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英検®の勉強法を徹底解説!級別・技能別の対策ポイントとコツ

英検®の勉強法を徹底解説!級別・技能別の対策ポイントとコツ

「英検®に受かるための勉強法を知りたい」
「自分が受ける級の英検®では、どのような対策を重点的にやると良いんだろう」

英検®は級によって難易度や対策方法が異なるため、どのように勉強すべきか悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

英検®合格を目指すためには、自分が受ける級の出題傾向を把握し、それに合わせて対策することが大切です。

時間を有効活用して効率良くスキルを習得すれば、短期間でも合格の可能性を高められるでしょう。

本記事では、英検®の級別・技能別の対策ポイントや、全級共通で押さえるべき効率的な学習方法を解説します。

無理のない学習計画で確実に合格を勝ち取りたい方は、ぜひ参考にしてください。

トライのオンライン個別指導塾「英検®対策コース」では、英検®5級〜1級まで幅広く対応しており、効率的な対策によって短期間での合格を目指せます

「自分に合った英検®の勉強法がわからない」「できるだけ短期間で合格したい」という方は、トライのオンライン個別指導塾にお気軽にご相談ください。

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英検®の各級レベルと対策のポイント

英検®の各級レベルと対策のポイント

英検®は5級から1級まで、段階的にレベルアップしていく英語検定試験です。各級の特徴を理解し、難易度に合った適切な勉強法を選ぶことが、合格への近道となります。

ここでは、2025年度に新設された「準2級プラス」の情報も交えながら、各級の特徴や合格のための具体的な対策ポイントを解説します。

英検®5級・4級

英検®5級・4級で求められるのは、基礎的な中学英語のスキルです。具体的には、5級では中学生1年生レベル、4級では中学2年生レベルの英語力が求められます。

英検®5級・4級の試験で出題される問題の傾向や、必要な語彙数は以下のとおりです。

問題の傾向必要な語彙数
5級基本的な挨拶や家族との会話など身近なテーマが中心約600語
4級身近なテーマに加えて道案内などの説明文も追加約1,300語

5級の合格を目指すには、中学校の教科書や参考書をもとに、現在形や否定文などの基本的な文法を理解しましょう。

4級では比較級や不定詞など、文法の出題範囲も広がるため、教科書や参考書の例文を音読して文構造を理解する勉強法がおすすめです。

高校生の場合、単語カードを使った1日10分程度の暗記や、音声教材を使った発音練習を継続すれば、4級・5級どちらも2〜3ヶ月で合格を目指せるでしょう。

小学生・中学生だと、合格までに3〜6ヶ月程度かかるイメージです。

英検®3級・準2級

英検®3級と準2級で求められる英語力は、中学卒業程度から高校中級程度です。

ライティングやスピーキングの試験が増えるなど、5級・4級とは試験内容も大きく変わります。

それぞれの試験で出題される問題の傾向と、必要な語彙数は以下のとおりです。

問題の傾向必要な語彙数
3級日常会話のほかに文化や歴史などの話題も含まれる約2,100語
準2級教育や科学分野などアカデミックなテーマが多い約3,600語

3級の試験勉強では、スピーキングの対策として過去問を使った応答練習を行い、疑問詞を使った質問への対応力を高めるのが効果的です。

準2級の試験では、ライティングで質問に対する自分の意見を論理的に述べる必要があります。

そのため、問題演習を通して「自分の意見→理由と具体例→再主張」という構成パターンで書けるように練習しておきましょう。

また、3級以降で共通して重要なのが、二次試験のスピーキング対策です。

音読練習で自然なイントネーションを習得し、5W1Hを意識した質疑応答の練習を繰り返すことが、合格に近づく大きなカギとなります。

2025年度に新設された準2級プラスとは

「準2級プラス」とは、準2級合格から2級合格までにかかる学習期間のギャップやレベル差を埋めるために導入された、英検®の新しい級です。

英語力の国際標準規格であるCEFR A2レベルに相当し、準2級合格者が2級に向けてスムーズにステップアップできるよう設計されています。

英検®準2級プラスの試験内容は、以下のとおりです。

一次試験・リーディング&ライティング(85分)
・リスニング(約25分)
二次試験・スピーキング(約7分)

