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高1でも通信制高校に転入できる!メリットや注意点、手続きを解説

高1でも通信制高校に転入できる!メリットや注意点、手続きを解説

「高校に入学したばかりだけれど、今の学校は自分に合わない気がする……」
「全日制高校から通信制高校に転入したい。高校1年生でも転入はできるの?」

高校に入学してからあまり時間が経っていないものの、学校生活に違和感を覚え、「転入」を視野に入れている方もいるのではないでしょうか。

「体調不良で毎日登校するのが難しい」「人間関係の悩みを抱えたくない」という方は特に、候補として通信制高校を考えているかもしれません。

結論から言うと、高校1年生でも通信制高校に転入することは可能です。むしろ早い段階で自分に合った環境に移ることで、充実した高校生活を送れる可能性を広げることができます。

ただし、通信制高校の学習スタイルや手続きの流れを知らなければ、希望するタイミングでの転入や卒業は難しくなるでしょう。

そこで本記事では、高校1年生で通信制高校に転入するメリットや注意点、具体的な手続きの流れを解説します。

自分にとって最適な環境で、より充実した高校生活を送りたい方は、ぜひ参考にしてください。

トライ式高等学院では、通信制高校への転入後も学習に遅れることがないよう、1対1の完全マンツーマン授業で徹底サポートします。

「もともと勉強が苦手で、授業についていける自信がない」「無理のないペースで卒業を目指したい」などの悩みを抱える方は、トライ式高等学院にお気軽にご相談ください。

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通信制高校への転入は高1でもできる!

通信制高校への転入は高1でもできる!

冒頭でもお伝えしたとおり、高校1年生の段階でも通信制高校への転入は十分に可能です。基本的に中学校を卒業していれば、年齢を問わず出願できます。

高校への入学直後に、学習ペースや人間関係が合わないと感じるのは、決して珍しいことではありません。違和感を覚えたまま毎日登校することに苦痛を感じる方もいるでしょう。

