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ASDの子どもは不登校になりやすい?よくある原因や対応方法を解説

ASDの子どもは不登校になりやすい?よくある原因や対応方法を解説

「ASDの子どもは不登校になりやすいのだろうか」
「学校に行きづらそうな様子があるけれど、どう関わればいいのかわからない」

ASDのある子どもを育てる保護者の中には、不登校に関する不安を抱える方も多いでしょう。しかし、ASDそのものが不登校の直接的な原因になるとは限りません。

ただ、強いこだわりや感覚の過敏さ、周囲との意思疎通の難しさといった特性から、ASDの子どもは学校生活で負担やストレスを抱えやすい傾向があります。

そのため、子どもが学校に行きづらくなっている背景を正しく理解することが大切です。そうすることで、どのような姿勢で向き合い、どのように支えていけば良いのか、関わり方の見通しを持ちやすくなります。

本記事では、ASDの子どもが不登校になる原因や、保護者ができるサポート方法、ASD・不登校に関して相談できる専門機関を紹介します。

家庭教師のトライでは、ASDの特性を把握した上で、お子さまの状況に合わせた完全マンツーマン指導を行っています。教師との関係づくりを大切にしながら、一人ひとりの理解度に合わせて個別に組み立てたカリキュラムで学習を進めます。

不登校の傾向が見られる場合でも、学習面のサポートから出席日数、転校・転入に関する相談まで幅広く対応しています。外出に不安があるお子さまには、教育支援カウンセラーの資格を持つ社員が自宅を訪問し、対話を重ねながら無理のない形で継続的にサポートします。

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【結論】ASDの子どもが必ずしも不登校になるわけではない

【結論】ASDの子どもが必ずしも不登校になるわけではない

ASDの子どもは、必ずしも不登校になるわけではありません。ただし、ASDの特性によって学校生活の中で困りごとが増え、結果として不登校につながる可能性はあります。

たとえば、見通しが立たない状況が苦手で、急な時間割変更や予定の変更に強い不安を感じる子どももいます。また、教室内の音や光、人の多さといった刺激に疲れやすく、周囲が気づかないところで大きな負担を抱えている場合もあります。

友だちとの関係では、相手の気持ちや言葉の意図をくみ取ることが難しく、誤解やすれ違いが増えることも少なくありません。

このような日々の負担が続くと、強い不安がストレスとなって体調不良として表れ、登校が難しくなるケースがあります。

保護者としては、一日も早く学校に戻ってほしいと感じることもあるでしょう。しかし、学校に行けない状況で最も苦しんでいるのは子ども自身です。焦らず、気持ちに寄り添いながら支えていくことが大切です。

ASDの子どもが不登校になる原因

ASDの子どもが不登校になる原因

ここでは、ASDの子どもが不登校になる主な原因を3つ解説します。

  1. 円滑なコミュニケーションを取るのが難しい
  2. 自分なりのルールに対するこだわりが強い
  3. 視覚・聴覚などが敏感でストレスを感じやすい

無理に不登校の原因を問い詰めると子どもが心を閉ざしてしまうこともあります。そのため、ここで解説する内容は、あくまで子どもの状態を理解するための参考として捉えてください。

円滑なコミュニケーションを取るのが難しい

ASDの傾向がある子どもは、自分の気持ちを言葉にしたり、相手の表情や言葉の意図を汲み取ったりすることが苦手な傾向があります。そのため、同級生や先生とのコミュニケーションで困難が生じやすく、うまくいかない場面が多くなりがちです。

このような経験が続くと人との関わりに不安を感じやすくなり、登校が難しくなるケースも少なくありません。

うまくコミュニケーションが取れない状況が続くと、人間関係が悪化しやすく、いじめや孤立につながってしまうケースもあります。

自分なりのルールに対するこだわりが強い

ASDの子どもは、物の置き方や作業の手順、学習の進め方などにおいて、自分なりのルールやこだわりを持ちやすい傾向があります。そのため、ルール通りに進められている間は落ち着いて行動できても、自分のやり方を変えなければならない場面では、強い不安やストレスを感じてしまうことがあります。

学校生活では、時間割の変更や集団行動など、周囲に合わせた柔軟な対応を求められる場面が少なくありません。そのたびに自分のルールが崩れる経験を重ねると、不安やストレスが蓄積し、登校を避けるようになってしまう場合もあります。

視覚・聴覚などが敏感でストレスを感じやすい

子どもによっては、視覚や聴覚などの感覚が敏感で、周囲の人が気に留めないような光や音、匂いに対しても強いストレスを感じることがあります。本人にとっては耐えがたい刺激であっても、周囲からは気づかれにくく、つらさを理解してもらえないまま我慢を重ねてしまうこともあるでしょう。

