「ADHDの特性があると、大学受験は難しい?」
「集中力や計画性に自信がない……志望校に合格できるだろうか」
このような悩みを抱えながら、受験に向き合っている方も多いのではないでしょうか。
結論からお伝えすると、ADHDの特性があっても、大学受験で志望校に合格することは十分に可能です。
ただし、そのためには一般的な受験対策をそのまま当てはめるのではなく、特性に合った学校選びと勉強法を意識することが大切です。
本記事では、ADHDの特性がある高校生に向けて、大学選びの考え方、効率的な勉強法、そして周囲のサポートの活用法をわかりやすく解説します。
家庭教師のトライでは、一人ひとりの特性や理解のペースに合わせて、専任教師による完全マンツーマン授業を行っています。集中力が続きにくい、ケアレスミスが多い、計画的な学習が苦手といったADHDの特性にも丁寧に寄り添いながら、志望校や現在の学力に合わせた大学受験対策を進めることができます。
「ADHDがあっても大学受験に挑戦できるのか不安…」「自分に合った勉強法で、無理なく受験対策を進めたい」という方は、家庭教師のトライへお気軽にご相談ください。
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この記事の目次
ADHDの生徒が大学受験を突破するには「学校選び」や「勉強法」のコツを押さえることが大切

「ADHDでも、大学受験で志望校に合格できるのだろうか」と感じる方もいるのではないでしょうか。
結論として、ADHDの特性があっても、大学受験で志望校合格を目指すことは十分に可能です。
たとえば、令和5年度における日本学生支援機構の調査では、診断書のある発達障がいを持つ大学生数は10,046人で、その内ADHDの学生は3,523人と報告されています。
参照:日本学生支援機構「令和5年度(2023年度)大学、短期大学及び高等専門学校における障害のある学生の修学支援に関する実態調査」
ただし、同じADHDでも得意・不得意や疲れやすさは、一人ひとり異なります。だからこそ、合格までの道のりを「根性」で押し切るより、特性に合う学校選びと勉強法を先に整えることが近道になります。
ADHDの特性に合った大学を選ぶ5つのポイント

大学受験は「合格して終わり」ではありません。
入学後も無理なく通い続けられるかまで見通して選ぶことで、受験期の不安も軽くなります。
- 大学進学の目的に合ったカリキュラムか
- 入試の科目や出題形式が合っているか
- 学習面・進路面でのサポートを受けられるか
- 安心して通える学習環境が整っているか
- 入学後に一人暮らしをする必要はあるか
上記の5つを出願前に確認しておきましょう。
1.大学進学の目的に合ったカリキュラムか
ADHDの特性があると、「発達障がいを受け入れてもらえるか」という視点で大学を選んでしまうこともあるかもしれません。
しかし、大学は将来の目標を実現するための学びの場でもあります。まずは「何を学びたいのか」「将来どのような進路を考えているのか」を整理し、その目的に合ったカリキュラムが用意されているかを確認しましょう。
興味を持てる分野がある大学を選ぶことで、集中しにくい特性があっても学習への意欲を保ちやすくなります。
2.入試の科目や出題形式が合っているか
ADHDの中でも、ASD(自閉スペクトラム症)を併発している場合などは、得意科目と苦手科目の差が極端に大きい傾向があります。大学受験では、すべての科目を平均的に対策するより、得意分野で勝負できる入試方式を選ぶことで、合格の可能性を高めることができます。
また、ADHDの確定診断がある場合、大学によっては試験時間の延長やイヤーマフの使用など、受験時の配慮を受けられることがあります。志望校がこうした対応をしているか事前に確認し、実力を発揮しやすい環境を整えておきましょう。
3.学習面・進路面でのサポートを受けられるか
2024年4月1日から、国立・私立を問わず、すべての大学で障がい者差別解消法に基づく「合理的配慮」の提供が義務化されました。
合理的配慮とは、障がいのある学生が他の学生と同じように学べるよう、個々の状況に応じて大学側が行う調整や支援のことです。これにより、ADHDの学生も大学在学中に一定の支援を受けられる環境が整いつつあります。
ただし、実際のサポート内容や手厚さは大学ごとに異なります。入学後も安心して学校生活を送るために、学習支援センターの有無、レポート提出や試験に関する配慮、進路相談の体制など、学習面・進路面でどのようなサポートを受けられるか事前に確認しておきましょう。
4.安心して通える学習環境が整っているか
大学生活を無理なく続けるためには、学習内容だけでなく、キャンパスの環境や立地も重要です。
通学時間が長すぎないか、大学周辺の環境は落ち着いているか、構内や教室の雰囲気が負担にならないかなど、ADHDの特性にとってストレスになりにくい環境かどうかを確認しておくと安心です。
公式サイトやパンフレットだけで判断せず、オープンキャンパスなどで実際の雰囲気を体感しておくと、入学後のイメージを持ちやすくなるでしょう。
5.入学後に一人暮らしをする必要はあるか
大学の所在地によっては、進学を機に一人暮らしを始める必要があります。しかし、ADHDの特性によっては、生活リズムの管理や家事の負担が大きくなることがあるかもしれません。
学業と生活の両立が現実的に可能かどうか、本人の状態やサポート体制を踏まえて、家族とよく相談しながら慎重に判断することが大切です。
通学可能な範囲の大学を選ぶ、段階的に一人暮らしを進めるなど、無理のない選択肢を検討しておくと良いでしょう。
ADHDの特性に合った効率的な受験勉強のコツ