このような不安や悩みを解消するには、無理やり周囲に合わせるのではなく、自分に合った環境を見つけて早めに移ることが大切です。

自分が安心できる環境を選ぶことで、学校生活のストレスが大幅に軽減され、将来に向けて積極的に学習を進めることができます。

高1で通信制高校へ転入するメリット

高1で通信制高校へ転入するメリット

高校1年生で通信制高校に転入するメリットは、以下の3つです。

  • 自分のペースで学習できる
  • 高校生活のリスタートを早めに切れる
  • 同級生と同時に卒業を目指せる

早い段階での転入は、心理的な負担の軽減だけでなく、学習面や進路面においてもプラスの影響があります。

高校1年生だからこそ得られるメリットを理解し、転入を検討する際の参考にしましょう。

自分のペースで学習できる

通信制高校に転入する最大のメリットは、自分のペースで学習を進められることです。

毎日決まった時間割で授業を受ける全日制とは異なり、通信制高校は自宅学習とレポート提出が中心となるため、周りを気にせず勉強に取り組めます。

得意な科目は先取りし、苦手な科目は時間をかけてじっくり進めるといった柔軟な学習スタイルを選ぶことも可能です。

「まだ理解できていないのに授業が先に進んでしまう」といった不安を抱える心配もほとんどありません。

また、学習の自由度が高いことから、時間の融通も利きやすく、学業と並行して他の活動に打ち込める点も通信制高校の大きなメリットです。

そのため「アルバイトで社会経験を積む」「資格取得の勉強をする」など、自分らしい充実した高校生活をデザインできるでしょう。

トライ式高等学院では状況や目標に合わせて受講スタイルをいつでも変更可能

トライ式高等学院は、通信制高校での卒業を目指す生徒を、学習面と精神面の両方から支える「通信制高校サポート校」です。

さまざまな悩みを抱える生徒が自分に合う方法で学習できるよう、トライ式高等学院では「2つのコース」と「3つの受講スタイル」を用意しています。

トライ式高等学院では状況や目標に合わせて受講スタイルをいつでも変更可能

参照:通信制高校で大学進学|通信制高校・サポート校のトライ式高等学院

これらの受講スタイルは一度決めて終わりではなく、お子さまの要望や進路変更に合わせてその都度見直せるのが大きな魅力です。

お子さまにとって最適な受講スタイルを継続することで、通信制高校への編入後も、無理のないペースで着実に卒業を目指せます。

高校生活のリスタートを早めに切れる

現在の高校での生活が合わずに心身の不調を感じている場合、通信制高校に転入することで、早めにリスタートを切ることができます。

全日制高校は、毎日学校に通う分「人間関係がうまくいかない」「校則や生活リズムが合わない」といった悩みを抱えがちです。

一方で、通信制高校の登校日数は全日制に比べて少ないため、これらのストレスを強く感じることなく安心して過ごせます。

毎日学校に通う必要がなくなれば、自分に合った環境で生活リズムを整えつつ、無理のないペースで卒業を目指すことができるでしょう。

合わない環境から早めに抜け出すことでストレスの原因を減らし、心と体の負担を軽くできる点が、高校1年生で転校する大きなメリットです。

同級生と同時に卒業を目指せる

通信制高校への転入を検討している方の中には、「今から転校したら卒業が遅れてしまうのでは?」と心配する方もいるでしょう。

実際には、高校1年生で通信制高校に転入しても、同級生と同じ時期に卒業することは十分可能です。

通信制高校を卒業するためには、以下の要件を満たす必要があります。

  • 36ヶ月以上の在籍期間
  • 74単位以上の取得
  • 30単位時間以上の特別活動への出席

在籍の扱いについては、前籍校での在籍期間がそのまま引き継がれるため、高1で転入してもリセットされる心配はありません。

ただし、現在通っている高校が「学年制」の場合、年度末にならないと単位が認定されないため、転入先に引き継げない可能性がある点には注意しましょう。

とはいえ、高校1年生の段階であれば、転入後も計画的に単位を積み重ねることで、卒業に必要な74単位を当初の卒業予定時期までに取得できる可能性は十分にあります。