リーディングの問題数は2級と同数の全31問となっており、主張を読み取る長文問題や要約問題など、準2級よりも高度な読解力が求められます。

準2級プラスは2025年度の第1回検定(6月実施)から受験可能で、他の級と同様に英検CSEスコアも生涯有効です。

準2級プラスの難易度や試験内容について詳しく知りたい方は、日本英語検定協会のホームページも併せてチェックしてみてください。

参考:準2級プラス特設サイト|公益財団法人 日本英語検定協会

英検®2級・準1級

英検®2級と準1級の難易度は、高校卒業から大学中級レベルに相当します。

2級・準1級の試験で出題される問題の傾向や、必要な語彙数は以下のとおりです。

問題の傾向必要な語彙数
2級日常会話から海外文化、環境問題まで幅広いテーマが扱われる約4,000〜5,000語
準1級社会問題について自分の意見を述べる英語力が必要約7,500〜9,000語

2級・準1級の試験では、どちらも文章の流れを把握する読解力や語彙力が求められます。

さらに準1級の場合、新聞記事や学術論文など、難易度の高い文章を読み解くスキルも必要です。

合格を目指すには英語記事を活用し、素早く内容を理解する練習をしましょう。ニュース記事を読み、内容を要約する勉強法も効果的です。

英検®1級

英検®1級では、ビジネスや学術分野で通用する高度な英語力が求められます。

新聞などで扱われるテーマや自然科学、医療、テクノロジー、政治に関する内容も多く出題されるため、専門書レベルの語彙力をつけることが大切です。

1級の合格に必要と言われている約10,000〜15,000語を目安に、単語帳や新聞などを活用しながら語彙力を強化しましょう。

また、1級の試験を突破するには英語の知識だけにとどまらず、自分の意見を相手に明確に伝えるスキルも必要です。

TIMEやNewsweekなどの国際誌を日常的に読み、自分の意見を書いたり話したりする練習を繰り返すと、徐々に表現力が磨かれていきます。

スピーキング対策では、模擬面接を行うだけでなく、日頃から発話練習をして正しい口の動かし方を身につけておきましょう。

トライのオンライン個別指導塾では英検®対策コースで効率良く対策できる

トライのオンライン個別指導塾では英検®対策コースで効率良く対策できる

参照:英検®対策コース | トライのオンライン個別指導塾

トライのオンライン個別指導塾「英検®対策コース」では、完全マンツーマン授業でお子さまの英検®合格を徹底サポートします。

お子さまの得意・不得意に合わせてピンポイントの対策を行うため、英検®合格に必要な4技能をバランス良く伸ばすことが可能です。

授業中にわからない部分があっても、その場ですぐに質問することで、小さな疑問を徹底的に潰しながら安心して試験に備えられます。

スキマ時間で対策できる、高品質な映像授業も取り揃えているため、短期間で効率的に英検®合格を目指したい方は、お気軽にご相談ください。

【4技能別】英検®合格を目指す対策のコツと勉強法

【4技能別】英検®合格を目指す対策のコツと勉強法

英検®合格には、受験する級に特化した対策だけでなく、4技能をバランス良く強化する勉強も不可欠です。

具体的には、以下のポイントを意識して対策を進めましょう。

  • リーディング:時間配分と読解力がポイント
  • リスニング :1回の放送で内容を把握する力がポイント
  • ライティング:採点基準を意識した文章構成がポイント
  • スピーキング:質問意図の把握と論理的な回答がポイント

