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神奈川全県模試とは?日程・申し込み方法から受験するメリットまで解説

神奈川全県模試とは?日程・申し込み方法から受験するメリットまで解説

「神奈川全県模試は有名だけど、本当に受ける必要があるのかな」
「高校受験に向けて、神奈川全県模試をどうやって活かすべきかわからない」

神奈川全県模試は、神奈川県内の中学3年生の約半数が受験する、県内最大級の模擬試験です。30年以上の歴史と実績を誇り、信頼性の高い合格判定を受験生に提供しています。

しかし、神奈川全県模試の特徴や正しい活用法を知らなければ、ただ「受けるだけ」で終わってしまい、志望校合格につなげられません。

高校受験を有利に進めるためには、神奈川全県模試のメリットや攻略のコツを理解し、効率的に勉強を進めることが大切です。

そこで本記事では、神奈川全県模試の基本情報や受験生にとってのメリット、模試結果を最大限活用する勉強法などを解説します。

神奈川全県模試の全体像を把握し、志望校合格に向けて実力をつけたい方は、ぜひ参考にしてください。

個別教室のトライでは、お子さまが神奈川全県模試での偏差値アップを目指せるよう、完全マンツーマン授業で徹底サポートします。

「神奈川全県模試に向けて何から対策すべきかわからない」「自分に合う勉強法で受験対策を進めたい」などのお悩みをお持ちの方は、個別教室のトライにお気軽にご相談ください。

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神奈川全県模試とは?基本概要と特徴を解説

神奈川全県模試とは?基本概要と特徴を解説

神奈川全県模試は、神奈川県内の高校受験を控えた中学生が、自分の実力を正確に把握するための重要な模擬試験です。

高校受験を突破するためには、まず神奈川全県模試の特徴をしっかりと理解し、その上で必要な対策を進めることが欠かせません。

ここでは、神奈川全県模試の概要や実施スケジュール、試験難易度、申し込み方法などの基本的な情報を詳しく解説していきます。

初めての受験を検討している方は特に、ここで神奈川全県模試の全体像を把握しておきましょう。

「神奈川全県模試」とは

神奈川全県模試とは、株式会社伸学工房によって実施されている公開テストです。初回実施は1994年と歴史が古く、30年以上にわたり神奈川県の高校受験生を対象に模試を提供してきました。

現在では、県内中学3年生の約半数にあたる35,000人以上(2024年度実績)が受験する大規模な模試となっており、豊富なデータに基づく信頼性の高い判定が可能です。

全県模試では、公立難関校で実施される教科横断型の総合問題に対応した「特色検査対策模試」という試験もセットで受けることができます。

また、別団体の主催にはなりますが、難関国立・私立高校を目指す場合は、首都圏最大規模の公開模試である「私立Vもぎ」も全県模試のWebサイトから申し込みが可能です。

これらの試験を神奈川全県模試と併せて受験すれば、自分の弱点を多角的に発見でき、より効率的な受験戦略を立てることができます。

「神奈川全県模試」の対象者と実施スケジュール

神奈川全県模試は、神奈川県内の中学3年生を主な対象とした模擬試験です。ただし、早い時期からの入試準備を目的として、中学1・2年生向けの全県模試も実施しています。

中学3年生が対象の模試は、例年5月から月1回程度のペースで、翌年1月まで年間7〜8回ほど開催されるのが一般的です。

2025年度の中学3年生向け全県模試は、以下の日程で開催されます。

  • 第1回:2025年 5月25日(日)
  • 第2回:2025年 7月 6日(日)
  • 第3回:2025年 8月24日(日)
  • 第4回:2025年 9月28日(日)
  • 第5回:2025年10月26日(日)
  • 第6回:2025年11月30日(日)
  • 第7回:2025年12月14日(日)
  • 第8回:2026年 1月11日(日)