高1で転入を考える際の注意点

高1で転入を考える際の注意点

高校1年生で通信制高校に転入するメリットは多々ありますが、後悔のない選択をするためには、以下3つの注意点を押さえておかなければなりません。

  • 転入と編入の違いを理解する
  • 自己管理が求められる
  • 学費や制度を事前に確認する

自由度が高い通信制だからこそ生じるリスクや、転入手続きで見落としがちなポイントを把握した上で準備を進めましょう。

転入と編入の違いを理解する

通信制高校への転校を考えるにあたっては、「転入」と「編入」の違いをあらかじめ理解しておきましょう。

「転入」は在籍校を退学せずに他校に移ること、「編入」は一度退学してから改めて他校に入学することです。

できるだけスムーズに、後悔しない形で通信制高校に転校するためには、「転入」を選ぶことをおすすめします

「編入」を選ぶと、新しい学校の受け入れ時期次第で入学が先延ばしになり、結果として卒業時期も遅れる可能性があります。

空白期間をつくらずに通信制高校への転校を実現するには、在籍校に通いながら転入手続きを済ませることが大切です。

自己管理が求められる

通信制高校では自由に使える時間が増える分、自己管理能力がこれまで以上に強く求められます。

勉強に関しては、毎日の学習計画を自分で立てて実行し、期限までにレポート(課題)を終わらせて提出しなければなりません。

学習進捗を自分で管理する習慣がないと、学習の遅れやレポートの未提出につながり、3年での卒業が難しくなってしまいます

通信制高校には原則として留年はないものの、要件を満たさなければ卒業できないため、人によっては卒業までに何年もかかるでしょう。

どうしても自分一人で管理するのが難しい場合は、通信制高校の担任教師や「通信制高校サポート校」の力を借りるのも一つの手です。

トライ式高等学院では一人ひとりの目標に合わせて担任が個別の学習計画を作成

トライ式高等学院では一人ひとりの目標に合わせて担任が個別の学習計画を作成

参照:通信制高校で大学進学|通信制高校・サポート校のトライ式高等学院

トライ式高等学院では、生徒一人ひとりに個別の担任がつき、目標に合わせて完全オーダーメイドの学習計画を作成します。

通信制高校に入学する生徒の背景にはさまざまな事情があり、生活スタイルや学力、メンタルの状況も人それぞれです。

そのため、トライ式高等学院では「まずは自信を回復する」「最短距離で目標を達成する」など、生徒に合わせた柔軟なカリキュラムを提案しています。

カリキュラムの作成後は、定期的な面談をとおして進捗を確認し、必要に応じて内容を見直すことも可能です。

お子さまにとって常に最適な学習計画を用意し、理想のタイミングで通信制高校を卒業できるよう徹底サポートします。

学費や制度を事前に確認する

通信制高校への転入を検討する際は、トータルの学費や使える制度を事前に確認しておきましょう。

通信制高校の学費は全日制とは仕組みが異なり、学校やコースによって大きく変動します。

多くの通信制高校では、所定の単位数を取得することで卒業が認められる「単位制」を導入しており、授業料も1単位あたりで設定されているのが特徴です。

公立の場合、授業料は1単位あたり300〜700円程度と少額ですが、私立では1単位あたり5,000〜15,000円と、学校によって差があります。

卒業に必要な74単位の授業料総額は、公立で2〜5万円、私立で40〜110万円程度が目安です。

経済的に不安がある場合は、文部科学省の「高等学校等就学支援金制度」を活用すれば、世帯収入に応じて授業料負担を大きく軽減できます。

その他、通信制高校では「施設費」「教材費」などの費用も発生するため、転入手続きの前に募集要項などで費用の総額と内訳をチェックしておきましょう

高1で通信制高校へ転入する手続きの流れ

高1で通信制高校へ転入する手続きの流れ

高校1年生で通信制高校に転入する際は、以下の流れに沿って手続きを進めましょう。

  • ステップ1.転入先の候補を調べて比較する
  • ステップ2.在籍校と保護者に相談する
  • ステップ3.出願手続きを行う
  • ステップ4.転入試験を受ける
  • ステップ5.合格後に入学手続きを完了する

