• TOP
  • 受験情報
  • 不登校でも高校進学は実現できる!入学しやすい高校の選び方を解説

不登校でも高校進学は実現できる!入学しやすい高校の選び方を解説

不登校でも高校進学は実現できる!入学しやすい高校の選び方を解説

「不登校で勉強に遅れているけれど、将来のために高校進学したい」
「子どもの高校進学をサポートするために、親ができることはあるのだろうか」

高校に行きたいと考えているものの、不登校が続いており、このまま進学できるのか不安に感じている方は多いのではないでしょうか。

結論、高校にはさまざまなタイプがあるため、その中から入学しやすい学校を見つけることで、不登校の状態であっても無理なく進学を実現できます。

高校の選び方によっては、急いで遅れを取り戻さなくても合格できる可能性は十分にあるでしょう。

子どもが前向きに高校進学を目指すためには、不安な気持ちに寄り添う保護者の方のサポートも欠かせません。

そこで本記事では、不登校からの進学を実現できる高校の種類や選び方、子どもを支えるために親ができるサポートを解説します。

子どもにぴったりの高校を選んで進学の準備を整えたい方は、ぜひ参考にしてください。

トライのオンライン個別指導塾では、不登校のお子さまが無理のないペースで高校進学を目指せるよう、完全マンツーマン授業で徹底サポートします。

「授業に参加できていない単元からじっくり学びたい」「初対面の人に会うのは抵抗がある」という方は、トライのオンライン個別指導塾にお気軽にご相談ください。

\トライのオンライン個別指導塾について詳しくみる!/

不登校から高校進学するためには無理なく目指せる学校を選ぼう

不登校から高校進学するためには無理なく目指せる学校を選ぼう

冒頭で述べたとおり、不登校の状態でも高校進学を実現できる可能性は十分にあります。

不登校になると出席日数が足りなくなるため、多くの人は高校進学にあたって「内申点」と「学力」を懸念するでしょう。

たしかに、内申点と学力は合否を決める重要な判断基準ですが、中にはあえて重視しない高校も数多く存在します。

不登校から高校進学を目指す場合は、内申点や学力を重点的に評価しない学校を選ぶことで、合格の可能性を高められます。

とはいえ、不登校になると多くの生徒は自信を失った状態になり、高校進学に対しても消極的に考える傾向があります。

なお、内申点の意味や高校入試に与える影響については、以下の記事で詳しく解説しています。不登校の状態から内申点を上げるためのヒントを得たい方は、ぜひ参考にしてください。

不登校からの進学を実現できる高校の種類

不登校からの進学を実現できる高校の種類

不登校からの高校進学を実現させるには、どのような学校であれば目指しやすいのかを知っておく必要があります。

不登校からの進学を目指す高校としては、以下の4種類がおすすめです。

  • 内申点を重視しない全日制高校
  • 定時制高校
  • 通信制高校
  • 高等専修学校

進学先を決める際は、「入学後も無理なく通い続けられるか」というポイントも踏まえて、候補を絞り込みましょう。

通信制高校・全日制高校・定時制高校の違いについて詳しく知りたい方は、以下の記事もチェックしてみてください。

それぞれの高校に通うイメージを膨らませることで、子どもに合う進学先を見つけやすくなります。

内申点を重視しない全日制高校

全日制高校の中でも、内申点を重視しない学校であれば、出席日数が不足しがちな不登校の子どもでも進学できる可能性があります。

全日制高校で実施される入試の内容は、主に以下の3つです。合否は各試験の合計点で決まります。

  • 学力検査(5教科)
  • 内申点
  • 面接

一般的に、公立高校は内申点を重視する学校が多い傾向です。

内申点の割合を低めに設定している高校だと、合格を狙いやすいかもしれませんが、そのような学校はトップ進学校に多く、学力検査で高得点を取る必要があるため注意しましょう。