学校は、蛍光灯の明るさや教室内のざわめき、チャイムや時計の音など、さまざまな刺激に常にさらされる環境です。感覚過敏のある子どもにとっては、一日を過ごすだけで大きな負担になりやすく、結果として不登校になってしまうこともあります。

不登校傾向にあるASDの子どもに親ができる6つの対応

不登校傾向にあるASDの子どもに親ができる6つの対応

ここでは、不登校傾向が見られるASDの子どもに対して、保護者ができる対応を6つ紹介します。

  1. 登校を強要せずに心身を休ませる
  2. 不安や悩みをしっかり受け止める
  3. 無理のない範囲で生活リズムを整える
  4. 自宅や学校以外の新しい居場所を見つける
  5. 継続的に学校との連携を図る
  6. 「学校復帰」以外の選択肢を持っておく

保護者が焦らずゆっくり関わることで子どもの安心感が高まり、徐々に自信を取り戻せるようになるでしょう。

1.登校を強要せずに心身を休ませる

不登校になったばかりの時期は、学校生活の中で積み重なった緊張や不安、心身の疲れが強く残っています。そのため、無理に登校を促すのではなく、まずは安心できる環境でしっかりと休ませることが大切です。

子どもが家で何もせずに過ごしている様子を見ると、保護者としては「このままで大丈夫なのだろうか」と不安になることもあるでしょう。しかし、何もしない時間を確保することで子どもの緊張が和らぎ、少しずつ気力や意欲が戻ってくることもあります。

2.不安や悩みをしっかり受け止める

子どもが学校生活に対する不安や悩みを口にしたときは、内容を否定したり評価したりせず、まずはしっかり受け止めましょう。

ASDの子どもは、自分の気持ちを言葉でまとめるのに時間がかかることがあります。うまく説明できずに黙り込んでしまうこともありますが、無理に答えを引き出そうとせず、ゆっくり待つことが大切です。

子ども自身が「気持ちをわかってもらえた」と感じられるだけでも、安心感が高まります。

3.無理のない範囲で生活リズムを整える

不登校の子どもは、ASDの有無にかかわらず、昼夜逆転の生活になりやすい傾向があります。不規則な生活は心身の不調につながりやすく、結果として学校に戻るハードルが高くなってしまう可能性があります。

そのため、起床や就寝の時間、食事のタイミングなどを無理のない範囲で少しずつ整えていくことが大切です。

ただし、昼夜逆転している子どもの中には、昼間に家で過ごしていることへの後ろめたさから、周囲が静まる夜のほうが落ち着いて過ごせると感じている場合もあります。生活リズムだけに注目するのではなく、子どもの気持ちも尊重してあげましょう。

4.自宅や学校以外の新しい居場所を見つける

心身を十分に休ませ、少しずつ元気が戻ってきた段階では、自宅や学校以外に安心して過ごせる、新しい居場所を探してみるのも一つの方法です。外に出るきっかけができることで生活に変化が生まれ、学校以外の場所で人と関わる経験を重ねるうちに、少しずつ自信を取り戻せる場合もあります。

たとえば、フリースクールは一人ひとりのペースを尊重した取り組みが多く、集団生活に不安がある子どもでも通いやすい環境を提供しています。その他、地域のコミュニティスペースや支援センター、児童館なども新たな居場所としておすすめです。

5.継続的に学校との連携を図る

不登校の期間中も、学校と継続的に連絡を取り合い、子どもの様子や家庭での状況を共有しておきましょう。事前に情報を共有しておけば、登校を再開する際に適切な配慮やサポートを受けやすくなり、子どもも安心して学校復帰を目指しやすくなります。

特に中高生は、不登校が長期化した場合の進学先や出席日数の扱い、受験に向けて自宅で進めておきたい学習内容など、進路に関する相談も早めに行っておくと良いでしょう。

6.「学校復帰」以外の選択肢を持っておく

不登校解決の選択肢を「学校復帰」だけに限定してしまうと、子どもにとって大きなプレッシャーになる可能性があります。

子どもが安心して日々を過ごしながら、自分に合った進路を考えていくためには、学校復帰以外の選択肢も視野に入れておくことが重要です。

たとえば、環境を変えるために転校を検討したり、フリースクールに通って学びや人との関わりを続けたりする方法があります。年齢や状況によっては、高卒認定試験を目指すといった進路も選択肢の一つです。

家庭教師のトライでは完全マンツーマン授業でお子さまの進路実現を徹底サポート

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家庭教師のトライでは、ASDの特性に理解のある教師が、完全マンツーマンで授業を行います。