ADHDの生徒が大学受験を突破するためには、「努力量を増やす」より、特性に合った勉強法を選ぶことが重要です。
- 視覚・聴覚の刺激が少ない学習環境を作る
- 短時間の勉強に繰り返し取り組む
- 体を動かしながら勉強できる方法を取り入れる
- 勉強の中にちょっとしたゲーム要素を含める
ADHDにもさまざまな特性があるため、以下を参考に自分に合った勉強法を見つけましょう。
視覚・聴覚の刺激が少ない学習環境を作る
ADHDには、周囲の音や視界に入る情報が気になりやすく、集中力が途切れやすい特性があります。効率的に勉強を進めるには、まず視覚・聴覚の刺激をできるだけ減らした学習環境を整えることが大切です。
例えば、机の上には必要な教材だけを置く、スマートフォンは視界に入らない場所にしまう、周囲の音が気になる場合はノイズキャンセリングイヤホンを使うなど、刺激を減らす工夫をしてみましょう。
ただし、静かすぎる環境よりも一定の環境音がある方が集中できる場合もあります。自分に合った環境を探しながら整えていくことが大切です。
短時間の勉強に繰り返し取り組む
注意力が散漫になりやすく、すぐに集中力が途切れてしまう場合は、無理に長時間勉強しようとせず、短時間の勉強を繰り返すのが効果的です。
「10分だけ取り組む」「2ページだけ進める」など小さな目標を設定すると取りかかりやすく、短時間でも集中しやすくなります。短い時間でも積み重ねることで、結果的に学習量を確保することができるでしょう。
体を動かしながら勉強できる方法を取り入れる
じっとしているのが難しい「多動性」の傾向が強い場合、座り続けること自体が負担になることがあります。そのような場合は、あえて体を動かしながら勉強できる方法を取り入れることで、集中力を高められることがあります。
たとえば、立って音読する、部屋の中を歩きながら暗記する、バランスボールに座って軽く揺れながら問題を解くなど、軽い動きをともなう勉強法を試してみましょう。
ただし、動きが激しくなると「運動」がメインになってしまうため、あくまで軽い動きにとどめることがポイントです。
勉強の中にちょっとしたゲーム要素を含める
待つことが苦手な「衝動性」の傾向が強い場合、単調な作業が続くと飽きやすくなります。そのような場合は、勉強の中にゲーム要素を取り入れてみましょう。
例えば、制限時間を決めてタイムアタック形式で問題に取り組んだり、クイズ形式で知識を確認したりすると、楽しみながら勉強を続けやすくなります。
ただし、衝動性が強い場合は、うまくいかなかったときに感情が激しく出てしまうこともあります。「失敗してもやり直せる」「1回目は練習」など、過度に落ち込まないようなルールをあらかじめ決めておくと良いでしょう。
家庭教師のトライでは専任教師がADHDの特性に合わせた完全マンツーマン授業で大学受験を徹底サポート