一方、私立高校には内申点を評価対象にしない学校が数多くあります。学力検査の科目が公立高校より少ない学校もあるため、不登校でも無理なく進学を目指せるでしょう。

ただし、全日制高校に進学すると、毎日朝から登校しなければなりません。

毎日の通学が苦にならないか慎重に検討したうえで、内申点を重視しない入試形式の高校を選んでみてください。

定時制高校

定時制高校は内申点を評価せず、学力検査と面接試験で合否を決める学校がほとんどです。学力検査も、国数英の3教科のみ実施するケースが多く見られます。

そのため、不登校で勉強が遅れている人でも、今から少しずつ準備を進めることで、合格の可能性を十分に高められるでしょう。

なお、定時制高校の授業時間は1日4時間程度と少なく、主に以下3つのコースから自分の生活スタイルに合う学校を選べます。

  • 夜間定時制:夜の時間帯に授業を受ける
  • 昼間二部定時制:午前または午後の時間帯に授業を受ける
  • 三部制:午前、午後、夜間のいずれかで授業を受ける

ただし、定時制高校は1日の授業時間が少ない分、多くの学校では卒業までに3年以上かかります。

学校選びの際は、高校卒業後の進路について子どもの希望を確認してから、どの高校に通うのかを決めましょう。

通信制高校

通信制高校も定時制と同様、内申点を評価しない学校が多い傾向です。入試では、主に以下の試験が実施されます。

  • 書類審査
  • 作文
  • 面接

学力検査を実施する高校もありますが、国数英の3教科のみであるケースがほとんどです。また、通信制高校は全日制・定時制と異なり、入学後も毎日通学する必要はありません。

このことから、通信制高校は内申点や学力に自信がない人はもちろん、通学に不安がある人にもおすすめであるといえます。

ただし、通信制高校は自主学習が基本となるため、卒業や進学のためには勉強の進捗を自分で管理しなければならない点に注意が必要です。

通信制高校の卒業要件や学習の仕組みについて詳しく知りたい方は、以下の記事もチェックしてみてください。

トライ式高等学院ではお子さまの入学後も安心して卒業・進学を目指せるよう徹底サポート

トライ式高等学院は、通信制高校に通うお子さまが3年間で卒業できるよう、さまざまな支援を行う通信制高校サポート校です。

トライ式高等学院では、2つのコースと3つの受講方法から、お子さまにぴったりの学習スタイルを提案します。

トライ式高等学院ではお子さまの入学後も安心して卒業・進学を目指せるよう徹底サポート

参照:通信制高校で大学進学|通信制高校・サポート校のトライ式高等学院

学習コースや通い方は、お子さまの状況や目標に合わせていつでも変更可能です。

不登校解決に向けた継続的なサポートも行っているため、通信制高校への入学後も自分のペースで勉強しながら、安心して卒業・進学を目指せます。

高等専修学校

高等専修学校とは、社会に出てすぐに役立つ実践的な職業教育を行う、中学卒業者向けの教育機関です。

高校とは異なる教育機関ですが、不登校を経験した生徒のためのセーフティーネットとして近年注目されています。

地域によってはほとんど設置されていないケースもあるため、進学を視野に入れたい方は、まず近くに通える学校があるかチェックしてみてください。

高等専修学校の入試は内申点を重視せず、以下の試験を実施するのが特徴です。

  • 学力検査(1〜3教科)
  • 作文
  • 面接

入試以外の面でも、高等専修学校には以下のメリットがあります。

  • 実習や実技を通して仕事に活かせる資格を取れる
  • 指定の学校に通えば大学の入学資格も取得できる
  • 授業料や教材費について高校進学と同様の支援を受けられる

毎日通学する必要はあるものの、高校では学べない実践的かつ専門的な授業を受けることで、学校に通う新たな楽しさを感じられるでしょう。

高等専修学校について詳しく知りたい方は、文部科学省が公開している以下のページをチェックしてみてください。

参照:高等専修学校とは|文部科学省

【状況別】不登校から進学しやすい高校の選び方

【状況別】不登校から進学しやすい高校の選び方

同じ不登校でも、今置かれている状況や希望の進路は、子どもによってさまざまです。そこで、不登校から無理なく進学できる高校の選び方を、以下の状況別に紹介します。

  • 受験までの時間的な余裕がある中学1・2年生
  • 受験が迫っている中学3年生

不安やストレスなく受験対策を進められるよう、今のうちに後悔のない選択をしましょう。

受験までの時間的な余裕がある中学1・2年生

入試まで時間的な余裕がある中学1〜2年生は、現在の内申点を確認したうえで、進学先の候補をある程度絞り込みましょう。

どの高校を選べば良いのか判断に迷う場合は、以下の表を参考にしてください。

内申点の状況おすすめの高校
かなり低く学力も自信がない・内申点を重視しない高校
・入試で学力検査を実施しない高校
低いが出席日数を増やせる見込みはある・3年生の内申点だけを見る高校