全県模試は、基本的に公開会場で実施されますが、自宅で問題を解いて答案を提出する「自宅受験」も選択可能です。

部活動や学校行事で当日会場に行くことができなくても、自宅受験で後日採点してもらえるため、無理なく受験対策を進めることができます。

「神奈川全県模試」の試験科目と難易度

神奈川全県模試の試験科目は、「国語・数学・理科・社会・英語」の主要5教科です。それぞれ100点満点で、各科目の試験は50分間行われます。

当日の時間割は、おおむね本番の公立高校入試と同様で、各会場に朝9時50分までに集合し、15時頃に全科目の試験が終了する予定です。

「特色検査対策模試」を受験する場合は、主要5教科の試験終了後に、追加で試験を受ける必要があります。

「特色検査対策模試」の試験時間は60分で、教科横断型の総合問題が出題されます。

本番の特色検査と同じ形式の、思考力・記述力が試される問題に挑戦できるため、公立上位校を目指す方は受験を検討してみましょう。

全県模試は、神奈川県の公立高校入試に対応した出題量・難易度で作成されています。

過去の入試問題をもとに、知識問題や応用問題がバランスよく盛り込まれているため、本番に近い形で自分の実力を試せるのが大きなメリットです。

「神奈川全県模試」の受験料と申込み方法

神奈川全県模試の受験料は、1回あたり5,060円です。「特色検査対策模試」を併せて受験する場合は、別途2,640円が加算されます。

受験料は都度払いできるほか、4回分以上をまとめて申し込むことで割引も受けられます。この場合、各回の受験料がそれぞれ550円割引され、1回あたり4,510円で受験することが可能です。

ただし、割引対象は全県模試の第1回〜第7回のみで、新中2・新中3を対象とした「神奈川全県チャレンジ」や「特色検査対策模試」は含まれません。

全県模試は、インターネットや電話で直接申し込みができます。インターネットで申し込む場合は、伸学工房の公式サイト内にある申し込みフォームに必要事項を入力しましょう。

申し込み時の支払いは、クレジットカード決済やコンビニ払いなどが利用できます。

申し込みの締切日は試験日の5日前〜1週間前に設定されていることが多いため、早めに済ませるのがおすすめです。

「神奈川全県模試」を受験する5つのメリット

「神奈川全県模試」を受験する5つのメリット

神奈川県内の高校に進学予定の中学生が「神奈川全県模試」を受験するメリットは、以下の5つです。

  1. 県内最大規模の受験者数データで精度が高い判定を得られる
  2. 自分の偏差値・学力位置が客観的にわかる
  3. 正答率データを学習計画に活かせる
  4. 本番さながらの入試体験ができる
  5. 特色検査や私立入試にも対応している

