「塾を掛け持ちしても問題ないのか知りたい」
「塾を掛け持ちした場合、どのようなデメリットが生じるのだろう」
さまざまな理由から、「集団塾と個別指導塾」「個別指導塾と別の個別指導塾」など、複数の塾の掛け持ちを検討しているものの、本当に掛け持ちをしても問題ないのか不安な方もいるでしょう。
結論からいうと、塾を掛け持ちしても問題ありません。しかし、集団塾・個別指導塾それぞれの役割を理解し、子どもの負担を増やさないように配慮する必要があります。
本記事では、塾を掛け持ちするメリット・デメリットや、失敗を防ぐポイントを紹介します。
個別教室のトライは予定に合わせて自由に授業を組めるため、他塾と掛け持ちしながら無理のないスケジュールで学習を進められます。前開校日までに申請すれば無料で授業の振り替えができ、スケジュール変更にも柔軟に対応できるのが特長です。
「塾の掛け持ちがうまくいくか不安」「完全マンツーマンで苦手分野を集中的に指導してほしい」という方は、個別教室のトライにお気軽にご相談ください。
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この記事の目次
塾の掛け持ちはそれぞれの役割を明確にして上手に使い分けよう

冒頭でお伝えしたように、塾の掛け持ちは問題ありません。ただし、学習効果を高めるためには、各塾の特性や役割を理解したうえで、子どもの身体的・精神的負担を増やさないように配慮する必要があります。
現在通っている塾だけでは物足りない、成績が伸び悩んでいる、などの理由でむやみに塾を増やしても、学力が上がるとは限りません。
したがって、塾を掛け持ちするメリット・デメリットをよく理解したうえで、子どもにとって本当に掛け持ちが必要なのか慎重に検討すると良い
でしょう。
塾を掛け持ちするメリット・デメリットについては、後述しています。
どうやって塾を掛け持ちする?おすすめのパターン

塾の掛け持ちを検討しているものの、どのように掛け持ちすべきか悩んでいる方も多いでしょう。
掛け持ちする際のパターンとしては「集団塾×個別指導塾」もしくは「個別指導塾×個別指導塾」がおすすめです。現在はオンライン型の集団塾や個別指導塾も多数あるため、オンライン型も含めてどの塾を選ぶか検討してみましょう。
なお、個別指導・集団塾のどちらを利用すべきか迷っている方は、下記の記事で両者の違いを詳しくまとめていますので、併せてご覧ください。
以下で、それぞれのパターンについて詳しく解説します。
集団塾×個別指導塾
塾を掛け持ちする方法としてよく見られるのは「集団塾×個別指導塾」のパターンです。
1人の講師が大人数の生徒を指導する集団塾は、規定のカリキュラムに沿って効率良く勉強を進められます。同じ目標をもつ仲間と一緒に勉強することで、切磋琢磨できる環境が整っているのもメリットの一つです。
一方、講師1人に対して1人の生徒、または少人数の生徒を指導する個別指導塾は、子どもに合ったカリキュラムできめ細やかなサポートを受けられます。わからない部分はその場で質問できるため、自分のペースで学習を進められるでしょう。
集団塾でわからなかったところを、個別指導塾で解決するといった使い方もおすすめです。
以上のように、集団塾・個別指導塾それぞれの特性を理解したうえで「良いところ取り」をすれば、着実に成績を伸ばせる
でしょう。
個別教室のトライは自由に決められるスケジュールで集団塾との併用も可能

参照:《公式》個別教室のトライ-完全マンツーマンの個別指導塾・学習塾
個別教室のトライは、学年や科目によって受講日時が決まっておらず、予定に合わせて授業を組めるのが特長です。カリキュラムが固定されている集団塾と掛け持ちしながら、負担のないスケジュールで効率的に勉強を進められます
。
また、前開校日までに申請すると無料で授業日時を変更できるため、急な予定が入ったときや体調が優れないときも安心です。
個別指導塾×個別指導塾
塾を掛け持ちする目的や子どもの性格によっては、「個別指導塾×個別指導塾」のパターンも有効です。
個別指導塾と言っても、「地域の学校情報や受験情報に精通した個別指導塾」「特定の教科・分野に強い個別指導塾」「開校時間やアクセス、費用の面で通いやすい塾」など、特徴やカリキュラムが異なります。
そのため、子どもの目的や目標、そして家庭の状況などを踏まえて個別指導塾を掛け持ちすることで、スムーズに学習を進められる
でしょう。
同様に個別指導を受けられる「家庭教師」や「オンライン家庭教師」と掛け持ちをし、通塾の負担を軽減するのもおすすめです。
塾を掛け持ちするメリット