勉強が好きで受験対策も苦にならなければ、学力検査でカバーすることも視野に入れ、選択肢の幅を広げてみましょう。

これから内申点を上げたい場合は、どのように対策すべきか学校に相談することも有効です。

別室登校や補習の受講など、子どもに負荷がかからない方法を考えることで、ストレスなく高校進学を目指せます。

受験が迫っている中学3年生

受験が迫っている中学3年生の場合、今から内申点を急いで上げるのは難しいことが想定されます。

そのため、確実に高校進学を目指すのであれば、以下のように内申点を重視しない学校を選ぶと良いでしょう。

  • 内申点を問わない入試形式の私立高校
  • 定時制高校
  • 通信制高校
  • 高等専修学校

不登校が長期化しており、勉強の遅れを取り戻すのが難しい人は、上記の中から学力検査を実施しない高校を選ぶことも検討してみてください。

第一志望の高校で学力検査がある場合は、無理に独学で対策するのではなく、塾や家庭教師などの利用もおすすめです。

3年生になったばかりで、出席日数を増やせる見込みがあれば、3年生の内申点だけを見る高校も目指せるかもしれません。

「時間がないから高校に行けない」と諦めず、少しでも可能性がある高校を見つけ、無理のないペースで着実に対策を進めましょう。

トライのオンライン個別指導塾では、お子さまの目標や学力に合わせたオーダーメイドのカリキュラムで着実に苦手を克服しながら志望校合格を目指せます。

「どうしても行きたい高校がある」「時間がないので効率的に受験対策したい」という方は、トライのオンライン個別指導塾にお気軽にご相談ください。

\トライのオンライン個別指導塾について詳しくみる!/

高校卒業後に大学進学も考えている人

「大学に進学したい」と考えている人は、以下の2つを比較し、どちらの高校に通うか検討してみてください。

  • 進学率が高く、入試では内申点を重視しない私立の全日制高校
  • 大学進学に向けたサポートが充実している通信制高校

内申点を重視しない私立の全日制高校であれば、学力検査や作文、面接の対策に力を入れることで、不登校でも合格の可能性を十分に高められます。

入学後、毎日登校できるか不安な方におすすめなのは、大学進学に向けたサポートが充実している通信制高校です。

大学受験に特化したカリキュラムが用意されている通信制高校を選べば、少ない登校日数でも効率的に必要な学力をつけられます。

さらに充実した学習サポートを受けたい場合は、通信制高校サポート校の併用も効果的です。

子どもと一緒に入学後の学校生活をイメージし、安心して過ごせる環境が整っている高校を選びましょう。

通信制高校から大学進学を叶えるポイントについて詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。

トライ式高等学院は、お子さま一人ひとりの夢や目標に徹底的に向き合い、マンツーマン授業×トライの合格ノウハウで大学進学率71.1%を実現しています。
※大学進学率とは、進路決定者のうちの大学・短大・専門職大学に合格した者において。2025年自社調べ。

「不登校だけど大学に進学したい」「自分に合ったペースで高校に通いたい」という方は、トライ式高等学院にお気軽にご相談ください。

\トライ式高等学院について詳しくみる!/

不登校から高校進学するために親ができる3つのサポート

不登校から高校進学するために親ができる3つのサポート

不登校の子どもは、卒業後の進路だけでなく、学校に通えないことや勉強に対する苦手意識など、さまざまな悩みを抱えています。

そのため、保護者の方は以下の方法で子どもの不安を和らげることを意識しましょう。

  1. 子どもの抱える悩みや不安を受け止める
  2. 将来の目標・本人の希望を踏まえて進学先を選ぶ
  3. 安心して勉強できる環境を整える

子どもが自信を取り戻し、前向きに高校進学を目指せるようになると、勉強も捗り志望校合格に大きく近づけます。

1.子どもの抱える悩みや不安を受け止める

高校進学に向けて子どもを適切にサポートするためには、勉強や進路に関する悩み・不安を肯定的に受け止めましょう。

不登校になって一番焦りを感じているのは、子ども自身です。そんなとき、親から「早く勉強しなさい」「高校はどうするの」と言われると、子どもはますます自信を失うかもしれません。