家庭教師のトライでは、専任の教師が完全マンツーマンで授業を行い、一人ひとりの特性や理解度に合わせて授業を進めます。無理のないペースで学習を進められるため、着実に成績を伸ばしていくことができます。
また、授業開始後でも教師の交代は何度でも無料で可能です。相性がぴったりの教師を見つけやすい点でも、安心してご利用いただけます。
大学受験に挑戦するADHDの高校生に親ができるサポート

大学受験対策は、長期間にわたって取り組む必要があります。ADHDの特性がある高校生にとっては、本人の努力だけで乗り切るのが難しい場面も少なくありません。
- 環境づくりや学習計画の管理を手伝う
- 勉強に疲れているときは適度に休ませる
- ADHDの指導実績が豊富な学習塾を利用する
ここでは、保護者が家庭でできるサポートを紹介します。ただし、すべてを家庭内で解決しようとせず、悩んだときは周囲や専門家に助けを求めることも大切です。
環境づくりや学習計画の管理を手伝う
ADHDには「整理整頓が苦手」「物事を順序立てて進めるのが難しい」といった特性があります。そのため、勉強に集中しやすい環境づくりや学習計画の管理を一緒に行うとよいでしょう。
- 机の上を一緒に片づけ、必要な教材だけを置く
- 「今日は何に取り組むか」を一緒に確認する
- 週単位のスケジュールを見える場所に貼っておく
すべてを管理するのではなく、本人が負担を感じにくい形でサポートすることがポイントです。できたことに目を向ける姿勢が、子どもの安心感にもつながります。
勉強に疲れているときは適度に休ませる
ADHDの高校生は集中力が続きにくく、長時間の受験勉強を人一倍つらく感じることがあります。長い受験期間を乗り切るためには、疲れやストレスが溜まっているときに無理をさせず、適度に休ませることが大切です。
また、一つのことに没頭しすぎる「過集中」の傾向がある場合は、気づかないうちに疲労を溜めてしまうこともあります。様子を見ながら、適切なタイミングで「少し休もう」と声をかけてあげましょう。
休むことも、受験を乗り切るために必要なことの一つです。
ADHDの指導実績が豊富な学習塾を利用する
大学受験対策を家庭だけで続けるのは、負担が大きくなりがちです。そのため、ADHDの指導実績が豊富な学習塾を利用すれば、特性に合った的確な指導を受けながら、効率的に志望校合格を目指せます。
「注意力が散漫になりやすい」「長時間じっと座っているのが難しい」といった特性がある場合は、マンツーマン授業を受けられる家庭教師や個別指導塾がおすすめです。
トライのオンライン個別指導塾では受験情報に詳しい「教育プランナー」がADHDの特性に合ったオーダーメイドのカリキュラムを作成

トライのオンライン個別指導塾では、ADHDの特性や地域の受験情報に詳しい「教育プランナー」が、お子さまに合ったオーダーメイドのカリキュラムを作成します。特性に配慮した学習計画で、効率的に志望校合格を目指すことができます。
また、定期的な学習面談や電話・LINEでの相談にも対応しているため、受験に関する不安を解消しながら学習を進められるでしょう。大学受験対策の進め方に不安が迷いがある方は、トライのオンライン個別指導塾へお気軽にお問い合わせください。
まとめ

ADHDの特性があっても、大学受験で志望校を目指すことは十分に可能です。
大切なのは、一般的な受験対策に無理に合わせるのではなく、自分の特性に合った大学選びと勉強法を見つけることです。
自分に合った環境と学習方法が整えば、勉強に前向きに取り組みやすくなり、自信を持って受験に臨めるようになります。
一人で抱え込まず、学校や塾、家族などのサポートも上手に活用しながら、志望校合格を目指しましょう。