それぞれの技能を伸ばすために効果的な勉強法を習得することで、効率良く英検®合格を目指せます。

リーディング:時間配分と読解力がポイント

英検®のリーディングセクションを攻略するには、制限時間を意識しながら、効率的に問題を読み解くスキルが必要です。

まずは、長文読解の鍵となる語彙力を上げるために、試験範囲の英単語を確実に習得しましょう

空所補充問題も多く出題されるため、苦手な文法がある場合は、早めに習得しておくことが大切です。

その上で、読解力向上のために、以下2つのリーディングテクニックを磨きましょう。

  • スキミング:文章の中から大体の意味を理解する
  • スキャニング:文章の中から必要な情報のみを探し出す

たとえば、スキミングのテクニックを使って文章を読むと、段落の最初の文と最後の文から全体の概要を素早く把握できます。

また、スキャニングのテクニックを使ってあらかじめ問題文を読んでおくと、文章の中から解答に必要な単語やフレーズをすばやく見つけ出せるでしょう。

さらに、本番で実力を発揮するには、過去問を使った模擬試験が効果的です。

時間配分や解く順番を自分なりに工夫し、3回以上の演習を繰り返すことで攻略のコツをつかめます。

リスニング:1回の放送で内容を把握する力がポイント

英検®のリスニング対策では、1回の放送で要点を把握する情報処理能力を鍛えることが大切です。

特に準2級以上では音声が1回しか流れないため、試験スタート前にしっかり準備を整えておきましょう。

高得点を目指す上で効果的なのは、放送開始前にリスニングの問題文と選択肢に一通り目を通しておくことです。

問題文を事前に把握することで、試験中に聞き取るべき情報を絞り込めます。

問題文と選択肢をチェックする際は、以下の2点を意識してみてください。

  • 疑問詞(5W1H)に注目する
  • 会話の場面(職場・店舗・家庭など)を想像する

日々の試験対策では、音声に続いてすぐに復唱するシャドーイングを取り入れましょう。自然なスピードの英語に耳が慣れていき、リスニング力が向上します。

ライティング:採点基準を意識した文章構成がポイント

英検®のライティング対策では、採点基準を理解した論理的な文章構成を意識しましょう。

英検®のライティングで重視される採点基準は、以下の4つです。

  • 内容:設問で求められる内容が含まれているか
  • 構成:わかりやすく論理的な構成になっているか
  • 語彙:設問やトピックに応じた正しい語彙を使えているか
  • 文法:多様なパターンの文を適切に使えているか

問題演習に取り組む際は、上記を意識しつつ、バランスの良い文章を書くことを心がけてみてください。

採点基準を意識した文章構成に慣れてきたら、自分の主張に一貫性や説得力を持たせる工夫も取り入れることで、高スコアを狙いやすくなるでしょう。

また、ライティングスキルを伸ばすには、以下の学習方法がおすすめです。

  • 添削指導を受けて文法・語彙を正しく使えているか確認する
  • 模範解答を分析して定型表現を学ぶ
  • 時間制限を設けた模擬演習で実践力を高める

スピーキング:質問意図の把握と論理的な回答がポイント

英検®のスピーキング試験では、質問の意図を正確に把握し、自分の意見を論理的に伝える能力が求められます。

特に2級以上の試験では、社会問題や抽象的なテーマについて自分の意見を述べる必要があるため、日頃から英語で物事を考える習慣をつけましょう。

質問意図を把握し、論理的な回答を行うためのステップは、以下のとおりです。

  1. 「Why」や「How」などの疑問詞や動詞に注意しながら質問を聞く
  2. 意図がわからなければ「Do you mean…?」などの質問で確認する
  3. 問題カードに書かれた英文からキーワードを抽出し、回答の方向性を決める

回答の方向性が決まったら、質問内容に対して適切な表現を使って自分の考えを伝えましょう。

スピーキング力を高めるには、日々のニュースや身近な話題について英語で自分の意見をまとめ、30秒間で説明する練習を繰り返す勉強法が効果的です。

スマートフォンの録音機能を使って自分の回答を聞き直せば、イントネーションや文法・語彙などの改善点が見えてきます。

トライのオンライン個別指導塾「英検®対策コース」では、英検®の仕組みや出題傾向に詳しい教育プランナーがお子さま専用の合格計画を作成し、4技能の強化を徹底サポートします。

「少しでも時間をムダにしたくない」「どのスキルを重点的に伸ばすべきかわからない」という方は、トライのオンライン個別指導塾にお気軽にご相談ください。

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英検®合格に向けた勉強・対策の3つポイント

英検®合格に向けた勉強・対策の3つポイント

全級共通の英検®合格に向けた勉強・対策のポイントは、以下の3つです。

  1. 過去問を活用して出題傾向と解き方のパターンを分析する
  2. 1ヶ月・3ヶ月・6ヶ月で逆算して学習スケジュールを立てる
  3. スキマ時間を活かして効率的に単語・熟語を暗記する

効率的な学習スケジュールで時間を有効活用し、英検®合格を実現させましょう。

1.過去問を活用して出題傾向と解き方のパターンを分析する

英検®の出題傾向や自分の弱点を把握するため、まずは時間を計測しながら過去問を解いてみましょう。

過去問を解いたあとは、解答・解説を読み込んで「なぜ間違えたのか」を理解することが大切です。

正解でも解答に迷った問題がある場合は、この時点で単語や文法を再確認しておくと、安定して高いスコアを取りやすくなります。

その他、過去問の効果的な活用方法は以下のとおりです。

  • 過去3年分の問題を解いて出題傾向の変化を把握する
  • 正答率が低い文法項目を見つけて重点的に復習する
  • リスニング問題のスクリプトを音読し、正しく聞き取れるようにする

