層に固定されてしまうこと)」の状態は、お子さまの能力不足ではなく、環境とペースの不一致によって引き起こされる現象なのです。

「なんとなく」で乗り切れた小学校英語とのギャップ

近年の小学校での英語教育導入により、「英語に親しんでいる」状態で入学するお子さまが増えています。しかし、小学校英語は「コミュニケーション」や「音」が主体です。一方で、中高一貫校の英語は「論理(文法)」が主体となります。

「耳が良いからなんとなく解けていた」お子さまほど、中1の後半から本格化する3人称単数、時制の変化、複雑な構文の壁にぶつかります。「感覚」が通用しなくなった瞬間、英語は得体の知れない「暗号」へと変わってしまうのです。

放置は厳禁!英語の苦手が招く将来への深刻な影響

「そのうちやる気になるだろう」という楽観視は、中高一貫校においては非常に危険です。なぜなら、英語は全教科の中で最も「積み上げ」が重要な科目だからです。

大学入試における配点の高さと「英語1強」の現実

令和6年度の大学入学共通テスト志願者数は約49万1,000人でした。この膨大な受験生のほぼ全員が避けて通れないのが英語です。

特に国公立大学の二次試験や難関私立大学の入試において、英語の配点は他の教科よりも高く設定されていることが多く、「英語を制する者は受験を制する」と言っても過言ではありません。

また、近年の入試トレンドは「読解量の増加」です。基礎的な単語・文法が血肉化されていない状態では、制限時間内に数千語に及ぶ英文を処理することは不可能です。

早期の苦手克服は、単なる成績アップではなく、志望校の選択肢を奪われないための「防衛策」でもあります。

自己肯定感の低下と他教科への波及

英語は週に5〜7コマと授業数が多く、毎日と言っていいほど課題や小テストがあります。そのたびに「自分はできない」という事実を突きつけられることは、思春期のお子さまにとって想像以上に大きなストレスです。

文部科学省の令和5年度調査では、不登校児童生徒数が過去最多の約30万人に達したと報告されていますが、その背景には「学業の不振」が大きな要因として含まれています。

英語に対する苦手意識が、「自分は勉強全般が苦手だ」という誤った自己認識に繋がり、数学や理科といった他の得意科目まで共倒れさせてしまうケースは少なくありません。

「落ちこぼれ」から脱却するための学年別・具体的ステップ

「落ちこぼれ」から脱却するための学年別・具体的ステップ

では、具体的にどうすれば現状を打破できるのでしょうか。大切なのは「学校のペースに合わせようとしないこと」です。まずは「自分の現在地」まで戻る勇気が必要です。

中学1・2年生:文法の「穴」を特定し、基本構造の理解を徹底する

この時期のつまずきは、ほぼ100%「基礎文法」と「単語の役割」の混乱にあります。

  • 単語の役割を再定義する: 名詞、動詞、形容詞といった基本的な品詞の違いを説明できますか?
  • 文の構成要素を理解する: 副詞の深い理解などはこの時点では難しいため、まずは「何が主語で、何が動作を表すのか」という文の骨組みを捉える練習を優先します。
  • 基礎の反復: 5文型などの発展的な内容よりも、まずは現在形・過去形、代名詞、助動詞といった「中1・中2内容の確実な定着」が、その後の飛躍の鍵となります。

中学3年生・高校1年生:語彙力の再構築と英文解釈の基礎

中学内容の穴を埋めつつ、高校英語の準備に入るこの時期は、最も「逆転」が起きやすい時期でもあります。

  • 単語の「多義語」と「核(コア)」を掴む: 単なる一対一の暗記ではなく、その単語が持つイメージを理解します。
  • 英文解釈の導入: 単語はわかるのに意味が取れない、という状況を打破するために、一文一文を正確に和訳する訓練を行います。
  • 精読習慣の確立: ここで一文を丁寧に読み解く「精読」の習慣をつけなければ、後の長文速読は不可能です。

高校2年生〜:共通テスト・二次試験を見据えた長文読解への橋渡し

受験が現実味を帯びてくる時期です。ここでは「戦略的な妥協」も必要になります。

  • 基礎の徹底した自動化: 文法問題を見て、10秒以内に根拠を言えるレベルまで反復します。
  • パラグラフ・リーディング: 段落ごとの要旨を掴む練習を行い、速読の土台を作ります。個別指導であれば、志望校の傾向に合わせた「捨てるべき問題」と「取るべき問題」の取捨選択も指導可能です。

