「なかなか勉強の効率が上がらない……」
「勉強しているけど成績やテストの点数が上がらない……」
日々勉強する中で、上記のようなお悩みを抱えている方もいるかもしれません。
効率よく勉強するためには、ただやみくもに問題を解くのではなく、勉強法や時間の使い方を工夫することが大切です。
本記事では、効率のいい7つの勉強法と、学習効率を高める時間の使い方
をご紹介します。
本記事で紹介する方法を取り入れることで、限られた時間でも効率よく勉強できるでしょう。
効率よく勉強したいと悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
トライのオンライン個別指導塾では、専任教師と正社員の教育プランナーがお子さまの学習を徹底サポートします。
「自分に合った勉強法がわからない」「限られた時間の中でも効率よく勉強したい」という方は、トライのオンライン個別指導塾にお気軽にご相談ください。
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この記事の目次
効率のいい勉強法とは?すぐに実践できる7つのコツ

効率よく勉強したいけれど、実際にどのような工夫をすれば良いのかわからない方も多いかもしれません。
ここでは、今日から実践できる勉強のコツを7つ紹介します。
- 人に教えるつもりでノートを作る
- 自己質問で理解度を深める
- スマートフォンの使い方を見直して集中できる空間をつくる
- 1冊の問題集を何度も解き直して完璧に正答する
- テストを解いて弱点を可視化する
- 実践問題に取り組み知識の定着を図る
- 異なるジャンルを交互に勉強する
自分に合った勉強法を取り入れ、学習効率を高めていきましょう。
1.人に教えるつもりでノートを作る
ノート作りで大切なのは「他人に教える意識」を持つことです。板書や参考書の書き写しは記憶定着に一定の効果があるものの、ただ書き写すだけでは情報が記憶に残りません。
より深い理解や長期記憶のためには、自分の言葉でまとめたり他者に説明するなど、能動的な学習活動を取り入れることが重要です。
この方法のメリットは、あいまいな部分がわかることです。説明できない箇所にしぼって復習をすることで、効率的に弱点を克服できるでしょう。
また、学習したことを人に伝わるようかみ砕いて説明する練習は、思考の整理に役立ちます。誰にでも伝わるような表現でノートを作る
ことを心掛けてみましょう。
2.自己質問で理解度を深める
授業を受けたり教科書・参考書を読んだりするだけでは、内容を深く理解できず「わかったつもり」にとどまってしまうことがあります。
学習内容を深く理解するためには、自己質問や他者との議論など、自分から進んで学習すると良いでしょう。
特に効果的なのは「自己質問」です。「この段落の要点は何か?」「なぜこの公式が成り立つのか?」と自分に問いかける習慣をつけましょう。
自己質問を行う際は「5W1H」を意識してみてください。
例えば歴史の勉強なら「当時の人々は、なぜこの行動を選んだのか?」(Why)、数学なら「この公式は、どんな時に使うのか?」(When)といった問いかけによって理解を深められます。
まずは1日1問から始めて
、徐々に質問の質と量を向上させていきましょう。
3.スマートフォンの使い方を見直して集中できる空間をつくる
スマートフォンとの付き合い方を工夫することで、集中力が大きく変わります。
まず基本となるのが、通知設定の見直しです。勉強中は通知をオフにする、もしくは電源を切りましょう。
視界に入るだけで集中力が途切れる場合もあるため、別室に置いたり見えない場所にしまったりするなど、物理的に隔離するのも効果的です。
ついスマートフォンを使いすぎてしまい勉強時間が確保できない場合は、使用時間の制限を設定する
のもおすすめです。
気分転換としてスマートフォンを使うことは決して悪いことではありません。集中を妨げたり使いすぎたりしないよう、使い方を見直すと良いでしょう。
トライのオンライン個別指導塾では教育プランナーによる学習面談で勉強方法のアドバイスを受けられる