高校受験を有利に進めるためにも、これらのメリットの詳細を押さえておきましょう。

1.県内最大規模の受験者数データで精度が高い判定を得られる

神奈川全県模試の大きな特徴は、県内最大規模の受験者データによって、精度の高い判定を得られることです。

毎回の模試には中学3年生を中心に1万人以上、多い回では2万人以上が参加するため、膨大な数のデータが集まります。

また全県模試は、公立高校21,500件、国立・私立高校26,500件の受験結果をもとに合格ラインを分析し、合格判定に反映しているのが特徴です。

受験生一人ひとりの併願パターンや受験動向なども含め、さまざまな角度から分析することで、判定の精度を高めています。

このようなビッグデータに基づく判定のため、志望校ごとに算出される合格可能性は信頼度が高く、出願先選びの指標として参考になるでしょう。

2.自分の偏差値・学力位置が客観的にわかる

学校の定期テストだけでは判断できない、自分の客観的な学力位置を把握できるのも、全県模試を受ける大きなメリットです。

県内の中学3年生の約半数が受験する模試のため、自分の偏差値や順位は「県内全体における自分の立ち位置」を表します。

一般的に、偏差値50は受験生全体の中で「平均」にあたる成績です。偏差値60なら上位約15%、偏差値70なら上位2〜3%にあたります。

全県模試では、合格判定表に各科目および5科目合計の偏差値が表示されるため、さまざまな視点から自分の学力を分析できるでしょう。

「志望校合格のために偏差値を◯上げる」という目標設定もしやすく、より具体的な学習計画を立てられます。

3.正答率データを学習計画に活かせる

神奈川全県模試の受験後は、自分の学力状況が詳細に記された「学力診断表」が返却されます。

学力診断表のデータを弱点克服や学習計画に活かすことで、効率的な対策が可能になり、志望校合格の可能性を高められるでしょう。

学力診断表には、各科目の得点・偏差値はもちろん、設問別の全受験者の正答率や自分の回答の正解・不正解などが記載されています。

自分の得点と平均点との差もレーダーチャートで示されており、得意科目・苦手科目が一目でわかるのがメリットです。

設問別の正答率が記載されている欄には、「自分が不正解だった問題のうち、全受験者の正答率が70%以上(国語は80%以上)」の問題に★マークが付いています。

そのため、どの単元を重点的に復習すべきかすぐに把握できるでしょう。

これらのデータに基づき「数学はケアレスミスが多い」などの弱点がわかれば、次回の模試や入試に向けて確実な戦略を立てられるはずです。

個別教室のトライでは受験に向けた学習計画作りから徹底サポート

個別教室のトライでは受験に向けた学習計画作りから徹底サポート

参照:教育プランナーについて|個別教室のトライ

個別教室のトライでは、勉強法や最新の受験情報に精通している正社員の「教育プランナー」が、お子さまの学習をフルサポートします。

教育プランナーとは、授業を担当する講師とは別に、一人ひとりに専任で付く教育のプロです。

受験に向けた学習計画作りや最適な志望校選びなど、さまざまな角度からお子さまの学習と進路をサポートします。

また、お子さまの学習状況や学力を分析し、一人ひとりに合わせたカリキュラムを作成するため、効率的な対策が可能です。

授業開始後も、定期的な三者面談・進路面談を実施し、最適なプランで学習できるよう随時見直しを行います。

教師と教育プランナーが二人三脚で学習を徹底サポートすることで、お子さまを希望の進路実現へと導きます。

4.本番さながらの入試体験ができる

公開会場で全県模試を受ければ、入試本番に近い緊張感や雰囲気を味わえるのもメリットです。

大勢の受験生に囲まれながら長時間のテストを受けるという経験を積むことで、入試本番も落ち着いて問題に取り組めるようになるでしょう。

学校や塾と違う環境で試験を受けると「周りがみんな賢く見える」「緊張で頭が回らない」などの状況に陥ることもあるでしょう。

前の教科でのミスをしたことにあとから気づき、焦りの気持ちが後の教科に影響してしまうなど、試験特有の苦労も体験するかもしれません。

このような失敗を全県模試で経験しておけば、自分の弱点がわかるため、入試本番に向けて対策できます。

何度か模試を受けて試験会場の雰囲気に慣れておけば、時間配分のコツや集中力の高め方も習得できるでしょう。

全県模試は自宅受験も可能ですが、本番さながらの入試体験をするためにも、公開会場を利用することを検討してみてください。

5.特色検査や私立入試にも対応している

神奈川全県模試は、公立高校入試に向けた対策だけでなく、特色検査対策や私立高校の判定にも活用できます。

入試で特色検査を実施する高校に対応した「特色検査対策模試」は、全県模試と同日に受験可能です。

中学2年生向けの試験も実施しているため、公立上位校を目指している方は、早期に対策を進められます。

また、全県模試の合格判定表には公立高校の判定結果だけでなく、私立高校の判定も表示されます。

具体的には、単願・併願などの受験方式や、一般・オープン入試などの募集名ごとに、各高校の判定が出る仕組みです。

判定は、偏差値に基づいた合格可能性(%)がグラフで表示されるため、志望校に合格できる可能性がどれくらいあるのかが一目でわかるでしょう。

ただし、全県模試の問題は公立高校入試を基準に作成されているため、あくまでも参考値として今後の勉強に活かすことが大切です。

神奈川全県模試を最大限活用する勉強法・対策ポイント

神奈川全県模試を最大限活用する勉強法・対策ポイント

神奈川全県模試を最大限活用し、志望校合格につなげるためには、以下の勉強法や対策ポイントを押さえておきましょう。

  • 模試前の対策|基礎固めと出題範囲の確認を行う
  • 模試後の勉強法|結果の分析と復習を徹底する
  • 継続受験で成績推移をチェックする

単に模試を受けるだけでなく、前後の対策を入念に行うことで、着実に学力を伸ばすことができます。

模試前の対策|基礎固めと出題範囲の確認を行う

神奈川全県模試を受ける前の対策として大切なのは、目先の予想問題に飛びつくのではなく、基礎を徹底することです。

全県模試では、各回の出題範囲が公開されており、公式サイトからダウンロードできます。

そのため模試対策を進める際は、まず出題範囲を確認し、既習の単元を漏れなく理解できているか確認しましょう。

知識が曖昧な単元がある場合は、教科書やワークで基本事項を復習します。重要公式や用語の暗記、典型問題の解き方など、基本的な内容を「わかったつもり」で終わらせないことが大切です。