中高一貫校生にこそ「個別指導」が必要な5つの理由

中高一貫校生にこそ「個別指導」が必要な5つの理由

集団塾に通わせているのに成績が上がらない。それは、その塾が「もう一つの学校」になってしまっているからです。中高一貫校生特有の悩みには、個別指導こそが唯一の解となります。

学校独自の教材・カリキュラムに完全準拠できる

前述の『NEW TREASURE』等は、一般的な集団塾では対応しきれないことが多々あります。

個別指導であれば、学校のテキストをそのまま教材として使い、次回の定期テストの範囲にピンポイントで対策を立てることができます。学校の成績を上げることが、お子さまの自信を取り戻す最短ルートです。

「どこからわからなくなったか」まで遡る、さかのぼり学習の実現

集団授業では、過去の欠落(例えば中1の『be動詞と一般動詞の区別』)を無視して進みます。

個別指導では、お子さまの対話の中から「つまずきの根本原因」を見つけ出し、必要であれば小学生レベルまで遡って穴を埋めます。急がば回れ、これが結果的に最も早いのです。

部活動や学校行事との両立を支えるスケジュール管理

中高一貫校生は、部活動や文化祭の準備などで多忙を極めます。

個別指導なら、学校行事に合わせた振替や、テスト前の集中受講など、柔軟なプランニングが可能です。無理のない計画が、「継続」という最大の武器を生みます。

メンタルケア:思春期特有の悩みに寄り添う「伴走者」の存在

中高一貫校という閉鎖的な環境では、順位が固定されることに強いストレスを感じます。

親でも先生でもない「斜めの関係」である講師が、良き理解者としてお子さまを支えます。「できた!」という小さな成功体験を講師と共有することで、学習への意欲が再燃します。

成功体験の積み重ねによる「学習習慣」の定着

「何をすればいいかわからない」状態から、「今日これをやればいい」という明確なタスク管理へと移行させます。

個別指導での1対1の対話は、サボれない環境を作るだけでなく、自ら机に向かうための「自学自習の型」を身につけさせます

保護者様にできること:プレッシャーではなく「環境の提供」を

最後にお伝えしたいのは、保護者様もお一人で抱え込まないでほしいということです。

NGな声かけと、お子さまのやる気を引き出す見守り方

「なんでこんな点数なの?」「塾に行っているのにどうして?」という問い詰めは、お子さまの心を閉ざすだけです。中高一貫校生は、自分が一番「マズい」とわかっています。

必要なのは叱責ではなく、「どうすれば解決できるか」という建設的な提案です。

プロに任せる勇気:家庭内での衝突を避けるために

勉強のことで親子が衝突するのは、非常にエネルギーを消耗します。

教える役割はプロである我々に任せていただき、ご家庭では「美味しい食事」と「安らげる居場所」を提供することに専念してください。役割分担をすることで、家庭内の空気は劇的に改善します。

まとめ:英語の苦手は「才能」のせいではない、正しい「やり方」の問題

英語で「落ちこぼれてしまった」と感じているお子さまへ。

それはあなたの才能がないからではありません。単に、中高一貫校という特殊な環境下で、自分に合った「学習の順番」と「ペース」を見失っているだけなのです。

英語はスポーツや楽器と同じで、正しいフォームで練習を積めば、誰でも必ず一定のレベルまで到達できます。そして一度コツを掴めば、それ以降は飛躍的に楽になります。

今、この瞬間からリスタートを切ることで、数年後の大学入試、そしてその先の未来は大きく変わります。お子さまの可能性を信じ、私たちと一緒に「逆転の第一歩」を踏み出してみませんか

英語の遅れを取り戻し、自信に満ちた学校生活へ

【体験授業&無料学習相談受付中】
現在、中高一貫校に通うお子さま向けに、現状の学習状況を分析する「学習診断&カウンセリング」を実施しております。

  • 学校の教科書(NEW TREASURE / Progress 21等)が難しくて手がつかない
  • 定期テストの点数が平均点を大きく下回ってしまった
  • 大学入試に向けて、どこから手をつければいいかわからない

一つでも当てはまる方は、ぜひ一度ご相談ください。お子さまだけの「逆転カリキュラム」をご提案いたします。