着実にスキルを伸ばしたい方には、過去問を小分けにして学習する方法もおすすめです。

1日15〜20分程度の時間を設け、大問を1つずつを解いていくイメージで継続的に取り組むと、無理のないペースで実力をつけていくことができます。

2.1ヶ月・3ヶ月・6ヶ月で逆算して学習スケジュールを立てる

英検®合格のためには、受験日から逆算してスケジュールを立てることも大切です。

勉強開始から受験日までの期間が1ヶ月・3ヶ月・6ヶ月の場合の学習スケジュール例を下表にまとめました。計画を立てる際の参考にしてください。

受験日までの期間学習スケジュール例
1ヶ月・過去問を中心に本番と同じ条件で演習を繰り返す
3ヶ月・最初の1ヶ月で苦手分野を特定して克服する
・2ヶ月目から過去問や模擬試験に取り組む
6ヶ月・最初の3ヶ月で文法と語彙の基礎を固める
・残りの3ヶ月で過去問演習に取り組む

いずれの場合も、週に1回程度は進捗状況を確認し、計画の見直しをすることで、英検®合格に大きく近づくことができます。

短期間で英検®に合格することは可能?

学習計画をしっかり立てて効率的な対策を行えば、短期間での英検®合格は可能です。

特に、中学2年生から高校卒業レベルに相当する4級〜2級までは、3ヶ月程度の集中的な学習で合格できるケースも見られます

短期間での合格を目指す上で大切なのは、徹底した「過去問分析」と「弱点の特定」です。

過去問を解いて出題傾向を把握し、苦手分野に絞った対策を行うことで、効率的に合格の可能性を高められます。

定期的な進捗管理を行って学習内容の優先順位付けを工夫し、計画的な対策で試験を攻略しましょう。

3.スキマ時間を活かして効率的に単語・熟語を暗記する

どの級を受験する場合も、英検®合格には単語と熟語の暗記が欠かせません。日常生活のスキマ時間を活用し、効率的に習得しましょう。

通学時間に単語・熟語を暗記する際は、単語帳アプリを使うと便利です。

「1日30語覚える」などの目標を設定し、画像や音声も使って学習すると、視覚と聴覚の両方から記憶を定着させられます。

夕食前や入浴前などのスキマ時間には、単語帳を使い集中的に反復練習を行いましょう。

単語や熟語を効率的に覚えるには、正しい発音を聞きながら復唱する「シャドーイング」も効果的です。

また、単語や熟語を丸暗記するだけでなく例文と一緒に覚えることで、読解力の向上や英作文のスキルアップにもつなげられます。

単語帳を選ぶ際は、例文付きのものを選ぶと良いでしょう。

本番で実力を発揮する試験直前対策

試験本番で実力を発揮するためには、前日と当日の過ごし方にも気を配りましょう。

前日は新しいことを詰め込むのではなく、単語帳の見直しやライティングの定型文の確認など、軽めの復習にとどめておくことが大切です。

また、6時間以上の睡眠時間を確保し、脳のコンディションを整えておくと、集中して試験に臨めるでしょう。

想像以上に苦戦したとしても、最後まで諦めず冷静に問題と向き合うことで、合格への道が開かれるかもしれません。

まとめ

まとめ

本記事では、英検®の級別・技能別の対策ポイントや全級共通で押さえるべき効率的な学習方法を解説しました。

英検®の合格を目指すためには、受ける級にかかわらず、以下の方法で4技能をバランス良く強化しましょう

  • リーディング:時間配分と読解力がポイント
  • リスニング :1回の放送で内容を把握する力がポイント
  • ライティング:採点基準を意識した文章構成がポイント
  • スピーキング:質問意図の把握と論理的な回答がポイント

学習効率を上げる方法としては、以下の3つがおすすめです。

  1. 過去問を活用して出題傾向と解き方のパターンを分析する
  2. 1ヶ月・3ヶ月・6ヶ月で逆算して学習スケジュールを立てる
  3. スキマ時間を活かして効率的に単語・熟語を暗記する

適切な学習スケジュールを立てて効率的な対策を行えば、短期間でも英検®に合格できる可能性は十分にあります。

ぜひ本記事を参考に、自分に合った勉強法を見つけて英検®対策を進めてみてください。