その上で、時間に余裕がある場合は過去問演習にチャレンジしてみると良いでしょう。

実際の模試や似ている問題に触れておくと解き方のコツをつかみやすくなり、試験本番もスムーズに取り組むことができます。

模試後の勉強法|結果の分析と復習を徹底する

神奈川全県模試を受けたあとは、結果の分析と復習を徹底的に行い、次回以降の模試や入試本番に活かしましょう。

まずは模試の終了後、できるだけ早く自己採点を行うことが重要です。全県模試では、解答・解説集が試験当日に配布されるため、自分の答えと照らし合わせて点数を確認しましょう。

自己採点でミスが判明した問題は、解説を読む前に自力で再チャレンジします。教科書などは見ずに挑戦し、それでも解けない場合に解説を参照するのがポイントです。

一度のミスで諦めず、自分の力で正解にたどり着くことで記憶に定着しやすくなります。

また復習の際は、間違えた問題をノートにまとめるのがおすすめです。ミスの原因や対策を自分の言葉で書くことで、同じ失敗を繰り返しにくくなり、着実に点数を伸ばすことができます。

自分の弱点をまとめたノートを試験直前に見返せば、どのような点に気をつけるべきか効率的に復習できるでしょう。

家庭教師のトライでは弱点発見から克服まで徹底サポート

家庭教師のトライでは弱点発見から克服まで徹底サポート

参照:家庭教師のトライ

家庭教師のトライでは、経験豊富な教師による完全マンツーマン授業によって、お子さまの弱点発見から克服までを徹底サポートします。

具体的には、学校の成績や模試の結果から弱点を洗い出し、それをもとにオーダーメイドのカリキュラムを作成します。

授業中は教師にすぐ質問することでその場で理解を深められるため、些細な不安や疑問も残りません。

授業がない日にするべき勉強についてもアドバイスを受けられるため、効率的に学習を進めることができます。

無料の学習相談は随時行っていますので、模試を受けた後の学習にお悩みをお持ちの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

継続受験で成績推移をチェックする

模試は一度受けて終わりではなく、継続的に受験して成績の推移を見ることも大切です。

中学3年生対象の神奈川全県模試は年間7〜8回ほど実施されるため、何度か受験し、偏差値の伸び具合や弱点の克服状況をチェックしましょう。

全県模試の学力診断表には、過去の模試結果がグラフで表示されており、偏差値の推移も一目でわかるようになっています。

グラフが右肩上がりであれば学習の成果が出ている証拠ですが、横ばい・右肩下がりの場合は、勉強法の見直しが必要かもしれません。

また、全県模試では複数回受験した生徒向けに「これまでの平均偏差値による判定」も行っています。これは複数回の模試結果を平均することで、さらに高い精度の合格判定を得られる仕組みです。

模試を一回受験するだけでは、問題との相性や体調等によって結果が大きく左右されることもありますが、回数を重ねることで「本当の実力」が見えてきます。

志望校合格に近づくためにも、全県模試は継続的に受験しましょう。

まとめ

まとめ

本記事では、神奈川全県模試の基本情報や受験生にとってのメリット、模試結果を最大限活用する勉強法などを解説しました。

神奈川全県模試は、神奈川県内の高校受験生が自分の学力を正しく把握するために、重要な役割を果たしています。

模試結果を弱点克服や学習計画に活かせば、効率的な受験対策で志望校合格を目指せるでしょう。

神奈川全県模試を最大限活用する勉強法や、対策ポイントは以下の3つです。

  • 模試前の対策|基礎固めと出題範囲の確認を行う
  • 模試後の勉強法|結果の分析と復習を徹底する
  • 継続受験で成績推移をチェックする

模試は受けっぱなしにせず、事前の基礎固めから受験後の徹底的な復習まで、計画的に取り組みましょう。

ぜひ本記事を参考に、神奈川全県模試のメリットや結果を活かして、志望校合格につなげてください。