子どもが悩みを打ち明けてきたり、不安そうな様子が見られたりする場合は、以下のように関わることを意識しましょう。

  • 「そう思っていたんだね」と子どもの気持ちに共感する
  • 最後まで話を聞き、子どもの意思を確認してからアドバイスする
  • 「何かあったらいつでも話してね」と優しく伝える

親が一番の味方となることで子どもは安心し、高校進学に向けて前向きに受験対策を進めやすくなります。

2.将来の目標・本人の希望を踏まえて進学先を選ぶ

進学先を選ぶときは親子で相談し、将来の目標や本人の希望を踏まえて決めることも大切です。

子どもの意思を尊重せず、親の判断で進学先を決めると反発心を招き、モチベーションを低下させてしまう可能性があります。

受験の目的を明確にするためにも、まずは以下の内容を子どもに確認し、進学先の候補を選びましょう。

  • 大人になったら、どんなことをして働いてみたいか
  • 高校卒業後は「働く」「大学に進学する」のどちらが良いか
  • どのような学習環境や通学スタイルの高校に行きたいか

はっきり決まってなくても大丈夫だよ」と前置きをすると、子どもはプレッシャーを感じず、自分の気持ちを素直に話しやすくなります。

本格的に候補を絞る際は、親子で一緒に調べたり学校に相談したりして最適な高校を選ぶのがポイントです。

3.安心して勉強できる環境を整える

不登校から高校進学を目指す場合、多くの人は自宅で勉強することになります。しかし、不登校の子は学習面で困る場面が多く、なかなか集中力とモチベーションを維持できません。

そのため、保護者の方は子どもの学習意欲が低下する原因を一つずつ解消し、安心して勉強できる環境を整えましょう。

不登校の子どもが学習面で抱えがちな悩みは、以下のとおりです。

  • 不登校をきっかけに学習習慣がなくなった
  • 勉強が遅れているため苦手分野が多い
  • 何から勉強を始めたら良いのかわからない

この場合は、簡単な学習を短時間から取り組み、少しずつ苦手分野にも挑戦することで、勉強の感覚や自信を取り戻せる可能性があります。

学校から勉強法のアドバイスをもらうと、どの教科・単元から取り組むべきか明確になり、見通しを持って学習できるでしょう。

家庭でのサポートに限界がある場合は、塾や家庭教師など外部のサポートを受けることも検討してみてください。

トライのオンライン個別指導塾では正社員の教育プランナーがお子さまの悩みに寄り添って学習をサポート

トライのオンライン個別指導塾では正社員の教育プランナーがお子さまの悩みに寄り添って学習をサポート

参照:不登校サポートコース | トライのオンライン個別指導塾

トライのオンライン個別指導塾では、授業を担当する教師とは別に、正社員の教育プランナーが専任でお子さまの学習をサポートします。

具体的なサポート内容は、以下のとおりです。

  • お子さまの目標を叶える進学先の選び方
  • 学校復帰に向けたアドバイス
  • 勉強の遅れを取り戻すための計画作成

ちょっとした不安や悩みがある場合も、教育プランナーが担任の先生のような立ち位置で、一つずつ丁寧に寄り添い対応します。

お子さまが安心して勉強に臨めるよう、ご希望の条件に合わせて厳選した教師の紹介も可能ですので、ぜひお気軽にご相談ください。

まとめ

まとめ

本記事では、不登校からの進学を実現できる高校の種類や選び方、子どもを支えるために親ができるサポートを解説しました。

不登校からの進学を実現できる高校は、主に以下の4種類があります。

  • 内申点を重視しない全日制高校
  • 定時制高校
  • 通信制高校
  • 高等専修学校

進学先を決める際は、現状の内申点を確認したうえで、無理なく受験対策を進められる高校を選びましょう。

子どもが前向きに高校進学を目指すためにも、保護者の方は以下の方法でサポートすることが大切です。

  1. 子どもの抱える悩みや不安を受け止める
  2. 将来の目標・本人の希望を踏まえて進学先を選ぶ
  3. 安心して勉強できる環境を整える

負担やストレスが大きくならないよう、必要に応じて塾や家庭教師を利用すると、気持ちに余裕を持って志望校合格を目指せます。

ぜひ本記事を参考に、子どもにとって最適な進学先を選び、計画的に受験対策を進めてください。