では、塾の掛け持ちにはどのようなメリットがあるのでしょうか。
- それぞれの強みを活かして学習効果を高められる
- 受験に関する情報を幅広く入手できる
- 子どもに合った学習方法・講師を見つけやすくなる
掛け持ちの基本的なパターンを踏まえたうえで、塾の掛け持ちによって得られるメリットを3つ解説します。
それぞれの強みを活かして学習効果を高められる
塾を掛け持ちすると、それぞれの塾がもつメリットを活かせるため、1つの塾に通うよりも高い学習効果が得られる可能性が高いです。
たとえば、集団塾の難関校受験クラスは授業の難易度が高く進度も早いため、少しでも理解できない部分があると授業についていけなくなる可能性があります。その場ですぐに質問できず、消化不良のまま授業が進んでしまうケースも少なくありません。
その点、個別指導塾なら理解できるまで気兼ねなく講師に質問できるので、集団塾の授業でつまづいた部分を個別指導塾で補うという活用方法も可能
です。
受験に関する情報を幅広く入手できる
塾を掛け持ちすることで、さまざまな視点から幅広い受験情報を入手できるのもメリットの一つです。
「受験は情報戦」ともいわれるほど、情報収集が大きな鍵を握ります。学校によって出題科目や配点、出題範囲などが異なり、試験問題の傾向も年々変化するためです。
また、考えていた入試方式とは別の入試方式の方が、実は自分の得意に合っているということもあります。最新情報をいち早く入手し講師と一緒に戦略を立てることで的確にアプローチでき、合格の可能性をさらに高められる
でしょう。
子どもに合った学習方法・講師を見つけやすくなる
塾を掛け持ちすることで多様な学習スタイルに触れられ、子どもに合った学習方法を見つけやすくなるのもメリットです。
また、講師によって性格や話し方、指導方法などが異なるため、場合によっては相性が合わないこともあります。複数の塾に通うことで講師との出会いも増え、相性の良い講師が見つかりやすく
なります。
トライのオンライン個別指導塾は教師数が多く塾との掛け持ちにもおすすめ

トライには33万人※の教師が在籍しており、全国にいる教師とオンラインで授業を受けられます。選択肢が多いからこそ、お子さまの性格や学力、希望の進路にマッチする教師を見つけやすく、高いモチベーションを維持しながら勉強に取り組めます。
教師との相性が合わなければ何度でも無料で交代できるため、お子さまがストレスを抱えたまま学習を続ける心配もありません。
また、トライのオンライン個別指導塾なら授業日時も柔軟に決められるため、他塾との掛け持ちにも最適
です。
※講習会を受講している教師数(2024年3月31日時点。)
塾を掛け持ちするデメリット

塾の掛け持ちはさまざまなメリットがある一方、いくつかデメリットも存在します。
- 子どもの負担が大きくなる
- 自習時間が減る
- 指導方法の違いで混乱する
ここで紹介するデメリットを踏まえたうえで、本当に塾の掛け持ちが必要か判断しましょう。
子どもの負担が大きくなる
通う塾が増えると通塾に時間がかかり、子どもの負担が大きくなってしまいます。塾で勉強する時間が増えると疲労が溜まるだけでなく、子どもの自由時間が減ることで精神的なストレスも溜まりやすくなります。
そのため、できるだけ自宅や学校から近い塾を選ぶ、自宅で授業を受けられるサービスを選ぶなど、少しでも子どもの負担を減らす工夫が必要
です。
自習時間が減る
塾を掛け持ちすると、学校や塾で習った内容を振り返ったり、苦手単元を克服したりするための自習時間が減ってしまいます。
塾でハイレベルな指導を受けても、学習内容が定着しなければ学力向上は見込めず、周りのペースについていけなくなる可能性があるため注意が必要
です。
指導方法の違いで混乱する
同じ科目の学習でも、塾や講師によって指導方法が異なる場合があります。
そのため、複数の塾で同じ科目の授業を受ける場合、指導方法が違うと「どちらが正しい方法かわからない」「もう一方の塾で言われたことと違う」などと混乱しかねません。その結果、学習内容が定着しにくくなることもあり得る
でしょう。
塾の掛け持ちで失敗を防ぐために押さえるべき4つのポイント