書類の準備などに時間がかかるケースもあるため、早めの行動を心がけることが大切です。

ステップ1.転入先の候補を調べて比較する

通信制高校への転入手続きを進めるには、まず転入先の候補を絞り込みましょう。

転入生の受け入れ時期や教育方針、カリキュラム、サポート体制は、学校によってさまざまです。

そのため、自分に合う学習環境を見つけるには「何を学びたいか」「どのような不安を解消したいか」を明確にした上で、転入先を調べる必要があります。

通信制高校の情報収集におすすめの方法は、以下のとおりです。

  • パンフレットや募集要項に目を通す
  • 公式サイトで学校生活やカリキュラムを確認する
  • 学校説明会に参加して直接話を聞く

転入先の情報を集める際は、募集エリア(入学対象地域)も確認しましょう。

多くの通信制高校は、所在地によって募集範囲が決まっています。

公立の通信制高校は特定の都道府県内のみから募集する「狭域通信制」が多く、私立は複数の都道府県にまたがる「広域通信制」が一般的です。

志望校の募集エリアに自分の居住地域が含まれていないと、出願自体ができないため、候補を絞り込む際は必ずチェックしておきましょう。

ステップ2.在籍校と保護者に相談する

転入先の候補を絞り込めたら、在籍校と保護者に転校の意思を伝え、今後どのように行動すべきか相談しましょう。

通信制高校への転入には、学校・保護者の理解と協力が不可欠なため、早めに相談することが大切です。

自分の意思をわかりやすく伝えるために、以下の内容をノートに書き出して考えを整理すると良いでしょう。

  • 在籍校で感じている不安や悩み
  • 転校を考え始めたきっかけ
  • 通信制高校で実現したい目標
  • 通信制高校での学びを将来にどうつなげたいか

学校や保護者の納得を得たら、在籍校に必要書類を発行してもらいましょう。一般的に提出が求められる書類は、「在学証明書」「成績証明書」「単位修得証明書」などです。

発行まで1〜2週間程度かかる場合もあるため、志望校の出願締切に間に合うよう早めに依頼しましょう。

ステップ3.出願手続きを行う

続いて、志望校への出願手続きを行います。事前に募集要項を確認し、必要な書類をすべて揃えましょう。

志望校から取り寄せる書類や、自分で用意する書類は以下のとおりです。

志望校から取り寄せる書類・入学願書
・作文用紙
・課題用紙 など
自分で用意する書類・入学願書
・顔写真(証明写真)
・入学検定料の振込証明書
・志望理由書
・在籍校が発行する各種証明書類 など

書類一式が揃ったら、指定の封筒に入れて志望校に郵送します。願書の受付期間内に必ず届くよう、スケジュールに余裕を持って提出しましょう。

なお、近年はオンライン出願に対応している学校も増えているため、詳しい手続き方法は各校の公式サイトを確認してください。

ステップ4.転入試験を受ける

出願手続きを終えたら、次は転入試験です。

細かい試験内容は学校によって異なりますが、通信制高校の転入試験は、基本的に書類選考と面接が中心となります

私立の通信制高校は、筆記試験を課さない代わりに面接を実施するケースが多い傾向です。一方、公立の場合、学校によっては「国語・数学・英語」の学力検査を実施することもあります

通信制高校の入試では、学力よりも意欲や適性を見られることが多いです。

志望動機などといった想定質問に対する回答を準備しておくほか、面接の基本的なマナーを押さえておくと、不安なく転入試験を受けられるでしょう。

ステップ5.合格後に入学手続きを完了する

無事に合格通知を受け取ったら、通信制高校への入学手続きを行います。

入学手続きでやるべきことは、主に以下の2つです。

  • 入学金や初回の学費納入
  • 各種書類の提出

期限内に入学手続きを完了しないと、合格が取り消しになる可能性もあるため注意しましょう。

新しい学校への入学手続きが終わったら、在籍校に退学届を提出します。スムーズに転入するためには、必ず新しい高校への入学が確定してから退学手続きを進めることが重要です。

まとめ

まとめ

本記事では、高校1年生で通信制高校に転入するメリットや注意点、具体的な手続きの流れを解説しました。

高校1年生で通信制高校に転入することは、決して早すぎる選択ではありません。むしろ、早い段階で自分に合った環境に移ることで、以下のようなメリットを得られます。

  • 自分のペースで学習できる
  • 高校生活のリスタートを早めに切れる
  • 同級生と同時に卒業を目指せる

通信制高校では自分のペースで学習を進められるのはもちろん、余った時間を自由に使うこともできます。

また、前籍校での在籍期間も引き継ぐことができるため、同級生と同じタイミングでの卒業も十分可能です。

スムーズに転入するには、以下の流れに沿って手続きを進めましょう。

  • ステップ1.転入先の候補を調べて比較する
  • ステップ2.在籍校と保護者に相談する
  • ステップ3.出願手続きを行う
  • ステップ4.転入試験を受ける
  • ステップ5.合格後に入学手続きを完了する

学校選びから合格後の入学手続きまでを計画的に行うことで、安心して新しい学校生活をスタートできます。

高校1年生での転入には不安も伴いますが、新たな一歩を踏み出すチャンスです。ぜひ本記事を参考に、より充実した高校生活を送ってください。