一人ひとりのつまずきやすい点や理解のペースに合わせて学習を進めるため、無理なく苦手を克服でき、希望する進路に向けて着実に力を伸ばしていくことが可能です。

集団授業が苦手な子どもでも、自宅という落ち着いた環境で学習できるため、周囲の視線や刺激を気にせず、安心して勉強に取り組むことができます。

ASDや不登校に関して相談できる専門機関

ASDや不登校に関して相談できる専門機関

子どもの状況について悩んでいると、保護者自身も不安や焦りを抱えやすくなります。

そのような時は一人で抱え込まず、専門機関への相談を検討してみましょう。

第三者に相談することで不安が軽くなり、子どもの状態を落ち着いて受け止めやすくなります。その結果、子どもの状況に合ったサポートがしやすくなり、不登校の解決につながる場合もあります。

ASDや不登校に関して相談できる専門機関は、主に次が挙げられます。

  • 小児科や発達外来などの医療機関
  • 教育支援センター(適応指導教室)
  • 親の会
  • ASDや不登校の支援を行う学習塾

以下で、それぞれ詳しく見ていきましょう。

小児科や発達外来などの医療機関

小児科や発達外来などの医療機関では、ASDの傾向がある子どもへの関わり方や、日常生活でのサポート方法について、専門的なアドバイスを受けられます。

また、医療機関ではASDの診断を受けることもできます。診断を通じて子どもの特性を客観的に把握できるようになり、学校での合理的配慮や支援につながる場合もあります。

ASDの疑いがある場合は、子ども自身の意思を尊重した上で、検査を受けることも検討してみましょう。

教育支援センター(適応指導教室)

教育支援センターは、不登校の子どもが学校復帰や社会的自立を目指すための支援を受けられる場所です。学習面のサポートに加え、生活リズムを整えたり、人との関わりを少しずつ取り戻したりする支援も行われています。

学校以外の居場所として活用しながら、段階的に不登校の解消を目指すことができます。

ただし、自治体によって利用対象者や活動内容が異なるため、利用を検討する際は、事前に公式サイトで情報を確認しておきましょう。

親の会

親の会は、発達障がいのある子どもや不登校の子どもを育てている保護者が集まり、悩みや不安を共有できるコミュニティです。同じ立場の保護者と話すことで「悩んでいるのは自分だけではない」と感じられ、気持ちが軽くなることもあります。

実際の体験談や工夫を聞く中で、家庭での関わり方や学校との向き合い方について新たな気づきを得られる場合もあります。専門家ではなく同じ保護者だからこそわかり合える悩みも多く、解決の糸口が見つかることも少なくありません。孤立しがちな子育ての不安を和らげる場として、親の会を活用するのも一つの方法です。

ASDや不登校の支援を行う学習塾

ASDや不登校の支援を行っている学習塾では、ASDの特性や不登校に至った背景を踏まえた上で、学習面と精神面の両方をサポートしてくれます。

ASDの特性は一人ひとり異なるため、1対1で指導を受けられる個別指導塾や家庭教師がおすすめです。マンツーマンの指導であれば、学校の進度に合わせることが難しい場合でも、子どもの理解度や状況に応じて無理なく学習を進めることができます。

トライのオンライン個別指導塾「不登校サポートコース」では担任の教育プランナーがお子さまとの向き合い方まで丁寧にアドバイス

トライのオンライン個別指導塾「不登校サポートコース」では担任の教育プランナーがお子さまとの向き合い方まで丁寧にアドバイス

参考:不登校生サポートコース|トライのオンライン個別指導塾

トライのオンライン個別指導塾「不登校サポートコース」では、授業を行う教師とは別に担任の教育プランナーがつき、お子さまの特性や目標に合わせて勉強計画を作成します。

学習面のサポートに加え、通信制高校やフリースクールの提案、お子さまとの関わり方に関する相談まで、手厚い支援を行っていることも特長の一つです。

保護者自身が不安を解消することで、気持ちに余裕を持って子どもと向き合いやすくなり、状況に合った適切なサポートにつながります。

まとめ

まとめ

不登校傾向が見られるASDの子どもに対して保護者ができるサポートは、以下の6つです。

  1. 登校を強要せずに心身を休ませる
  2. 不安や悩みをしっかり受け止める
  3. 無理のない範囲で生活リズムを整える
  4. 自宅や学校以外の新しい居場所を見つける
  5. 継続的に学校との連携を図る
  6. 「学校復帰」以外の選択肢を持っておく

子どもと落ち着いて向き合うためには、保護者自身の不安を和らげることも大切です。必要に応じて医療機関や教育支援センター、親の会、学習塾などの専門機関に相談しながら、子どもの気持ちに寄り添った関わりを続けていきましょう。