上記でお伝えしたデメリットを踏まえたうえで、塾の掛け持ちが逆効果にならないよう押さえるべきポイントが4つあります。
- 塾を掛け持ちする目的・役割を明確にする
- 子どもの意思を尊重する
- 十分な自習時間を確保する
- トータルの費用を事前に確認する
以下、順番に見ていきましょう。
1.塾を掛け持ちする目的・役割を明確にする
塾の掛け持ちを検討する際は、まず「なぜ掛け持ちしたいのか」という目的と「それぞれの塾が持つ強みをどのように活かすのか」という役割を明確にしましょう。目的と役割を明確にすることで、塾を掛け持ちすべきかどうか判断しやすくなり、実際に掛け持ちした場合も目的意識を持って効率的に勉強できます。
なお、「通塾時間は増やしたくないものの、苦手な部分は個別に教えてもらいたい」など、掛け持ちの目的によっては、塾にこだわらず家庭教師を利用するのも選択肢のひとつ
です。
家庭教師のトライでは、豊富な指導実績に基づいた学習法による完全マンツーマン授業を行っています。1対1の授業なので、お子さまのペースに合わせて自由なカリキュラムを作成できます。
「集団塾で理解できなかった部分をフォローしてほしい」「苦手の克服に集中したい」など、塾の掛け持ちによる学習効果アップを狙う方は、家庭教師のトライをぜひご活用ください。
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2.子どもの意思を尊重する
塾を掛け持ちするかどうか検討する際は、子どもの意思を最大限に尊重しましょう。保護者の方が「塾を掛け持ちする必要がある」と思っていても、実際に通塾する子ども自身のやる気がなければ学力向上は望めません。
また、塾の掛け持ちによって子どもの負担が大きくなる場合は意識的に自由時間を確保し、無理をさせないことも大切
です。子どものストレスを軽減することで、集中力やモチベーションを維持しやすくなり、学習効果アップにつながります。
3.十分な自習時間を確保する
塾を掛け持ちすると授業を受ける時間が長くなりますが、自習時間も十分に確保しましょう。
塾や学校の予習・復習をする時間や、苦手分野の問題に取り組む時間を確保することで、学習内容が定着します。通塾時間や授業時間によって自習時間が圧迫される場合は、オンラインで授業を受けられるサービスを選ぶのも一つの方法
です。
オンラインで授業を受けられれば通塾時間をカットでき、授業後そのまま復習に移ることで学習内容が定着しやすくなります。
4.トータルの費用を事前に確認する
塾の掛け持ちを検討する際は、トータルの費用を事前にシミュレーションし、家計に大きな負担がかからないか、長期的に利用できるかを検討することも大切です。
特に模試や特別講習で思わぬ出費がかさむ可能性もあるため、年間でどの程度かかるのか見積もっておくと安心
です。
学年別の塾費用の相場を知りたい方は、下記の紹介も参考にしてみてください。
まとめ

塾の掛け持ちは高い学習効果が期待でき、受験に関する最新情報の収集にも役立ちます。ただし、通塾時間や勉強時間が増加するため、子どもの負担をできるだけ軽減できるよう配慮することが大切です。
ポイントは、以下の3つです。
- 「集団塾×個別指導塾」または「個別指導塾×個別指導塾」のパターンがおすすめ
- 掛け持ちを検討する際は子どもの意思を尊重し、無理強いはしない
- 学習内容を定着させるための自習時間も十分に確保する
塾の掛け持ちを検討する際は、目的やそれぞれの塾の役割を明確にし、学習効果の向上につなげましょう。