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気軽に相談できるLINE窓口に加えて、定期的な面談で学習に関するさまざまな悩みの相談が可能
です。
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4.1冊の問題集を何度も解き直して完璧に正答する
問題集を効果的に活用するコツは、同じ教材を複数回解き直すことです。
1周目では、問題を解いたのちに答え合わせをし、理解度を確認します。この時、以下のように問題に印をつけておくと良いでしょう。
- 解答に詰まらず正解できた問題:〇印
- 間違えていたが解説を読んで理解ができた問題:△印
- 間違えていて解説を読んでも理解できなかった問題:×印
このように印をつけることで、復習時に重点的に取り組むべき問題が明確になり、効率的な反復学習が可能になります。
正解できていても「偶然正解だった」「次回解けるか自信がない」という問題は、理解度に応じて「△」もしくは「×」の印をつけておきましょう。
また「×」印の問題は、もう一度教科書を確認したり教師や友人に聞いたりして
理解しておきます。
2周目以降は、「△」や「×」の印がついている問題を中心に解き直します。
この時に重要なのは、単に答えを暗記するのではなく、なぜその答えになるのかを自分の言葉で説明できるようになるまで理解を深めることです。
何度も解き直すことで解法を十分に理解でき、応用問題にも対応できるようになるでしょう。
5.テストを解いて弱点を可視化する
過去問や模擬テストを定期的に解いてその結果を分析し、間違いの傾向や弱点を特定することで、効率的な学習計画が立てられます。
間違えた問題は単に正解を確認するだけでなく、「なぜ間違えたのか」を深く掘り下げて考えることが重要です。
「弱点ノート」を作って、弱点克服のために活用するのも良いでしょう。間違いの主な原因は以下の3パターンが多い傾向にあります。分析のときに参考にしてみてください。
- 問題文の読み間違いや計算ミスなどのケアレスミス
- 公式や用語の知識不足による根本的な理解不足
- 解答方法の理解不足による応用問題への対応力不足
弱点ノートは「覚えた内容」
と「まだ覚えていない内容」
を分けて管理し、定期的に内容を更新・整理することで、より効率的な知識の定着につながります。
6.実践問題に取り組み知識の定着を図る
実践問題に取り組むことで、効率よく知識を定着させられます。学習したことをもとにして実際に問題を解けるようにするには、さまざまな形式の問題を解いてみることが大切です。
基本問題から応用問題まで、幅広い難易度の問題に挑戦することで、自分の理解度を客観的に把握できます。
最初は正答率が低くても、心配ありません。間違えた問題の解説を丁寧に読み、同じ問題を解き直すことで、解けるようになっていきます。
実践問題に十分取り組むことで応用力もつくため、初めて挑戦するパターンの問題が出題されても焦らず対応できる
ようになるでしょう。
7.異なるジャンルを交互に勉強する
関連性のある異なるジャンルを交互に学ぶ「インターリービング学習法」もおすすめです。
「インターリービング学習法」とは、脳科学や認知科学の研究に基づき、異なる内容を交互に学ぶことで記憶や応用力を高める学習法です。
英語ならリーディングとライティング、数学なら計算と論述など、同一科目内や密接に関連した内容を組み合わせることで、より高い学習効果が期待できます。
インターリービング学習法を取り入れることで、脳が情報を整理する際に関連性を見出しやすくなったり、知識をさまざまな文脈で活用することで定着を促したりすることが可能です。
具体的な組み合わせ例は以下のとおりです。
組み合わせ例 | ポイント |
英語(単語)×英語(ライティング) | 覚えた単語をライティングで使うと意味や用法が定着する。 |
数学(比例)×理科(電流と電圧) | 電圧を倍にすると電流も倍になる「オームの法則」で比例関係を理解できる。 |
日本史 × 世界史 | 同じ年代を並行して学習すると出来事が整理されて覚えやすい。 |
インターリービング学習法のコツは、集中力が途切れそうなタイミングでジャンルを切り替えること
です。
まずは30分を目安に、集中が続かない場合は15分程度、集中力が続く場合は45分程度と、状況に応じて切り替えると良いでしょう。
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効率のいい勉強には時間の使い方が重要!今すぐできる3つの工夫

ここまで、効率よく勉強するコツを紹介しました。さらに以下のような工夫を取り入れることで、より学習効率を高められるでしょう。
- ポモドーロテクニックで集中力を持続させる
- 脳のゴールデンタイムを活かした学習計画を立てる
- スキマ時間を活用する
これらは今すぐできる工夫です。ぜひ日々の学習に取り入れてみてください。
ポモドーロテクニックで集中力を持続させる
ポモドーロテクニックは「25分の集中」と「5分の休憩」を1セットとする時間管理術です。
タイマーを使い勉強時間と休憩時間を明確に区切ることで、脳の集中サイクルに合わせた効率的な学習ができます。
具体的な実践方法は以下のとおりです。
- タイマーで25分を設定し、1つの課題に集中する
- 5分休憩時はストレッチや水分補給を行いリフレッシュする
- 4~5セットに1度は長めの休憩を取る
ポイントは「時間厳守すること」
と「休憩の質を高めること」
。25分間は途中で中断せず、休憩時間はスマートフォンなどから離れリフレッシュすると効果的です。
このリズムを繰り返すことで、集中力の持続と疲労軽減の両立が期待できます。
脳のゴールデンタイムを活かした学習計画を立てる
学習効率を最大化するために、脳の活動リズムに合わせた計画を立てましょう。
脳科学の研究によると、起床後2~3時間は「朝のゴールデンタイム」と言われ、記憶力や集中力が高まりやすい時間とされています。
また、就寝前の学習もおすすめです。寝る直前に学習した内容は睡眠中に優先的に整理・固定化されやすいため、復習や暗記に充てましょう。
ただし、睡眠時間を削らないよう注意が必要です。
なお、脳の活動リズムには個人差があります
。自分に合った学習サイクルを見つけてみてください。
スキマ時間を活用する
スキマ時間を活用できないか、自分のライフスタイルを見直してみましょう。
10分のスキマ時間学習を1日に3回行うと、1ヶ月で約15時間、年間では180時間もの学習時間になります。
スキマ時間を効果的に活用するには、事前に「この時間にはこの学習をする」と決めておき、教材も準備しておくことが重要です。
これにより、迷うことなくすぐに学習に取りかかることができ、短い時間でも集中して勉強できます。
スキマ時間の学習には、暗記系の学習がおすすめです。
英単語や歴史用語などは赤シート付きの教材や単語帳
を使うと、通学時間や休み時間などの数分間でも学習を進めることができます。
また、音声・動画教材の活用も良いでしょう。お風呂に入りながら、散歩しながらなど、手元で教材を開けない時にも学習することが可能になります。
まとめ

本記事では、すぐに実践できる効率的な勉強法と時間の使い方のコツをご紹介しました。
【効率のいい7つの勉強法】
- 人に教えるつもりでノートを作る
- 自己質問で理解度を深める
- スマートフォンの使い方を見直して集中できる空間をつくる
- 1冊の問題集を何度も解き直して完璧に正答する
- テストを解いて弱点を可視化する
- 実践問題に取り組み知識の定着を図る
- 異なるジャンルを交互に勉強する
【学習効率を高める3つの時間の使い方】
- ポモドーロテクニックで集中力を持続させる
- 脳のゴールデンタイムを活かした学習計画を立てる
- スキマ時間を活用する
少しでも工夫を取り入れることで、学習効率を高められます。
自分に合った勉強法で、成績・テストの点数アップや志望校合格を目指しましょう。